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屍鬼
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屍鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 241~245 13/13ページ
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この1巻は山村で繰り広げられる奇怪な事件の最初の部分なのですが、村の住民各々の視点からじわじわと村で起きていく異変が語られてそこがもどかしくも面白くもあり。まだ1巻なので物語は淡々と進んでいきます。それでもおぞましい描写があり、この次2巻3巻ともっとすごいシーンがあるのかと思うと買えなくなってしまうかも。小野 不由美作品はこれが2作目なのですが、書店でみて思わず買ってしまいました。全5巻ですが1巻からひきこまれるおもしろさです。 | ||||
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ストーリーについては既に書かれているようなので割愛させて頂きます。5巻(?)に分かれてる文庫サイズの方を買いました。2巻の途中まで頑張って読んだが、イライラが募り読むのをやめました。1.ストーリー展開が遅すぎる。一つの事象に対して町人全員の反応等が描写されているのだが、それがどれも似たような反応ばかりで飽きる。それで頁を埋めてるという感じ。2.シーンがコロコロ変わりすぎる。登場人物が多数出てくるが、各人のシーンにちょこまか飛ぶので登場人物の名前とその人柄について全然印象が残らない。この人どういう人だったっけ?という感じ。3.漢字や言葉が難しい。一つの例だが「引き出し」をなぜわざわざ「抽斗」と書いてルビを振るのか?世界観を作り出そうとする作者の意図によるものだろうが、それで怖さが際立つとは思えない。医学用語も多数出てきていたが、それに対する説明も足りない。もう少しストレスを溜めないような文章にできなかっただろうか?全巻読んだらそれなりに楽しめたのかもしれないが、私にはとてもこれ以上読む気が起きなかった。批判的な事しか書けなかったのが残念。1巻読み終えた後で「次からきっと話しは展開していくだろう」と堪えて2巻を買ったが裏切られました。じわじわと恐怖に近づいていくのだろうけど、そのじわじわが長すぎると思いました。 | ||||
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単行本版の『屍鬼』一・二が発売されてから、約一年をかけて文庫本化。それからまもなくして、文庫版にて三~五が発売。とうとう完結する。土葬の風習・寺と村長と医者を中心とする社会・余所者をさりげなく排除するシステム。そんな習慣が根強く残る小さな村に転居してきた奇妙な家族。そう、彼らが転居してきたときから、村に変化が起こり始めた・・・。 連鎖する死、『屍鬼』の伝説、消えてゆくもの。苦しむ青年医師、心に傷を抱えつつも期待される役割を果たさざるを得ない若い僧侶の二人を謎解きの中心に据えながら、村の人々の心に巣食うものを描き出してゆく。 閉鎖的な社会に住む人々の心を圧倒的な筆力で読ませ、死の連鎖に慄かせつつもページをめくらせる。閉鎖的な外場村の住人たち各々にもキャラクター付けがしっかりされており、五巻という長さにも頷かざるをえない。 何が自分たちを襲ってきているのかがわからないという恐怖が先行の一・二で描かれていたが、三~五では、謎の解明から事態の打開~ラストシーンまでが描かれている。ネタばれを避けるために明言はしないが、読後の印象はスティーブン・キングに近い。この作品のみで著者を『和製スティーブン・キング』と言うのは難しいが、将来が楽しみな作家である。そして少なくとも、この作品については『和製スティーブン・キング的小説』と言うことは許されるだろう。「ミステリーを読みたいけれど、何を読もうかな」と言う人に、迷わず薦められる作品である。 | ||||
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子供の頃、神社やお寺、お墓の近くで感じたいやな感じ。なんでもない風景に、ふと感じる不吉な予感。 見慣れた風景の奥から襲ってくる、「気のせい」と自分をなっとくさせなくては収まらない怖さ。 そんな、だれもが感じる厭な感じ。なにげなく、それだけに不吉。 | ||||
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舞台は山間の小村。林業が主産業で老人の割合が高い、どこかにありそうなごく普通の過疎の村。 そこにある日風変わりな一家が越してきたところから物語が動き出す。 もうそこは普通の村ではなく、平穏な日常は営めない。 恐怖に戦き、おびえるばかりと思えた村人たちが決起した夜、その時鬼は・・・。ホラーとして素晴らしいだけではなく、『鬼』とは何か、『死』とは、を考えさせてくれる物語だ。 通常だと陳腐にすぎる話だが、日本的な鬱々とした山村に展開することで、昇華された作品になったいると思う。 | ||||
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