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屍鬼



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屍鬼の評価: 3.98/5点 レビュー 245件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.98pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全245件 221~240 12/13ページ
No.25:
(5pt)

あっという間に読めますよ!

ぶらっと立ち寄った本屋で裏表紙のレビューを見て、素直に「おもしろそう!」っと思い1巻から5巻までまとめて5冊購入しました。でも、そのあと5冊読んでいるうちに飽きないか心配になりました。しかも1冊ずつそれぞれ厚みもありましたし。でも実際読み始めるとどんどんページが進み、5冊一気に読み終わりました。登場人物も多く、また5冊ともなると無駄な描写が多いと思われる方もいらっしゃると思いますが、わたしにとってはたいへん楽しめる作品でした!
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.24:
(5pt)

静かにして確実なる恐怖

非現実的な恐怖というものに、どれだけ感情移入できるだろうか。これまでたくさんの『ホラー』を標榜する作品があったが、どれもそれはあくまで『物語』の世界だった。しかしこの『屍鬼』は感情移入を止められない。…なぜか。それはそこにある世界が今そこにある風景であり、そこにいる人物がとなりにいる『彼ら』だからだ。非常に当たり前で現実的過ぎる世界に極端なほど非現実的な一つの事実を放り込んだだけでここまで恐ろしいとは。…しかしこの作品のすごい所は、その恐怖を感じさせないほどに面白い、という所だ。ストーリーテリングの技術と文章力がないとここまで読ませるモノは作れないだろう。2巻の途中まではかなり忍耐が必要だが、あとは一気に読ませてしまう。そして読後に!感じる静かな恐怖…。これをフィクションだと割り切ってしまってはいけない。…それがどんなに非現実的でも目の前にある現実だからだ。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.23:
(4pt)

長々と書かせていただきました

前々から気になっていたタイトルだったのだけど、ハードカバー版の辞書みたいなぶ厚さにどうにも腰が引けてしまって、そのまま忘れようとしていた私に、頃合を見計らったかのように友人から文庫版の一巻を薦められた。ページをめくればたちまち、精密な描写によって丹念に作り上げられた世界へと感情が移入してしまう、そういう悪魔的な魅力をこの作品は最初から最後まで放ち続けているように、私には思える。しかし、それにしても恐怖に辿り着くまでの道程が長い。この人ほど奥行きのある世界を、また、文字によって組まれた人間とは思えないほど生々しい人物を描ける作家さんは数少ないだろうし、実際その神経質なまでに塗りこめらた描写といったら素晴らしいものがあるが、いやいやこれは長すぎるのではないだろうか?途中、くどさを感じて読み詰まったことも幾度かあった。他の人はどうだか知らないが、私は短気な性分なので、三巻から四巻の前半にかけて、少々だれてしまいました。大そうな発言はできませんが、簡潔にして立体感のある物語を書く人もいますし…。とはいっても、これがこの人の良いところだとも思うんですが。しかしながら、読者と物語を追う主人公の二人は、個人的にすごく好きな組み合わせだった。極端な例えですが、もしも人間を二種類に別けるとしたら、きっとこの二人のタイプに隔てられるんじゃないかしら、と思います。ちなみに自分は、絶対的に、くたびれても頑なに自分を信じて行動しつづける(そしてやり遂げた後に残った虚無に唖然とする)敏夫タイプだと思います。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.22:
(2pt)

話ながすぎる

はっきり言って、個人的には駄作に終わった。なんとか頑張って読みきったが、苦痛だった。まず、登場人物が多すぎて混乱する。無駄な箇所が多すぎる。もっと要約できるはず。内容も、ゾンビとはなんとも...という感じ。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.21:
(5pt)

序章及び第一部一章〜九章

舞台は人口千三百あまりの三方を尾根に囲まれた外場村。いまだに古い因習も残るが、都会から移り住んだ人もいて、近くには国道や高速自動車道も通っている。この村に住む僧侶の室井静信と、医師の尾崎敏夫を軸にストーリーが展開する。序章に書かれている11月に発生した外場村方面の山火事から遡ること約4ヶ月、7月の外場村内の様子から第一部が始まる。この村で、いったい何が起こったのだろうか?(屍鬼〈2〉のレビューに続く)
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.20:
(5pt)

第三部一章〜七章

(屍鬼〈2〉のレビューの続き)
合理的に見えた敏夫の、連続する病死の原因に対して立てた仮説は突拍子のないものだった。敏夫はその仮説の正否を確かめるため、静信とともに行動を起こす。同じ疑いを持ち、同じ行動をとった者が他にもいたが、原因がわかったところで対抗手段は見当たらない。その間にも死者は増え続ける。次は、いったい誰が病に倒れるのであろうか?
(屍鬼〈4〉のレビューに続く)
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.19:
(5pt)

怖い!

この5巻はわずか数時間で読んでしまいました。とにかく目が離せないのです。最初に言いますがかなりスプラッタです。血が苦手な方は気分を害されるかも。小野さんの表現力はやはりさすがです!それだけに怖い!!私が住んでいるところとこの作品の舞台と重なって、夜外出するのが妙に怖くなってしまいました。怖いもの見たさで一度読んでみてはいかがでしょうか??
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.18:
(5pt)

じっとり汗ばむ面白さ

「起きあがり」という日本版ゾンビーの伝説が伝わる村。いにしえの風習を今も守る地縁濃いその村に、風変わりな家を建ててよそ者が引っ越してくる。それも真夜中に、ひっそりと。そして、次々と人が死にはじめる・・・。もう、真綿で首を絞められるように、じわじわと怖いです。一気に5巻、読み始めたら止まらない状態。冬なのにじっとり汗ばむような気がするほどの、緊張感。とにかく面白い!村の人々が、老人から少女までみごとに描かれ、それが「村」という運命共同体の中で起こる異常な事態を浮き彫りにしていく・・・その筆力は圧倒的です。そして主人公がこの作品の中で書く小説が「神に見捨てられた存在」について語るという構成。見事です。小野不由美さん、凄すぎ。小野不由美を未体験の方も、ゴーストハントや十二国記から入った小野ファンの方も、きっと「小説」の醍醐味が味わえるでしょう。超おすすめです。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.17:
(5pt)

恐怖が根ざしているのは

恐ろしいもの・理解できないものに恐怖を感じてしり込みするのは、人間、誰だって同じだ。でも、その恐怖感が限界を超えた先には、正視できないほどの惨劇が待ちかまえている。例えば中世の魔女狩りなどがそうだ。この物語の何が怖いって、減りつづける住人でも、墓場から蘇ってくる存在でもない。学校行ったり、会社行ったり、ふだん笑って当たり前に生活している、自分たち人間がじつは一番怖いんじゃないかと思わせられる最終巻。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.16:
(5pt)

手に汗握るホラー小説

友達に勧められて読み出した本です。あまりに長いので、僕に読み切ることが出来るだろうかと少し心配でした。初めはなんて事ない一つの村の日常・・・・・しかし、その一つの村が崩壊するまでの様子をリアルに描ききる小野不由美さんの凄さ。まるで、小説の中の光景が目の前にスクリーンとして現れるような細かい描写。ぜひ、もう一度読み返したい作品です。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.15:
(4pt)

ひたひたと・・・

お話の展開がとてもスローです。上巻の半分以上がまだ序章といった感じですので、頑張ってたどり着かないと確かに「なにこれ!!説明文長すぎ」と途中で放棄したくなるのもわかります。でもその後のご褒美が大きいです。まさに背中が粟立ちましたよ・・・。静に忍び寄る恐怖が待っています。そして長い序章も報われることでしょう。と、ここまでは上巻を読破した感想です。下巻が楽しみです。京極夏彦さんやキングが好きな方もお勧めです。
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.14:
(3pt)

恐怖と笑い

吸血鬼伝説に基づく和製ホラー。血が吸われると一度死んでから地中で蘇り、吸血鬼になるという西洋のと少し違う物語です。血を吸う歯の部分から麻酔が出て、吸われた人が気持ちよくなる、その間に血が吸われるようですが、吸血鬼本人がその歯で唇を噛んで気持ちよくなるという滑稽な部分もあり笑える。しかし、村人が次々と襲われ、吸血鬼となり、残されたものがびくびく暮らすその恐怖は得体のしれない迫力がある。全巻を一度に購入して一気に読むのが常道。途中で止めると恐怖とおもしろさが半減する。年末年始のこたつの中か、夏休みのトイレの中が読むに最適な場所では。読み終えてしばらくは色白の少女が少し怖くなる。理由は本書の中にある。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.13:
(5pt)

生きるということ

ホラーと銘打ってありますが、とても悲しい物語でした。生きること。食べること。そして、死ぬこと。そのすべてが、とても悲しい。人は何かを食べて生きねばならない。そして、何かを殺さなければ、生きてはいけない。だから、とても、悲しい。新約聖書、創世記のカインとアベルの物語を軸に繰り広げられる生と死の物語。読み終わった人に聞いてみたい。あなたは一番誰が悲しい存在だと思いますか?私は……。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.12:
(5pt)

5巻まるごと一気読み!

以前から読みたかったのだが、単行本2冊はちと高価。ようやく文庫化されたのを機に読み始める。小野不由美初体験なので、とりあえず1~3巻を購入。やたらと多い登場人物に辟易しつつも、閉塞世界で繰り広げられる超常ストーリーにジワジワと引き込まれて行く。3巻目に突入する辺りから面白さは急加速。「これ、なかなか面白いぞ」妻に話す。速読の妻はあっという間に1~2巻を読み終え、私が読みさしの3巻目は、私が酔っ払って寝ているスキに先に読まれてしまった。形勢逆転。妻は間髪入れず4~5巻目を購入、そして一気読み。「た、頼むから先は話さないでくれ!」夫の懇願にフフフと意味ありげに笑う妻。3~5巻は寝る間も惜しんで読み狂った。近頃、これだけ没頭したミステリーは他にない。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.11:
(4pt)

マニア道

この作品は賛否が分かれると思うが、他の小野氏の作品がお好きな方ならお勧めだと思う。小野氏の作品は難しい言葉使い、ルビの多用それも特徴があるからです。そのことを踏まえた上で読むならば上巻の焦れったいほどの言い回しや伏線などに耐えることができれば十分魅力的な話だと思います。確かに登場人物などが多くて途中で飽きそうになるかもしれないですが、読み終わった後のじわじわとくる感じは読破した人にしか判らないものがあると思います。それが小野氏の作品を読むにあたっての私の意見です。慣れるまでに時間はかかると思いますがそれでもハマる人にはハマる、ある意味マニア心を擽るものだと思います。マニアになりたい人にはお勧めです!!
屍鬼〈上〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈上〉より
4103970022
No.10:
(4pt)

推理小説としても一級

2巻では、村の副住職と医者が村に蔓延する死の病気についての謎に迫ります。基本的にはホラーだと思いますが、この巻の二人の推理とそれをあざ笑うかのように広がっていく病気の状況は、緊張感に溢れつい一気に読んでしまいたくなります。一巻は序盤でなかなか物語りが見えてきませんが、この巻で全体の片鱗が見えてきます。これから買う方は1,2巻は揃えて買うべきでしょう。
屍鬼〈2〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈2〉 (新潮文庫)より
4101240248
No.9:
(5pt)

いよいよ謎が

いよいよ村を襲っていた死の病の謎に医者が迫ります。そこには予想もしない・・・いや、読者は知らず知らずに予想していた結果があります。 その後も打開策を模索し続ける副住職と医者、自力で謎に核心に行き着いた村の高校生、更に村を侵し続ける死の影・・・。謎が解き明かされたあと急速に全容を見せながら展開するストーリーは、さすが作者の力量を感じないわけにはいきません。2巻を手にした方は、すぐにこの巻がほしくなります。
屍鬼〈3〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.8:
(1pt)

うーん…

想像どおりの展開がじわじわと進んでいく感じ。予想を裏切るような展開もないし、ただ長かっただけでした。
屍鬼〈下〉Amazon書評・レビュー:屍鬼〈下〉より
4103970030
No.7:
(5pt)

ただただ 怖いです・・・

本屋さんで店頭に並んでいたものをなんとなく購入。読み進んでいくと 怖いこと怖いこと(^^ゞ人里はなれた集落の中で繰り返される村人の原因不明死。鍵を握る謎の洋館の住人・・・ドキドキしながら1巻・2巻と読み進んでしまいました。5巻まであるらしいので まだ当分はドキドキさせられそうです。
屍鬼〈4〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈4〉 (新潮文庫)より
4101240264
No.6:
(5pt)

すごい!!の一言です。

もしかしたら今年マイべストの作品になるかもしれません。1~5巻あっという間に読み終えてしまいました。ミステリーの枠をぶち破ったパワーあふれる作品です。屍鬼のリーダー、屍鬼となった村人たち、死を恐れる人々、異様な事態に立ち向かう人々、それから逃げる々・・・、の様々な心理描写が何しろ最高です。少しばかりグロテスクな描写があるので苦手な方は辞めたほうがいいかもしれませんが、おすすめの一冊です!!
屍鬼〈5〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272

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