【小野不由美】
屍鬼
評判
屍鬼の評価:
8.71/10点 レビュー 7件。 A ランク
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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| 小野不由美氏による重厚長大と云う名に相応しい超弩級ホラー小説が本書。なんせ文庫版で全5巻。総ページ数は2516ページに上る。 | ||||
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| 上下の単行本で読みました。 | ||||
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| とても長いお話でしたが飽きずに楽しめました。登場人物が多いので相関図が必要です。 | ||||
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| 小野不由美さんの作品はこれが一番好きです | ||||
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| (一)小野不由美のホラー大作第1巻。雰囲気があった。 | ||||
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長いですね…でも完読する価値ある作品です。仕事をしながらでしたが、10日もの間「人死に」に浸っておりますと、何やら精神が揺らぎはじめてきて、読み終わった時には安堵しました。
前半は閉じた村=人間主体の社会の中で生きるの人々心理や行動、個と集団の葛藤等が描かれ、後半は創造主である神の創りし世界の一部でしかない世界て生きる人間を、その死生感を通じて人間が人間として生きるためには、何を信じてどう生きるか…が、問題提起されていたように思います。
人間の限界、神との境界は人に寄って異なります。自分が人間である以上、種としてよりよく生き、生き続けるためには、どこまで守るべき範囲を広げ、どこに境界線=妥協点を設ければいいのでしょうか。他者を尊重するということは自分の尊厳を守ることだとしたら、対象となると他者とは一体なんなのでしょうか。種を越え類を越え、神の領域さえ越えていったらその先には何があるのでしょうか。まるで宇宙の終わりを目指す旅のようでした。
私としては、結論が出るわけはない問いの中をグルグル巡る無限地獄に放り出され、じっくり深く思考する有意義な与えていただけき、素晴らしい作品に出会えたと思っています。ストーリーもプロットも飽きのこない展開もとても面白いですし。お時間のある方はぜひお読み下さい。オススメです。
ただ、評価をマイナス2ポイントの訳をですが…こんなに哲学的な思索に耽ることのできた作品だつたのに、ラストのまとめが少女漫画的な薄いものになっており…少し残念でした。