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天使の帰郷



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【この小説が収録されている参考書籍】
天使の帰郷 (創元推理文庫)

天使の帰郷の評価: 6.67/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

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No.1:
(6pt)

解き明かされたマロリーの秘密

キャシー・マロリー・シリーズの第4弾。マロリーのニューヨーク以前の秘密が明かされる、シリーズの転回点となる作品である。
前作「死のオブジェ」のラストで誰にも行き先を告げずにニューヨークを離れたマロリーは、ルイジアナ州の片田舎デイボーンの保安官事務所の拘置所にいた。その町は、17年前にマロリーの母が殺害され、幼いマロリーが行方不明になった忌まわしい記憶が残る故郷だった。町では、マロリーが姿を現した直後から自閉症の青年が両手を骨折させられ、その犯人であるカルト教団の教祖が殺害され、副保安官が心臓発作で病院に運ばれるという事件が続発した。
マロリーを探しにデイボーンにやってきたチャールズは、マロリーの母親の遺産管理人の女性に会い、マロリーが拘置されていることを知る。マロリーを助けるべく奮闘するチャールズは、マロリーの母親の死とカルト教団の関係を探り出し、マロリーの生涯を決定づけた事件の真相を知ることになる。
「氷の天使」の誕生秘話が明かされるという点で、シリーズ読者にとっては必読の一作。ストーリーはややご都合主義で不満が残るが、主役の二人はもちろん周辺人物もキャラクターが際立っていて面白いエピソードが多いので、それなりに楽しめる。シリーズ読者には絶対のオススメ、そうでない人には時間があればオススメというところか。

iisan
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