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天使の帰郷



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【この小説が収録されている参考書籍】
天使の帰郷 (創元推理文庫)

天使の帰郷の評価: 4.11/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

マロリーシリーズは読みすぎに注意

とにかくキャロン・オコンネルの作品は「愛しい骨」を読んでからはまりまくり。
マロンシリーズも始めは女刑事の話と聞いてピンとこなくて取り合えず、読んでみるか。
のはずがはまりまくり。この作家は平気で600ページくらいあるのですが全然平気。(ついていけないという人もいるかもしれないけど)逆にはまりすぎて仕事に支障が出ないか不安なくらい夢中。
マロニーは絶世の美貌がありながら冷血な女刑事だけど周囲の環境や話が泣かせる。この天使の帰郷もマロニーの生い立ちがわかる。
少女の頃のマロニーは母や似の美貌を持ちその性格も優しい少女だったのに・・・毎回泣けます。
天使の帰郷 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:天使の帰郷 (創元推理文庫)より
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No.8:
(5pt)

今まで謎だった過去が明らかに!

キャロル オコンネル作品の中でも特にお気に入りの一つです
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No.7:
(4pt)

遂にマロリーの過去が判る、シリーズ第4作

姿を消したマロリーを追って故郷に行ったチャールズが新興宗教の教祖の殺害に巻き込まれ・・・というお話。

今まで謎だった、マロリーの生誕の秘密がいよいよ明かされ、何故あの様な人格になってしまったのかが、徐々に解明されていくので、シリーズを通読している人にはたまらない作品だと思います。

以下、若干ネタに触れるので未読の方は読まないでください。

やはり、この主人公もトラウマを抱えて育ったのが明かされますが、それと新興宗教の教祖殺害、自閉症の少年との絡みで話に厚みと奥行きを持たせ、単なるトラウマ物にしない所は流石手練れの技巧が光ります。シリーズの重要キャラのチャールズが何とかマロリーを救おうとする所も泣かせます。

ただ、シリーズ順に読んでいないとあまり前後関係が判りにくいので、ここからこのシリーズを読む事はあまりお勧めしかねるのが、本作を面白く読んだ人間には隔靴掻痒です。出来れば第1作から読んでここまで漕ぎ着けて頂きたいですが、結構読むのがしんどいシリーズなのも真実なので、なんとも言いにくいですが・・・。

出来ればシリーズ順に読んでもらいたい秀作。機会があったら是非。
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No.6:
(4pt)

シリーズ第4弾にしてやっと

主人公マロリーに違和感が薄れました。
過去3作よりは、数段面白いです。
第1作は、ともかく2作、3作を読まなくても全然大丈夫!
楽しめます。
これまでは、この4作のための長い伏線だったかに思えます。
ちょっと無理のある設定ですが、300頁までで、3回不覚にも目頭が
熱くなる描写がありました。前作までにはなかったことです。
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No.5:
(1pt)

届きはしたけど、中古品

この作者の作品でなかなか手に入らなかった作品をAmazonで発見。『在庫あり』だったので注文しましたが、届いたのは中古品。しかし、値段は中古品価格ではなく、正規のお値段でした。中古品のページから注文した覚えはありません。面倒だから、返品しませんでしたが、かなりガッカリ。Amazonなんなんだ。
天使の帰郷 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:天使の帰郷 (創元推理文庫)より
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No.4:
(5pt)

遂にマロリーの過去が明らかに!!

『氷の天使』『アマンダの影』『死のオブジェ』に続くマロリーシリーズ4作目。シリーズ中、根底に流れるマロリーの過去という、ある意味最大の謎がとうとう明かされます。ストリートチルドレンになる以前の幸せな記憶がちりばめられているせいか、マロリーも何時に無く感傷的です。チャールズの恋もすっかり盲目的となり、カッとびっぷりがマロリーより上なのでは?!と思わせる人物も登場します。ところで名前の由来も分かりましたが、因縁の事件が解決しても次作で改名することは無いんでしょうね・・・。ちょっと複雑。次は『魔術師の夜(上下)』です。
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No.3:
(5pt)

復讐の天使、還る

 前作ラストで何処へともなく姿を消したマロリー。彼女を追って、彼女の友人であり切ない片恋を抱くチャールズは、マロリーの故郷の田舎町で彼女そっくりの天使像を発見する。それは、マロリーが幼くして故郷を後にする事になった昔の奇妙な私刑事件に繋がってゆく。 根底を流れるマロリーへ寄せるチャールズの盲目と言って良い程の純粋な愛情。なぜ仕事熱心な医師だった母親が殺されなければならなかったのか。幼い頃には解けなかったその謎を、大人となり刑事でありながら犯罪者の魂を有するマロリーが、さまざまな策を労して解いてゆく過程が読み応えがある。中でも、マロリーが負傷して潜伏した屋敷で、N.Yからやって来た仕事上の相棒の刑事ライカーが、彼女がその屋敷にいると直感させる 「マロリーの痕跡」が、実にマロリーらしくて笑ってしまった(前作を読んでマロリーがライカーの家で何をしたか知っていれば倍可笑しいです)。また、過去に決着を付けても、出生時も、子供の頃も、そして現在も、マロリーはマロリーで。そしてそんな彼女にチャールズは報われぬ想いを抱いているんだなぁと感慨深く読了した。
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No.2:
(3pt)

明かされるマロリーの過去

ありとあらゆる奇矯な主人公が設定されるミステリの世界。その中でも社会病質者にして美貌の刑事マロリーの活躍?を描く本シリーズは相当特異なものに当てはまるはず。警察官でありながら社会通念上の遵法意識がゼロなのだから。彼女が拠り所にするのは彼女自身の定義する正義のみ。ストリートチルドレンにしてハッカーであり生まれついての泥棒、という謎の過去がこの作品で明らかになる。前作のラストでN.Y.を完全に捨て去ったかに見えたマロリー。しかしやはりチャールズ、ライカーといったお馴染の登場人物との絡みがメインとなっている。シリーズものの制約とも感じてしまった。
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No.1:
(5pt)

ご参考まで・・・

”氷の天使”マロリー降臨です。
「天使」という名を現代において理解しようとするのなら、ミステリーの中においてこそというのも一つの解釈でしょうか。文字通り天使を神のつかわしたものと考えるのなら、いったい私たちに何をせよと言っているのか?はたまた完璧な存在へのオマージュ的表現の一種だとするのなら、そこに何を読みとるべきなのか?
と、いろいろな考察が可能なほどその物語は様々な受け取り方が出来ます。もちろんシリーズものですから最初からがお薦めなのは言うまでもありません。前三作を続けて読んだ後でしたから、今回は大いに待ち遠しかった一品です。
ともかく主人公が主人公なだけに、どの登場人物もひと癖あるが故に魅力たっぷり。会話の駆け引きも実に絶妙。特に異形の天才チャールズとの対比によってキャラクターとしてのマロリーはますます輝きを増します。
作者独特の描写も舞台を変えてもいっそうの冴えを見せていると思います。次作翻訳がまた楽しみです。
天使の帰郷 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:天使の帰郷 (創元推理文庫)より
4488195091

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