平成22年4月、公訴時効廃止。

『震える牛』で話題沸騰の著者が、警視庁捜査二課をとことん描いた警察小説。捜査二課――。

親友は「名探偵」。学校で起きた「事件」を次々と解明する。

ペットショップになんで探偵の依頼なわけ!?場所柄やってくる近所のキャバ嬢や地元のヤクザなど、厄介な常連客から持ちこまれる数々のトラブル。

甲府勤番支配の任を解かれた速水左近の江戸帰着を目前にひかえ、急遽速水一行の出立が三日早まったとの知らせが小梅村の磐音にもたらされた。

印刷機、スキャナー、用紙、インク……。

友人の雅人がヤクザから1260万円の借金を! そんな大金、あるわけない。おれは偽札を作ることにした。

15年前、静かな田舎町でひとりの女児が殺害された。

孤独死した父は、最期の瞬間、何を考えていたのか? 生き別れた父の書いた「全遺産を小井戸広美に遺贈する」という遺言書。

南町奉行所の定町回り同心たちがフグ中毒で壊滅状態。そんな最中、象らしい動物に男が踏みつぶされ圧死する事件が起きた。

単行本刊行時、超密な犯罪計画と超絶のドンデン返しで話題を独占した超驚の警察小説がついに文庫化! 歴史的な条約締結のため、韓国の大統領が来日する。

なぜ元新聞記者は、情報分析員である葉山を動物園に呼び出したのか?『プラチナ・ビーズ』『スリー・アゲーツ』で活躍した彼らが帰ってきた!“鉱物シリーズ”の興奮再び!大藪春彦賞受賞作家が放つ、書き下ろし三編を含む本格スパイ小説。

嵯峨野トロッコ列車観光を楽しんでいた女優の衣川愛理は列車内で奇妙な脅迫行為に遭い、嵯峨野警察署に届け出た。

都内で奇妙な事件が頻発していた。ターゲットにされた者の衣服に、突然、真紅のしみが浮かび上がる。

代行業を営む降矢浩季のもとに、学生時代の恋人・優子が訪ねてきた。妹の真美子が失踪し、その捜索を依頼しにきたのだ。

吹雪の決戦から数年後。阿片に溺れ、生きる屍と化した柴火はひとり満洲の曠野をさまよっていた。

本書は、あなたに新しい興奮をもたらす。それは、第一章「闇一重」で幕を開ける。

八巻卯之吉の屋敷に赤ん坊が届けられた。自身番を訪ねてきた女が「同心の八巻様へ」と言い残し消えたのだ。

日本橋室町の小間物屋紅梅堂の周辺をうろつく遊び人風の若い男を探りはじめた臨時廻り同心白縫半兵衛。

2011年6月11日0時、王様からさらなる命令が下された。再び狂気の淵に落ちていく高校生たち。

顔もボクシングも地味な冴えないボクサー、黒木為朝。

潰れかけたシャッター商店街に、元ヤミ金の男が流れついた。 影山清（偽名）３２歳、口を開けばウソをつく。

物を買い、使う。買い、使う。

雪野原に立つ民家で、初めて会った者同士が一夜を過ごし、翌朝、死体発見(『六つの玉』)。

十津川警部ぬれ手で粟の野望を打ち砕く!六・四キロの追跡。 --このテキストは、 新書 版に関連付けられています。

カメラマン・星井裕とアシスタントの小林は京都・宝が池で撮影中に池に浮かぶ男性死体を発見する。

無職の三十歳青年に突然持ちかけられた年収一千万円のおいしい仕事。「やったぜ」と思うのは早かった。

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。

「人は、生きるために働いている。だから、仕事で死んではいけないんだ」。

三樹之助、志保は、辻斬りの現場に居合わせた。

系図屋雹田平らとの戦いに勝利し、姥捨の郷を発った坂崎磐音一行は、江戸帰着を目前に控えていた。

仙台西署に配属されたばかりの女刑事・呉竹緑は、仙台の奥座敷といわれる秋保温泉での殺人事件に遭遇した。

南町奉行所同心八巻卯之吉の命を狙い失敗し、捕縛された元女盗賊のお峰が小伝馬町の牢から脱走。

どこに行っても喫煙者には肩身の狭い時代になった。

御禁制の品の探索をしていた北町奉行所隠密廻り同心の原田平四郎が消息を絶った。

俺は松井省吾。北海道で最も偏差値の低い、道央学院国際グローバル大学（通称・グロ大）の１年生だ。

退職した元刑事の新しい相棒は、“死者”が見えてしまう少年！　孤独であることを自らに科してきた二人が、死者たちの謎を解き明かす。

僕の先生は中学生！　ひょんなことから大学のミス研に入った恐がりな僕は、家庭教師の生徒である隼人くんから古今東西のミステリー作品の講義を受けることに。

警視庁三課の刑事・神崎は大量の古美術品が市場に出回ったことから、捜査をはじめた。

木崎淳平は教師をやめ、ハワイ島を訪れる。

古いアパートを改築してできたショッピングモール『夢玄館』。そんな夢玄館で起きるのは、恋愛ではなく事件。

資産家河原崎家の当主憲明翁が死去した。

稀代の物語作家が紡ぐ、古より潜む“在らざるもの”たちの咆哮4編。傑作ダークファンタジー。

不法滞在外国人を厳しく取り締まろうとする新法案は、その裏に国家を揺るがす程の重大な秘密が隠されているようだ。

五十両の借用証文を残して、仏具商川角屋の主人が失踪した。

アメリカの次期駐日大使一家を乗せた特急“オーシャンアロー17号”は、京都駅を出発した直後にトレインジャックされた。

タフでもなければクールでもない。しかし、そうなろうとあがいている少年の物語。

迷宮入り事件を担当する警視庁捜査一課の鷺沼は、新年早々神奈川県警・宮野から、警察の制式拳銃だったニューナンブが失踪中の右翼の大物が死体で発見された現場から見つかったという話を聞く。

謹慎明けの名門野球部で起こった新たな不祥事。動物を次々に惨殺する“ジャック”と、正義の密告者“セブン”。

予約を取ることも難しい、評判のレストラン『ハライ』。

天草、銀座、そして再び天草。遠く離れた場所で、立て続けに起こった三つの殺人事件。

エレベーターで男が死んだ。被害者には心臓疾患があり死因は急性心不全。

大学卒業後、ニート、フリーター、サラリーマン、コンビニ店主、研究者という立場にある同級生5人が集った。

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。

7年前に行方不明になった少女の遺留品が発見され、県警捜査一課の都筑は捜査を再開。

東北地方の名湯、男鹿温泉の雑木林で盛岡の資産家、三宅文子の他殺体が発見された。

娘の不可解な行動に悩む女性刑事が、我が子の意図に心動かされる「傍聞き」。元受刑者の揺れる気持ちが切ない「迷い箱」。

人口わずか300人余りでその9割が高齢者という島・荒島。その島で宝くじで4億円を手にした男の息子が誘拐された。

梅雨の長雨で関東全域が洪水罹災し、江戸の米蔵も水没。米不足に陥り大混乱の江戸の町。

杉下幽斎が町医者の看板を掲げる施薬院幽々庵のすぐ傍にある養護院草の実荘に、盗人一味の手先をしていた年端もいかぬ子供四人が連れてこられた。

ＧＨＱ占領下の銀座で生き延びるためにスリや密売を見逃し、時にはヤクザと通じて日々の糧を得る元特高刑事・武田。

田舎大名の上屋敷で幽霊騒動が起き、怨霊に取り憑かれ怯える藩主。

寄合に行ったきり行方を晦ましていた打ち物屋・堺屋の主、宗右衛門が、その十日後、浅草雷門の前で記憶を失い、みすぼらしい人足姿で発見される。

多国籍グループと日本人との対立は急激に悪化し、多国籍同士の抗争も始まった。彼らは豊かさを求めて日本に来たはずなのに……。

渋谷スペイン坂にある「恋人たちの聖地」。異次元への空港であるこのカフェに、殺人の濡れ衣を着せられた男が逃げ込んだ―。

「おれは、先輩の味方になりたい」今日はマサルにとって小学校最後の運動会。

高校の修学旅行で人形浄瑠璃・文楽を観劇した健は、義太夫を語る大夫のエネルギーに圧倒されその虜になる。

夢の湯の新たな居候は一文無しの浪人。

桜の花びらが水面に浮かび、江戸が春の気配に包まれる頃、駒井小路の桂川甫周邸を訪ねた品川柳次郎とお有夫婦は、その帰り道、尚武館道場が解体される現場に遭遇する。

命令3:日本に住む高校生全員が日本から20歳以上の人間を消す。ルール:(1)日本に住む高校生全員強制参加です。

花は桜木。男はジョニー。

斉藤未芙由は長野から上京する。亡くなった母の従姉妹の家に住み込み、家事の手伝いをしながら毎日を過ごす。

“日本一のへそまがり作家”の異名をとる著者が、とある町に起きた様々な事件と謎を描き、ラストに有機的な結合を用意するミステリー短編集。

日本一長い駅名の小さな駅の名誉駅長・田宮始が射殺された。

吹雪のススキノで、道北の小さな町の町長が銃撃された。暗殺か、怨恨か、はたまた痴情の縺れか…。

新進作家・待居涼司の小説の映画化に、奇才・小野川充が監督起用される。

大身旗本佐橋主計の嫡男京一郎が、覆面の侍に襲われ重傷を負った。

「キャプテン、あのね。」札幌から東京に引っ越してきた中学二年生のぼくは、転校早々、同級生から「飛行機づくり」に誘われる。

甲州街道に駐められていた車から、ゲームの神さまと称された武井要の刺殺体が発見された。

隣の家から、いないはずの女の子の声が聞こえる―。蒲田署に異動になった武本が遭遇した幼女の監禁事件。

遊冶郎気取りで吉原遊びを楽しんでいた内与力の沢田彦太郎が、遊女殺しに巻き込まれ下手人扱いされる。

安永九年の新春を迎え、坂崎磐音、おこん夫婦は紀伊領内姥捨の郷で安息な日々を送っていた。

暗黒の欲望にとり憑かれ、さまよう魂。運命は、たったひとつの愛と出会わせた。

織田信長―。これまでたくさんのエピソードが語られ、評価がされ、読まれてきた戦国武将。

徳川竜之助が封印を解いた風鳴の剣は、弱き者のために遣う剣である。

同心豊岡文五郎と岡っ引き源兵衛は、四年前に兄弟押し込み強盗を捕らえた。

早春の荒川河川敷に放置されていた車のトランクから十津川の友人・佐伯隆太の遺体が発見された。

カメラマンの星井裕は、雑誌の“京の器さんぽ”という特集取材で京都を訪れた。移動中、警察の検問にかかる。

殺人犯が現場から逃走するときに目撃したのは、県警幹部が犯した轢き逃げだった。

フリーライターの舞は不妊が原因で離婚し、アパートに引っ越してきた。

芝田未知男は会社のトラブルを処理する部署にいたが、社長の息子が起こした交通事故の身代わりとなり、会社を辞める羽目に。

法律の専門家でない私たちが裁く裁判員裁判。そのリアルな現場がここにある。

江戸日本橋で御茶漬屋「夢見鳥」を営む女主人・お蝶。

無口で無骨な刑事・武本と、名家出身でおしゃべりな年下の上司・潮崎。

抗日義勇軍の壊滅から数ヵ月後。裏切り者・虎文を討ち、見事“頭弾”を果たした柴火は、雪の曠野をさまよっていた。

白狼と呼ばれた総攬把・馮天海に認められ、遂に抗日馬賊の頭目になった柴火。

水野晴菜は恋人の死をニュースで知った。副島奈槻が沖縄で何者かに殺されたのだ。

七百石取り旗本の次男、大曽根三樹之助は、大身旗本小笠原監物の嫡男、正親の横暴で許婚を亡くし、剣の修業に励む日々を送っていた。

連日厳しい残暑に江戸が見舞われる頃、坂崎磐音、おこんらは尾張名古屋城下の長屋で落ち着いた日々を送っていた。