群馬県北部の寒村、首ノ原。村の名家神月家の長女、彩が結婚式の前日に首を切られて殺害され、首は近くの寺に置かれていた。

血塗られた赤い舟を、鎧武者が漕いでいる。これは幻なのか?服部は思わず駆け出していた…。

孤児院育ちの美女から生家を探してほしいとの依頼を受けた弁護士・川路。

東北の寒村・不亡村に、古くから伝わる「三つの奇跡」。調査に訪れた探偵の海老原浩一は、術を操る糸瀬家に翻弄される。

殺したはずの女が蘇り、のっぺらぼうが林に立つ。

中堅調査会社が併設する探偵養成所に、決して笑わぬ美少女・紗崎玲奈が入校する。

女は裂かれた腹から胃腸を抜き取られ、男は冒されるはずのない高山病で死んでいた。

史上初！ 最終候補にダブルエントリーされ、「こっちを読みたい！」という声が続出した話題作。

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

独自の「本格ミステリー論」を提唱する島田荘司と気鋭の継承者小島正樹。

村の駐在所勤務を夢見る浜中康平は強運で事件を次々を解決する群馬県警捜査一課の切り札。

大学生の飛渡優哉に故郷の謂名村は禁断の土地だった。

神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

「己が出生の秘密を知りたくば、山口県鳴女村の灰王家を訪ねよ」という手紙をもらい鳴女村を訪ねた慶四郎は、すでに廃業した温泉旅館灰王館でもてなされる。

奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。

警視庁の特別捜査対策室五係と、民間の「怪譚社」を舞台に全五話の連作短篇。

東京の多摩湖畔で、巨木の高枝に挟まったウエットスーツ姿の女性の死体が発見される。

とある湖畔の別荘に集められた6人は、やがて全員が死体となって発見された。なぜか死亡時刻も死因もバラバラだった。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

「殺人計画書」通りに、不可解な状況で人が殺されていく。 いったい誰が「計画書」を書いたのか。

探偵役は鹿児島弁の抜けない弁護士川路弘太郎。

煙草屋の老婆が殺された夜、ゴーグルで顔を隠した男が闇に消えた…。

十三歳で遊女となるべく売られた少女。“緋桜”と名付けられ、身を置いた世界は苦痛悲哀余りある生き地獄だった。

旧家の猪丸家に現れた記憶のない謎の女・葦子は、開かずの間だった蔵座敷で“狐狗狸さん”を始める。

忌み山で続発する無気味な謎の現象、正体不明の山魔、奇っ怪な一軒家からの人間消失。

駐在所勤務を夢見、妄想を爆発させるミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介のコンビが迷走!? 「僕の妄想癖、どんどん進んでいるみたいです。

全国で「死体が消える」という不可解な事件が続発していた。犠牲者の数が130人分足りない飛行機墜落事故。

若き警視を乗せた警察車両を先導していた白バイが、突然消失した。

“やりすぎミステリー”の旗手が贈る、100パーセントの推理小説!“血の池”に浸かった死体には両手首がなかった。

目撃された殺人と消えた犯人、そして目の前を落下する女、鍵を飲み込んだ被害者に雪の足跡…いつの間にか現れた「彼」の前に開かない「扉」はない。

仇討ちのために用意された建物―「檻」。いまここに七人の男女がいる。

佐藤誠。八十六件の殺人を自供した殺人鬼。

瀬戸内の小島に、死体が次々と流れ着く。

「電気人間って知ってる?」一部の地域で根強く語られている奇怪な都市伝説。真相に近付く者は次々に死んでいく。

ある母娘を脅かす「悪魔の声」。

探偵会社スマ・リサーチ”対探偵課探偵”玲奈は、ある悪徳探偵のオフィスに忍び込み、依頼人の住所をつきとめる。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

吏塚高校の屋上で発見された、在校生の墜落死体。同じ頃、校内では名高い「吏塚の名探偵」が受けた、奇妙な依頼。

「まだ誰にも、一度も喋ってへん話がある」 拭えども魍魎(あやかし)は肌に滑り憑く。

奈良の山奥、波美地方の“水魑様”を祀る四つの村で、数年ぶりに風変わりな雨乞いの儀式が行われる。

「頼子が死んだ」。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

海上に建てられた私設天文台“星林館”。流星群の観賞会がひらかれた夜、死が相次いで降り注いできた。

『○○○○○○○○殺人事件』で鮮烈デビューした「奇才」による待望のメフィスト賞受賞第1作!上木らいちは援交をする高校生で名探偵でもある。

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

誘拐犯の要求は警察に電話をしろ!? 奇妙な要求に従ったミスター刑事・浜中康平とクールな相棒・夏木大介は誘拐された女の子を救うべく捜査を開始する。

失われた過去の記憶が浮かびあがり男は戦慄する。自分は本当に愛する妻子を殺したのか。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

東京、三鷹市の井の頭公園の近くに“AHM”という四階建てのマンションがある。

映画版とは男女が逆転したオリジナル・ストーリー 事故で記憶を失った糸永遥は不安と焦燥でうつ病を発症。

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

桐生市内の織物工場の社長が一億円の現金を強奪された。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

寺の離れで「なんでも屋」を営む俺の叔父さん。家族には疎まれているが、高校生の俺は、そんな叔父さんが大好きだった。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。