晩餐は「檻」のなかで
- クローズド・サークル (178)
- 仇討 (63)
- 仇討ち (1)
- 作中作 (33)
- 敵討 (79)
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密室物の変形だが、細かい点は問わずの姿勢を保つため架空の制度を設定している。この辺はアイデアの良さを感じる。つまり合法的な復讐である、あだ討ち制度が設けられている社会という設定だ。だが、これも売れない作家が担当者に言われてミステリーを書くために考え付いた作中作という体裁をとっている。メインは売れない作家の独白や、周りの人物が絡み合って思いがけない方向に展開する日常が描かれている。でも、出版業界の内幕や作家としての苦労などが妙にリアルに書かれていて面白い。作中作の事件と作家の現実とが交互に綴られ終盤に交差すると読者はフェイクに引っかかっていたことを知る。悪くはないが、そう驚きもしない。そんな程度のトリックだろう。軽い文体と軽妙な語り口の、例えは適切か分からないが赤川次郎の本を読んでいるような感覚がある。密室殺人もこの設定だから可能なものであるが、まぁ肩の凝らないミステリーとして読んで見るのもいいかも。メフィスト賞でデビューした人である。 | ||||
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仇討ち制度や集められたメンバーの役割、 | ||||
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現実と虚構がまじり合う設定と檻に集まった人々による仇討ゲーム。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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メフィスト賞作家の関田氏のミステリーリーグから出した本格推理長編作品。 あらすじからだと、ゲーム性の強いクローズドサークル内でのそれぞれの役割の正体と絡めた本格ものかと思えるが、実は劇中作構成になっており、このメインのネタと著者自信の境遇を吐露したような売れない作家のサイドストーリーが交互に展開していく。 癖のある人物が繰り広げる出版社のドロドロ悲喜劇と劇中作ということで折原一の作品みたいである。 勿論関連のなさそうに思えた双方のパートが最後には結び付くのだが、ややアイデア倒れというか、何とも惜しい感が残る。 何か、ネタの尽きてきたミステリー作家がやけになって書くパターンにハマりこんだような作品だ。 が、まあそこそこ本格推理としてのトリックもしっかりしているので、退屈せずには最後まで読ませる。 | ||||
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一見、作家とその作品世界が交互に描かれているような構成ですが、二重・三重の伏線にすっかり騙されました。ミスリードしておいての最後のオチはお見事です。また、登場人物の皆の微妙〜な性格の悪さがリアルで、読んでて不快感が起こるほど(笑) これが実際の出版界で、モデルとかいたりして…なんて考えたら主人公に「作家と作品を混同している無能な読者!」とか言われるんだろうな。後味が悪いけど、考えてみれば一人残らずハッピーエンドと言える結末。もっとこの人の作品が読みたいです。 | ||||
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期限は72時間、7人のゲーム参加者が「檻」のなかで挑む「仇討ちゲーム」。彼らにはそれぞれ、殺人者・被害者・共謀者・傍観者・邪魔者・監視者・探偵という役割が与えられているが、やがて殺人が起こる。はっきり言って、何を書きたかったのか分からない作品。着目点は一見いい気もするのだが、段々話が怪しい方向へ。読後感もイマイチで私は評価できなかった。 | ||||
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