晩餐は「檻」のなかで



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初公開日(参考)2007年01月
分類

長編小説

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晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)

2007年01月31日 晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)

仇討ちのために用意された建物―「檻」。いまここに七人の男女がいる。彼らにはそれぞれ「殺人者」「被害者」「共謀者」「傍観者」「邪魔者」「監視者」それに「探偵」という役割が与えられている。たがいに自分の役割しか知らない。だから誰にも気が許せない。やがて、ひとりが死体で見つかる―。気鋭が満を持して書き上げた渾身の長編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

晩餐は「檻」のなかでの総合評価:6.67/10点レビュー 6件。Dランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

晩餐は「檻」のなかでの感想

密室物の変形だが、細かい点は問わずの姿勢を保つため架空の制度を設定している。この辺はアイデアの良さを感じる。つまり合法的な復讐である、あだ討ち制度が設けられている社会という設定だ。だが、これも売れない作家が担当者に言われてミステリーを書くために考え付いた作中作という体裁をとっている。メインは売れない作家の独白や、周りの人物が絡み合って思いがけない方向に展開する日常が描かれている。でも、出版業界の内幕や作家としての苦労などが妙にリアルに書かれていて面白い。作中作の事件と作家の現実とが交互に綴られ終盤に交差すると読者はフェイクに引っかかっていたことを知る。悪くはないが、そう驚きもしない。そんな程度のトリックだろう。軽い文体と軽妙な語り口の、例えは適切か分からないが赤川次郎の本を読んでいるような感覚がある。密室殺人もこの設定だから可能なものであるが、まぁ肩の凝らないミステリーとして読んで見るのもいいかも。メフィスト賞でデビューした人である。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

晩餐は「檻」のなかでの感想

仇討ち制度や集められたメンバーの役割、
殺人者のトラや仇討を実行するヤギは誰か?
などなど、
面白くなりそうな設定が多く期待がいっぱいだったのですが、
読了してみるとあまり活かされていないのが
残念というより勿体なく感じました。

謎や仕掛けの印象が弱いため、
ミステリパートの仇討制度の作中作より、
作家は最後どうなるんだろう?と
オチが読めない小説家の日常パートの方が面白く感じられました。

とはいえ、仕掛けも面白く
個人的になかなか楽しめた1冊でした。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:
(6pt)

晩餐は「檻」のなかでの感想

現実と虚構がまじり合う設定と檻に集まった人々による仇討ゲーム。
アイディアはとても面白いのだが、何と表現したらいいか。自虐的なのが印象に悪い。

Ariroba78
5M53WTS6
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No.3:
(4pt)

なかなか一筋縄ではいかないストーリー進行

メフィスト賞作家の関田氏のミステリーリーグから出した本格推理長編作品。
あらすじからだと、ゲーム性の強いクローズドサークル内でのそれぞれの役割の正体と絡めた本格ものかと思えるが、実は劇中作構成になっており、このメインのネタと著者自信の境遇を吐露したような売れない作家のサイドストーリーが交互に展開していく。
癖のある人物が繰り広げる出版社のドロドロ悲喜劇と劇中作ということで折原一の作品みたいである。
勿論関連のなさそうに思えた双方のパートが最後には結び付くのだが、ややアイデア倒れというか、何とも惜しい感が残る。
何か、ネタの尽きてきたミステリー作家がやけになって書くパターンにハマりこんだような作品だ。
が、まあそこそこ本格推理としてのトリックもしっかりしているので、退屈せずには最後まで読ませる。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602
No.2:
(5pt)

お見事

一見、作家とその作品世界が交互に描かれているような構成ですが、二重・三重の伏線にすっかり騙されました。ミスリードしておいての最後のオチはお見事です。また、登場人物の皆の微妙〜な性格の悪さがリアルで、読んでて不快感が起こるほど(笑) これが実際の出版界で、モデルとかいたりして…なんて考えたら主人公に「作家と作品を混同している無能な読者!」とか言われるんだろうな。後味が悪いけど、考えてみれば一人残らずハッピーエンドと言える結末。もっとこの人の作品が読みたいです。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602
No.1:
(2pt)

なかなか厳しい

期限は72時間、7人のゲーム参加者が「檻」のなかで挑む「仇討ちゲーム」。彼らにはそれぞれ、殺人者・被害者・共謀者・傍観者・邪魔者・監視者・探偵という役割が与えられているが、やがて殺人が起こる。はっきり言って、何を書きたかったのか分からない作品。着目点は一見いい気もするのだが、段々話が怪しい方向へ。読後感もイマイチで私は評価できなかった。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602



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