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晩餐は「檻」のなかで



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【この小説が収録されている参考書籍】
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)

晩餐は「檻」のなかでの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

なかなか一筋縄ではいかないストーリー進行

メフィスト賞作家の関田氏のミステリーリーグから出した本格推理長編作品。
あらすじからだと、ゲーム性の強いクローズドサークル内でのそれぞれの役割の正体と絡めた本格ものかと思えるが、実は劇中作構成になっており、このメインのネタと著者自信の境遇を吐露したような売れない作家のサイドストーリーが交互に展開していく。
癖のある人物が繰り広げる出版社のドロドロ悲喜劇と劇中作ということで折原一の作品みたいである。
勿論関連のなさそうに思えた双方のパートが最後には結び付くのだが、ややアイデア倒れというか、何とも惜しい感が残る。
何か、ネタの尽きてきたミステリー作家がやけになって書くパターンにハマりこんだような作品だ。
が、まあそこそこ本格推理としてのトリックもしっかりしているので、退屈せずには最後まで読ませる。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602
No.2:
(5pt)

お見事

一見、作家とその作品世界が交互に描かれているような構成ですが、二重・三重の伏線にすっかり騙されました。ミスリードしておいての最後のオチはお見事です。また、登場人物の皆の微妙〜な性格の悪さがリアルで、読んでて不快感が起こるほど(笑) これが実際の出版界で、モデルとかいたりして…なんて考えたら主人公に「作家と作品を混同している無能な読者!」とか言われるんだろうな。後味が悪いけど、考えてみれば一人残らずハッピーエンドと言える結末。もっとこの人の作品が読みたいです。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602
No.1:
(2pt)

なかなか厳しい

期限は72時間、7人のゲーム参加者が「檻」のなかで挑む「仇討ちゲーム」。彼らにはそれぞれ、殺人者・被害者・共謀者・傍観者・邪魔者・監視者・探偵という役割が与えられているが、やがて殺人が起こる。はっきり言って、何を書きたかったのか分からない作品。着目点は一見いい気もするのだが、段々話が怪しい方向へ。読後感もイマイチで私は評価できなかった。
晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)Amazon書評・レビュー:晩餐は「檻」のなかで (ミステリー・リーグ)より
4562040602

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