50万部を突破した感動のベストセラー待望の文庫化！ さらに映画化！櫻井翔さんと宮崎あおいさんが、 初の夫婦役で競演します。

病む人がいるなら我々は断るべきではない。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

人は、神様が書いたカルテをそれぞれ持っている。それを書き換えることは、人間にはできない―。

お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。 幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。

「私、栗原君には失望したのよ。

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。

栗原一止は、夏目漱石を敬愛する信州の内科医だ。

認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの？　青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。

夜の学校。プールに放たれた金魚。

敷島寛治は長野県信濃山病院に勤務する四十二歳の消化器内科医である。

「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。

京都が生んだ、やさしい奇跡。

その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

地方都市の寂れた町にある葬儀社「芥子実庵」。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

「お探し物は、本ですか？仕事ですか？人生ですか？」。仕事や人生に行き詰まりを感じている５人が訪れた、町の小さな図書室。

「ワぁ、ゴッホになるッ！」 1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」中２の夏休み、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出したー。

神社に詩集を置かせてくれと頼んできた女子高生の佑紀奈には、玲斗だけが知る重大な秘密があった。

「天から与えられた才能はどこへ消えた？」 舞台はヴィクトリア朝京都。

誰もが容疑者。誰もが当事者。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

それは、ただのレースではない。２年連続で本選出場を逃した崖っぷちチーム、古豪・明誠学院。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―― 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。

「みつ屋」以外にも目が届くようになってきた今日このごろ。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

ある雪の日。純白の校庭にとつぜんあらわれた巨大なミステリーサークル。

新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。

ある春の日、校庭のすみにあるカメの銅像が動いていた。 カメの銅像に何があったのか。

別に出世なんてしたくない。自分らしい働き方を見つけるアンソロジー。

東京・新宿にある都立高校の定時制。 そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

第22回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作、文庫化です! 紀元前1300年代後半、古代エジプト。

唯一無二の主人公、再び。

「いらっしゃーい」。伊良部総合病院地下にある神経科を訪ねた患者たちは、甲高い声に迎えられる。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

医療ミステリの注目作家が贈る、心温まる新感覚医療小説! 駆け出しのWEBデザイナー、明野花菜。

現役医師が描く感動の医療ドラマ、第二弾! 食事は常にジャンクフードとコーヒー、身の回りの片付けができない社会不適合者な膠原病内科医・漆原光莉と、彼女の下で医者に大切なものを学ぶ医学生・戸島光一郎。

血が怖いという致命的ハンデを抱える医学生・戸島光一郎。

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。

夫婦、親子、姉弟、先輩と後輩、知り合うはずのなかった他人ー書下しし掌編を加えた、七つの「小さな世界」。

『痣』の名コンビ宮下刑事&真壁刑事が再び登場! 神田川で遺体が発見された。この事件はまだ始まりにすぎなかった――。

「頼んだよ……鷹央君」 師を殺したのは、誰だ？ 御子神氷魚。

一枚の不思議な「絵」の謎を追い、令和から昭和、大正へ。 日本最後の空襲といわれる秋田・土崎空襲。

主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。

逃げて辿り着いたその〈場所〉が守ってくれる 小説家になった羽見晃が入居を決めたのは、墨田区鐘ヶ淵にある築六十年、二階建ての〈マンション フォンティーヌ〉だった。