神様のカルテ3
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 | 2014年02月06日 神様のカルテ (3) (小学館文庫) 「私、栗原君には失望したのよ。ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じゃない」内科医・栗原一止が三十歳になったところで、信州松本平にある「二十四時間、三百六十五日対応」の本庄病院が、患者であふれかえっている現実に変わりはない。夏、新任でやってきた小幡先生は経験も腕も確かで研究熱心、かつ医療への覚悟が違う。懸命でありさえすれば万事うまくいくのだと思い込んでいた一止の胸に、小幡先生の言葉の刃が突き刺さる。映画もメガヒットの大ベストセラー、第一部完結編。(「BOOK」データベースより) |
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt | ||||||||
神様のカルテ3の総合評価:
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| 予定通り届き、本自体も包装も大変キレイでした。 機会あれば、また利用したいと思います。 | ||||
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| 素晴らしい話だと思いました。 ただハルさんのような人、今時いるんですかね。いないからこそ一止の理想の女性としてあえて登場しているんでしょうか。夫婦でありながら妻の方は常に敬語、年中妻が夫にお茶やコーヒーをいれてあげている。夜中の12時にいきなりお酒に誘われても喜んでついていく。 男女関係（夫婦関係）が昔の時代のように感じられました。 | ||||
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| 第１巻と２巻で感じたことは次の様なことでした。善人ばかり出て来る小説は、話題を続けていくのが難しく、結局は「ほんわりとした物語」に終わってしまい、読者を安心はさせてくれますが、真の意味での感動とはほど遠いものとなってしまいます。その典型とも言える一作でしょう。しかし、そうなるとある意味で漫画やスポーツ新聞と同じ様に、単なる時間つぶしの「作品」ではなく「物」となってしまいます。楽にどんどん読める作物を読むたびに、そう感じてしまうのは自分だけでしょうか？ーということを感じたのでした。ですから、レビューは同じものを書いておきました。 さて第３巻はと思い読んでみましたが、感想は「善人ばかり出て来る小説」という面では同様ですが、 ただ、一見「敵役」というか「対立する」登場人物を置いた所が少々工夫したかな、と。一人は女医さんであり、もう一人は前巻にもちょっと登場した事務長です。しかし、この二人もただ「一生懸命人間」なだけであって、悪役とはいえませんし、真の意味で悪意を秘めた人物とは言えません。一見医療事故と思える事件も、結局は善意の患者の裁きで解決。しかも甚だ浪花節的な。これなどは、突き詰めて書けば、迫力のある医療の実態に迫れたのに、やはりほんわりと着地です。もとより読み易さが第一、読者に感動ではなく安心感を与えるのが、作者に意図でしょうから。まあ、ここまで来たら、読み易さにノッテ最後の巻迄読んでみましょう。 | ||||
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| このシリーズは大好きで順番に読み進めてます。 登場人物それぞれの成長や葛藤など、感動しっぱなしです。 | ||||
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| 24時間365日診療という看板を出す病院に勤務する6年目の栗原医師は、6年先輩の医師の特異な診療方針に気付く。その先輩医師は栗原に「医師が働き詰めであることが常態の環境で、医師の指示を守らずに度々入院してくる患者に時間を割くことが果たして医者の正義なのか？そんな時間があれば他の患者を助けたり、そのための勉強をやるべきだ。」と言う。栗原は途端に反発するが、先輩医師に苦境を助けられその言葉の意味を反芻する過程で新たな道を歩む決断をする。 患者の甘えかもしれないが私がアル中患者であれば、栗原のような医師に診てもらいたい。でも先輩医師の意見も一理あり、そのような患者は診察体制をひっ迫させるため、内科予後が安定したら直ぐに精神科への転院を進めるべきなのであろう。このシリーズでは毎回、栗原やその周辺の若手医師の、ひたむきさ故の苦悩が描かれる。医療現場を舞台として描かれてはいるが、これらの苦悩は他の職場にもある。 | ||||
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