日本から約一万二千キロ、アフリカ大陸。国際連合南スーダン派遣団の第五次派遣施設隊内では、盗難事件が相次いでいた。

遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。

【第２９回　山本周五郎賞受賞作】 善意は、悪意より恐ろしい。

名探偵、皆を集めて「さて」と言い――なんてことを申しますが……。 古典落語に隠された“事件"。

中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。

連続通り魔殺人事件の容疑者“コートの男"を追う所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋。

インターネットを舞台にした人気のサイコパス・サスペンス『公開処刑人 森のくまさん』第2弾! あの 「森くま」事件から三年。

剣道の名門高校に入学した柿崎まりあ。日名子という目標となる先輩もでき、希望に胸を膨らませていた。

警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。

悪女の私を殺そうとしているのは、誰? 幼い頃からクラスのヒエラルキーの頂点に君臨してきた光岡めぐみ。

公開処刑人「森のくまさん」。犯行声明をネットに公表する連続殺人鬼だ。

河野夕夏は絶望していた。急性の脳腫瘍で倒れて入院し、医師の態度から最悪の結果を察してしまったのだ。

物語の主人公・宇野辺叡古(うのべえーこ)は、東京帝国大学法科大学の教授である。

2016年の『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作! お金に困っている人間を助けたいという思いでメガバンクに就職したが、その内情に失望して退職した百瀬良太。

通訳捜査官の七崎隆一は、正義感から同職の義父の不正を告発、自殺に追い込んだことで、職場でも家庭でも居場所がない。

悲劇なんかじゃない。これが私の人生。

“妻が自分の夢を応援してくれません。

片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。

高校で人気の女性教師が誘拐され、72 時間後に始末するとネット動画で予告された。

全日本種目別選手権の鉄棒で優勝した体操界期待の新星・結城幸市は、コーチを務める両親や応援してくれる幼馴染らに囲まれ、充実した日々を送っていた。

「もういいんです」人を殺めた女は控訴を取り下げ、静かに刑に服したが…。

話題のファストフード店でアルバイトを始めたあかりは、優しく頼りがいのある店長札山に惹かれていく。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

「犯人は〇〇だよ」。鈴木の情報は絶対に正しい。

絵画教室をやめて以来、大学で約十年ぶりに再会した優希と淳之介。

日本がんセンター呼吸器内科の医師・夏目は、生命保険会社に勤務する森川から、不正受給の可能性があると指摘を受けた。

さまざまな立場のふたりが紡ぐ七篇の日記が謎を呼び、そしてある真相へ繋がっていく―。

雪崩で死亡した兄の遺品を整理するうち、増田直志はザイルに施された細工に気づく。死因は事故か、それとも―。

弁護士の「私」は、新米女性弁護士・土田と一緒に、福岡県警察博多警察署留置場にいた。

圧倒的筆致で天才の青春を描いた野性時代フロンティア文学賞受賞作、文庫化 圧倒的「数覚」に恵まれた瞭司の死後、熊沢はその遺書といえる研究ノートを入手するが――冲方丁、辻村深月、森見登美彦絶賛!選考委員の圧倒的評価を勝ち取った、第9回野性時代

3年前に警察を辞め、家族も離れて暮らす真志に、娘を誘拐したと匿名電話がある。

谷中のレトロな街並みの中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。

中学時代、いじめと病に絶望した野々宮恭子は 従姉妹の蒲生美智留に命を救われた。

黄色いアサガオだけは追いかけるな―。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。

少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録した町田博史。

井瀬は電車の中で、駅のホームから何者かに突き落とされて、親友の五味淵と共に死ぬ夢を見た。

娘を亡くし妻と離婚した僕に、未来を生きる資格があるのだろうか。終わりがあると知りながら過ごす、僕と君のひと夏。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

ビデオジャーナリストの伏見が住む鳴川市で、連続イタズラ事件が発生。

穂刈は、クラスで起こるいじめに目を逸らすような、事なかれ主義の中学教師だった。

蒲田署刑事課強行犯捜査係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住む生活共同体を発見する。

第18回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作 太平洋戦争前夜の帝都・東京で帝国海軍軍令部特別班と米英露のスパイの知略と謀略が火花を散らす! プロット、筆力、そして主人公たちの魅力を選考委員[あさのあつこ・笠井潔・今野敏・藤田宜永]が絶賛。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。

「明日から私の家庭教師をしてください」幼い頃遭遇した事故のトラウマで、医者の夢が断たれた僕。

晴男は中年女性・優子にレイプ現場を目撃され、彼女の家に連れて行かれる。

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。

姉を見殺しにされ天涯孤独となった青年。愛弟子の企てに気づいたとき、湯川がとった驚愕の行動とは。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。

江戸の両国橋近くに住むおゆうは、老舗の薬種問屋から殺された息子の汚名をそそいでほしいと依頼を受け、同心の伝三郎とともに調査に乗り出す…が彼女の正体はアラサー元OL・関口優佳。

コロナ禍がもたらした、幾つもの「こんなはずじゃなかった」。