11年前の連続少女殺害事件の真相を追う刑事オリヴァーとピア。

飛び降り自殺に偽装された女性の死。その背後にはさまざまな事件と、二重三重に塗りかためられた嘘があった。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

首と手を切りおとされ、ビロードにくるまれた死体。古都プラハでおきた連続殺人事件に、ウィーンの探偵ホガートが挑む。

夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。

オスロ中心部の銀行に、白昼強盗が押し入り、銀行員一人を射殺、金を奪って逃走した。

名うてのヘッドハンター、ロジャー・ブラウンは、美しい妻のために豪邸を買いあたえ、画廊を経営させていた。

父親との旅行から戻ったヴァランダーを待っていたのは、無人の花屋への家宅侵入と老人の失踪の通報。

オーストラリアで働くノルウェー人女性が死体で見つかり、オスロ警察の刑事ハリーは捜査協力のため、単身シドニーに赴く。

正当防衛とはいえ、人を殺したことに苦しむヴァランダー。警察官を続けるか否か悩む彼のもとへ、友人の弁護士が訪ねてきた。

夏至前夜、三人の若者が公園でパーティーを開いていた。18世紀の服装、料理、ワイン。

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

クリスマスシーズンで賑わうホテルの地下で、一人の男が殺された。

コペンハーゲン警察の特捜部Qは未解決事件を専門とする部署だ。ある日ここに一本の電話が入った。

雨交じりの風が吹く、十月のレイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。

十二歳の少年スティーヴンは、今日も母の弟ビリーの遺体を捜してヒースの茂る荒野にシャベルを突き立てる。

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。

イギリスの寒村シップコットで六人の連続殺人事件が起きてから一年半。未だ犯人逮捕の糸口は見つからない。

シェトランド島に夏がやってきた。人びとを浮き足立たせる白夜の季節が。

“ラバーネック”/「名詞」(ゴムのように首を伸ばして)むやみに見る人、物見高い人。

1929年、春のベルリン。

ロンドンから遥か西へ三百キロ、エクスムーア国立公園にある寒村シップコットで寝たきりの老女が殺害された。

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。

捜査ミスから同僚を死なせ、心身ともに傷を負ったキャシン刑事は故郷の海辺の町に戻り、小さな警察署で働き始めた。

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。

嵐の直撃で交通が途絶したフェア島で殺人が発生。故郷である島に偶然帰っていたペレス警部の捜査が始まる。

シェトランド署のサンディ刑事は、帰省したウォルセイ島で、祖母ミマの遺体の第一発見者となってしまう。

外海に流されようとしていた死体は地元出身の若い新聞記者だった。

三十一歳のリビー・デイは七歳のときに母とふたりの姉を殺される。

【アメリカ探偵作家クラブ賞（エドガー賞）最優秀長篇賞／英国推理作家協会賞スティール・ダガー賞／バリー賞最優秀長篇賞／全米図書館協会アレックス賞】　 けっして動かないよう考え抜かれた金属の部品の数々。

老婦人宅に見知らぬ男の死体。

貧困家庭に生まれた耳の聴こえない娘イヴ。暴君のような父親のもとでの生活から彼女を救ったのは孤高の女フラン。

英国南西部デヴォン州の北部で、ひとり歩きの女性を狙った連続暴行殺人事件が起きた。

講演のためにセントルイスを訪れた歴史学者ルーク。しかし、会場には、再会するとは夢にも思わなかった人物が待ち受けていた。

ロンドン南東部の下町で、冬の朝、四歳の少年ダニエルは突然姿を消した。

母さんが死に、施設に引き取られたわたしと妹のもとに、三年前に離婚して親権も放棄したウェイドが現われた。

【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田 陸】 いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。

男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の中の一軒家、人形をパートナーにタンゴを踊る。

母が誘拐され殺された。遺体は大聖堂のパイプオルガンの演奏台にくくりつけられ、脇にはインクのバケツ。

両親はスウェーデンで幸せな老後を送っていると思っていたダニエルに、父から電話がはいる。「お母さんは病気だ。

フランク・マシアーノはマフィアの世界から足を洗ったつもりだった。

ハリーは冴えない中年作家。

ＬＡタイムズ文学賞受賞！　デニス・ルヘイン、ジョージ・ペレケーノス、デイヴィッド・ロブレスキー絶賛。

アイリーンは、数年前に夫の遺産を処分してもらって以来、弁護士マイケルに横恋慕し、公の場でも彼の姿を追い求めるようになった。

リンダ・ヴァランダー、まもなく30歳。

【北欧ミステリの最高峰 「ガラスの鍵」賞受賞作! 】 その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。

未解決だった難事件を次々と解決、やっと日の目を見つつある特捜部Q。だが捜査を待つ事件は増えるばかりだ。

ハードゲート大学の数学講師ピーターは、横領容疑で免職の危機にある亡父の友人ハクストンに助力を乞われた。

スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。

死者四名を出した現金輸送車襲撃事件の共犯として、十年の刑に服していたオーディ・パーマー。

ドーセットの寒村シェンステッドに、死と暴力が不穏な空気をもたらしていた。

スコットランドの地方都市で、帰宅途中の女性教師が何者かに襲われ、殺されかけた。

【北欧の新星登場】 公園にぽつんと張られた白いテント。

CIAをはじめ幾多の勢力から追われる身となった、“グレイマン(人目につかない男)"と呼ばれる暗殺者ジェントリー。