壊れた海辺



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    初公開日(参考)2008年10月
    分類

    長編小説

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    壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)

    2008年10月10日 壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)

    捜査ミスから同僚を死なせ、心身ともに傷を負ったキャシン刑事は故郷の海辺の町に戻り、小さな警察署で働き始めた。そんな折り、隣町で篤志家として知られる老人が殺害され、彼は捜査に駆り出される。高価な時計を売りにきたアボリジニの若者たちに容疑がかかり、彼らを追い詰めた警察は2名を射殺、1名を逮捕、事は落着に見えたが、キャシンは納得しなかった。単独捜査を続けるキャシンのまえに、やがて驚くべき真相が。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    壊れた海辺の総合評価:7.67/10点レビュー 3件。Cランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    荒々しいキャシン刑事!ファンになりました!

    最初会話のテンポについていけず、読みにくかったのですが。
    (キャシン刑事は冗談を交えながら会話をするので、それがただの冗談なのか、辛辣な意見なのか、戸惑うこともありました)
    (発言自体も素っ気ないしね)
    半分を過ぎると此方も段々分かってきて、物語そのものを楽しめるようになりました。
    (途中で思考にブレーキがかかると、想像しにくくなりますよね)

    この作者にはもっと書いて欲しいなあ~。
    きっと大の犬好きだと思うし、何匹も飼っているのかも!?
    二匹のワンちゃん達が良い味だしてます。
    この子達が登場しなかったら、きっと後味の悪いものになっていたでしょうね。
    私の中ではキャシン刑事はメルギブソン!
    シリーズ化して欲しいなあ~。

    ももか
    3UKDKR1P
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.2:
    (4pt)

    独特の文体で綴られるCWA賞受賞の社会派ハード・ミステリー

    本書は、オーストラリアの作家によるオーストラリアを舞台にした作品ながら、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」’07年度ダンカン・ローリー・ダガー賞(旧名称ゴールド・ダガー賞・最優秀長編賞)を受賞している。ピーター・テンプルはオーストラリア人として初のCWA章受賞の栄誉に輝いた。
    名家の当主で老社会奉仕家が襲われ、危篤に陥る事件が起きた。容疑者を追い詰めた警察は、アボリジニの若者ふたりを結局死に至らしめ、ひとりを逮捕する。事件は解決したかに見えたが、キャシン刑事は腑に落ちないものを感じ、強制的に休暇を命じられながらも独自に捜査を続ける。やがて明らかになってゆくおぞましい真相・・・。
    本書では、先住民族アボリジニの人種差別問題、自然環境保護の問題、そして少年への性的虐待の問題など、社会的なテーマが物語の中枢にあって、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ、コアラ、など、日本人にとっては明るいリゾート観光地として知られるオーストラリアの影の部分が抉り出されていて、改めて考えさせられる。
    また、ピーター・テンプルの、言い切りが多く、余計な説明的文章をほとんど差し挟まない、まるで読者を突き放すかのような独特の語り口は、そのまま心身ともに煩悶する孤高の主人公キャシン刑事の存在感をハードボイルドタッチで表しているといっていいだろう。
    しかし、テンプルは、渡りの労働者レップ、兄のマイケル、陽気な従兄弟のバーンとキャシン刑事とのふれあいを通じて、彼に対しての救いも用意している。
    本書は、社会派を標榜する硬派のミステリーであると同時に、人々の運命がさまざまに交錯する人間ドラマでもある。
    壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)Amazon書評・レビュー:壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)より
    4270102403
    No.1:
    (4pt)

    独特の文体で綴られるCWA賞受賞の社会派ハード・ミステリー

    本書は、オーストラリアの作家によるオーストラリアを舞台にした作品ながら、英国におけるミステリーの頂点、「CWA(英国推理作家協会)賞」’07年度ダンカン・ローリー・ダガー賞(旧名称ゴールド・ダガー賞・最優秀長編賞)を受賞している。ピーター・テンプルはオーストラリア人として初のCWA章受賞の栄誉に輝いた。

    名家の当主で老社会奉仕家が襲われ、危篤に陥る事件が起きた。容疑者を追い詰めた警察は、アボリジニの若者ふたりを結局死に至らしめ、ひとりを逮捕する。事件は解決したかに見えたが、キャシン刑事は腑に落ちないものを感じ、強制的に休暇を命じられながらも独自に捜査を続ける。やがて明らかになってゆくおぞましい真相・・・。

    本書では、先住民族アボリジニの人種差別問題、自然環境保護の問題、そして少年への性的虐待の問題など、社会的なテーマが物語の中枢にあって、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ、コアラ、など、日本人にとっては明るいリゾート観光地として知られるオーストラリアの影の部分が抉り出されていて、改めて考えさせられる。

    また、ピーター・テンプルの、言い切りが多く、余計な説明的文章をほとんど差し挟まない、まるで読者を突き放すかのような独特の語り口は、そのまま心身ともに煩悶する孤高の主人公キャシン刑事の存在感をハードボイルドタッチで表しているといっていいだろう。

    しかし、テンプルは、渡りの労働者レップ、兄のマイケル、陽気な従兄弟のバーンとキャシン刑事とのふれあいを通じて、彼に対しての救いも用意している。

    本書は、社会派を標榜する硬派のミステリーであると同時に、人々の運命がさまざまに交錯する人間ドラマでもある。
    壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)Amazon書評・レビュー:壊れた海辺 (ランダムハウス講談社文庫 テ 3-1)より
    4270102403



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