リスボンの小さな死



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    初公開日(参考)2000年08月
    分類

    長編小説

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    リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    2000年08月31日 リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

    陽光あふれる港町リスボン。浜辺で発見された15歳の少女の絞殺死体は、レイプされていた。被害者と同じ年頃の娘を持つ、孤高の中年の警部コエーリョと、助手の若手刑事が事件の担当を命じられる―。時は半世紀ほど遡った第二次大戦中。ナチス親衛隊の上層部は大量のタングステンの買い付けのために、実業家のフェルゼンをポルトガルに送りこむ。だがその前途に待ち受けていたのは、思いもよらぬ運命の悪戯だった…。英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    リスボンの小さな死の総合評価:8.00/10点レビュー 6件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (6pt)

    タイトルはいいのだけど

    内容が難しすぎていまいち分かりませんでした。
    でも、「セビーリャの冷たい目」よりはこちらの方が好みですね。

    ももか
    3UKDKR1P
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    No.5:
    (4pt)

    人間は復讐心をもつ動物であり、それが歴史を教訓にできない理由のひとつなんです

    20世紀末に起きたリスボンでの小さな少女殺人事件。しかし、その根は深く、半世紀も遡のぼらねばならない。第二次世界大戦、ナチスの台頭、その中でのポルトガルという国の微妙な立ち位置。実業家が暗躍し、戦後も隠然と存在感を顕している。その過程でひとつの綻びが生じ、それが、「リスボンの小さな死」に繋がっていく。

    警部に言った言葉が印象深い。
    「忘れがちな事ですが、警部さん、歴史というものは、書物に記されているものとは違います。そこには個人の要素が大きくかかわってきます。人間は復讐心をもつ動物であり、それが歴史を教訓にできない理由のひとつなんです」
    リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151720022
    No.4:
    (2pt)

    作り物めいていて、重みや厚みの感じられない大河ドラマ

    第2次世界大戦中の1941年、ドイツの実業家クラウス・フェルゼンは、ナチス親衛隊に強要されてポルトガルに赴き、タングステン(兵器用の金属材料)調達作戦の指揮を執る。一方199*年、リスボン近郊の海岸で、15歳の少女の全裸の他殺死体が発見され、殺人課のゼー・コエーリョ警部が捜査に当たる…という、ポルトガルの話という以外、何のつながりもないと思われる、しかも50年もの時を隔てた出来事が、互い違いに描かれる。着想はとてもおもしろいのだが、大いに期待しただけに、大いにガッカリした。全体的に作り物めいていて、半世紀もの時を結ぶ壮大なドラマにしては、重みや厚みが感じられなかった。コエーリョの物語は冗長に、フェルゼンの物語は駆け足になってしまった。特に、冒頭では好人物だったフェルゼンが、ポルトガルに行ってから、あまりにも急激にすさんでしまうのには、すっかり興ざめしてしまった。この変貌の過程だけでも、もっとじっくり描かれていれば、少しはましだったかもしれない。さらに、結末は凝っているかもしれないが、作為的にすぎて、かえって白けてしまった。
    リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151720014
    No.3:
    (5pt)

    2度読みの勧め

    登場人物の感情や心理が網のようにあらまりあいつつクライマックスへ。ポルトガル滞在に読み始めたのですが、リジュボア近郊が舞台なので風景が目にうかびました。伏線がたくさんあるので、2度読みがお勧めです。
    ポルトガルに滞在したことがあって、なおかつ歴史ミステリファンにお勧めします。
    リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151720022
    No.2:
    (5pt)

    読み応えのある作品

    裏切りや復讐が物語りの軸となるので、やや暗い感じは否めませんが、非常に重みがり、読み応えのある 作品です。50年の長きにわたる物語ですが一気に結末までひっぱられ、さまざまな伏線が慎重に張られ ていたことに驚きをもって気づかされます。
    リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リスボンの小さな死〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151720022
    No.1:
    (5pt)

    ポルトガル現代史を背景に入念に構成されたミステリ

    第二次大戦が始まった頃,ドイツの連結器製造会社を経営するフェルゼンは,ナチ親衛隊の名誉隊員にされ,ポルトガル語に堪能なために,戦争遂行に不可欠なタングステンの買い付けのためにポルトガルに派遣される。フェルゼンが荒っぽい手段でタングステンを集めてドイツ送りながら,次第にポルトガルに深く関わっていくという話と,現代のリスボンの女子高校生殺害事件のコエーリョ警部による捜査の過程が同時に語られていく。前者は三人称,後者は一人称である。ポルトガルの現代史と何重もに絡まりあった復讐,それに繰り返される裏切りを柱にしている。コエーリョ警部は,着実に捜査を進めていき,犯人を捕らえる。しかしながらそう簡単には決着はつかない。現代の事件が,過去の長い影を引きずっている!というタイプで,大きな流れから細部まで注意が行き届き,入念に構成されたよくできたミステリである。
    リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リスボンの小さな死〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
    4151720014



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