スパイは異邦に眠る

2003年03月01日　スパイは異邦に眠る〈上〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

一九四四年、イギリス情報部の諜報員アンは密命を帯び、中立地帯であるリスボンに赴いた。同じころ、ドイツの特別諜報員フォスは敵対する共産主義者を追ってリスボンに向かう。各々使命を帯びて暗躍する二人。が、まもなく彼らは偶然出会い、そして敵同士の危険な恋に落ちてしまう。逢瀬を重ねるふたりだが、やがてアンがスパイであると親ドイツ派の実業家が気づきはじめた…英国推理作家協会賞受賞作家による注目作。(「BOOK」データベースより)

2003年03月01日　スパイは異邦に眠る〈下〉 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

愛するものたちをすべて失ったアン。一九七一年、彼女は共産主義に共鳴し、祖国イギリスのためでなく、ロシアのために二重スパイになることを決意する。与えられた任務は、ロシアの機密を漏洩している諜報員“雪豹”の正体を暴けというものだった。まもなくアンは粛清と裏切りが支配する雪の大地に独り降り立つが…諜報員として激動の世紀を駆け抜けた女の数奇な運命。戦争ロマン小説とスパイ・スリラーを融合した大作。(「BOOK」データベースより)