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ナイトホークス
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ナイトホークスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 21~40 2/3ページ
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マイクルコナリーとの出会いは「リンカーン弁護士」です。法廷を舞台に弁護士からの視点で描くストーリーに惹かれその後最新作が発売される文庫を購入。ついに作者の初期から中期の物を探してこの「ナイトホークス」を選びました。 前半ははっきり言って少ない状況証拠の中どんな風にストーリーが展開されるか 全く予想できませんでした。しかし根気よく読み続け後半からはグングン引き込まれ一気に読破しちゃいました(笑)いかにも男っぽいハードな作品。とは言え途中からパートナーを組むFBIの女性捜査官との関係は女性読者からはぎこちないような描写も有り(この辺は翻訳者さんのせいかも)☆4つにしました。 | ||||
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ボッシュシリーズ第一作目。 マイクル・コナリーがLAで犯罪担当記者となって3年後の1992年にに初めて書いたハードボイルド小説。 LAで実際に起きた事件を一部題材とした本小説は各書評で非常に高い評価を受け、アメリカ探偵作家クラブのエドガー賞を受賞している。 小説の大まかな筋立てはほかのレビュワー諸氏が描いている通りですが、物語はLAで起きた地下トンネルを掘っての大掛かりな銀行金庫強奪事件に終結後20年近くたっているベトナム戦争が大きな影を落とし、そこにボッシュのかつての仲間が加わっていたことからIAD、FBIも加わって事件の行方は複雑さを増していきます。 ボッシュシリーズに共通しているのは、ただのはみ出し刑事の破天荒なハードボイルド小説ではなく、社会性を持ち合わせたすぐれた推理小説として、また、警察・FBI内部の人間関係の複雑さを描いた人間ドラマとして非常に読みごたえがあること、登場人物の人格形成がとても丁寧なことがあげられる。 本作品に限らず、きわめて緻密に伏線が貼ってあるので、登場人物のやり取りや行動をきちんと覚えておかないと後戻りしながら、確かめながらの読書になってしまう。本小説でも事件や事象に推理に推理を重ねていって、最後の50ページで明らかにされるどんでん返し。面白い! これまでランダムにボッシュシリーズを3作品ほど読んできたが、ここからは書かれた順番にボッシュを追っていこうと思う。彼の複雑な出生やLAPDでの活動を追っていくためにはどうしても作品リリースの順に読んでいかないと、シリーズをより深く楽しめないと思うからだ。 ボッシュシリーズから派生したスピンオフ小説群についても同じことが言えるだろう。 コナリーの英語はそんなに難しくない。新聞記者出身の作家ならではの歯切れの良いスピード感のある文章、オーソドックスな現代米語に接することができるのでおススメである。 | ||||
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すべてのシーンに絵が浮かぶ、上質な映画のような作品。 偶然など信じないというボッシュの言葉のとおり、 一見ばらばらに見えた事象は収束し、 やがてただ一つの真実へとたどり着く。 言葉でなく行動で存在を主張するボッシュの 孤独は深くあざやかで、原題(『The Black Echo』)が 彼とメドーズをはじめとした戦争の犠牲者達に 重点を置くのに対し、 作中登場する絵画からいただいた邦題は、 彼とエレノアの孤独な関係に より深く寄り添っている印象を受けました。 | ||||
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正直なにが面白いのかさっぱり分かりませんでした。 構成も杜撰だし、登場人物にも何の魅力も感じません。 結末が分かっても、何だそんなこと、と拍子抜けしました。 ハードボイルドとしても、何の迫力も感じません。 何度も読むのをやめようかと思いましたが いちおう最後まで読みました。 なぜこんなに評価が高いのかさっぱり理解できません。 そのうえ文章もつたないですね。 | ||||
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ひとつの事件が別の大きな犯罪と つながっていくという展開はさすが。 ゆっくりじわじわと真相を探っていき、 だれることがないですね。 ボッシュの人柄と戦争を絡めた過去の出来事が うまく絡み合っています。 ラストも良かったと思います。 | ||||
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英語多読の教材としてはかなり難しい。 5段階で4.3〜4.4ぐらい。何が難しいのかを思いつく限り列挙すると。 1.背景知識 警察用語、アメリカ警察内部の階層、上下関係、FBIと地元警察の関係 ボッシュのベトナム戦争時の回想(対ゲリラ戦とトンネル鼠の活動) 日本語訳を読んでいると、「ほいほいと読み飛ばして」いるのですが、英語になると簡単に読み飛ばせませんでした。 2.会話文章 会話文が日本人にとって容赦のないくだけた口語。難しい単語は登場しませんが、中学、高校で習う簡単な単語 way line type air gut 等々が辞書の3番目、4番目の意味で使われ、give get have make と組み合わさると理解度は急降下。特に刑事同士の会話がよく理解出来なかった。 3.地の文章 引き締まった文体です。従って、省略、倒置が多用されます。古典的な美文を目指しているのでなくジャーナリスティックな文章です。コナリー自身が新聞記者の出身であるためか。 2と3の絶妙なコントラストがコナリー作品の特徴です。それにストーリーテリングの妙が加わり、独特の世界を形成していますね。 本書を読了後、次の作品である 「Black Ice」を読んでいます。 | ||||
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1992年に発表された本作品は、「このミステリーがすごい!」などの年間ミステリー・ランキングの常連である著者の処女作にして、「ハリー・ボッシュ」シリーズの記念すべき第1作です。 じつは、本作品を読む前、「ベトナム帰還兵の一匹狼刑事、ハリー・ボッシュを主人公としたハードボイルド」だという情報を得て、正直なところ、ありがちな設定だなと感じていました。 また、ダム近くの配水管で発見された死体が、ベトナム戦争時代の戦友であったため、必死の捜査に乗り出すというのも、それほど新鮮な設定のようには思われず、期待半分といったところでした。 ところが、読み始めてからは、状況は一変。 すぐに物語に引き込まれてしまいました。 特に注目したのは、ハードボイルドではあるが、謎解きの要素もふんだんに盛り込まれているところ。 冒頭の死体発見現場の描写で、ボッシュ刑事はすぐにいくつかの疑問点を発見します。 そこから論理的に捜査を進め、過去に起きたある重大事件に行き着くのですが、ここでもまた、その事件に関する疑問点を見つけ、論理的に捜査を進めていく…。 その捜査方法は地道ではありますが、きちんと「推理」をしながら、犯人を追い詰めていくのです。 また、ストーリーにも起伏があり、最後に明かされる犯人像も意外性があります。 もちろん、ハードボイルドならではの、人間関係から生まれる哀愁感、 生きていくことへの寂寥感といった要素が絶妙の筆さばきで綴られていることはいうまでもありません。 当初ありがちと思っていた人物設定も、複雑な生い立ちや、転機となった事件など、丹念に練り込まれた設定となっていることが分かり、ハリー・ボッシュとはどういう人物なのか、さらに知りたくなる −−つまり、第2作以降も読みたくなってしまうところが、 傑作たる所以といえましょう。 | ||||
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コナリーの作品は、登場人物の心情や背景を綿密に記述するため、主人公の立場で事件に巻き込まれてしまい、解決まで文字通り「目」が離せないのが特徴。主人公のボッシュが必ず正義を実現したいと思う心情や、犯人が事件を起こす動機が、強烈に人間味があるところが、物語に現実味を醸している。 この作品も処女作ながら、小さな何でもない事件から、大きな陰謀を解き明かすその過程が連続したシーンとして目に浮かぶように展開します。コナリーを試したことのない方は、是非、この作品をお勧めします。 また、コナリーを経験している方には、期待を裏切らない作品であることをお約束します。 | ||||
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Mコナリー作品を読むのはこれで7作目(8かも)。7作目にして第一作目を読んだ。 ボッシュシリーズは読めば読むほど面白くなり、ハリー・ボッシュという主人公そのものの奥深さが堪らなくなって行く。 また明らかにコナリー自身が書くごとに作品が良くなって行っているので、処女作として、 これはこれでなるほどと納得出来る。 そう考えると、ここからだいぶ成長したのだなーと思う。 コナリー作品はとても不思議で、読んだ後には必ず続けてコナリー(ボッシュ)を読みたくなる。 そのくらいボッシュは読者の中で生きていると思う。 | ||||
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‾‾おもしろかった。描写が緻密ですべての情景に意味があり伏線となっています。ゆっくり読んでたっぷり一ヶ月楽しめました。あと数十ページというところで話が見えたような気がしましたが見事にハズレ、最後の最後まで裏切ってくれて嬉しかったです。「ちゃんとした小説」を読みたいミステリファンにはおすすめ。‾‾他の推薦されたタイトル: The Fates by Tino Georgiou. 極度のよい. | ||||
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ロサンゼルス市警殺人課のアウトロー刑事、Harry Bosch シリーズの第一弾です。 ハリウッド郊外のパイプの中で発見された死体は、ベトナムで一緒にトンネルにもぐった仲間でした。 麻薬の過剰摂取ではなく殺人だと気づいたHarryは、おおがかりな銀行強盗事件にたどりつき、 FBIと共同で捜査をすすめるのですが…。 それぞれ単独でも読めるシリーズではありますが、 ハリーのバックグラウンドや、重要な登場人物との関係を理解しておくことが シリーズを楽しむためには、やはり欠かせません。 そのためには、ぜひここから読みむはじめておきたい一冊です。 ハードボイルドで一匹狼の印象が強いハリーですが、 実は鑑識や検視の結果を尊重し、書類や記録を丁寧に集めて読み返す、 地味で緻密な捜査をする刑事であることがわかります。 いきあたりばったりで展開するのではなく、手がかりを追ううちに事実が明らかになっていく、 警察小説の小気味よさを味わえます。 衝撃の結末!!をむかえるストーリーテリングの面白さも抜群です。 | ||||
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マイクルコナリーのボッシュシリーズは、まさに最高のハードボイルド小説である。 そして本作の良さは、多分35歳を過ぎたよい大人が読むと尚一層考え深いものがあると思う。 本作は、その第一作であり、ラスト50ページに意外な犯人が登場するどんでん返しのミステリーでもある。そして何より、ボッシュとある登場人物の恋の行方がとても切ない。物語の中盤からラストのエンディングまで、二人の恋の(迷)行く末が堪らない、最高の恋愛小説である。本作を読んで、コナリーも又ベトナム戦争にかなり影響を受けた作家である。私が好きなコナリーと同年代の作家であろうSハンターやNデミルなどの巨匠達も又、ベトナム戦争に大きな影響を受けている。米国の国民作家と、ベトナム戦争は、やはり切っても切れない出来事であることがを再認識させられた。 | ||||
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刑事ボッシュシリーズの第1作である。ボッシュはかつてヴェトナム戦争に従軍し、本書では被害者が当時の元同僚で、ストーリーにはヴェトナム戦争がさまざまに絡んでくる。鋭い推理とねばり強い捜査が信条の腕のいい刑事ボッシュ。不正を憎み、たださずにはいられない、妥協を好まない男。上司でも同僚でも間違っていれば「間違いだ」と、人前でも平気で言う男。だから出世をするはずがないが、そもそもそれを望んではいない。現場一筋なのである。このキャラクターが読者には魅力である。 | ||||
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本書は、マイクル・コナリーのデビュー作であると共に、のちに“当代最高のハードボイルド”、“現代ハードボイルドの到達点”といわれる<ハリー・ボッシュ・サーガ>シリーズの記念すべき第1作でもある。 また本書でコナリーは、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」・通称エドガー賞の’93年度ベスト・ファースト・ノヴェル(最優秀新人賞)を受賞している。 メインのストーリーは、ボッシュのべトナム戦争時の戦友メドーズが死体で発見されたことに端を発する銀行強盗事件を、ボッシュとFBIの特別捜査官エレノアがペアを組んで捜査する警察小説である。本書の中でボッシュは、タフで腕はいいが、どこか孤独で、常に所轄署の上司やロス市警内務鑑査から目をつけられる「はみ出し」刑事として描かれている。 また、コナリー流ハードボイルドの特長である、二転三転する巧緻なプロットや、哀しく意外な真相は第1作から健在だ。 しかしそこはさすがにシリーズ1作目、「ハリー・ボッシュとは」という人物造形やこれまでの生い立ち、事件が現在進行形の事件に溶け込んで、それを損なうことなく、また冗長になることなく、うまく書き混まれている。 それらのエピソードは、具体的にはこれからこの<シリーズ>が進むにつれて、初期の数作品の中で時間をさかのぼって明らかにされてゆくようである。そういう意味でも本書は<ハリー・ボッシュ・サーガ>の原点である。 | ||||
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本書のベストセリフ ハリー・ボッシュ「偶然なんてない」 なんだ、このレベルの高さは! 第一作から、シリーズものの最終巻のような凄いネタが展開します。 ハードボイルドの枠を超えた本格推理小説として楽しめます。 というか、ハードボイルドの欠点を逆手にとった本格ミステリである。 世界一の推理小説、クイーンの「Yの悲劇」には惜しくもかなわないが、 ラスト50Pのドンデン返しは、 「Yの悲劇」をハードボイルドでやる気かと、凄い興奮しました。 まだ、一作目である。 「Yの悲劇」も超え、 推理小説のジャンルも超え、 新たなジャンルを創設してしまいそうな力量がコナリーからは読み取れます。 コナリー読まずに死んだらいけないというが、 死刑が確定した死刑囚にも読ませるべき傑作である。 死刑囚は、 「コナリーの作品読みたいので、死刑にしないで下さい。悔い改めます」 と叫ぶであろうw。 ネタばらしになるので、どう紹介するか、書き方に悩む作品だが、 思いっきり深読みして曲解して、 美術オタクの刑事が、美術品を集める物語。 という紹介はどうよ? 原題はブラックエコーだが、ナイトホークスという訳題にした 古沢嘉通さんのセンスも素晴しいですな。 ブラックエコーテーマのベトナム帰還兵の物語なんて量産されすぎている。 本書はナイトホークスの物語である。 最後にこの名セリフは書いておきたい。 『不正は正されなければいけない』 | ||||
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アメリカの刑事物のお決まりの登場人物や設定が次々出てくる。 しかし、それでも面白い。 ダーティ・ハリーが好きな人ならば必ず満足する。 | ||||
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私はコナリーがハリーボッシュシリーズの7作目を書いた時彼の名前をはじめて知りました。シリーズものは最初から読みたい派なのでとりあえずこの1作目を買いそれから一気に読破しました。シリーズ物を手がけている作者は沢山いますが、彼ほど自分の作り上げた登場人物にこだわり作品を書いている作者はいないのでは、と思えるほど全ての本の登場人物がリンクしててできます。ハリーボッシュシリーズ以外の登場人物もどんどん出てくるので是非全ての本を手に入れて一気にコナリーワールドを堪能してください。絶対後悔しない事を保障しちゃいます。 | ||||
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‾‾おもしろかった。描写が緻密ですべての情景に意味があり伏線となっています。ゆっくり読んでたっぷり一ヶ月楽しめました。あと数十ページというところで話が見えたような気がしましたが見事にハズレ、最後の最後まで裏切ってくれて嬉しかったです。「ちゃんとした小説」を読みたいミステリファンにはおすすめ。‾‾Also try,Giorgio Kostantinos'‾The Quest | ||||
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英語の表現が口語的(どういう表現が良いのか分かりませんが)で、英語の初心者にとっては意味が把握しにくいところもありますが、難しい単語は少なく、あまり気にせずに読めます。‾‾Also try`Giorgio Kostantinos'‾The Quest. | ||||
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著者のデビュー作。ある事件がきっかけで花形部署のLA警察署殺人課からハリウッド署に左遷させられたハリー・ボッシュ。死体発見の一報を受け、現場にかけつけたボッシュはそこでベトナム時代の戦友の変わり果てた死体と遭遇した。釈然としない何かを感じたボッシュ。やがてボッシュはLAで密かに進行中の巨大犯罪に巻き込まれていく…。 組織に馴染めず、一匹狼のハリーだが、心に影を引きずるハリーはヒーロー然とした主人公でもない。ハデなアクションも銃や武器に関するこまごまとした描写もないが、警察機構とFBIとの関係、緻密な場景描写でクライマックスまで次第に盛り上げていくストーリー構成はみごと。ラスト直前、ストーリーの先が見えてくるがあまり気にならず、ハラハラしながら最後までキッチリ読了、上・下2巻をいっきに愉しんだ。 映画化するとヒットしそうな作品。次作が愉しみな作家だが、訳がいまひとつ。 | ||||
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