■スポンサードリンク
ノルウェイの森
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ノルウェイの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全812件 801~812 41/41ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ベストセラーになる本なんてロクな本じゃないという説がある。確かに今売れている本の中にはそう思えるものもある。この本は違う。20世紀後半の日本を描きながら人間のある種の普遍性に達した傑作である。ビートルズの「ノルウェーの森」と共にいつまでも人々の心に残っていくだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「この本に出てくる直子があなたに似ているから読んでみて」と言われて、20歳のころ初めて読んだ。最初にそう言われたからか、必要以上の感情移入をしてしまったような気がする。誰もが持っている喪失感や、不完全さをこういった形で表した小説は、他にないと思う。何かを失いながら、何かが欠けながらも誰しもが生きている。けれど、失ってしまったものの大きさにおののき、それが二度と戻らないとわかってそれでも生きていかなければならないという事実に耐えられなくなった人間はどうするのだろう・・・。そんな人達の生きていこうともがく姿が如実に語られ、哀しく、せつなく、やるせなくなる。 それでもわたしたちは、生きていく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多くの人に愛されようとすることに疲れ、少し孤独で周囲との距離をあけようとする自分。そんな自分が世の中に順応していくことが苦手なのではないかという不安に駆られたとき、この本がすべてのことを拭い去ってくれました。どんな人にでも表と裏の相反する自分を持っている。完璧な人間なんて何処にもいない。主人公と自分を同化させ、この本を読み進めていくうちに、自分の抱く不安は何とちっぽけなものなのか。それは誰もが抱く平凡なこと事ではないのか。そう思ったとき肩に背負ったもやもやしたものがすっと抜けていった。自分に無理をしない。自分に素直でいること。自分らしさを取り戻したい時に私はこの本を手に取る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は僕に本の素晴らしさを教えてくれたものです。 この本に出会って「読書」に目覚めたといっても過言ではありません。 全ての人に読んで頂きたい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実の世界といわゆる「あっちの世界」の間で苦悩する主人公。大切な人を無くしてしまうという深い喪失感の中、死者の世界に引きずり込まれそうになりながらも、 再生をしようと、もがきながら成長しようとしていく。「我々は生きていたし、生きつづけることだけを考えなくてはならなかったのだ」読了後もしばらく引きずってしまった作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説が解いた物語は、それ自身がそうなることを望んでいたようだ。「喪失感」という言葉が、この小説に対して向けられたが、それは過去との決別でもあろう。失うことができれば、もっと簡単だろうに・・失うことができないからこそ、悲しみもあるように思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
学生の頃に読みましたが、今でもたまには読み返したくなるくらい好きです。年代は異なるけど、誰もが待っている「風景」を見事に描写していると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ねえ、ノルウェイの森って読んだことある?やばいよ。マジやばい。きっとハマると思うから読んでみて。絶対」 友人にそう言われて読み始め、言われた通り見事にハマった。この本が発行されたのが87年。私が生まれたのが78年だから9歳の時。 それから13年後、小学校入学から高校卒業までと同じくらいの時を経て、私は出会った。13年経っていてもその言葉は風化することなく、ひっそりと静かにもの哀しく、そして激しく語りかけてくる。私の背後にピッタリと寄り添って語りかけてくる、その息づかいが感じられるくらいにリアルに。この本から得た、大きな暗い穴のような感動と、そして何よりも、現代の若者の間でもその感動を共有すべく、口コミで広がっているという事実。しっかりと「ノルウェイの森」は生き続けていると事実を声を大にして言いたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
書かれてからもう大分経つが、今、登場人物たちと同じく大学生である私が読んでも実に新鮮であり、尚且つ限りない親近感を抱く作品だ。 彼らのどうしようもなさは同時に自分達の日常で、だからこそ、ひりひりとしたリアリティが読む者に迫る。 モラトリアムを生きる全ての人に読んで欲しいと思う。必ず、そこに自分の姿を発見するはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつのまにか主人公の青年と若かった自分を照らし合わせていた。いつのまにかどこかに忘れてきてしまった感覚が読むほどによみがえってきたようだった。人を好きになることがこんなにも素敵で、せつなくて、哀しいことだってことを、この本は思い出させてくれた。この本がベストセラーだったころ、わたしは主人公よりもずっと若かった。いつかは読んでみたいと思っていた。最初にそう思ってからもう何年も経っていたけど、今読んでみてほんとうに良かったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
それまでの羊男世界から全く異なった「100%のリアリズム小説」それだけにいろんな意見のある本書だが、この本が持っている繊細さ、読者の心の奥に直接コンタクトしてくる 優しさについては誰も異論は無いと思う。冒頭、第一章の限りない透明感と喪失感、深い思いはこの本のすべてを物語っている。何度も再読してきたが登場人物達の年令を通りすぎ、遠ざかるにつれて 自分の失ってきたものたちのことを考えさせられる。“文章という不完全な容器に盛られた不完全な想い”だからこそ この小説は多くの心に共振を呼び起こしたのだろう。著者とこの本を僕に贈ってくれた人に限りない感謝を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ライ麦畑でつかまえて」に匹敵する、青春小説の決定版。甘く切ないだけでなく、現実の重みや暗さもシビアに描いた作品。私のベストテンに入る愛読書。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!