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ノルウェイの森
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【この小説が収録されている参考書籍】
ノルウェイの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全812件 641~660 33/41ページ
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友人に勧められて手にとってみた本だ。私の教養、感受性のレベルが低いからかもしれないが、私はなぜこの本がこんなに評判がいいのか全く理解できなかった。 先ず、直子。彼女のクレイジーっぷりはびっくりするが、実際にこのような人が身近にいる人は少ないだろう。あんまり現実味がない。主人公も主人公だ。結局おまえは何をしたいんだ?っていう疑問が浮かぶ。あれこれと考えはするが、結局何も自分からはアクションを起こさず、最終的には色んな女とSEXして、恋人を失ってしまう。何が損なわれてしまい、何が満たされないのか分からないが、何の行動もしていない主人公には満たされる事はないだろう。 この本のコンセプトは一体なんであろう。恋愛小説?(だとしたらこれほど陳腐でくだらない恋愛小説はない)。人生?人の心の弱さ?(リアリティが感じられない)。ただ無気力な主人公がダラダラと時を過ごしているのを淡々と書いているだけだ。所々に見られる音楽や情景・行動の描写といったものが哀愁や悲しさといったものを演出しているのかもしれないが、中身はない。この手の話ならサリンジャーの“ライ麦畑でつかまえて”の方がよっぽどいい。少なくとも主人公は満たされない日常から脱却するために何かしらのアクトを起こしている。たとえそれが上手くいかなかったとしても。私はその方がリアリティがあると感じられたし、共感もできた。 この本をまだ読んでいない人は、読みたかったら読めばいいし、そうでなかったら読まなくてもいい。ただ、私はお奨めしない。得るものは何もない。おそらく時間の無駄になるであろう。 | ||||
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感動?そうじゃない、哀しみ?そうでもない、私はこの本を読んだ今の自分の中の感情を適切な言葉で表現することが出来ません。 でもそれは登場人物達も同じです。僕、直子、緑。誰もが弱くて不安定で、淋しさや哀しさ、色々な感情を抱えている。みんな自分で自分のことが分からないから悩み、苦しむ。でもそれが生きているということ。 「僕はいったいどうすればいいのでしょう?」悩みに悩んだ“僕”のこの言葉がそれら全てのことを象徴しているようです。 この本は登場人物の淋しさ、哀しみ、喪失感などカオスのように複雑に入り混じった感情がひしひしと伝わってきました。感動でもなく、哀しみでもなく、複雑な感情の大きな波。 何かを失ってしまうことはとても辛く哀しいことです。失ってしまった時、自分の中のありとあらゆる物が壊れ、心の病となり、再生することはとても困難なことです。 しかし、再生を手助けしてくれる手紙と音楽が作中何度も登場し、それらの持つ温かいエネルギーに心がほっとする場面もありました。 読んでいて決して気持ちの良い爽快な物語ではありません、心の準備をして読むことをおススメします。 でも読んで損は無い物語です。 | ||||
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村上さんが言いたいのはこうだろう。 結局のところ我々はなにも選んでなんかいない、降りかかってくるイベントをこなしていくだけ。ダンスダンス的にはいえば「雪かき」なんだよ。受動的に生きる生き方を肯定してくれる、そんな日本人に実はやさし本だったりする。村上さんは、もがけばもがくほど腐っていく崩壊の循環を知ってる人。 どの本の主人公も意思というものがない。こういう生き方もありなんだと示唆してくれてるような気がする。この本は「生き方」の相対化。 | ||||
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嫌悪を抱く人が多いみたいですね。 性交(挿入に限らず)は、法的・生物学的にはとても重いものですが、対人関係においては、ハグやダンス、スポーツ観戦の観客同士の連帯や高揚と同じ、つまりコミュニケーションの一様態だと思います。 愛とセックスを不可分とするのは、所詮一つの価値観=信仰に過ぎません。それが、人間社会の発展に寄与するために、法的インセンティブを与えられているにしてもです。 それを知らない(思いが至らない)人間には、この書を語って欲しくない。 この本を主人公の性交渉描写だけをあげつらって悪し様に言うのは、映画「転校生」を、その性描写のために悪し様に言ったPTAと同じレベルだと思います。 性と死は、人間の本質であり、隠蔽・タブー視されているだけに目の前に現れるだけで嫌悪感を持つ人も多いのかもしれませんが、真に自由に生きたいと思う人間にとって深く考えざるを得ない事象だと思います。 この1冊だけで、村上春樹という作家を諦めてしまうのは、あまりにもったいないと思います。「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」や初期の短編を読んで欲しい。 | ||||
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この小説を読んで、劇的に自分の中の何かが変わったりはしませんでした。 でも、自分がここ数年の間に何を手に入れて、 その代わりに何を失ったのかをそっと耳打ちしてくれました。 本を読んだ後に、「この本がいままで読んだ中で一番良い本だ。」と思うことが時々あります。 この本は、そんな本の中の一冊です。 | ||||
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I admit Haruki Murakami is a good story teller, but he is not a good author.I don't have friends who killed themself.I don't have friends who are in mental hospital.Murakami's books are always the same. He puts the flavor of Western culture and sexuality.Young people like it.If you have enough education, intelligence, you never like his book.His tlansration of "The catcher in the rye" shows his level. | ||||
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大事な人を失った人,病気で苦しんでいる人などそういった,苦しみ・痛み・悲しみを背負いっている人への,著者の暖かい眼差しを感じました。物語もいいですが,それを引き立てる登場人物、BGM(ビートルズ,クリームなど)のさりげなさも,隠し味になっていて飽きずに読ませてくれます。セリフとか,すごく恥ずかしいしクサイのもあるけれど,フィクションなんだって割り切って、その世界に入り込んで読めば楽しめるかな,と思いました。逆にその言い回しが気障に映ったり,スノッブに聞こえるということもあると思いますが、僕はなんとか許容範囲です(笑) | ||||
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Haruki Murakami is a great story teller. That's why he is very polpular.However, I always feel he is not a great auther. People who have enough education or common sence can predict his trory.Always in his book, sone one die, or kill himself. How may of your friends did kill themselves? For most of us, ZERO.He always put a flaver of western culture since he wants to say he is cool and well educated.Furthermore, he always describes sex to attract people.When you become older, you certainly realize Haruki Murakami is a cheap guy, and you were young. | ||||
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高校、大学時代に村上春樹にはまっていて、でも『ノルウェーの森』はあまり好きではなかった。「風の歌」「ピンボール」「ダンス」「世界の終わり」「ねじまき鳥」の方が好きだったんだけど、久々に読み返してみたら、やはりこの作品はすばらしい。主人公の「僕」と、自分の考え方・生き方が、決して似ているわけではないのに、これほどまでに主人公に感情移入してしまう小説はなかなかないと思う。大学時代にもどりたいとさえ思った。仕事があまりに忙しくて、疲れていたので、久々に読んでみたのだが、慰められるというか、元気がでてくる。あえて、この本のよくない点を挙げるとすれば、村上春樹の本を読んでいる限り、なかなか仕事に対するモチベーションがあがらないことか。精神状態がマイナスのときに読むのはいいが、プラスマイナス0くらいの状態に戻ったら、違う本を読んだほうがいいかもしれない。しかし、この作品がすばらしいことは、間違いない。 | ||||
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いわゆるハルキストには不評といわれる、このノルウェイの森、私はすばらしいと思ってます。帯に村上春樹さん自身が、「100%の恋愛小説」と書いてらっしゃるにもかかわらず、こういうのもなんですが、この本は「単なる恋愛小説」ではない気がします。強く感じるのは「失われていく時代、若さへの憧憬」著者の初期作品の主人公の「モラトリアム」を捨てざるを得ない主人公。それを捨てきれずに死んでいく主人公を取り巻く人々。こういってはあれですが、ベストセラーになったのが不思議なくらい読み込める作品です。 | ||||
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村上春樹の作品を読むのは、「海辺のカフカ」に続いて2作目。登場人物が繰り広げる知的で幻想的な会話と、とてつもない才能を有しながら決定的な人間的欠陥のある個性豊かな登場人物達は健在でした。 | ||||
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まずはじめに注意したいのが、表紙に究極の恋愛小説と書いてあるが、典型的な恋愛小説ではないことである。典型的恋愛小説を求めてこの本を手にとってしまったのなら、元あった場所に戻すべきだろう。 まず、私の率直な感想は、面白いが、好きになれないということである。その理由は以下のとおりである。 内容についてだが、村上春樹独自の世界がくりひろげられていて(っていうか村上春樹の大学時代の回顧?)面白い。世の中いろいろな人間がおるというか、変人が多いというのか、登場人物に個性がある。 しかし、本書は、偏見がありすぎであり、さらに、それを笑いに使っている。また、本書には流れというものが等閑にされているように思える。 と、まあ、ぐだぐだ書きましたが、ほかのレビューを見ても、まちまちですね。賛成と反対で真っ二つに割れてる。まあ、キーはストーリー性と偏見に対する、個々人の許容範囲の違いだと思います。 | ||||
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この作品は、全ての文章に命が込められていて、その為に、何度読んでも、その命に触れて不思議な気分になる 初期の作品からずっとdetachmentの世界で生きている主人公を書き続けた作者、村上春樹。。 一言で言うと 「世界は、何て下らないのだ、僕は、関わらないぞ」と、こういうわけ。 社会と折り合い付かずに苦しんだり、自分が誰にも理解されないと思っている方は、春樹初期作品を読んで「私は、これでもいいんだ」と励まされたりしたでしょう。 ノルウェイの森にも、そういうテイストはある。そして、この作品の場合は「世の中は下らない、やってられない、だから死ぬ」という結論を出す登場人物まで、出てくる。それも、大勢。 影響を受けて、死に結論を決める人も多くいると聞く。 しかし、春樹は、この作品で死を肯定しているわけではない。 なかなか飛び立たない蛍は、それでも、道を手探りしながら、飛び立った。 突撃隊は、地図を描くんだ、地図を描くんだと、どもりながら、不器用に自分の生きる道を探し続ける。 夢の世界と、リアリズムが交差するこの物語の中で、主人公は、リアリストである緑を選んだ。 どんだけ、世界が辛くて理不尽で、話の通じない世界でも、生きていかなきゃいけないんだという結論を出した ポジティブな生じゃなくて、ネガティブな生かもしれんけど、でも、やってかなきゃならん。 全共闘の時に持っていた熱が失われても、それでも、なんとか自己を保ちつつ、生きていかなければならないと悟った春樹の切なさが伝わる。 | ||||
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こないだ、十何年ぶりかにこの本を読み返してみる。 昔読んだのは、ちょうど主人公のストーリーが展開してる年頃。 そしてもう一度読み返したコナイダってのは、 主人公がそのストーリーを回想してる年頃だ。 最初に読んだ時には、 かなりインパクトのあるコトの一部始終、ストーリーそのものに とにかく引込まれた記憶がある。 何しろ、やたらクセモノ揃いの登場人物たちが 2分の1くらいの確率で次々と死んじまうんだから。 そして、おそらくこの小説のテーマであろう生と死、喪失と再生について 書かれた言葉に少々憂鬱にも不安にもなったり。 「死は生の対極にあるのではなく、我々の生のうちに潜んでいるのだ。 」「どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、 どのような優しさをもってしても、喪失という哀しみを癒すことは出来ない。 我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしか 出来ないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる 予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。」そして再び読み返したコナイダ。 ボク達は、死ぬこと・生きることを 意識しててもしてなくても毎日選びながら送っている。日々2択。 登場人物の2分の1が死ぬって設定も、そういうことを象徴しているなら かなり公平な設定だ。 そして生きることってのは、彷徨うココロそのもの。 そういうところに腹をくくると、どんな感情を体験しても、それが、たとえば耐え難い喪失の哀しみであったとしても 「あ~生きてんだなぁ。」と、傍らにいつもいるもうひとりの自分がそっと呟く。 そして、その後は確実に再生への喜びに向かって流れていくのだ。かつてボクを憂鬱にした生きることの法則が、コナイダ斜め向こうあたりから見たら、 実はちょい楽しみな法則だった。 また10年くらい経ったら、別の角度から見てみたい。 | ||||
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村上春樹さんの作品を読んだのはこの本が最初です。『海辺のカフカ』で有名な作家の作品であることもさることながら、タイトルと装丁に惹かれて手に取りました。タイトルおよび導入部分の飛行機の中のシーンから、外国が舞台の話なのかと思いきや、1969年の学生運動真っ只中の東京が舞台です。小説の世界は全体的に鬱々としていて、読み終わった後もしばらくは抜け切れませんでした。主人公の性格・印象はちょっと暗い感じがするし、出てくる人々は揃いも揃って個性的というか変わり者。そのうえ性表現が必要以上に多くて、私としてはいただけないかな、と思います。『面白い面白くない』という判断基準よりも、『好きか嫌いか』に分かれる種類の作品なのかな、と思いました。 | ||||
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読み終えたときの感じが、何とも言えず心地よいもでした。それは、この長い物語が終わったという開放感でもあるし、主人公の開放感の追体験でもあります。これほど、前向きなラストだとは思いませんでした。“僕”が、これから幸せになりますように。 | ||||
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精神病患者、自殺、キャラクターの動き、全てがリアルである。それは村上春樹の力量なのかもしれないが、実際に精神病患者であるとか、自殺衝動があってそれに耐えて生活しているというような人には、殺人的な威力を持っていると思う。考えさせられるとか、面白いとか、そういう次元の話ではない。精神病患者が死ぬと言う描写をじっくりと書くことが、同じ精神病患者にどれだけ悪影響を与えるか・・・最後まで読めば生きることが大事と思えるかもしれないが、途中で挫折した場合、自殺衝動に駆られる人だっているだろう。そこまで描ききることが作家冥利に尽きることなのかもしれないが、私には実害であった。 | ||||
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多くの人が純文学入門として村上春樹を選びます。それはきっとその文章が一見平易で、すらすらと読める上、その文章中にはおよそ過去の小説が扱ってきた文学的な話題の多くが、村上春樹独自の新鮮な角度から一見分かりやすく書かれているためでしょう。 「但し、あくまでこれは『一見すると』と言うことであり、そこに含まれている内容を理解できるファンは少ない」と、古参のファンの方々や一部の専門家は仰います。しかしながら、僕がかねてから疑問に思っているのは、この小説に代表される村上春樹作品は本当にその文面以上に内容が豊かなのだろうか、と言うことです。 彼は、「あるいはそうかもしれない」「つまりはそういうことだ」「やれやれ」と言った思わせぶりな台詞を好んで使いますが、これらの言葉が表現するもの、それは「具体的に突き詰めて言葉で考える」と言うことの放棄ではないでしょうか。彼の小説で、何か謎に突き当たると、たいていはこれらに類する言葉が使われているように感じ、肩透かしを食らった気がします。物事すべてを言葉で表現しなければならない小説と言う表現手段において、村上春樹小説のこの性質には何か致命的なものを感じるのです。 この小説でも主人公が「それ以来僕は物事を深く考えることをやめた」と言うような描写がありましたが、このような思考を放棄した人物が主人公であると言う時点で、村上春樹自身が「この話には深みはないよ」と語っているようなものではないかと、僕は思ってしまうのです。 また、僕は皆さんと同じように村上春樹の性描写についていつも異質な印象を受けるのですが、安部公房の『他人の顔』とこちらを並行して読むことによって、その理由のひとつが分かったような気がします。 つまり、村上春樹はおよそ必要がないと思われるところで、唐突に『取ってつけたように』性描写を出すことが多いのです。ここで注を入れておきますが、僕は何も、性描写が嫌だなどと言っているのではありません。 実際、安部公房や大江健三郎にも、かなり露骨な性描写は認められます。しかしそれらが村上春樹のそれと決定的に違っているのは、それらがほぼ必ず、ストーリーの本筋から遊離したものではないと言うことです。つまり、必要に迫られて性描写を書いているということがよく分かるのであり、その描写はその他の描写と組み合わさって、小説全体としてひとつの有機体になっているのです。 然るに村上春樹はそうではありません。彼本人は「必要に迫られて」書くと言っているのですが、少なくとも僕にはどこが必要なのかさっぱり分からないのが現状です。この小説にしても、性描写をなくしてもほぼ同じ物語に仕上げることは可能でしょう。となるとこれは、現代流の読者サービスなのでしょうか。少なくとも僕は全く嬉しくないのですが…。必要以上の性描写を読みたいのであれば、僕は官能小説を読みます。 僕は彼のこういったところが主に好きではありません。しかし衰退の一途を辿っていた現代文学を復活させたと言う意味において偉大だと思うので、星は二つにします。 | ||||
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私は、以前に処女作の「風の唄を聴け」を読んで挫折し(もう何がなんだか全く理解できなかった)それ以来村上春樹の本は一切手にとっていなかったのですが、友人の勧めもあり読んでみました。そしたら、なんと読みやすいこと!何というか、登場人物それぞれに少しずつ感情移入できるので、話に入りやすいです。それぞれの気持ちや考えに、自分自身を重ね合わせたり、色々考えたりしながら読めるので、どんどん先へ進んでしまいました。個人的に、『緑』という女の子に私は特に惹かれました。すっごく魅力的で、強くて、でも弱くて。それと、他の人もそう言ってるかもしれないですけど、この小説を読んでいて、なぜだか「ライ麦畑でつかまえて」を思い出しました。なんでかなぁ?私は、この小説は人生と恋愛の小説だと感じています。でも読む人によって、捉え方は全然違うものになる小説だと思います。それが面白いのかも。村上春樹に挫折し、もう読みたくない!と思ってる人も一度読んでみるといいと思います。私はこれで、復活しました☆ | ||||
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実は村上春樹の作品は初めて読みました。数ある作品の中で「ノルウェイの森」を選んだのは、発売当初のインパクトが私の中に強烈に残っていたからです。 緑色のベースに赤い文字で、赤い色のベースに緑色の文字で書かれた本の綺麗さに見とれ、どんな内容の本かも知らないまま、そのスタイリッシュな装丁に惹かれました。 物語は、世の中の歪みを受け入れきれない登場人物の生き方が淡々と語られていきます。彼等の様々な死が、私自身の心の弱い部分に共感するものがありました。 | ||||
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