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ノルウェイの森
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【この小説が収録されている参考書籍】
ノルウェイの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全812件 761~780 39/41ページ
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村上春樹を読むのはこの本が初めてです。村上ワールドをまったく知らないし、この本がすごく売れていた時私はまだ小学校低学年だったので、何が評判なのかわかりませんでした。上巻は友達に借り、下巻は自分で買いました。下巻だけ持っていても違和感はありません。なぜなら、物語の流れというより話の中で交わされる会話の内容に惹かれているからです。元ピアノ講師レイコさんの、能力はあるけどある程度までしか伸びない生徒。病院にお見舞いに来た人と実際に看病している人の決定的な違いを主人公の友達みどりが言う場面。その他、書ききれないほどのはっとさせられる会話があります。それをどう捉えるかは読み手にかかっていますね。 | ||||
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ベストセラーとして有名だった時期にはなぜか手が出なかったのですが、今になってやっとよさがわかるようになってきました。年を重ねて、それも発売から10何年経ってもちゃんと古く感じないという点でも素晴らしいと思います。彼の作品は出版されたものから順番に読んでいったほうがいいという人も多いけれど、この作品は他に何か読んでしまってからでもよいでしょう。暗号のように出てくる名前の響きが好きです。 | ||||
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自分が未熟だからなのだろうか。他のレビューを書いている方のような印象を持つことが出来なかった。この本がそれほど「人生において何かが変わる」とかそういったものは感じなかった。第1章と他の部分のつながりが見えにくい。またドイツかといった出だしがありますが本文中とまったくつながりがない。井戸の話は結局何の意味があったのか。そういった点があちこちに見受けられ、文章が完結している気がしなかった。数年後、読み返してみようとは思うが今とは違う想いをはたしてもてるだろうか。 | ||||
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最初、読んだときは、面白くない本だなぁ~と思いました。でも、すごく話題になっていたこともあり、再度読んでみたとき、この本の素晴らしさが分かりました。最初に出てくる「穴の話」の意味に気付くことが、この小説を理解するポイントのように感じます。 | ||||
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内的世界に閉じこもって出てこれない直子。そして内的世界と外的世界をさまよう僕。いつのまにか物語の中にひきこまれていきました。村上春樹独特のユーモアにもひきつけられました。元祖癒しの文学といっても過言ではないと思います。 | ||||
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書きたいこと事は山ほどあるが何を書いたらいいかわかりません。もともと感情移入しやすい性格であるが読み終わった後にこれがけ胸が絞めつけられて本は初めてです。そしてこれが最後である事を祈ります。もう多分僕はこの小説を読む事はないと思う。本当に本当にいい本です。そして本当に本当に切ない恋です。 | ||||
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何と言えばいいのでしょうか? 私としては手堅い仕事をしたなぁ、という感じがします。『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』や『ねじまき鳥クロニクル』のような、一歩間違えれば「出版=紙資源の浪費」になりかねない危うさがありません(まあ、そういう浪費に繋がる様な駄作を今のところは書いていませんが)。確かに村上春樹らしさは随所に出ていますが、どうも意識的に抑制させたようです。それがいいか悪いかどうかに関しては、読者それぞれの感性によるでしょう。ちなみに私は村上春樹の作品としては「可もなく不可もなく」ということでしょうか。入門編としてはベストです。 | ||||
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前々から読もうと思っていた本。文章が柔らかで読みやすいのですぐにストーリーに入っていける。頭で考えて読む本ではなく心で感じる本だと思う。思春期に読むよりもある程度出会いと別れを経験した大人になってから読んだ方がグッとくるかもしれない。心の奥底を激しく揺さぶられる。 | ||||
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村上春樹の世界ってちょっと変わっているので、自分でも好きなんだか嫌いなんだかよく分かっていません。とはいえ、幾つかの本は読んでます。ノルウェーの森は売れすぎていたのが嫌で長いこと読んでいなかったのですが、古本屋で見つけた際にようやく読む決心がつきました。読み終わってまず思ったのは、若いときに読まなくて良かったと言うこと。この物語の解釈は色々あるでしょうが、悶々と自分のふがいない人生を思い悩んでいる時に読んでいたら、危ない方向に行ってしまった気がします。それほど、深層描写には衝撃を受けました。でも以降の著書は、これほど重いものがありません。著者の中でも何かが吹っ切れたのだろうと勝手に思ったりしています。 | ||||
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あいかわらずの村上ワールドは健在で、全体を通して何を伝えたいのかが見えずらい。それでも、村上春樹の文章はひきつけられるものがある。この本では、人が他人と生きていく上で不可避な人間関係の悩みや難しさを伝えると同時に、他人と生きていくことの大切さを伝えようとしている。難しい本というより肩の力を抜いて読める本。他人の生活を覗き見しているような感覚で読める本だと思う。 | ||||
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恐らくこの小説を理解するためには、いや、小説の世界に入るためと言ったほうがいいでしょうか、登場人物の誰かに対して自分自身や自分の大事な人との何らかの共通点がいるでしょう。私は男ですが、男性であれば過去に押しつぶされそうな女性との付き合いがあるかた、そして彼女をいとおしく思うのに何らかの重荷も感じてしまう経験があるかた。私と同じように主人公の心の揺れに多く共感すると思います。 登場人物・場面の設定が一部日常に生きる我々の生活とかけ離れているので、時にあまりにきれいに写り、また理解しがたいところがあるのはやむを得ません。しかし、それを抜いても、十分すぎるほど登場人物に近づいていけます。 合わない人にはとことん合わない、そんな小説ですが、合った時!の衝撃はすさまじい。いい小説に往々にしてありますが、小説が読者を選り好みします。一度手に取られても、分の悪い賭けではありません。 | ||||
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読むたびにあらためて考えさせられる、そんな本です。正直言って、一回目はさほど面白いと思いませんでしたが二回目以降は本当に一回目の自分の受け止め方が信じられないと思いました。喪失感に満ちていて、哀しくなるほどですが、手の届きそうな世界の話でそれこそ他人事にはできないと思います。 | ||||
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10年前にこの本を買い、恥ずかしながら今でも時折通して読むことがある。 レビューの中の、‘読むたびに’とか、‘再読すると’という言葉がよく登場するのを見て、やはりこの本は、その年齢ごとに読み返してみたくなるある種のノスタルジーを引き起こさずにはいられない類の本なのだと思われた。 人間を大きく2種類に分けると、この小説は片方の極にいる人にはまったく持って意味のない類の小説なのかも知れないが、ぴったりと来る私のような人間には、登場人物がどれも自分自身を構成する要因を拡大具現化した人物のように思える。 私は日頃、この類の小説とは乖離したところで暮らしており、この小説が好きだと人に言った事がない。その理由は、「太宰治が好きだ」と堂々と言ってみせるティーンエイジャーに感じるある種の面映さと羨ましさのようなものに通ずる。 先ごろ芥川賞を受賞した30代位の女流作家が、かつて太宰をはじめて読んだとき、「{ああ自分と同じ人がここにいたと感じた」と思ったことがある、とコメントしていた。彼女は一周して(もしくは遠くまで行ってきて)またそれが素直に言えるところまで戻って来たのだろうと感じた。 私はこのノルウェイの森のせりふをほとんど空でいえるくらい読んでいる。 | ||||
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誰も傷ついていない物語といえる。しかし、誰もがぼろぼろに傷ついている物語ともいえる。閉ざされた世界を描いただけ、という批判をよくきく。しかし、この物語はそこから懸命に抜け出そうともがく恋人たちの、そして人間の物語なのだ。他者の充満する世界へ何の前段階もなしに、何の準備もなしに入ってゆける人間などいるはずがない。誰もが通る道、その途中で消えてゆく者たち。この小説は人間の持つ闇の部分をみずには生きてゆくことができなかった者たちの物語。 | ||||
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高校生のころに読んだときは、この小説が持つ圧倒的な喪失感と、美しい性描写のエロスにばかり関心が行きました。主人公の喪失感に共感してしまい、読み終わったあとボーッとして、しばらく地に足が着いていないような感覚に襲われたのを覚えています。そのあと何度か読み返して、また最近読んでみて、ミドリのお父さんを病院に見舞うシーンや、メインキャラクターではない永沢さんとハツミさんのやり取りなど、今まで関心の行かなかった部分が相当あったことに気付きました。思っていた以上に深みがある小説だと改めて感じました。この作品で描かれている喪失感は確かに全てを覆い尽くすように圧倒的です。しかし、何度も読むにしたがって、それにもかかわらず生は続いていくし、喪失感と折り合いをつけていくことが、取りも直さず生きるということなのだ、という肯定的なメッセージを受け取るようになりました。好き嫌いが分かれる小説だと思いますが、私は読むたびに新しい発見や違う感じ方ができるので、結構好きです。 | ||||
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文学作品として名高い本書ですが、私は人生論として読み終えました。下宿先で知り合う東大生の考え方は、悔しいけれど思わず納得してしまいました。・オレを恵まれていると妬む奴は、それに見合った努力をしているのか……自分の中でこのセリフがいつまでも響いています。人を羨むなら、自分もそうなりたいという努力をしているのだろうか。しかし、人間はそんなに強い人ばかりではないだろう。その対称として、本書では直子やレイ子さんがいるのだと思うのです。また、人には表面に見える姿だけではなく、その人が内に抱えている多くのものが存在することも語られています。それが緑だと思うのです。・本当のお金持ちは、お金がない、っていえる……このセリフも、自分の中でいつも響いています。本当にお金がないなら、お金の話なんてできないだろう。精一杯生きているつもりでも、自分の力だけではどうにもならないこともあります。だけど、そんなときでも必死に生きていこうとする姿がある。そのことを哀れんだり蔑んだりするのではなく、大いに賞賛しようではないか。本書のラストシーンは、生きるものを応援する場面として読み終えました。 | ||||
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恋愛小説という分類をなされているがこの小説はそれだけをテーマにしている安直なものではない。深い思考を繰り返す主人公。最初からその思考は生と死に関してのものだ。それは最後まで続く。キャラクターも描写が視覚的で細かく、一人一人が個性的で好感がもてる。しかし他の人々に比べると主人公の個性のなさが気になった。それと、主人公は思考が内にこもっており多少個人的すぎるのではとも思う。例えば直子が死んだとき、直子の家族の感情は・・?など疑問も残る。 | ||||
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これまでに何度も読み返しているのですが、毎回ある種の感銘に近いショックを受けます。何より描かれている人物の生き様が面白い。時々思わぬ所でふっとこの本の登場人物を思い出す事があります。それほど一人一人味があって、印象的なのだと思います。Beatlesも大好きなので、小説を読みながら音楽まで聞こえてくるようです。読めば読むほど味わえる作品だと思います。 | ||||
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大学生から社会人まで爆発的人気の本作品、僕にはその良さがわかりません。確かに、文章は印象的ですし独特の雰囲気もあるかもしれない。でも、内容に曖昧なところが多すぎて気が付いたら終わってたって感じです。時代背景・特殊な登場人物・若さでなんとかごまかしているような・・・。僕には「わからない部分を勝手に過大評価している」人々が多いとしか思えません。読み終わってここまで何も残らない作品は初めてでした。 | ||||
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読み終えて、小説の魅力と怖さ両面を感じた一冊でした。高校時代に一度読み何も感じなかったのが、25歳になり偶然読み始めこの本により生と死、子供から大人の世界へと全てのモノが両極端に位置するものではない事を改めて感じさせられる一冊でした。登場人物も一人一人魅かれる一面を持ち、村上春樹にしか書けない表現も楽しませてもらいました。これは、周りに薦めてみたい一冊でもありました。 | ||||
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