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ノルウェイの森
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【この小説が収録されている参考書籍】
ノルウェイの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全558件 1~20 1/28ページ
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面白くて一気に読めるが 日本文学の寄せ集め かな? | ||||
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物語の印象としては、知人の自殺を受け止められない主人公の喪失感に忍び寄るエロス・死・狂気が絡み合った「奇妙な世界」が終わりなくダラダラと続きます。結末はドラマチックではありませんが、読後に不思議な余韻が漂います。 私は学生の時、当時話題の作品「ノルウェイの森」を読んだのですが、なんのこっちゃ、よくわかりませんでした。その後、20年以上を経て40歳代になり、人生の最も苦しかった時期に再読しました。相変わらず小説の中身は意味不明でしたが、私の心の奥底に堆積していた毒素がジワジワと抜けていくような脱力感がありました。 物語を通じて、特段の気づきや感動があったというわけではありません。本作には「脈絡のない文章の羅列」という枠組みがあるだけで、登場人物の心理の緻密描写はほとんどありません。また、セックスシーンや性描写には全く欲情感がありません。逆に、淡々としたドライな文体と起承転結のない文脈が妙に心地よく感じます。 私は、本作を「人生の下り坂にある中高年の方」にオススメします。 | ||||
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村上春樹氏の作品を読みあさっています。どれも魅力的です。中古でいいと思います。 | ||||
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村上春樹を初めから読んで、いつから変になったのか、はじめからだったのか、確認作業中。 ノルウェイの森は30年以上前に読んだ、という記憶はあるが、再読中、まったく内容の記憶がないという不思議な感覚を味わった。 結果して、読ませる本だし、おもしろかった。 ただ、エロな話がかずかずあるクライマックスにセットされてるから、他人とこの本について語り合うのは難しいなと思う。 | ||||
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下巻でも相変わらず主人公は羨ましいくらいにモテる。主人公のワタナベ君と同じくらいの歳の頃は誰かを好きになり、それなりに深い関係になるのことも随分と簡単なことだったのかもしれない。当然、今の自分の年齢や家庭、生活環境からは考えるとあり得ないことなんだけど。今では難しいし、ありえないと考えてしまうのは、自分がだいぶ年をとってしまったせいなのかもしれない。そしてもう一つの違和感は、主人公に近しい人たちが、ある日突然森の中の見えない井戸にでも落ちてしまったかのように、いとも簡単に次々と死んでしまうこと。現実的にこんなことはさすがにあまりないだろうけど、これはたぶん恋愛やセックスや死を誇張することで何かを表現したかったのではないかと思います。下巻の最後のシーンの解釈は、ハンブルク空港の公衆電話を想像しました。 | ||||
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ハンブルク空港に着陸する前にスピーカーから流れてくる「ノルウェイの森」を聴いたことをきっかけに思い出した18年前の記憶。ちょっと変わった話し方をする寡黙な主人公は羨ましいほどモテる。直子、緑、レイコ、それにナンパした女の子達。読み進めるうちに感情移入してなんとなく自分がモテているような気分になり、しまいには主人公の話し方まで真似をしたくなってくる。たぶんそんな話し方は出来ないのだけど。 | ||||
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村上春樹「ノルウェイの森」を三十年ぶりに読んだ。当時分からなかった著者のメッセージが前より心に響くものになっているのを感じた。引き込まれれストーリーと引き換えになるほどの本書のメッセージとしての難しさが実は本書が一番伝えたいことなのだと思う。若干二十歳の主人公が最終的にどこに軸足を置いて生きているのか。決して明快なストーリーで終われない、そんなに人生は単純ではないところで生き続けなければならない、しかしそこに微かな確かさも見出しているーというそれが著者の人生観なのではないか、それを伝えたかったのではないかと思った。結論を文字で明確に述べないところが村上春樹の作風でもあり、それが嫌だと言う人もいるだろうが、そこが村上作品の妙だと私には思えるのである。 | ||||
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これが村上小説の傑作と言われているのなら、ノーベル賞なんて無理だろう。 | ||||
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こういうのは10代の学生のうちに読んだ方がいいんでしょうね。40歳過ぎるとそんな感動はなかったです。「どいつもこいつも簡単に自殺しやがって、うつ病なんかそのうち治るんだから、散歩でもしとけ!早まるな!」 | ||||
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一昨年、映画ドライブマイカーを鑑賞し、それまであまり興味を抱かなかった村上春樹作品に興味を持つようになった。この映画の原作である短編集と騎士団長殺しを読んだ後、ノルウェーの森を読みました。実はこの作品は10代の頃に映画を見ましたが、その頃は作品のテーマや描写について、あまり深く感情移入できず、それがきっかけで村上春樹を個人的には避けてきました今回30代になり、改めてノルウェーの森を読み、ただただ感動しました。話の展開だけを客観的に見れば、非常に憂鬱で陰湿な情景描写が多いですが、対照的に主人公やその周りの人々の会話や感性はみずみずしく読んでいて、とてもピュアな気持ちになります。自分もこの人たちのように、日々の暮らしを美しく表現することができたらいいなと純粋に思いました。死は生の対極にあるのではなく、その一部にある。我々は人生の中にその死を育みながら生き、生きねばならない、そこにこそ人生の儚さと人間の不完全さ、無常、愛おしさが介在する。10年後にまた、読み直したい作品。 | ||||
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一昨年、映画ドライブマイカーを鑑賞し、それまであまり興味を抱かなかった村上春樹作品に興味を持つようになった。この映画の原作である短編集と騎士団長殺しを読んだ後、ノルウェーの森を読みました。実はこの作品は10代の頃に映画を見ましたが、その頃は作品のテーマや描写について、あまり深く感情移入できず、それがきっかけで村上春樹を個人的には避けてきました今回30代になり、改めてノルウェーの森を読み、ただただ感動しました。話の展開だけを客観的に見れば、非常に憂鬱で陰湿な情景描写が多いですが、対照的に主人公やその周りの人々の会話や感性はみずみずしく読んでいて、とてもピュアな気持ちになります。自分もこの人たちのように、日々の暮らしを美しく表現することができたらいいなと純粋に思いました。死は生の対極にあるのではなく、その一部にある。我々は人生の中にその死を育みながら生き、生きねばならない、そこにこそ人生の儚さと人間の不完全さ、無常、愛おしさが介在する。10年後にまた、読み直したい作品。 | ||||
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友達に勧められての、初村上春樹作品です。 まだ上巻しか読んでいませんが、内容はわかりやすく感情移入できました。ただ、性的描写が不必要に多すぎる気がしたのでそこが気になり星4つです。 | ||||
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部屋を整理していたら(下)巻だけが出てきて、また、読みたくなって(上)巻を購入。 昔に読んでいたので読み進めるにおいて思い出しながら思いを深めることとなった。 音楽や本の描写があり、昔もそうであってように登場した音楽などを聞きながら読み進めることとなる。村上さんはやはりビートルズが好きですね。 そして、所々に出る姓の描写についても昔の若き時ほどではないが再来するドキドキ感はまた心地よい。 読み直しによる一層の深みと改めての感動、ドキドキに感謝 | ||||
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面白い | ||||
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面白い | ||||
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バイト先のコに借りて、1回。 自分で買って、1回。 今、映画化されたので、復習として3回目を読んでいます。 村上春樹の中で一番、有名(?)な作品であるが、一番お気に入りの作品ではない。それでも、星5つ。 「おいキズキ、ここはひどい世界だよ。こういう奴らがきちんと大学の単位をとって社会に出て、せっせと下劣な社会を作るんだ」 キズキはそれにキズいたから、ああいった結論に達したのかもしれない。とは、僕の解釈です。 ちなみに、ナメクジを食べると「広東住血線虫症」になるよ、永沢さん。 ぼ、ぼくは、や、やめた方が、い、いいと思うんだな。 | ||||
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この話の中で、一番ひどい人間は、もしかしたらワタナベナなのかも知れない。と思い始めるのが下巻です。 同じような事をやっていても、自覚があって、自分で行動している永沢さんの方が、好きだ。個人的に。 流されて、そして一方では、永沢さんを否定するワタナベの方がズルくて、好きになれないかも。 誠実と正直は違う。 なんでも、バカ正直にくっちゃべるワタナベは、誠実ではなくて、バカなのかもしれない。そして、緑にはそれを悟られる。 物語の終わり部分で、「僕は強くなる」と決心するも、どこが変わったのだろう??と疑問に。 ハツミさんが健気で好きです。 そして、ワタナベも恋ではない「好き」の感情があったと思う。 | ||||
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村上春樹ワールドに浸りました。 | ||||
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めっちゃおもしろい! 村上春樹の作品で再読に耐えるものは数少ない。秘密を匂わせてページをめくらせるくせにオチが微妙なものが多いからだ。ピンボールとかはもう読まない。 だがノルウェイの森とねじまき鳥クロニクルはたまに読みたくなる。 本作は、スノッブで洗練された凡庸な女性がぜんぜん出てこないところがいい。出てくる女性キャラがことごとくメンヘラというか、ヤバい奴ばかりなのだ。直子もそうだ。近くにいて欲しくないタイプの女性がたくさん出てくる。唯一「緑」というチャーミングな女性がこの物語を盛り上げてくれる。だが彼女もやはりヤバい部類に入る。ハツミさんも、永沢さんに尽くしてしまうという時点で、どこか心に大穴が開いている感じがする。 この小説に出てくる女性はことごとく道を踏み外してしまっていて、惨めで、美しい。(その設定自体に女性蔑視的なものを感知して、フェミニストの方は怒り狂うかもしれないが…。) 美しく可憐な妖怪女たちが次から次へと主人公の前に出てきて、主人公はハーレム状態になる。そういう話。村上作品はダンテの神曲のごとく「男の地獄巡り」がテーマとなっているが本作もそれ。 あと 「永沢さん」という風変わりな秀才(教養があり、外交官試験に余裕で受かるような男)が登場するのだが、彼がとても魅力的。彼には承認欲求やら優越感への執着のようなものはない。達観していて超然としており、ゲーム感覚で生き、社会を駆け上がっていく。主人公と永沢さんとの会話も本作の見どころだ。 彼は男性社会において男性中心主義的に振る舞い、女性を軽々しく扱う。「人生で大事なのは行動規範だ。俺の行動規範は紳士であることだ」などと彼は言うが、それは建前。「永沢さん」がこの小説において与えられた象徴性を一言で表すなら、それは「女殺し」だろう。妖怪女に包囲された主人公からすれば、彼が特異な存在に見えるのも無理はない。 種明かしになるが、ノルウェイの森に伏流する精神性は「女性嫌悪」だと思う。「今は亡き王女のための」に通じる、女性への呪詛がこめられている。この作品を「気持ち悪い」と感じる人の気持ちは、まぁわかる。 | ||||
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なぜこの作品の彼はここまで冷静なフリをして突然射精したり?など 不思議がっていた だが冒頭読み直して納得 これは彼が書いた物語なのである 本当は鼻息を荒げたりしていたのだ彼は 本当は人間味に溢れているのだ それをあえて美のように記し、うまく隠したのだ | ||||
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