■スポンサードリンク
厭魅の如き憑くもの
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
厭魅の如き憑くものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
因習村のミステリーで面白いものは無いかと探していたが、これはドンピシャだった。因習が支配する村に入り組んだ人間関係と事件と解決。最高だった。ただ、万人受けはしないだろうなというのが好きな自分からもわかり、評価が若干低いのもうなずける。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
三津田信三先生の本は全て持っています | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「閉鎖的な村」「古い因習」「家柄」など、かなり横溝正史的な世界観ではありますが、よりホラー色が濃くなっています。自分は横溝ミステリのファンなのですが、この作品は少し苦手かな…。読んでいて物語への没入感が得られなかったというのが本音です。 その理由は、①状況や地理的な説明が複雑なため、脳内でイメージ再生するのが難しい ②ペダンチックとも感じる民俗学的な説明が多すぎる ③物語の視点が複数あって何度も切り替わるため感情移入しにくい、といったところでしょうか。 最終盤での探偵役の推理が多重解決の様相を呈していて、3つ目の推理で真相にたどり着きます。いずれの推理もかなり強引さがありますが、1つ目の推理が本格ミステリ的で最も良かったように思います。 とはいえシリーズ1作目ですし、3作目が特に有名なので、もう少し読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
金田一耕助シリーズのような作品を期待してなんとなく読み始めたのですが、世 界観の重厚さや小説としての完成度、人物の造形や雰囲気作りなど、残念な部分 が目立ちました。なによりメインのお話があんまり面白くないのが致命的です。 ホラーとしてはありがちな描写ばかりで、そこに鬼気迫るような迫力や怖さはな く、ミステリとしては「そうであってほしくないな」と危惧していた通りの展開 とオチに落胆し、最後のいかにも早口な種明かしはもう見てられませんでした。 マニアックな蘊蓄や歴史についての長々とした記述が多く、好きな人にはそれが たまらないのでしょうが私にはきつかったですし、文章が読みづらい(意図的に そうしているのかもしれませんが)のもあって常にストレスが強めな状態です。 好きモノが群がるミステリというジャンル小説の中でも、さらにニッチな層に向 けた同人誌のような作品という感想です。個人的には作風が合わなかったのが残 念ですが、ハマる人にはとことんハマってしまうタイプの一冊かもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
シリーズの第1作と言うこともあり、土俗ホラー舞台としての山村の設定のつくりこみの念の入れよう、力の入れようが凄いです。いかにも曰くありげな地名のオンパレードであったり、カカシ様と呼ばれる神様が、村の至る所にまつられていたり(「遠野物語」的な土俗信仰を更に煮詰めて濃厚にした感じ)、村の勢力が白の家筋と、黒の家筋に二分していたり、黒の家筋では、代々、女の双子が生まれたり、しばしば神隠しが起こったり、連続見立て殺人が発生したり、過剰なまでの土俗ホラーアイテムの盛り込みようなのですが、裏付けとなる設定を丁寧に構築しているので、表面的になることなく、いい雰囲気を醸し出せてると思います。 各章において、俯瞰視点で記述された後に、登場人物達の手記による、それぞれの視点で補足されるという構成も、なんとなく違和感がありつつも、(こんなにも事細かに手記を記すものだろうか? とはいえ、作家の手が入っている前提なので目をつぶるべきところか?)何サイクルか繰り返していると、馴染んできて、リズム良く読めるようになります。 ミステリ面では、探偵役が最終局面で何回も推理をひっくり返すという意味で、どんでん返しが続くのですが、途中の推理の、ノーマークな驚きに比べて、真犯人が明らかになるインパクトが弱い感があります。犯行を実現可能とするギミック、叙述的なギミックは良くできていて、なるほどと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
バックグラウンドの描写にかなりの文字数が使われていますが、自分にとっては程良い感じのボリュームでした。人間関係が入り組んでいるのと、舞台となる村の地形が複雑ですが、巻頭の見取り図と人物相関図がいい仕事をしてくれており、途中でこんがらがるということはありませんでした。 小説のスタイルとして好みは多少分かれるかもしれませんが、自分にとってはとても面白く程良い読み応えの一冊でした。 読み終えてすぐ、第2作目も注文しました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初に読んだのは、シリーズ物とは知らずに親が買ってきた九作目の碆霊様の話で、面白くて怖く不気味で好きだなと思ったので一作目のこちらも購入。 しかし話は好きですが、碆霊様のより明らかに読みにくいと思いました。 なのでなかなか読み進められず、でも事件が起こり出してからは読むスピードは少し上がりましたが、読み終えるのには時間がかかりました。 こういう世界観や雰囲気などは好きだし、主人公も嫌いではないので、 『読みにくい』 これだけが本当に残念だと思った作品です。 そこはこれから買って読む、この後の作品(二作目〜)に期待……かな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ええっ!そ、そんなことが?」 「ふっふっふっ、ふふふっ」 この手のセリフに耐えられるかが鍵。 ある登場人物があまりにもうるさい。 トリック等々は好きですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は合いませんでした。知人にあげました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界観は好きです。 途中、山の祠から兄弟を追う謎の化け物の描写はゾッとしました。 ただ真犯人は、そういった伏線があったとはいえその伏線に気づきにくく、ポッと出の人物に思えてしまっていまいち作者の意図通りに乗りにくかったです。 あと物語の背景の為とはいえ、わかりにくい地形やそこの歴史の知識など覚えなければならない面が多々あり、正直結構疲れました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良い所 世界観好きです。すごく楽しめました。 良くない所 ・長いです。もっとコンパクトに出来たと思います。 ・もっとわかりやすい図が欲しいです。作者の頭の中の地図についていけない箇所がしょっちゅうありました。 ・物語が終わった後で、「この章のあそこにこう書いてあったでしょ?ほらここにも、、、これ気付いてました?」みたいな書き方は、ちょっとナンセンスかな、、、と思いました。 全体的には面白かったので、次も読んでみようと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックを成す大体の筋は最初の3分の1で理解できました。 ミステリの基本を忠実に抑えようとして、物語そのものの面白さが削がれてしまった感じがします。 人そのものの描写がほとんどなかったので、キャラ立ちが薄い。従って怖さも半減。 本格モノは人について描かれないと言いますが、度が過ぎるとこうなるんだなと。 長々と問題文を読んでいるような感覚に陥りました。 とにかく説明的で、それを理解しようとしているうちに恐怖感が薄れます。 そして、探偵の推理披露。かなり唐突です。警察官のオジさんもとってつけた感がハンパない。 全体に技工に走りすぎた印象でした。 よくここで名前の挙がる京極氏の作品は、余白にゾクリとする怖ろしさがある。 余白をとりながらも必要な情報はすべてぶっこんでくる。 そこが一番違うところかなと思いました。 ウンチクや難読漢字云々は京極堂で長きに渡り鍛えられているので、なんとも思いませんでした。 知識は延々披露しますがそこへの解釈が少なく、むしろ尻切れトンボと感じるほど。 作者の後の作品は比較的好評なので、いつかリトライしてみようかなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結構前の作品のようですが、たまたま手にしたので読んでみましたが 説明が長い、自分の蘊蓄の披露がしつこい、などなどで 冗長の一言に尽きます。 緊張感と恐怖感を保ちつつ、スリルのある展開が望まれるはずの内容なのに、その冗長さで全てがぶち壊されています。 読み進めるのがただただ苦痛。読み終えた時の感想は、爽快な読後感ではなく、やっと読み終えることができてもうページを括らなくてすむという爽快感です。 この作者の作品は全てこういう感じでしょうか? こういう感じが良くて固定ファンがいるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世界観が掴みづらかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらない。 長い。 ウンチクがうるさい。 ある程度サクサク読めるストーリー展開、テンポって大事だとつくづく思わせられる作品。 編集なりとの定だと面白い作品も書いてるのだけど、自分の長編小説だと必ず自分の知識のひけらかしが入ってくるのが、なんだかなあ。という感じ。 そこのいらない説明とか端折ると三分の一程度の厚さになるんではないかなと。 中身が薄いのに、本は厚く、読み終わるまでつまらないから時間がかかるという。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
刀城言耶シリーズ最高傑作といわれる3作目『首無の如き祟るもの』でびっくり仰天し、遡って1作目を読んだ。どうせどんでん返し祭りなのはわかってたのにびっくり仰天。声出たわ。 しかし首無と比べるとこっちはホラー度が高いね。そして相変わらず前半の読みづらさが半端じゃない 三津田信三のサービス精神ははっきりいって異常だ。 ホラーとミステリの限りない融合なんてまぁ他でもあるわけで、このシリーズ最大の魅力は過剰なまでのサービス精神、サプライズ、多重どんでん返し、仕掛けである。シリーズ通して叙述トリックやどんでん返し祭りがあるとわかっているのに騙される。 昭和初期、因習に満ちた閉鎖的集落、神隠し、憑き物筋、生霊、民俗学といったホラーネタ。 密室殺人、見立て殺人、双子トリック、叙述トリック、多重推理といったミステリネタ。これらを一作で全部使い切り、しかも単なる装飾になっておらず高いレベルで融合してるってのが本当凄い。 構成のトリックは『首無〜』でも仰天したけど、今回も凄い。どれだけ周到に練られているんだと。ミステリを読み慣れてる人ほど驚かされるよね。 三人の一人称と三人称の4つの視点で紡がれるというクソわかりにくい、新人賞に書いたら一発で一次落ちしそうな構成がここまで計算されたものとは…… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和、隔絶された村落、因習、怪異——たまりません! ここまで楽しめたのは久々でした。もう一度ミステリーを読むきっかけとなった作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジメッとした村の雰囲気。 怪異に満ちている村で起きた事件は、人のせいなのかはたまた、、、まじもののせいなのか、、、。 最後まで、何ともいえないジメッとした雰囲気のホラーミステリー小説です。 最後の主人公の考察には、鳥肌が立ちましたね。 のぞきめもオススメしますよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山村の古い因習、それに由来する事件など、金田一耕助シリーズをより深化させたような雰囲気は秀逸だ。 ただ、真犯人がこの人というのは、机上の空論であって、無理があるという印象を持った。 また、謎解き部分のうち、いくつかは解決するが、いくつかは未解決のまま終わる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後思わず声が出ました。 首無し~よりこちらの方が驚きました。 あと怖い。読んでる間のストレスがすごい。 ですが、どんでん返しものの中では個人的に一番好きです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!