■スポンサードリンク
厭魅の如き憑くもの
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
厭魅の如き憑くものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
金田一耕助シリーズのような作品を期待してなんとなく読み始めたのですが、世 界観の重厚さや小説としての完成度、人物の造形や雰囲気作りなど、残念な部分 が目立ちました。なによりメインのお話があんまり面白くないのが致命的です。 ホラーとしてはありがちな描写ばかりで、そこに鬼気迫るような迫力や怖さはな く、ミステリとしては「そうであってほしくないな」と危惧していた通りの展開 とオチに落胆し、最後のいかにも早口な種明かしはもう見てられませんでした。 マニアックな蘊蓄や歴史についての長々とした記述が多く、好きな人にはそれが たまらないのでしょうが私にはきつかったですし、文章が読みづらい(意図的に そうしているのかもしれませんが)のもあって常にストレスが強めな状態です。 好きモノが群がるミステリというジャンル小説の中でも、さらにニッチな層に向 けた同人誌のような作品という感想です。個人的には作風が合わなかったのが残 念ですが、ハマる人にはとことんハマってしまうタイプの一冊かもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は合いませんでした。知人にあげました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックを成す大体の筋は最初の3分の1で理解できました。 ミステリの基本を忠実に抑えようとして、物語そのものの面白さが削がれてしまった感じがします。 人そのものの描写がほとんどなかったので、キャラ立ちが薄い。従って怖さも半減。 本格モノは人について描かれないと言いますが、度が過ぎるとこうなるんだなと。 長々と問題文を読んでいるような感覚に陥りました。 とにかく説明的で、それを理解しようとしているうちに恐怖感が薄れます。 そして、探偵の推理披露。かなり唐突です。警察官のオジさんもとってつけた感がハンパない。 全体に技工に走りすぎた印象でした。 よくここで名前の挙がる京極氏の作品は、余白にゾクリとする怖ろしさがある。 余白をとりながらも必要な情報はすべてぶっこんでくる。 そこが一番違うところかなと思いました。 ウンチクや難読漢字云々は京極堂で長きに渡り鍛えられているので、なんとも思いませんでした。 知識は延々披露しますがそこへの解釈が少なく、むしろ尻切れトンボと感じるほど。 作者の後の作品は比較的好評なので、いつかリトライしてみようかなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
結構前の作品のようですが、たまたま手にしたので読んでみましたが 説明が長い、自分の蘊蓄の披露がしつこい、などなどで 冗長の一言に尽きます。 緊張感と恐怖感を保ちつつ、スリルのある展開が望まれるはずの内容なのに、その冗長さで全てがぶち壊されています。 読み進めるのがただただ苦痛。読み終えた時の感想は、爽快な読後感ではなく、やっと読み終えることができてもうページを括らなくてすむという爽快感です。 この作者の作品は全てこういう感じでしょうか? こういう感じが良くて固定ファンがいるのでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらない。 長い。 ウンチクがうるさい。 ある程度サクサク読めるストーリー展開、テンポって大事だとつくづく思わせられる作品。 編集なりとの定だと面白い作品も書いてるのだけど、自分の長編小説だと必ず自分の知識のひけらかしが入ってくるのが、なんだかなあ。という感じ。 そこのいらない説明とか端折ると三分の一程度の厚さになるんではないかなと。 中身が薄いのに、本は厚く、読み終わるまでつまらないから時間がかかるという。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
解説で描写力を評価されている部分そのものが何とも白けていて、読むのを止めました。無駄にむずかしい漢字を使って雰囲気を出そうとして、頑張っているようだけど、文章が陳腐でいかんともし難い。☆ゼロ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の途中における主人公・刀城言耶の静枝という少女の神隠し事件についての説明に困惑を禁じ得なかった。 彼の説明は神隠しの説明のようで実は神隠しの説明ではない。 実は、少女失踪事件の説明である。 村人が「神隠し」としてとらえた事を別の事としてとらえ直して説明している。 別に悪いことではないと思うが、これが「神隠し」とうものの説明として通っていることが私には腑に落ちなかった。 こう言うものの見方を何かに例えるなら、「五山の送り火」において「大」の文字(何の文字でもよいが)を表している山をその裏側から見て「何の変哲もない普通の山」だと見なすことと同じだと思う。 以上の説明は作品の本質となんら関係ないようでいて実はこの作品における推理(ミステリー)と怪奇(ホラー)の両面における本質と関係していると思う。 つまり、推理小説何だかホラー小説何だかよくわからない蝙蝠小説と言えるのではないか。 この小説を読む人はその辺のことを検証して読んだ方が良いのかもしれない。 推理小説としてもホラー小説としても楽しめる小説なのかもしれないが怪異現象(ホラー)を科学的に推理するところに無理があるのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!