■スポンサードリンク
国境
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
国境の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 81~100 5/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このハードボイルドシリーズ、うら側からみた庶民的な関西ローカル・シチュエーションとストーリー展開が痛快です。 すっかりハマってしまいました。 「暗礁(上/下)」、「螻蛄」、別キャラの「悪果」も相次ぎ買いました。 助け助けられの男気がありスルメをかみしめるような味わいあるコンビを描いています。 デジタルな情報社会を封印し、人づてにがっつり追い込んでいくところがなんとも言えない味わいがあり、知的にも感じられます。 場面の切り返しがいい。 前ふりなく、いきなり切り返してくるので、予想できない変化球がワクワクしてきます。 それでいて、歯切れの良いテンポの良さが軽快で、ついついページをめくり、最後の最後まで気が抜けません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり以前に読んだのだけれど、疫病神シリーズでは「国境」が一番面白いと思う。 破門よりこちらの方が直木賞とっても良かったように思うけれど。 ついついネタバレしたくなる面白さなので、まだ読んでいない人にはお勧めします。 最後は何となくほのぼのとして、他の疫病神と少し違うように感ずる。 黒川さんは桑原が好きなんですね。 かなり分厚い長編ですが、一気に読んでしまいました。 「国境」を越える疫病神シリーズを期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第151回直木賞受賞作の「破門」を読んで、このハードボイルドシリーズにすっかりハマってしまいました。 すべてがウラ世界の出来事を描写しています。 ウラ世界にはウラ世界のなかに善と悪があり、それをウラ流で解決していくのです。 「疫病神」シリーズ、この二人のコンビネーションが抜群で、ドロドロ感というよりもむしろ軽快なテンポで進んでいきます。 舞台となっているロケーションにも注目です。 序章からいきなり、いきおいよく飛び出していき、コミカルさを交えて、どんどん展開していきます。 その後、今置かれている状況に至るいきさつを克明にし、ストーリーに階層の深みを与えています。 そして、次のプロセスへと進んでいき、ページをめくる毎におもしろさが倍増していきます。 キャラをユニークに特徴づけているので、しっかりととらえることができます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なぜ書店店頭で販売されていないか、読んでみて納得しました。 とにかく面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒川博行にはまって、文庫ほとんどよんだっが、一番よみたかった、この小説だが、大手本屋に何軒かはしごしても、おいてなかった、 がネットで、プレミアムつきで、やっとてに入った、苦労したかいあり、860頁もの長編を読み始めたら、止まらない面白さ、著者の才能を、改めて、認識した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長い小説です。 最初の北朝鮮行で描かれるこの国の状況は今も余り変わっていないかも。 疫病神コンビが日本に帰ってきてからはお馴染みのノンストップストーリー、黒川さんはすごい!! ちょっと古いですが「読まずに死ねるか」小説です。陳さんが生きてたらどう言うでしょうか? *お断り:「破門」をまだ読んでいませんので悪しからず。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容が北朝鮮での暗躍する輩とヤクザと主人公との絡み合いが楽しく拝読いたしました。少し長すぎる感は否めません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大変良い。まだ読書完了に至っていませんが、これからの読了が楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この頃鬱屈した犯罪とか猟奇的な話はもういいって感じなので なんかスカっとしたのが読みたい!!って思ってるトコでこの厄病神シリーズに出会いました 桑原も二ノ宮もいい!!お金お金ってことから始まるけど 最後にあぁ良かった!(ダイハードみたいにしんどいんだけど)で終わってくれるから 気持ちいい!!このシリーズBEST1!!の読み応えでした ええもん読ましてもらいましたわ!おおきに! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
北朝鮮という国にも興味があったし、読んでいて飽きがきません。おすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
61歳になるまで、いろいろな本を読んできましたが、時代小説では司馬遼太郎、ハードボイルでは黒川作品がダントツに面白いと思います。黒川作品はこの夏になんとなく図書館で読んで(暗闇のセレナーデ)はまりました。7−8月に疫病神、悪果、暗礁、封印、文福茶釜それから国境と若い頃に本で感動を覚えて以来の面白い本に出会った気がします。特に国境は黒川作品のベストと思います。次に悪果、封印、疫病神が好きです。 どの本も、テンポの速さ、会話の面白さ、登場人物の個性、そして読んだ後の爽快感。大阪の地図を見ながら、面白い時間が過ごせます。 大阪に馴染みがないので、一度、本を片手に鶴橋、ミナミ、大国町、飛田新地等に行きたくなります。 また、黒川博行の新しい作品を期待しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
厄病神シリーズ第二弾。 北朝鮮のホテルにカジノを造るという投資話に まんまと引っかかった関西の組筋とパチンコ店オーナー達。 詐欺師は、合せて10億を超える金を北へ持込、 党に献金して代わりに身の安全を図ろうとします。 ケジメをとるために二蝶会は桑原を北へ。 二宮も同じ詐欺師に建設機材の斡旋をした関係で同行。 二人は詐欺師を捕まえられるでしょうか。 持ち逃げされた金を取り戻す事が出来るでしょうか。 北の観光スポットの紹介、国民の生活や体制の実態。 北の現実が二回の潜入取材の敢行でリアルに描かれます。 人民服を着て、レーニン帽をかぶった桑原と二宮を想像してください。 面白くないはずが無いでしょう!! おまけに今回は二人の共通点が明らかに! 何と!二人の・・・・・ですねん! 二宮&桑原 WILL BE BACK IN “暗礁” | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
硬派なハードボイルド小説でグイグイ引き込まれるのだが、全体として半分頃がピークでだんだんと勢いが落ちていき、スローに着地。もっと最後まで走りきってほしかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書冒頭のツポレフ機の描写を見て、1995年一人で訪朝した時の事を思い出した。 この年、参議院議員だった、アントニオ猪木は、尊敬する力道山出生の地である 北朝鮮で、「世界スポーツ平和祭典」と銘打ちプロレス興行を行った。 これにあわせて、名古屋から、チャーター機が飛んだ。 ツアー料金25万円、プレミアの席代2万円、プロレスのリングサイド席の指定料金 7千円を中外旅行社に振り込み機上の人となる。 名古屋、小牧空港に駐機した高麗航空機は、近づくと、塗料の塗りがでこぼこで、 ロゴの機体名は歪んでいた。 中の椅子はジュラルミンではなくて鉄でできていた。丈夫そうだが重いだろう。 プレミアムの席料を払ったのに、前にあるだけで、他の席と変わりはない。 男の客室乗務員が、機内食を投げつけるようにして、配った。 甘味だけ食べたが甘くなかった。 客は、プロレスファン、社会主義に興味があるという元中学の社会科教師夫婦、 親戚訪問もかねて帰国する在日同胞、僕のような朝鮮オタク。後は得体の知れない人々。 平壌順安空港に着くと、乗客のおばちゃんがパチカメで空港を撮りだしたので、僕は 慌てて止めたが、AK47カラシニコフを携帯する兵士は何の制止もしない。 おばちゃんの方が正しかった。でも、僕は、手違いで持ってきてしまった携帯電話を取り上げられた。 あれから、15年、脱北するひとは絶えない。この小説は、大量の資料に当たり 脱北しなければならない人々の事情、そしてその、想像を絶する過酷さを余す事なく描いている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
建設コンサルタント二宮と暴力団「二蝶会」の桑原が再びコンビで登場する『疫病神』の続編。今回は“知られざる隣国”北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の実態を描いた大作である。物語は前作よりストレートで、詐欺師を追いかけ、≪疫病神≫コンビが北朝鮮へ潜入するというもの。 一回目は奈良県日朝友好議員連盟主催のチャーター便でパックツアーとして平壌へ。不自由な旅行日程の隙間を抜け出し、もう一歩というところで逃げられる。そして二回目。今度は金にものをいわせて中国朝鮮族自治区から北部北朝鮮に不法入国する。さんざんな目にあいながらも詐欺師を捕まえることに成功したふたりだったが、命からがら北朝鮮から出国し、詐欺師の日本の黒幕に迫る。 とまあストーリーは単純だが、小泉訪朝前の北朝鮮の実態は、巻末の膨大な参考文献からもうかがえるように実にリアルだ。それが、ノンフィクションやルポルタージュでなく、またお堅い社会派小説とか、スパイ・冒険小説でなく、ハードボイルドというかノワールというか極道エンターテインメント小説のなかに、≪疫病神≫コンビの行動範囲としてあたりまえのように、しかし精緻に描かれているところに意味があると思う。 それにしても、北朝鮮というのは何という国家なのだろう。作品中の桑原の言葉の数々から分かるように思わず眉をひそめたくなる。 この北朝鮮という特殊な舞台で、前作ほど強烈なドツキ、ドツカレはないものの、≪疫病神≫コンビの絶妙なコンビネーションは、個性豊かな脇役陣も手伝って、時には笑いをかみ殺し、時にはハラハラ・ドキドキして、休むことなくページを捲らせてくれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
疫病神シリーズ第2弾♪ 今度は、借金の取立てに北朝鮮に潜入する、建設コンサルタント業の二宮と暴力団幹部・桑原 もう、ほんと、読み出したら止まりません。 で、疫病神で、産業廃棄物のお勉強をしたあとは、 こちらで、北朝鮮のお勉強です。 とにかく悲惨。でも笑える。 所詮一度の今生、いろいろあったほうがお得かも? しかし、この作家、どうしてこんなに小説は面白いのに、エッセイはつまらないのだろう。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桑原が二蝶会の若頭補佐に出世するきっかけとなる事件。逃亡した朝鮮人のヤクザを追跡して北朝鮮に潜入するストーリー。私は黒川作品の大ファンで当然、全作品に五つ星を付けたいところである。今回は敢えて黒川作品の中だけで比べて、(「迅雷」などと比べて)事件の解決がややあっけなく星ひとつ減らした。同好の皆さんはいかがであろうか?この 神戸川坂会直系 二代目ニ蝶会 幹部組員の桑原と経営コンサルタントの二宮のコンビは黒川作品の中でも大好きなキャラで、現在は「疫病神」「国境」「暗礁」と登場している。今後もどんどん続編に登場してもらいたい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
説明不要の疫病神のシリーズ二作目。 あの二人が(ってか俺は、疫病神のレビューでほとんど触れなかったが)詐欺師を追って今度は北朝鮮へ! 内容はどうこうより、話しはやや長め。ってか長い。それでも面白いので最後まで苦なく読めた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すらすら読める文章の中に深い人間味を感じられます。特に疫病神コンビの関係は前回にも増しておもしろいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ヤクザと一般民間人(と言ってもスレスレの商売をしている)が共通の敵を追って、北朝鮮を舞台に決死の追跡劇を繰り広げる。途中に差し挟まれる現地の言葉といい、並大抵の取材では書けなかっただろうと想像しながら一気に読んだ。参考文献の欄を見ると、やはりものすごい数の資料が並んでいた。内容から言って映画化はおそらく無理だろうと思われるが、事実を絡めながら展開する物語は各人物像にさらなるリアリティを与え、非常に興味深い読み物になっている。本作は『疫病神』の続編に当たるのだが、知らずに読んでも充分楽しめた。前作を示唆するくだりもチラホラ見られるが、ネタバレやうちわウケにならない程度に納まっている。作者は実は出身は四国らしいが関西の文化に浸かって生活している。生活者が繰り出す言葉は美しい。東京弁で小説を書いたこともあったらしいが、ことごとく編集者に手直しされたそうだ。小説の内容はもちろんだが、会話の妙味が楽しめるのも大きな魅力である。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!