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国境
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国境の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 101~104 6/6ページ
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国際関係と世情を惜しみなく織り交ぜながら、堂々の大作である。南北朝鮮国境を越える場面は著者渾身の筆力だが、通俗的ではないかとも思った。死んだと思った人間が実は生きていたり、危機一髪で救助してくれたりと、安っぽいドラマのようになりがちだが、それをしてもなお、余りある筆力でカバーしている。 特に素晴らしいのは、一人一人の人物描写の妙である。ともすれば野蛮になってしまいがちな桑原の描写や二宮の描写。そして、コケティッシュな悠紀の描写などは天下一品である。また、仕方なく揺れ動く心の葛藤が良く描かれていると思う。 会話のやりとりのユーモアも、ページをめくる手を休ませず、著者の作品群の中では間違いなく一番と思う。 | ||||
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確か直木賞か何かの候補までなったのですが、惜しくも取れませんでした。しかし、本当の傑作です。笑えるし、はらはらするし、最後は感動できます。本書が発売されたのはまだ、小泉訪朝前で、その後の様々な北に関する報道をみていると、本書の内容は相当奥深く真実に迫っていたとわかります。絶対お薦めです。 | ||||
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この類の本は情報小説として位置づけられるのだろう。北朝鮮社会の深部に切り込む、というのが売りになっているのだから。しかし、人物造形の浅薄さ、背景描写の浅さは何としたことだろう?本当に取材しているのか。あるいは著者の描写能力(これは作家の才能として致命的に重要なものだが)を欠いているが故か。不満は募る。 | ||||
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『疫病神』の二宮と桑原のコンビが復活。詐欺師を追って二人が出かけるのが、今回は北朝鮮。しかも、一度は観光ツアーに潜り込み、二度目は中国の朝鮮族自治区からの越境。この状況設定で二人がどんなことに巻き込まれていくのかということだけで引き込まれていく。しかし、なんといっても面白さは、この二人の悪態のつきあいにある。「お前は骨の髄から貧乏人やのう。」「条件反射ですわ。パブロフの」「誰やそれ」「犬の名前かな」 ただし、読後はつい「カチ込み」だの「ステゴロ」だのあの業界用語がつい口にでしまったりするのが困ったものだ。 | ||||
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