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新世界より
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【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全506件 261~280 14/26ページ
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上巻中巻では、この物語世界の隠された仕組みが徐々に明らかにされ、怖さがひしひしと伝わるスリルに満ちた展開でした。下巻では、いままでとは比較にならない大事件が起こります。これが前巻同様のスピード感のある語り口で描かれ、一気に読了してしまう面白さがあります。 ただ、体制側についてしまった主人公とその指導者たちに感情移入しがたく、主人公側が必要以上に暴力をふるっている印象がします。他人の痛みを理解する心と自己犠牲を尊ぶ社会規範とは裏腹に、主人公の社会は、他種族に対して隷属を強いて搾取を行い、従わなければ万単位の大量殺戮をも平然と決行します。この社会が、被支配種族の攻撃を受ける展開において、主人公側に素直に感情移入できないのは自然かと思います。戦争におけるこのような欺瞞と残酷さがこの物語の大きなテーマなのですが、せめて、主人公がこのことに疑問を持って抵抗するようなストーリになっていれば、物語にもっとのめり込めたのではと思います。 一方、物語の設定、特に主人公らに科された制約の設定にほころびが見えてしまうところもあります。たとえば、終盤で唐突な感じで登場する古代の武器が、なぜ主人公らに科せられた制約を克服しているのか、いまいち明白に説明されていません。そもそも他のクリーチャに命じて代行させることで制約を回避できるのなら、その方式を洗練させるべきではと思います。そうすれば非人道的な教育システムも不要になるのではと思いました。また最後の戦闘で主人公がとる行動や作戦も、それまでの経緯や主人公の設定から考えて、軽卒すぎたり、残酷すぎたりして、気になるところがあります。 とはいえ、巻末の後日談で明かされる事実はちょっとした種明かしになっていて、物語をきっちり締めています。この後味の悪いストーリ展開がおそらく作者の真骨頂なのではと思います。重い読了感があって満足していますが、できればアクション部分は爽快に描いて、最後に後味悪く突き落としてくれるともっと良かったかと思っています。 | ||||
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何か不思議な世界。最初は訳がわからなかったけどだんだん引き込まれていった おもしろいです | ||||
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普段活字とはほとんど縁のない生活をしています。読書なんて何年振りでしょう。 いろいろご意見はあるようですが、私はどっぷり嵌ってしまいました。先ほども述べましたが、小説なるものと全く縁のない生活。通勤電車で読書など、マイカー通勤の私には全くの無縁。思い返すと、最後に読んだのは、京極夏彦「魍魎の匣」。もう十年くらい前のことでしょうか。 そんな私が、一念発起、この作品を読んでみようと思ったのは、アニメを見たことがきっかけでした。最初の10話程は、配信期間終了で見逃してしまいましたが、その後は最終話まで一気に見ました。見終わった後、原作ってどんなんだろう?作者は誰?そう。全くの無知な私は、そんなことさえ知らなかったのです。序盤の10話を見逃したことが大きかったですね。絶対読む!と決めて、早速注文しました。実は、上中下3巻あるなんて予想外で、注文するのに少し躊躇いました。皆さんのレビューの中には、おすすめと言う意見の他に、退屈・難しいと言った意見もあって、パソコンの前でしばらく考えました。 でも、買って正解でした。届いたその夜(たまたま土曜日だった)一気に読みきってしまいました。(とりあえず上巻だけですよ) アニメから入ったせいで、情景を思い浮かべる時にはその影響がもろに出ていました。が、その反面、物語の中にスッと入って行けた気がします。退屈だなんてとんでもないです。細かな設定や、その解説は長いですが、それはある意味仕方のないこと。話の展開に、ワクワク・ドキドキ。ページをめくる手が止まる事はありませんでした。(ごめんなさい。ちょっと誇張してます) 読み終わってすぐ、中・下巻の2冊を注文。今か今かと届くのを待っている、子どもに帰った気分です。 ちなみに、中2になる親に似ず読書の好きな息子もちょっと興味を持ったらしいのですが、解説部分の漢字が難しいようで、まだ読むには至っていません。が、手に取るのは時間の問題でしょう。 ネタバレになっちゃうので、ストーリーについては触れません。 頑張って最後まで読みま〜す。 | ||||
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期待して読みましたが、長いだけで正直全然面白くなかったです。 「黒い家」や「悪の教典」のようなぞくぞくするような物を想像していましたが、 魔法とか、架空のキャラクターとか、まるで日本版のハリーポッターを読んでるような感じでした。 | ||||
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期待して読みましたが、長いだけで正直全然面白くなかったです。 「黒い家」や「悪の教典」のようなぞくぞくするような物を想像していましたが、 魔法とか、架空のキャラクターとか、まるで日本版のハリーポッターを読んでるような感じでした。 | ||||
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期待して読みましたが、長いだけで正直全然面白くなかったです。 「黒い家」や「悪の教典」のようなぞくぞくするような物を想像していましたが、 魔法とか、架空のキャラクターとか、まるで日本版のハリーポッターを読んでるような感じでした。 | ||||
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物語の舞台となるのは1000年後の日本。 夕暮れになるとドボルザークの『家路』が流れるノスタルジックな町です。 冒頭で「かつてその町でその町で悲劇が起こったらしい」ことが明かされますが、物語はなかなか核心に触れず、じわじわと秘密が小出しされます。 綿密に構築された世界観と壮大なストーリーが魅力の近未来小説。 全部で1000ページを超える大作ですが、ストーリーの面白さに引き込まれ、長さは感じませんでした。 読後に言いようのない恐怖を残す作品でもありました。 | ||||
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残酷な出来事が淡々と描かれる。 それが不気味で恐ろしく、非現実的で愉しい。 感情移入することはあまりないが、物語に引き込まれるのは、テンポのよい展開による。 完結編、最後まで飽きずに読める。 読後の雰囲気もよい。 | ||||
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初めてファンタジー系のSFを読みましたが、とても楽しめました。 緻密に描かれた広い世界観にテンポの良い進行が読んでいてとても引き込まれます。 人間とは何か。生きるとは何か。正義とは何か。 上中下巻と分量は多いですが最後の最後まで一気に読破してしまうほどの没入感です。 前半の方が丁寧に描かれているように思いましたが、それでも満足のいく一冊でした。すばらしい。 | ||||
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アニメを見たうえでの、読破であったが、イメージに引っ張られ過ぎることなく、細かい部分までとても感動しました。 | ||||
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最初はちょっと入りにくいが、読み進めて行くうちにとまらなくなるのはさすがだと思う。 呪力といっても万能性が低いところは、物語を構成する上で非常に役立っている。 この辺りが展開次第でなんでもありな少年漫画と違うところ、じれったさは感じるが 世界観が統一されており、集中して物語の中に入って行くことができる。 但し、いつもながら最後のメッセージは真面目に捉えると暗くなる。 たまには純粋なハッピーエンドも見てみたい。 | ||||
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文章は苦手なのであまり参考にはならないかもです・・・ 自分は基本何日かかけて一冊の本を読むのですが、この一冊は一日で読破してしまいました。 とにかく先が気になる展開になっていると思います。 舞台は1000年後の日本。呪力という念動力のようなものを手に入れた人類のお話です。 話のメインとなるのは子供たち。 平穏な生活をおくっているが、どういう経緯を経て今の世界となったのか。 一見何気ない毎日を過ごしている子供たちが、実はどういう立場にたたされているのか。 この辺りの展開は衝撃だと思います。 また、それを踏まえた上で話を思い出してみたり読み返してみたりしても楽しいと思います。 何度でも読める作品です! | ||||
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上巻に続いてこちらもとにかく先が気になる展開です。 特に下巻に関しては、「怒涛の展開」という言葉がしっくりきます。 物語には都合のいい展開「ご都合主義」がよくありますが、この作品は容赦がありません。 「なんだかんだいい形に収まるだろう」と思えないぐらい容赦がなく、先が読めません。 自分が一気に読めたのには「この後どうなるか心配」という気持ちがあったと思います(笑) あとは上巻のものも含めて、各所に張り巡らされた伏線が回収されていく様は本当に読んでて楽しいです! 下巻は何を言ってもネタバレにしかならないと思うので、内容はあまり語りたくありません。 ただ最後まで読んだら、確実にもう一度読みたくなるはずです! | ||||
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上中下巻を読み終え、流石は貴志祐介、圧倒的に読み易い。又、抜群の構成能力は読んでいてストレスや不安を感じません。 然し、貴志作品の致命的な欠点も多分に孕んだ作品で有る事は否めません! 日本SF大賞受賞作では有りますがSFファン、若しくはこれからSFに触れていきたいと思う方は以下の4つの点に注意が必要では無いかと思います。(ネタバレは含みませんのでご安心下さいませ。) 1.多くの貴志作品に共通する事ですが、途中でオチが完全に読めてしまうという。本作もご多分に漏れず感の鋭い方ならば上巻の途中でオチと今後の展開をある程度、予測できてしまうでしょう。換言すれば多くのSFファンが一度は夢中にさせられたであろうSF御三家、若しくは四天王の作品のような読み手の想定を超えた驚きと満足感は得られません。 2.中巻はあまりにもファンタジー色が強すぎて「これってSFか?」と疑問に思って仕舞う内容です。 3.兎に角ご都合主義が多い!ネタバレは含まないという約束(そもそもレビューでネタバレはテロに等しいとおもいます)でしたので具体的なエピソードは伏せますが、物体浮遊、愧死機構、後継者としての資質等に関する記述は突っ込みどころ満載です。 4.作中のご情報が多い!これはストーリーとは関係有りませんので、一つ具体例を挙げると昴についてです。作中では小さな星の集まりと言うような記述が有ります。確かに小さな星の集まりに見えますが実は一つ一つが独立した銀河であるという事は天体マニアで無くとも周知の事です。 以上の様に問題点は多いのですが、それでも面白いという事に変わりはありませんでしたので個人的な評価は星3つとしました。何かの参考になれば幸甚です。 | ||||
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上中下巻を読み終え、流石は貴志祐介、圧倒的に読み易い。又、抜群の構成能力は読んでいてストレスや不安を感じません。 然し、貴志作品の致命的な欠点も多分に孕んだ作品で有る事は否めません! 日本SF大賞受賞作では有りますがSFファン、若しくはこれからSFに触れていきたいと思う方は以下の4つの点に注意が必要では無いかと思います。(ネタバレは含みませんのでご安心下さいませ。) 1.多くの貴志作品に共通する事ですが、途中でオチが完全に読めてしまうという。本作もご多分に漏れず感の鋭い方ならば上巻の途中でオチと今後の展開をある程度、予測できてしまうでしょう。換言すれば多くのSFファンが一度は夢中にさせられたであろうSF御三家、若しくは四天王の作品のような読み手の想定を超えた驚きと満足感は得られません。 2.中巻はあまりにもファンタジー色が強すぎて「これってSFか?」と疑問に思って仕舞う内容です。 3.兎に角ご都合主義が多い!ネタバレは含まないという約束(そもそもレビューでネタバレはテロに等しいとおもいます)でしたので具体的なエピソードは伏せますが、物体浮遊、愧死機構、後継者としての資質等に関する記述は突っ込みどころ満載です。 4.作中のご情報が多い!これはストーリーとは関係有りませんので、一つ具体例を挙げると昴についてです。作中では小さな星の集まりと言うような記述が有ります。確かに小さな星の集まりに見えますが実は一つ一つが独立した銀河であるという事は天体マニアで無くとも周知の事です。 以上の様に問題点は多いのですが、それでも面白いという事に変わりはありませんでしたので個人的な評価は星3つとしました。何かの参考になれば幸甚です。 | ||||
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中学生でもすんなり読める位読みやすい。 しかし、絶賛されるほど面白くはない。 所謂ご都合主義。 所々、フラグが立っているので先が読めてしまった。 | ||||
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独特の世界観。情景の描写、ストーリー、どれをとっても素晴らしい作品です。 | ||||
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ある意味人類史的な規模での大きな史的世界観を感じた。 ハダカデバネズミのDNA変異体であるバケネズミと、神としての超人類の関係性は人間の本性に潜む獣性が、基本的人権思想を産み出し残虐行為を正統化してきた革命史のようにも見える。 物語の設定として超能力を得た超人類と、超能力を獲得できなかった人類の相克が、世界の破滅に至るまでの相克を織りなした過去が1000年前のできごととされている点が、非常に独創的でありSF性を感じさせる大きな基礎のようにも思えた。 ボノボるという隠語がファンの間で浸透しているようだが、マニアックな視点でハることも可能なほどの、ディテール面でのごだわりというか末節設定のしっかりした部分と、スケールの大きさがベストマッチしている。 そして、邪鬼と業魔という克服課題となる超人類の弱点と、社会システムの冷酷さに奴隷化されたバケネズミが、神殺しを企てる戦略の揺籃があるなんて最後まで飽きさせないストーリーテリングの技術に圧倒され続けた。 初期の学園物語の中で、呪力の競技大会が出てくるがそこだけは、小生の拙い想像力ではついていけずに感得し得なかったのが残念。しかし、著者の「青い炎」「黒い家」「悪の教典」と読んできた読者の視点から言えば、畢生の大著といっても過言でないほどの出来栄えだと思う。 一つの文化・文明を創造し、文字通り世界を、ワールドを創造し得た業績だとたたえたい。 | ||||
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ある意味人類史的な規模での大きな史的世界観を感じた。 ハダカデバネズミのDNA変異体であるバケネズミと、神としての超人類の関係性は人間の本性に潜む獣性が、基本的人権思想を産み出し残虐行為を正統化してきた革命史のようにも見える。 物語の設定として超能力を得た超人類と、超能力を獲得できなかった人類の相克が、世界の破滅に至るまでの相克を織りなした過去が1000年前のできごととされている点が、非常に独創的でありSF性を感じさせる大きな基礎のようにも思えた。 ボノボるという隠語がファンの間で浸透しているようだが、マニアックな視点でハることも可能なほどの、ディテール面でのごだわりというか末節設定のしっかりした部分と、スケールの大きさがベストマッチしている。 そして、邪鬼と業魔という克服課題となる超人類の弱点と、社会システムの冷酷さに奴隷化されたバケネズミが、神殺しを企てる戦略の揺籃があるなんて最後まで飽きさせないストーリーテリングの技術に圧倒され続けた。 初期の学園物語の中で、呪力の競技大会が出てくるがそこだけは、小生の拙い想像力ではついていけずに感得し得なかったのが残念。しかし、著者の「青い炎」「黒い家」「悪の教典」と読んできた読者の視点から言えば、畢生の大著といっても過言でないほどの出来栄えだと思う。 一つの文化・文明を創造し、文字通り世界を、ワールドを創造し得た業績だとたたえたい。 | ||||
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ある意味人類史的な規模での大きな史的世界観を感じた。 ハダカデバネズミのDNA変異体であるバケネズミと、神としての超人類の関係性は人間の本性に潜む獣性が、基本的人権思想を産み出し残虐行為を正統化してきた革命史のようにも見える。 物語の設定として超能力を得た超人類と、超能力を獲得できなかった人類の相克が、世界の破滅に至るまでの相克を織りなした過去が1000年前のできごととされている点が、非常に独創的でありSF性を感じさせる大きな基礎のようにも思えた。 ボノボるという隠語がファンの間で浸透しているようだが、マニアックな視点でハることも可能なほどの、ディテール面でのごだわりというか末節設定のしっかりした部分と、スケールの大きさがベストマッチしている。 そして、邪鬼と業魔という克服課題となる超人類の弱点と、社会システムの冷酷さに奴隷化されたバケネズミが、神殺しを企てる戦略の揺籃があるなんて最後まで飽きさせないストーリーテリングの技術に圧倒され続けた。 初期の学園物語の中で、呪力の競技大会が出てくるがそこだけは、小生の拙い想像力ではついていけずに感得し得なかったのが残念。しかし、著者の「青い炎」「黒い家」「悪の教典」と読んできた読者の視点から言えば、畢生の大著といっても過言でないほどの出来栄えだと思う。 一つの文化・文明を創造し、文字通り世界を、ワールドを創造し得た業績だとたたえたい。 | ||||
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