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新世界より



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新世界よりの評価: 3.97/5点 レビュー 506件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全506件 341~360 18/26ページ
No.166:
(5pt)

気持ち悪い…けど読んでしまうんです。

一言で言うとダークファンタジー。でも現代の色々な問題について考えさせられる小説でした。倫理や差別、遺伝子操作、性的問題…。描写もけっこう生々しかったし、バケネズミの醜悪さが人間のそれを表現しているようで、少し気持ち悪かったです。主人公達が、酷い現実を突きつけられながらも、悲しくも逞しく成長していく姿に勇気をもらえます。取っ付きにくい方はアニメから入った方がいいと思います。アニメの方も小気味悪く表現してあって小説に負けず良い感じなので、今後どのように映像化されていくのか楽しみです(^-^)
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.165:
(4pt)

和風ハリーポッター

アニメで知りました。

けっこうボリュームありました。

百合あり、BLあり、主人公が女の『和風ハリーポッター』でした。

最後のラスボス倒す作戦については、「なんかおかしくね?」と思いましたが、

それでも、全体としてはおもしろく、

30過ぎの、あまり読書しない私でも、かなり夢中なって読めました。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.164:
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.163:
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.162:
(4pt)

物語世界の構成力はすごい

ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。
この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。

文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。
しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。

こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。
「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。

それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。
思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。
新世界より(中) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.161:
(2pt)

世界観に入り込めれば…

文庫はすべて読み、初期の作品からだんだん悪くなるなぁという印象を受けていました。
そういった先入観のせいか、どうも世界観に入り込めず…
途中,何度も挫折しそうになりつつも、なんとか最後まで読みました。

また、回想録として書かれており、途中途中に挟む、その後の展開に関するコメントは
その都度、現実に引き戻されて、集中できませんでした。

新しいジャンルへの挑戦かもしれませんが、どうなんでしょうか?
先入観無しで、入り込めたのかもしれませんが…
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.160:
(3pt)

長ったらしい

無意味に長すぎます。必要のない描写が多いです。もっと短いほうがテンポよく読めると思います。 あとこの先の展開を予言するような記述が多すぎます。 「このとき○○すれば○○になっていたはずだ」とか「このときはまだ○○と思っていた」とか何度も何度も出てくると嫌になってきます。 これ以外の作品は、面白く読んでましたが、しっくりこない部分もありました。その理由が本作を読んで分かった気がします。 この作者実は物語を書くのそんなに上手くないのだと思います。本作でボロが出た感じ。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.159:
(5pt)

長大かつ重厚な作者の渾身の一作

アニメ化を機会に文庫本三冊を一気読み。読後の印象はSFの土地にミステリーの設計図を元に冒険小説とサイコホラーの建材で作った重厚な建築物と言った感じか。一種のファンタジーと言えなくもない。作品の本質は「人類とは何か?」という作者の問いにある。神の力を手に入れた人類が血に血を注ぐようなことまでして生きる様は正視に耐えない迫力がある。身の丈に合わない力は歪みを呼び、歪みは破壊を呼ぶ。それでもなお人類は歪みを直し変わろうとする…というところで本書は幕を閉じるのだが作者の問いかけは終わらない。読んだ者の心に響き刻み込まれるはずだ。人は人を殺す。その事実を我々はどう捉えどう向き合うべきなのか?
作者はこの問題に一つの光明を照らし筆を置いている。
曰く、「想像力こそがすべてを変える」と…。

全くの蛇足だが富子が語った悪鬼Kの話を読んだ時に神戸児童殺傷事件が頭を掠めたのは筆者の下らない勘ぐりだろか?
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.158:
(5pt)

ただ単に「面白かった」と言える作品です

未来+超能力もの、と聞いてずっと手に取るのをためらっていました。なんだかテカテカとして装飾過剰な物語を想像しませんか? しかし実際に読んでみると、そうした印象とはまったく別の、和風かつノスタルジックに彩られた、常に想像力を刺激してくるような魅力的な物語でした。なぜもっと早くに手に取らなかったのかと過去の自分に問いたいくらいです。

 どんなものかと読み始めると、序盤からミノシロや不浄猫など本作独自の生物たちに惹かれました。その後も終盤にいたるまで想像力を刺激するようなオリジナリティー溢れる生物たちは登場してきます。それらを頭の中でイメージしてみるだけで楽しかったです。こういう方面で興味をひくような作品は珍しいと思いますし、これで私は作品世界へとどっぷりと浸かることができました。

 そんな不思議な生物たちの中で作中でもっとも重要な位置にいるのが、人間と対をなす勢力「バケネズミ」です。人間と同様に社会性を持ち、言語を操る……けれども絶対に抗えない存在『人間』が存在する。とても面白い設定ですね。彼らの成り立ちから人間レベルまで知力を高めていく過程こそがこの物語の根幹と言えるでしょう。結局、知能がある生き物同士が隷従的な関係になればいつかはああした事態が起こりうるのだな、と。実に腑に落ちる物語でした。

 一方、人間の登場人物たちはなんだかライトノベルっぽいです(笑)。人にもよるでしょうが文体と合っていて読みやすいですし私は好きですけどね。主要キャラはいずれも好感が持てる造形ですが、子供のくせに異様に大人びていたり冷静沈着すぎるところは気になりました。バケネズミの方がなんだか人間くさいような気もします。

 人間たちの用いる異能の力「呪力」はただの超能力という要素を超え、世界観構築にも影響を与えているのも新鮮でした。世界よりもまず呪力が先、という在り方がです。以前の世界の物語も読んでみたくなりますね。

 いくつか語られなかった事柄が不満と言えば不満です。何点かあるのですが、とくに真理亜と守のこと。改めて説明する必要がなかったのかもですが、やはり微に入り細を穿つような解説がほしかったのが正直なところですね。前時代のことももっと知りたかったかな。

 まだまだ書き足りないことはたくさんあります。しかしここまでにしておきます。読もうか迷っている方により深くこの物語を堪能してほしいので。読了後はただ一言「おもしろかった」そう自信を持って言える一冊です。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.157:
(1pt)

作者の力量の無さを実感した

前半が恐ろしいほど退屈。その先にどんなに面白い展開が待っているのだとしも、そこまで到達できない。この作者はダメだ。力量が無さすぎる。本をよんでここまでイライラしたのは、クリムゾンの迷宮以来だ。よくこんな作品が出版できたな
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.156:
(5pt)

たそがれ時のコミュニティの中で流れる “新世界より”

まったくの先入観なしで読んだのだが、久々にすごい傑作に出会ったという気がする。

舞台は1000年後の日本の関東地方。この時代、人々は昔の農村を思わせるコミュニティという単位で生活しており、全員が「呪力」と呼ばれる強大な念動力を当たり前のように使いこなしているが、そのあまりの威力ゆえに呪力が人を害することに向けられないように高い倫理規定のもと、攻撃抑制と愧死機構を遺伝子に組み込むなどして、厳密に管理されている。主人公はちょうど12歳の少年少女、呪力の萌芽が芽生えたところであり、その「正しい」使い方を学ぶための上級学校に進むところから物語は始まる。物語は早紀という少女の視点から丹念に書き込まれるが、そこで描かれる世界の深さ、広さが尋常ではない。コミュニティは八丁標と呼ばれる結界で外部から「悪いもの」が入ってこられないように守られ、子どもたちが呪力を「正しく」身につけることができるよう、都合の悪い真実を知らせないように厳重に管理されており、その一方でコミュニティの外ではバケネズミと呼ばれる人間並みの知性をもった生物が種族間での抗争を続けていたり・・。すべてが作者のイマジネーションによって作り上げられた壮大な虚構世界なのだが、物語の最初から最後まで破綻することがない。この筆力はさすがだ。上巻では主人公たちが夏休みに、禁止されていた外部世界との接触を図り大人たちが隠していた世界の真実を知る冒険譚、下巻では、主人公たちが大人になった時期の話だが、上巻で描かれた外部世界との接触が原因となって血腥い大殺戮が展開されてしまう。いずれも描かれた世界の中では当然起こるべくして起こったように感じられる。最初に作者が作り上げた世界観の完成度が高いからであろう。

タイトルの「新世界より」は、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」からきている。主人公の居住するコミュニティでは、ちょうど夕方の刻限に街中でこの曲の第2楽章“遠き山に日は落ちて・・”が流れるのだ。私が通っていた小学校でも夕方のたそがれ時に、下校を促すアナウンスとともにこの曲が流れていたのを思い出した。沈む夕日の物悲しさと曲調が妙にマッチしており、胸が苦しいような寂しさに襲われたことを思い出す。外部との接触を遮断し進歩することを放棄した、まさにたそがれ時のコミュニティの中で流れるこの曲を主人公たちはどのような思いで聞いたのだろうか。

あまりに壮大なので映像化は無理だと思っていたのだが、2012年秋にアニメ化されるようだ。期待して待ちたい。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.155:
(5pt)

二千年の時をこえる金字塔

今秋からアニメ化されるとの事で、先立って文庫版を読み終えました。

既に数多くのレビューが投稿されており、その多くに高い有用性があると思いますが、
メディア化という、多くの意味で節目になり得る時点を目前に控えた状態で、
特にこれからアニメを見ようかと思っていて、その前段階として「新世界より」を
読もうと考えている方や、先に読もうか迷っている方、あとは漫画版を読んで困惑
している方(がいるのかわかりませんが)……など、割とSFやホラー・ミステリに
親しくない方に向けて、参考になりそうでならないかもしれない意見を、拙いながら
記させていただきます。

まず、どうしても取っ付きにくい感は否めません。
特に序盤では、様々な方位から紡がれる緻密な世界設計が、このジャンルに慣れない
読者を阻むことでしょう。わたし個人の例では、154ページ目を読むまで、特に長く
感じたように思います。
が、更に読み進めれば、後はほとんど一息に読み終えてしまうような、怒涛の展開に
圧倒されました。貴志祐介氏の著作を多く嗜んだファンから「既作のごった煮」と
評された今作ですが、その良い点として、1400ページを超える超大作ながら、いざ
物語が動き出せば読者を飽きさせない、壮大な魅力に満ち溢れていることは間違い
ありません。
これだけの素材を活字の俎上で見事に料理した著者の腕前は、わたしごときでは、
筆舌に尽くしがたい。これはやはり、実際に読んで感じていただきたい部分です。

また、作品全体を通して見たとき、わたしは中巻の終わりと下巻の始まりに、大きな
隔たりを感じました。
他にもいくぶん、難点というか引っかかるものは感じられますが、そのほとんどが
勢いにまかせて読み進められる程度のものであった(私見)のに対して、巻の分かれ
目ということもあり、かなり強い違和感を覚えました。この点、メディア化において
どのように処理するのかは少し気になります。
ハードカバーの上下巻の場合、下巻に纏まる形になるので、この違和感はかなり緩和
されるのではないかと思いますが、一方で上下巻の分かれ目と思しき場所(未確認)
でも、かなり違和感を伴う『トリック』が用いられており、読者の困惑を誘うでしょう。
とはいえこちらは明確な『手法』であり、後にそれを基点として話が進むので、巻の
跨ぎとしては後者の方がより相応しいと思います。

なお、全編が主人公による回想録として語られるので、ところどころ、主人公の主観的な
意見や評価が挿入されますが、わたしは悪いとは思いませんでした。
むしろ、当時幼い主人公たちが見逃していた異常を示す際や、怒涛の展開が連続する後半
などでは、話をわかりやすく整理する為に一役買っているな、と感心したほどです。
かえって読みやすく感じる方も多いと思います。

あとは、漫画版で巷の話題を攫っているらしい性描写ですが、原作にも無いことはないです。
ただし漫画版は原作にかなり改変を加えているうえ、性的な描写単体にも重点を置いて
いるようなので、原作のそれとは異質のきらいがあります。
事そこに至る経緯と文化的背景が示されてから、そういう描写が加えられます。物語
世界の異常性を醸し出すガジェットに近い役割だったのではないかと、わたしは考えて
います。なので、アニメが放送される際、あまりそういった部分に期待するのは、本末を
取り違えた結果になるのではないかと思うのですが、どうなのでしょうね。

最後に、貴志祐介氏の著作群における、「新世界より」の立ち位置について。
この作品は多くの読者から高い評価を受けており、同時に、しばらく不振の続いていた
著者の起死回生の作であるとの評が広められています。
大森望氏の解説において触れられているように、「新世界より」は著者がデビュー前から
温め続けた命題への回帰と昇華の作品であり、構想30年という触れ込みに恥じぬ、途轍もない
傑作だと言って過言ではないでしょう。
思わず呻き声を上げてしまいそうな遠大なテーマを、熟達した作家が、十分な時間を費やして
書き上げれば、このような雄編が生まれてくるのだという証明であり、著者にとって、
まさに半生をかけて打ち立てた金字塔であるということです。
つまり、これと同等の作品を毎度望むのは、酷というものでしょう。

著者自らの言を借りれば、今作は1000年後の未来に宛てた手紙であり、1000年前を生きる我々
へのメッセージでもある……とのことです。
貴志祐介氏が新たな境地を切り拓いて、またいつか、この作品に比類する記念碑を創出される
のを、ゆっくり待とうと思った読後でした。

それでは長文・乱筆にてお目汚し、失礼いたしました。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.154:
(2pt)

もったいない(ネタバレあり)

腑に落ちない展開でせっかくの世界観がもったいないというのが率直な感想。
上巻では訓練された子どもの能力者が数人いても能力の限界から化けネズミに苦戦したのに、
下巻では訓練されていない子ども能力者1人がまるで無敵の存在のごとく
無尽蔵に能力を振るい、人間側が壊滅させられそうになる。
いくらなんでも、この違いはないだろう。敵さんの有利を書きたかったんだろうけど、
読んでて冷めてしまった。
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.153:
(5pt)

秀逸

貴志祐介の今までの作品の中では一番好きです。

まだ、これを読んでない人がいるのならそれはとても羨ましいことです。だってこれから読めるのだから!!
それくらい本当に面白かった!
本が読み終わるに差し掛かるにつれ、まるで楽しい夏休みが終わってしまうような虚無感に苛まれました。
一度記憶を消してもう一度読み始めたい!そう思わせる素晴らしい作品です。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.152:
(5pt)

文句なし

ページを捲る手が止まりません。
次は何が起こるのだろうというハラハラ感と、俗っぽい言い方をすれば'俺得'な舞台設定と、魅力的なキャラクター。
この半年で読んだ本50冊の内のベスト3には入ります。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.151:
(5pt)

右脳を刺激する傑作

これは傑作です。
読み終えて半年たった今レビューを書いているのですが、今だにこの本の衝撃が頭に残っています。
読みながらイメージした登場人物やシーンが頭に刻み込まれてしまいました。
ストーリと世界観に非常にインパクトがあり、それらに奥行きを持たせるような奇抜な設定が、私の右脳を刺激してくれたのでしょう。
貴志さんには、これを超える作品を是非期待したい。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.150:
(3pt)

神の力のリアリティがいまいちなのかも

話の根本を成す神の力をなぜ人類が獲得できたのか?、その説明が控えめに言って、かなり短すぎる気がしないでもないです。確かに現実世界の歴史を調べる限り、力を得た人は近代限定で見ればたぶん居ないみたいです。
世の中には不思議な事があります。近所の惣菜屋から指摘される形で知った事あります。ちなみに惣菜屋は怪しい宗教とか無関係です。簡単な説明の後に、その時代の当たり前の事としてたんたんと話が進むのはなんだか読んで惜しかったです。
作者が「ありあえない架空の話」とその部分を割りきって書いているのがありありと分かってしまい、物語全体が少し軽くなってるように感じます。これが原因で、どれだけ読者に対して感情移入をさせる事が出来るか?
という部分が少しだけ大きく削がれている気がしないでもないので星は3個れす。
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.149:
(3pt)

面白いんだけど

一部難しい表現や言葉もあるが、ストーリーはわかりやすい。
主人公の手記という設定なので基本的に一本調子。
なので分厚い外見に反して、中学生くらいなら難なく楽しめると思う。
とは言っても内容が幼稚というわけではない。
戦争や差別というダークなテーマを扱っている。
人殺しを生まないためのシステムが
人を殺し、また被害を拡大させてしまう。

ちなみに自分は主人公が嫌いだ。
息を吸うようにルールを破るし、結構自分勝手。
それは何故なの?どうすればいいの?という言葉が多く
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.148:
(1pt)

残念でした。

「クリムゾンの迷宮」「黒い家」など、自分の中でかなり面白かった作品を書いている作家さんの長編ということで、非常に楽しみに上巻を買いました。
途中、読むのが苦痛に思えるほどの長い長い説明に、読むのをやめようと何度も思いました。
でも、ここを乗り越えれば最後にはすごい展開が待っていて、「前半をちゃんと読んでいて良かった」と思えるはずだと信じて最後まで頑張って読みました。
しかし、そのような期待もバッサリと裏切られました…。
結局、化けネズミと人間の戦争の話しだったのかあ、という印象でした。もっと壮大なストーリーを期待してた私もいけなかったのでしょう。
途中、興味を引かれる設定もあったので、結局戦争の話しで終わりそうだと気付いたときはガッカリでした。
敵となる化けネズミにも人間にも魅力的なキャラクターがいないし、感情移入出来るような登場人物もいませんでした。
ちなみにラストで明らかになる事実も、上巻の早い段階から予測出来ました。
「まさか、そんな分かりやすいラストじゃないよな〜」と思ったらそのまんまでビックリ。
次回はもっと面白い話を書いてください。お願いします。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.147:
(4pt)

新しい世界を作ろうとする作家の意欲

少数の超能力者が「平和」に暮らす未来の日本。しかし、その均衡にはいくつもの矛盾をかかえ、押さえ込み、かろうじて社会がなりたっている状態だった...
 筆者の描く未来社会は、人類の進化形である生物たちと失われてしまった科学技術の残滓を巧妙におりまぜ、リアリティを強く感じさせる。この部分は現代社会のどの部分のメタファーや批判か?と考えてしまうこともあるが、そんな難しく考えずに、良質なエンターテイメントとして味わうのが良いと思う。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232

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