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新世界より
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【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全506件 441~460 23/26ページ
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好みは別れると思いますけど、本格派の人も、初心者の人も楽しめる作品だと思います。読み始めたときはファンタジーよりなのかな、って思いましたけど終盤ではえらくダークに変貌します。後編はさらにその度合いが進むので、お楽しみに! | ||||
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図書館でたまたま手に取った筆者の前作「クリムゾンの迷宮」。 何度も借り、とうとう愛蔵書に加わえました。 「きしゆうすけ」という名前に惹かれ予備知識もなく購入したこの本には 最初がっかりさせられました。 「未来の世界」「超能力」「SFチック」 どれも自分の苦手とする分野で、この分野でよい作品に出会った事がありません。 何故ならこの分野は読み手の能力や想像力が問われるため、テレビドラマで育った私には手に余る世界観だったからです。 でも折角買ったんだから…と読み始めたら止まらない。 脳裏に浮かぶ、世界、キャラクター、シーン。 筆者の世界を冒涜しかねないので細かい説明は致しません。 トレンディドラマ世代でも充分に引き込まれるだけの作品です。 昨今、マンガのドラマ化がとても多いですが、こういう作品を映像化せずにどうする!と、メディアに問いたくなるほどの秀作です。 | ||||
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確かに、大好きな『ISOLA』『黒い家』『クリムゾンの迷宮』『天使の囀り』を髣髴とさせます。違和感を覚え出した『青い炎』以降の作品よりははるかに楽しめました。ただ、逆に言うと前掲の四作品の部分部分を寄せ集めた感じがなくもない。「集大成」といえば聞こえはいいけれど、どこか逆戻りの感があって、全く新境地を開いたという印象ではない。『ISOLA』から始まる一連の作品は、どれも毎回全く違う趣向で、なおかつ完全に貴市ワールドで、読むたびに感涙にむせんでいましたけれど、今回のは「ああ、あれか……」と思わせる場面が少なからず登場しました。嫌ではなかったけれど、でも、再読はしないかな……、といった感じです。(ちなみに前掲四作品の再読回数数知れず)。 もともとファンタジーが大の苦手で、『ゲド戦記』も『指輪物語』も『ナルニア国物語』もすべてリタイアしてきました。貴市作品は架空の物語でありながら、それが現実世界と隣接しており、その皮膜一枚のリアルな感覚が大好きだったのですが、今回の作品はいかんせん、現実世界との距離がありすぎて、私の乏しい想像力ではついていけない部分がありました。作品そのものの問題というよりは、単に相性の問題なのかもしれません。徹底的に空想で世界を構築するには並々ならぬ力量が必要なのでしょうが、現実の重さのほうに惹かれる私には合わない作品だったのでしょう。『ゲド戦記』並みの名作なのかもしれない(と言っても読了はしていない。評判だけ)と思うと、それを楽しみきれなかったわが身の不甲斐なさが情けなくも感じられます。 さらにもう一つ、ネタバレになるので詳しいことはいえませんが、テーマが複数になっているのが残念に思えました。そのせいで、一つのテーマの重大性が薄まってしまったように思います。それぞれすごく重く、考えさせるテーマなので、絞ったほうがよかったのでは? | ||||
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いったい、どれだけの引き出しを持っているんだい 貴志作品で一番たのしめたよ 読み終わるのがもったいないくらい しかし、少しグロすぎるかもね 貴志テイストにSF要素全開がいいのだが 上巻の部分に当たる方が私はすきだよ 瞬君のキャラがよかったよ あの場面は泣いた | ||||
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ページをめくる手が止まらない! 子どもみたいにドキドキわくわくする! そんな本でした。 もともと貴志さんが好きで、作品もけっこう読んでいるのですが、文句なしに貴志ランキング一位に躍り出ました(それまでは青の炎)。 「このミス」で評価が高かったのは知っていたので文庫化するのをずっと待っていました。 やっと店頭に並んだー!と思いきや新書サイズ、こんな分厚いのに1冊、二段組み、ださいフォント、とパッと見はかなりがっかり…。 でもそれを補って余りある内容です。 内容はファンタジーっぽいのですが、謎が謎を呼び、ラストには…というところはまさに貴志ワールド。 なんでこのジャンルで「このミス?」と最初感じましたが、読み終わってみれば構成はまさにミステリでした。 これ以上詳しくは書きたくないです。 読んで確かめてほしいです。 | ||||
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さて、どんなレビューを書きましょうか。1000頁超の長編は普通に読みますが、貴志祐介氏の作品は初めてです。無駄に長い感はありませんが、上巻と下巻のギャップが大きい印象がありました。世界観は共通していますが、上巻と下巻では語り手の年齢が違いますので語り手が変わった印象を受けました。上巻では筒井康隆の青春ジョブナイル風なテイストが強く、ジラされ感が強いのですが、少し我慢して後半に突入すると物語が急加速します。上巻にあたる前半は下巻への前フリでしかないことに気づかされます。 本作品の主人公は千年後呪力を有した人間ではなく、バケネズミとミノシロモドキであることに気がつきます。バケネズミが何を象徴しているのかを語るのはネタバレになる危険性があるので触れませんが、語り手を代表する人間は本作品の触媒に過ぎません。その意味で上巻は人間主体なのでストレスが溜まることが評価の分かれるところなのでしょう。 本作品の評価は読了してからして下さい。そこで判断が分かれるのはしょうがないでしょう。長編に浸りながら世界観をお楽しむつもりで読めば期待を裏切る事はないでしょう。廉価バージョンの登場はその意味で本作品の敷居を低くしたのではないでしょうか。 | ||||
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いろんな賞をもらったそうだが、どっかで読み聞きした伝奇やオカルトのつぎはぎ本です。 しかも上手く整理もされないのでヤタラと分厚く物理的にも読みづらい。 腰巻のヨイショ誉めコピーに釣られて買った俺がバカだった。 驚きの結末とは・・・あれれっ、昔どこかで読んだような気がするなぁ。 当分この手のSFは読む気がしなくなった。 個人用電子計算機(パソコン)による文書作成(ワープロ)が発達普及し世界的情報網(インターネット)などを利用した広大な情報量が執筆に利用できるようになると、自己と対象・テーマとの格闘や対話・掘り下げなどが欠けてくるので、良くいえば私小説的なネチネチから離れられますが、自省が足りない分飛躍しすぎの分厚い小説(SF、伝奇、政治)が氾濫することになります。 この書物はその典型的な一つだと思います。 | ||||
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舞台は千年後の日本。子どもを除き、全ての人間が「呪力」という能力を生活に生かしながら暮らす、一見完璧に構築された、しかし隔離された小さな社会。そこに寄り添うように形成されたバケネズミと呼ばれる異形の生物たちのコロニー。好奇心に駆られ、冒険にでる少年少女たちが直面するタブーに覆われた真実。その小さな綻びはやがて、残酷にして大いなる決壊を招いてゆく。 完全に別世界なのに、どこか懐かしさと共にリアリティがあって、世界観にすんなり入っていけました。 その後はもう夢中。中だるみ一切なし。どこまで読んでも面白いので睡魔に強襲されないと止められませんでした。 欠点があるとすれば、この本のせいで現実にやらなければならない仕事が手に付かなかった…。 先が気になってしょうがない、というのもありましたが読み終わるまでは何をしていても、この作品の世界観が頭をチラついて現実に馴染みづらかったのです…。 こんなにも引き込まれる「物語」は久々に味わいました。 ちなみに貴志祐介さんの作品は「黒い家」以来でしたが、この作品はまったくの別物でした。 貴志祐介さんに惚れました。他の作品も早速読んでみたいと思います。 まだ読んでないけど気になってる人、ページ数にたじろいでる人、是非読んでみてください。 コロコロコミックのように分厚いので持ち歩くにはややかさばりますが、個人的にはその重みすら喜ばしいものでした。 今はただ読み終えてしまったことが寂しいです…。 あぁ、これから読む人が羨ましい…。 | ||||
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書店でチラチラと目端に残る大質量、その魔力に負けて冒頭を立ち読み(ごめんなさい)。そこで好感。噂の岡圭介さんに捧げるのかと。どれどれと読み始めておどろいた。私事で。なにしろ出くわしたのは遠未来の生まれ故郷。ああっ地元の神栖町(現在の神栖市)じゃないの。ちょっと困惑しつつ読み進めると再び驚嘆。イントロがすべて説明だ! 世界観の、状況説明の、人物像の…大枚を叩いて描いた超圧力の大説明。しかも飽きない。買いだ! そのまま最高の笑顔でレジに走った。それにしても貴志祐介はなぜ神栖を? 地元の雰囲気そのままだった。 | ||||
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発売以来気になっていた貴志さんの単行本がいつの間にかノベルズに! 単行本ではその値段に躊躇していたものの、この度ノベルズになったので購入しました。 寝る間も惜しんで、夜を明かして読んだ小説は久々です。 ボリュームがある事で有名な京極夏彦氏のノベルスよりも大ボリュームですが、読み出したら止まりません。 貴志さんは人を惹き込む方法をよく心得ているようで……。 「その後に訪れる悲劇をそのときの私は知らなかったのだ」みたいな書き方をされたら続きが気になって仕方がありません。 呪力を手に入れた人間とそうではない人間の争いの歴史。その後に訪れた徹底的に管理された人間社会。 未知なる生物達。忌むべき存在として扱われる悪鬼と業魔の正体。 まさに“新世界”の名に恥じぬ圧倒的な世界観です。 少しでも気になるならノベルスになったこの機会に手に取るべき一冊です。 | ||||
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SF学園エログロ冒険啓蒙小説とでも言うような、いろいろなジャンルの要素を含むので大抵誰が読んでも面白い。 大筋は「古代文明(現代社会)」と作中の未来社会、バケネズミ社会との比較、風刺を通して、人間・人間社会、あるいは生物一般の内包する根本的な利己性の難しさ・割り切れなさ・怖さを語ることで終始一貫しており凄みがある。 直近の社会問題(精神疾患の増加:「業魔」、無差別殺人:「悪鬼」、教育の偏向、核問題など)も取り入れられ巧みに風刺されている。 指摘されているように、1000ページを越す長編にも関わらず読者を引っ張るリーダビリティは素晴らしい。 しかしこの吸引力が、仮に読者の期待通り・あるいは期待以上に盛り込まれた残酷描写に負う部分があるとすれば、作中で語られる人間・生物の残酷さ・怖さは全く他人事などではなく、現実に読者自身のものでもあるというリアリティに、暗澹とさせられる。 | ||||
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ハードカバー判を図書館で借りて読んでしまったので今回新書を買って再度読みました。そして確信しました。 「この小説が00年代最高の傑作である」 ということを。 文明滅亡後の遠未来、茨城鹿行地域で奇怪な生態系のなか完全に管理されたコミューンを形成するサイコキネシスを操る人々。 主人公の少女と少年たちが利根川を遡る冒険に出ます。 そこで出逢う世界の秘密の一端、悪鬼とは?業魔とは?人類の従者で知能を持った醜悪なバケネズミ同士の戦争・・。 圧倒的なリーダビリティで描かれる驚くべき世界の真実に驚き打ちのめされるでしょう。 まだ読んでいない人は本当に幸せです。この傑作を新書で読めるのですから。 私のようにもう読んでしまっている人も、結末を知っているからこその新たな発見があるはずです。 | ||||
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貴志裕介氏の作品にはいつも驚かされてきました。 「ISOLA」、「黒い家」を読んでる最中、真昼間の自宅にも関わらず本気で背筋が凍ったのを今も鮮烈に覚えています。 個人的にベスト1の作品「クリムゾンの迷宮」の発想、プロットの巧みさに驚き、貴志裕介氏の作品が出ると即購入していました。 評価の高い「天使の囀り」はベスト2で、薀蓄部分が後々効いてくる仕掛けに惹かれて気持ち悪い箇所があるとわかっていながら再読してしまいます。 心理学的、生物学的、進化論、人間の善悪等、多彩な要素を込めてあるのが貴志氏の作品の特徴であり、そこが他の作家と一線を画しているように思います。 「青の炎」、「硝子のハンマー」辺りで、独特の世界観が薄くなったようで残念に感じており、長い間長編新作がでなかったので、もう大作は書かれないのかなぁと思っていました。 が、しかしこの作品を読んでこれからも大いに期待できる!と非常に嬉しく思いました。 この作品は今までの貴志氏の作品の集大成だと感じています。読み出すと止まりません。前半に複数散りばめられる複線を後半でどう回収するのか気になってしかたなく、後半の少し中だるみをする部分(東京探索箇所)を飛ばし読みして二日で一気に上下を読みました。そして、またもう一度読み返しました。 SFはそんなに好きな分野ではなかったのですが、この本は分野を超越しています。ホラーでもミステリーでもあると思います。 下巻で上巻のある登場人物と交わした台詞や情景が太字で何箇所か挟まれるのですが、切なくて心が締め付けられました。間違いなく、貴志氏の作品ベスト1です。 | ||||
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貴志祐介の新作はSF色の強い傑作となった。個人的には「天使の囀り」と甲乙つけがたい出来。取材をしっかりやってディテールを積み重ねることで物語にリアリティをもたらす手法は多くのSF作家に共通したものだろうし、その方向の巨人と言えば小松左京がすぐ浮かぶが、本作で構築した物語のスケールは小松御大の幾つかの作品に匹敵しているのではないかと思う。バケネズミの存在、PKがもたらした人間社会の変容、愧死機構、悪鬼、妖魔の設定は互いに有機的に繋がって悲劇的な通奏低音のもとに様々な和音を奏でている。これだけ設定が複雑だとどこかで矛盾が生じそうだがプロット作りに相当時間をかけたのだろう。物語の展開に無理がなく自然に引き込まれた。 正直なところ念動力というのはSFでは手垢のついた(と思われる)ガジェットであるが、貴志祐介は思考を徹底的に進めることで「人間とは何か」という普遍的なテーマに光を当てる効果的な励起光にまだなりうることを証明した。これは彼の筆力の充実を表すものだと思う。これまでの作品群のアベレージの高さを考えても今後の作品が非常に楽しみな作家といえよう。 | ||||
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一人の少女を語り部として描かれる日常。 彼女の生活を通して徐々に明らかになる「新世界」。 このだんだんと世界が見えてくるところが実にゾクゾクする。この本の真骨頂だ。 一人称の記述によって世界観が明らかになるのは、江戸川乱歩の「孤島の鬼」という傑作があるがそれに匹敵する。その独自の世界は気持ちの悪さもあって「家畜人ヤプー」を髣髴とさせる。 最終的に描かれた「新世界」は実に完璧に描写されている。この世界観がすごい。 圧倒的な読後感であった。 | ||||
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あんな小説やあんな漫画、あんなアニメを思い出したのは私一人だけではあるまい… 一編の小説とするには不十分。つーか勿体無い。いや、主人公自身が最初に語っているか… 続編やサイドストーリーを期待している自分と同時にそんな安易な道に進まないてくれと思う自分がいる まあ…買ってしまうだろうけどな、私は | ||||
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評判が良くて手に取ったが、読み始めたらファンタジー小説だったので、 失敗したかなと思っていた。 しかし読み進むうちに面白くなって夜を徹してよんでしまった。 この世界感にどっぷりと浸って読むのがお勧め。 | ||||
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帯に惑わされて読み損ねるところだった、危ない危ない。なぜハリー・ポッターと同列に語る?なぜ「冒険小説」だとか牧歌的(「冒険」は当然そんな生易しくないだろうけど、「冒険小説」となると、どうにも少年少女的だと思う)にまとめる?「ファンタジー」だ?違うだろ、強調するとこ。 この小説はそんなに温くない。どっちかというと予言や警告の類だ。今まさに私たちが実際に抱え持つ、リアルな人間の業の話だ。心底怖い物語だ。 あまり内容に踏み込みすぎるとこれから読む人の興をそぐ恐れがあるので、具体的なことを書けないのがもどかしいが、人間はそうまでしないと攻撃性や嗜虐性を抑えられず、そうまでしないと内的な優越感や傲慢に打ち勝てず、社会的な秩序を保てない生き物なのか、と愕然とさせられる。人間が「優しくある」ということが実はどれほど難しいことなのか。自分たちと違うものに対する恐れや差別、それが加速していく様、それが当たり前になっていく過程が、主人公が自分たちの社会の成り立ちや歪みを知る上巻、バケネズミとの戦いの渦中に巻き込まれる下巻を通して克明に描かれている。 バケネズミの正体については上巻ですでに漠然とした予感を得ることができるが、物語の終盤で明らかになったその具体的な「正体」には打ちのめされる他なかった。人間にそこまでのことができるのか。できてしまう気がする。その意味で、これは普遍的かつ現代的なテーマを含んだ、どこまでもリアルな予言であり警告であるという気がするのだ。 悪鬼・業魔のシステムに深く傷つけられたはずの主人公が、バケネズミとの死闘を経た後では、そのシステムを当然のように受容しているのも、怖い。 エンターテイメント小説としてほぼ完璧な面白さを備えながら、普段私たちが目を逸らしがちな恐ろしい深みを「ちゃんと見ろ」と突きつけてくる、この読書体験は怖くて貴重だ。どうか帯に惑わされず一読してほしい。 | ||||
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間違いなく面白いです。 近未来冒険物でありながら、 超能力物であり、 サイコホラーでもあります 面白いものがすべて、詰め込んであり しかもそれが、絶妙なバランスです 貴志祐介ここにあり!って感じですか | ||||
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この作者は、大体いつも一つの本を出すのに長い時間を費やします。 それは、専門的なことを学んだり、舞台設定をちゃんとするためです。 それは毎回驚かされるほどの知識量で、「天使の囀り」にしてはここまでやらなくても…というくらい凝っていて、少し読みにくい印象がありました。 それが今回はSFとなり、凝っていれば凝っているほど味が出て、この世界にのめり込むことができました。いつもは少し面倒になる長い文章も、今回はすべて楽しみに読めました。 文章力、内容共に、SF対象にふさわしい出来だと思います。 最後の終わり方は少しブルーになりましたがね。 個人的には、「上」のまだ皆が若いころが一番面白く感じました。 2部くらいにわけて映画化しないかなー。 | ||||
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