■スポンサードリンク
新世界より
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全506件 321~340 17/26ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台設定がとても良かったです。 情景がありありと目に浮かぶ表現力も魅力です。 普通でないものに対し排除しなければいられない人間の本能的な恐怖も描かれています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、僕は著者の他の小説はあまり嫌いではありません。その上で、この評価です。 壮大かつ細かい世界観・設定を作っているようで、突っ込みどころが多い展開・設定。面白い設定だなと思う面もあるが、うーん?というのも多い。そして頭に入ってきにくい用語が多すぎる。それもあって他の方も書いているとおり読みづらい。 上巻の時点でしんどいな・・と思いつつ、最後に大きなどんでん返しがあるんだろうと思いがんばって読みきりましたが、小さなドッキリはあるもののその程度。もっと色々な点について「そうだったのか!」と描かれるのかと期待していたが・・ 超能力ものならではの爽快感もあまりなし。終盤に出てくる難敵の倒し方も・・ 合う人には合うのかもしれませんが、僕は疲れました。長かったです。せめてこの3分の2くらいならば・・上巻を読みきって引きこまれなかった方は中・下巻まで読んでも満足できない可能性が高いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定・主軸となるストーリーは 私個人としてはとても良かったと思います。 (最終巻まで読んでの感想です) 人間の倫理感や、力(この作品では呪力)を持つ事の意味 そこから発生する差別等、 「設定を踏まえてよく考えると面白い作品」 だと思います。 この作品は「主人公の体験談の手記」として書かれており その部分自体には全く問題は無いと思います。 ……が、いかんせん全ての文章が読み難い。 説明が必要であろう部分の説明が無く (これは「主人公の手記」という 体を取っているので仕方無いかもしれませんが) どうでも良い部分の説明が冗長。 しかも、長々と続く割に目の前に情景が浮かんで来ない。 あくまで個人の好みの問題ですが 情景も、キャラクターの心情も 全く浮かんで来ない小説を読むのは 苦痛以外の何者でもありませんでした。 手記という体裁を保っているのに 微妙に小説調が基本で、急に手記調になったり 同じ様な文章の繰り返しだったり……。 (過去の文章をそのまま使う部分もあります) 小説という媒体で、 文字のフォントを変えて表現する& 擬音や口語を記号で表現する(ギリシャ文字など) も、自分の好みでは無いので見てて不愉快でした。 そこは文字のプロの方なので 文章で表現して欲しかったと思います。 しかしながら(折角買ったので)、読了し 設定を鑑みて、自分なりに世界の構築をしなおすと 人間の浅ましさや愚かさ、不条理…… 色々考えさせられる小説でもありました。 本当に設定は良く出来た良作だと心から思っています。 氏の他の作品は読んだ事がありませんので 「新世界より」の筆力が貴志祐介氏の全てだとは 思いたくないですが、貴志祐介先生の他の作品を 読んでみようとは思えませんでした。 この設定で他の先生に書き直して貰えたらと 思ってしまった小説です。 私は読むのが苦痛でしたが、 (情景が文字で想像出来ない小説が苦手なので) 文章自体は簡単で読み易い物です。 幅広い年齢層の方が読める作品だと思います。 この作品を苦手とした私が好きな作家先生を 参考までに書いておきます。 京極夏彦先生、有川浩先生、有栖川有栖先生 綾辻行人先生。 大体逃さずに読んでいる作品を読んでいる先生は 以上です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人にはオススメできない。 読んでから3週間たつが、未だにこの最悪のオチから立ち直ることができない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメを見て内容の把握がいまひとつできなかったので原作を読むことにしました。 すでにアニメで免疫ができていたので退屈とされる前半から入り込むことができました。 世界観が丁寧に描かれているところは良いが、時に冗長に感じることもあります。 アニメでは描かれていないネタバレが最初に出てくるのがいただけない。 ハラハラドキドキの緊張感もこれのせいで安心して(?)読み進んでしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ファンタジーだけどこれは正に人の歴史そのものじゃないですか! 上中下の三部作な訳ですが、下巻は上中とはまるで違います。 ゲームに例えると今までの難易度が実はイージーモードであり、下巻だと突然エクストラハードに変わったかのような…。 残酷なシーンは多いけど、貴志さん好きなら特に嫌悪感よりもその表現力に圧倒されるんじゃないかと思います。 最後のシーンは何気無い描写ですけど私は感動しました。 面白さと言えば、きっと途中から先が気になって仕方なくなる症候群になれますよ(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメ見てから、続きが早く見たくて本書を読んでみました。 今時の売れてる作家らしい平易な文体で、長編ですが読みやすいです。 反面、読書好きには物足りないというかやや平板な文体ですけど。 これだけの世界を作った長編なのに、一作でまとめようとしたため 説明も中途半端でエピソードも後半にとってつけたように 押し込んだという感じがします。 読後感も大作を読み終えたという満足感より 「えっ、これだけ?」感が強いですし・・ 作者はむしろ、この世界を利用してシリーズ化することで エピソードを積み上げたほうが良かったような気がします。 もし作者がこの世界に愛着があるなら改めて再構築して 連作ものの新シリーズを書かれる事を望みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
日頃SFは読まないのですが、アニメの方を見ていてあまりに説明不足で困惑し、原作を読んでみる気になり手に取りました。 読んでビックリ!! なるほど、この作品を映像化するのは難しいだろうと納得。 原作小説の方が、はるかに面白いと思いました。 呪力がどうのこうのと言われるとファンタジーっぽいが、ファンタジーとするには子供には到底読ませられない内容です。 子供同士のセックスシーンや殺人・虐殺シーンがてんこもり。 奴隷制度や異種の生物への差別意識。 人の恐怖や悪意、生存本能が増幅したらどうなるか・・・など。 大人が読めば非常に興味深く、示唆に満ちた内容が緊張感のあるストーリーと共に楽しめます。 読み始めると止まらないような面白い小説でした。 しかし、これを15歳以下の子供に読ませるのは反対です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
星の少ないレビューを書いている方の中で、「全然入り込めなくて、途中で放り出した」といったことを書かれている方がいますが、本当に同感です。私も220ページくらいまでは全然ダメで、何度放り出そうと思ったか……。そのたびに「下巻まで買っちゃったし……」という貧乏性がなければ、私もやめていたと思います(ちなみに解説の方も同じようなところまでは退屈と書かれています)。 でも、その先にあるものはすごいです。退屈だと思ったみなさん、我慢して読み進めてください。 ただ……文庫化するときに、この最初の4分の1を書きなおそうとは思わなかったんですかね……。そうしていたら、本当に最高傑作になっていたと思います。そこが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューじゃなくて申し訳ないですが amazonで買ったやつにはビジュアル帯ついてますか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近、貴志さんにハマりだしたこともあり、読んでみました。 貴志さんの本は、『悪の教典』『クリムゾンの迷宮』そして 『黒い家』に続いて4作品目です。 この本は1000ページもあるため、 本を開くのには、かなり勇気がいりましたw 結論から言うと、「とても貴志さんらしい作品」という感じがします。 今まで私が読んだ彼の作品は、現代社会を舞台にしています (『クリムゾンの迷宮』も、舞台は日本ではないが、 時間軸はほぼ現代であり、価値観なども現代社会で通じます)。 しかし、この作品では(おそらく)現在から1000年後の日本を舞台にしており、 様々な点で現代社会とは異なっています。 そういった舞台の違いはあれ、この世界のあり方を細々と説明したり、 ありきたりな日常に不安の影をよぎらせたり、 物語が動き出してから一気に読者を引きつけたり、 まさに貴志佑介の作品だな!・・・という感じです。 ジャンル的にはSF、しかもライトノベルに近い感じですので、 それを理由で避けてしまう人もいるかもしれません。 ただ、貴志さんの作品が好きな方なら、 「初ラノベ」でも楽しめるんじゃないかと、 個人的には思いますね。 食わず嫌いをせず、是非読んでみることをおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新世界よりには、様々なものが詰め込まれています。 SF、ファンタジー、戦争、ミステリー、恋愛、性。 そういったものがめまぐるし絡み合い物語を形成しているさまは見事です。 複数の要素が主要テーマとなっている際にはそれぞれの違いから違和感を覚えたりするものですが、この物語ではそれはごく自然な様子で互の魅力を引き出しています。 作中幾つもの山が待ち受けているので、一気に読んでしまいたくなる作品です。 主人公の目線で描かれていることから、彼女の成長や心境の変化なども楽しみの一つでした。 綺麗事だけでなく、人間らしい心情が描写されていたのも個人的にはいいポイントです。 アニメを5話まで見てからの原作でしたが、とても面白く読むことができました。 ただ、私はアニメや上巻の何とも言えないような神聖でミステリアスな雰囲気がとても好きなので、後半に行くに連れ原作内でその色が薄くなっていくのが残念でした。 といっても序盤の空気や雰囲気をそのまま生かしつつ物語を進めていくというのも無理な話であり、読者に飽きをもたらす要因でもあります。 ただ私が一番好きな章が長く続かなかったという理由からの★4なので、中盤終盤の雰囲気がお好きな方にはとても楽しめる作品だと思います。 少なくとも私自身15時間耐久読書をしてしまう程度の魅力はこの本には詰まっていると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はSFを読まない。貴志祐介についてはミステリーから入り、アニメ化などが気になって読み始めたのだが... 上・中・下読み終わるのに一週間もかからなかった。 中学生の私にはよくわからない内容もあったが、十分読み解くことはできる。 最後の一文に衝撃を受け、この作品は様々な角度から理解できると思う。 今まで読んだ本の中で一番面白かった。「この本、ヤバイです。」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメを観て世界観に引き込まれ、本屋さんで上巻100ページほど読みました。 さすがに文体は文学らしく、かなりしっかりとした言葉で紡がれています。最初の導入部分が長く、文字を読み慣れない人にとっては読み進めるのが困難だろうとは思います。 著者が48歳頃に発刊されたもので、若い人や文に馴染みのない人にとってはどうしても堅い印象を抱いてしまうのではないかと思います。文字を読むことに抵抗の無い方はさらっと読めてしまうのではないでしょうか。 悪鬼や業魔の説明などはフォントが変えられています。伝承という印象をもたせるようなフォントで、私は気になりませんでした。 無茶な設定のようにみえて、意外と創りこまれているように感じました。先を読むのが楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメを観て世界観が好きになり、購入。まだ最後までは読んでいませんが、設定がしっかりと作りこまれているように思います。序盤を読み進めていくのは、文章に馴染みのない方にとっては苦労するだろうと思いますが、私はそれほど苦でもないため、すんなり読んでいけました。 長年作家として活躍されている方の作品なので、しっかりと文字が重く、堅い印象を受けます。超能力物のSF、ファンタジーといライトノベルに向いたふうな物語なので、ここまでしっかりと小説として創られていることが私にとっては好印象でした。 先を読んでいくのが楽しみです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貴志祐介というと「黒い家」が相当面白かったので 期待して読んだ。上巻はなかなか面白く読めた。 うん、この三つ巴、四つ巴の「誰も信用できない」という展開、 なかなかいいぞ、とノンストップで読み進めてきてこの中巻である。 中盤の同性愛描写に度肝を抜かれた。というか意表を突かれた。 下巻をまだ読んでいないのでこれが何か重要な伏線になっているのか まだ分からないが、一気読みしてきてここでペースが乱れた。 率直に申し上げると、嫌悪感からだ。 homophobiaな人はちょっと注意を要するかも知れない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻の中盤くらいまでは、世界観の説明が少し退屈に感じましたが、 子供たちが土蜘蛛に遭遇するあたりから一気に引き込まれました。 下巻はもう、「黒い家」を読んだときのように、敵の恐ろしさをたっぷり見せつけられてから 追い詰められる緊張感でページをめくる手が止まりません。 賛否両論ある子供同士の性描写ですが、主人公の住むいびつな社会を表現するのに一役買っています。 この作家さんの持ち味でもある悪趣味な残酷描写も健在です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待していただけにすごくガッカリしました。 元々小説でフォント変えや記号があるものが苦手なんですが、その両方だったものだからうんざりでした。 出来れば、そういうのは地の文で描写して欲しいです。プロなんですし。 他の方も書かれてますが、ストーリーも途中で読めてしまい、まさか違うよなぁ……と読み進めたら予想通りで本当にガッカリしました。 主人公の言動も全く共感出来ないし、この小説の魅力が私には分かりませんでした。 こんなに魅力を感じない主人公も珍しいと思います。 設定は面白いので、出来ればもう少し上手く料理して欲しかったですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても緻密で壮大に構築された世界。正面きって大風呂敷を広げるような作品が なかなかなくて、日常系?へこじんまりとまとまりぎみな昨今、 久しぶりにかっちりした建築をみたきがしました。 全くの異世界ではなく現在と連続しつつ断絶している1000年後の世界。 新世界の人々の意識や習俗の設定がたくみ。残滓のように引き継がれている現在 性と作者の空想になる新世界性が絶妙に配分されている。 異世界なのに平気で現在と同じ感受性の登場人物がでてくるその辺りのものとは ことなり、きちんと意識的に現在と地続きの部分とそうでない部分を設計して し、書き分けています。すばらです。 個性的な生物層や進化への視点、性に関する意識、民俗学的な空間分節の設定や 集合的無意識や影としての悪鬼/業魔にみる狂気の分節など、いろんな知見が てんこ盛りだけど、とても実験的で野心的な世界設計で、主役は実はこの世界 設定そのものだといえる。 この設定のなかに住まう登場人物たちは、あたかもこの設定の上をころがるかの ように動きうごかされていく。まさに作者そのものが明確に神であることを意識して 創作された作品。いわば千年後を仮の設定に構築した著者の「宇宙論」といって いいでしょう。言葉の本来の意味で哲学的(形而上学的)な作品といえます。 著者の空想した生物たちはなんだかあのカンブリア紀の生物達を連想させるほど ユニークなものばかり。博物学、そうファーブル昆虫記の趣さえある。 エピソードや意匠はライトノベルだけど、呪力に対してのバケネズミの畏怖は まさに科学と錬金術が混交していた中世をイメージさせさえする。 寓意にみちた物語でカミュの「ペスト」を思い出しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻だけで評価するのはいかがかと思い、上下両方とも読み終えました。なので作品を通した感想としてみていただければ、と。 内容は、薄い。 何故こんなに分厚くしたんだ、っていいたいぐらい薄い。 回想として物語を始める手法は別に構わない。 だとしても、毎度毎度話の切れ目に『思えば〜〜〜〜であった』的な回想文が読者をストーリーに立ち入らせない。また、ムダに細かく村の描写とかしてるけど、動的な描写がなく、生命感が皆無。 話自体もムダに長く。正直はじめと最後を読めば物語は分かる。間は要らないぐらい、意味がない。 設定はチャチなライトノベル程度。いや、むしろ劣っているかもしれない。物を操るのと、火を生じさせる。この二つって全く違うのに、なぜ呪力って言葉ですべて済ますのか。 展開もひどく、強引(というか、矛盾生じまくり)に進めていくので読んでいて腹がたちます。 小説と設定資料集が一つになっている、と思えばいいでしょう。ただし、相当な駄作ですが。 今まで読んだ中ではぶっちぎりで最下位。読むだけ時間と金の無駄です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!