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ドミノ
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ドミノの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全139件 61~80 4/7ページ
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締めのとなる最後のオチが些か無理矢理に感じたがそこを含めて恩田陸さんの特徴?の一つだからまぁいいかな(笑) 東京駅を舞台に様々なとこで様々な人が交錯しやがて面白いように皆が交わる。 買い出しに来たOL。 句会の集まりに来た元警官と遠方から農家の男性。 次期幹事長決定を決めてる学生ミステリ会所属の学生。 子役オーディション帰りの二組の母娘。 映画プロモーションのために日本を訪れている海外監督と霊感の強い日本人スタッフ。(それと一匹・・・) 何やら企んでる謎の集団。 その他にも面白い人たちが出てくるが これらの人物たちの出会い方が本当に偶然過ぎて違和感がない。 主人公らしき人物はいない。作品を読んでいただければわかるが、よくもまぁ300ページ強の作品で これだけの登場人物を出演させるとは。書く方も大変だったのでは・・・・・・・。 そして評価すべきとこは心理描写がうまいせいか人物像がうまく想像出来たとこ。 しかし、クライマックスは少々カオス気味になってしまったのは残念だった。 とは言え、めまぐるしく変わる場面。中盤から終盤にかけての盛り上がり。 前作の『MAZE』に比べスピーディでとても読みやすく、ちょっとした隙間時間に読める手頃な一冊であろう。 | ||||
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買ったまま、読んでなかった。 で、一段落したので手に取りましたら、 一気に読んでしまいました。 ジェットコースタームービーさながらの、 どたばた感あふれる愛すべき物語。 タイトル通り、 たくさんの登場人物が、 ドミノ倒しのように次々と絡み合い、 ラストのクライマックスでは、 東京駅を舞台に、 恐ろしいほどの大立ち回り。 それぞれの思惑と、 事件が一気に爆発する。 とにかくキャラの濃さがおもしろい。 月末の締めにすべてをかける生命保険の死者の人たち。 美男美女コンビに痴話げんか。 映画同好会の学生。 ピザ屋の店員。 俳句の同好会の老人たち。 某有名映画監督。 無数の警察官。 それに一匹。 これだけの登場人物にドラマを持たせ、 立体感を出し、 そして、絡ませるというお見事さ。 ザっつエンターテインメントな一冊でした。 | ||||
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最初に「登場人物より一言」があり こんなに登場人物(27人と一匹)がいるなら こんがらがったりするかも・・と 心配しましたが、一人ひとり 詳しい説明がなくても 読み進んでいけました。 27人が それぞれの目線で同じ時間を進んでいきながら 最後にはひとつに集まっていく 物語です。 (私は、一匹の語りが一番楽しかった。) クスッと笑えるところがあり 映像にしやすいだろうな なんて考えていました。 ただ、☆3 なのは 恩田さん独特の 灰色的な語りが個人的にすきなので・・・ | ||||
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あいまいでミステリアスなところが持ち味だと思っていた恩田作品ですが これは読み直す必要なし! どんどんページがめくれます。 場面場面が激しく入れ替わり、出てくる登場人物もそれぞれキャラが立っており (その分内面描写はあまりない・類型的ともいえるかな) スピード感がありますね。 登場人物のうち、バイク乗りのテクニシャンえりこさんと、「アニー」ならぬ「エミー」のオーディションに合格した女の子の別バージョンの話も読みたくなります。きっと面白いと思うな。 | ||||
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最初の100ページくらいまでは場面展開が多すぎて、内容についていくのが大変でした。 でもそれ以降のスピーディな展開の面白さったらありませんでした。 読み終わった後にスーパーに買い物に出掛けたのですが、思い出しては笑いが込み上げて、 一人で声を出して笑ってしまいました。 周りから変な人に見られたらどうしよう、と堪えるのですが耐え切れずにまた笑いが・・・。 お腹の底から声を出して笑ってしまう作品。 皆さんに是非読んでほしい本です。 | ||||
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可も無く不可もなく、という感じでした。 ドタバタ劇ということですが、どうもドタバタ感が薄っぺらい。無理やり面白く思わされているようで、登場人物にも台詞にも違和感を感じました。 個人的にあらゆる複線が一本に繋がる物語は、伊坂幸太郎と比べてしまうので、見劣りがするのかもしれません。 『球形の季節』や『六番目の小夜子』のように、ひっそりと、じわじわと広まっていく世界観の構築がとても秀逸な作家なので、逆にこのように終結していくものは苦手なのかな、という印象を受けました。 | ||||
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冒頭で登場人物の紹介があるところに驚き、駄作の予感を感じながら読み始めた。 ところが、登場人物の多さはあまり気にならず各章ごとに数人がうまくグループになっていて また、そのグループがすこしずつ絡んでいく。話の進み具合と人物像が頭の中で出来上がる頃に進むストーリー展開も心地よく、無理なく大勢の登場人物を消化できて、まるで出演者が多いあの有名脚本家の映画を見てるような気分(笑)単行本では人物紹介にイラストが使われていたらしいが、イメージを固定されたくないなら文庫版がオススメ。 | ||||
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この「ドミノ」は様々な場所で日常起きていることが 互いに影響しあって、そして現在を作っている・・・という話だ。 この、「ドミノ」を読む前に「ユージニア」、「Q&A」を読んでいたので、作風がワンパターンな気がしてつまらなくなってしまった。 これが、恩田さんの作風? | ||||
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面白かったです。 27人と一匹が東京駅構内を主な舞台とし、それぞれの別の行動が錯綜しながらストーリーは進んでいきます。 偶然なのか必然なのか、それらの行動の事象は大事件へと発展していきます。 段々とドミノが大きく、速く、なるみたいに。 驚く程の内容ではありませんでしたが、楽しめました。 今まで私が読んだ恩田陸作品とは全く異なり、コメディ色が濃いものになっています。 さくらももこのエッセイを彷彿させる感じですごく面白かったです。 微妙にネタバレになるかもしれませんが、スキップをしていた自分を責める明子、カルピスを飲みたがる水沼、などは爆笑しました。 下らないネタを達筆でシュールに描いています。 暇な時、無聊を慰めるには最適な作品だと思います。 | ||||
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一見全く関係ない27人と1匹が、東京駅丸の内南口に向けて収束していきます。コミカルなタッチで風景が目に浮かぶようであり、周りに人がいるところで読むのはやめたほうがいいでしょう。つい笑ってしまいますから。 単行本ではあったイラストがなくなっています。改悪……。 | ||||
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恩田陸作品を読んだのは“麦の海に沈む果実”“夜のピクニック”に次いで3作目。 全部作風が違うので、その引き出しの多さにビックリです。 クライムコメディ的な群像劇というのかな? 最初はバラバラに散らばっている登場人物がラストに向けて、徐々に重なりだしてという 展開は単純に面白いです。 登場人物が多いと、誰が誰だか分からなくなる場合が多いのですが、作者の筆力なので しょう、見事なまでに整理されているので混乱することはありません。 ただ最後の方で全てのピースがぴたりと嵌るというほどの展開になってはいないのは 残念です。恩田さんほどの作家なら、もっと上手く出来たのではないか?と思って しまいます。 おそらく恩田作品の代表作にはならないであろうと思いますが、色々な作風にチャレンジ しているのだなと感心しました。また、違う作品を読んでみようと思います。 | ||||
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とにかく薄っぺらいです。 登場人物が多いので、ひとりひとりを詳しく描写することはできないとは思うのですが、それにしても酷い。 設定がベタすぎて読んでてつらかったです。そのうえ心に残るシーンが皆無。 ページ稼ぎのためにだらだらと長くしただけの作品です。 恩田作品には良作が多いのですが、これはおすすめしません。 | ||||
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どのレビューでも書いてある通り ドタバタあっさりの視覚的な小説だと思います。 登場人物も多く、各場面ごとに経過に展開し かーるく読むにはいいかもしれません。 映像化したら2時間くらいでちょうどいいかも。 逆にこれならテレビでみたら十分な感じですかね。 | ||||
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色んな人たちの色んな人生の物語です。息もつかせぬ展開の連続で一気に読んでしまいました。映画やドラマになったものも見てみたいです。最後も納得でした。 | ||||
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恩田陸作品の中では、なんとなく一風変わった雰囲気です。とにかく登場人物が多いのですが、巻頭に人物紹介があるので、読んでいて誰が誰だかわからなくなっても安心です。実際に読んでみると、それぞれのキャラが立っているので、戸惑うことなくスムーズに読み進められます。読んでいて、楽しい作品です。悩んだり、深く考え込むこともなく、どんどんページをめくっていけます。東京駅がメインの舞台となりますが、東京駅に行ったことがあって、情景を思い浮かべることができると、より一層楽しめると思います。 | ||||
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何の接点もなかった人たちが、些細なことから線が繋がり、そしてまた離れていく。 そんな様々な人たちの様々な人生を楽しむことができる。 他の方も書いていましたが、東京駅を知っていると一層楽しむことができるかもしれません。 恩田さんの文章は、普段本を読まない人にも読みやすいと思うので、オススメできます。 逆に本好きで、堅い文章を好む人には物足りないかもしれません。 この本は、素直に想像し、楽しむのが一番です。 | ||||
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いや、面白かった。はじめの登場人物紹介でその多さにちょっとビビるけど、全員キャラが立ちまくっているのであっという間に頭に入る。いろんなストーリーがあるけど最後には大団円って感じでとても爽快な終わり方になっている。東京駅は出張でよく使うので、舞台も非常にリアルに再生できた。 ビジュアル的に非常に派手なので、ドラマ化かコミック化希望! | ||||
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主要な登場人物は27人と1匹。紙袋の入れ違いから、真夏の東京駅でこれらの人物が互いに絡みあって、ドミノみたいに崩れ去るドタバタ喜劇。何か心に残るものはないけれども、本書を読んで嫌な気になるわけではなく、スカッとする印象を残す。 登場人物が多くて困惑するかなと思ったら、うまく書き分けられているかなと思う。そのなかには、中心人物、周辺にいる人物、中心人物の幇助をする人物などいます。わからなかったら、冒頭の「登場人物より一言」を見返すといいでしょう。 | ||||
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様々な人物が現れ、それぞれに於いて各々の物語が展開し、 やがて一つに収束するという作品で、 各自のドタバタ劇が巧く繋がるところに面白みがあるかも知れない。 ただそのために無理な箇所がどうしても生じる為、 これを馬鹿馬鹿しいお笑い小説と捉えられればいいのだが、 真面目に期待して読むと肩すかしを食らう。 なぜならば、色々な人物がいる割には何処かで見たような、 或いは読んだようなステレオタイプな人物をよく目にするし、 やっぱりこうなるかと言った、安易に展開が読めてしまう点が存在するからだ。 そう言った意味で意外感はなく、 B級娯楽映画を、ポテチをバリボリ食べながら、 ワハハと見るイメージを詰め込んだような小説になっている。 ある意味、恩田色があるともいえる。 それはそれでとても愉しく安心して読めるのかも知れない。 | ||||
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とにかく登場人物が多いです。そして一見すると話はそれぞれバラバラにみえます。 最初は一体これがどうやって結びつくのか心配と興味で読んでいましたが最後は見事に つながって感心しました。冒険でも恋愛でも恐怖でもない、新しい?ジャンルの本だと 思います。 | ||||
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