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ドミノ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ドミノ (文芸シリーズ)
ドミノ (角川文庫)

ドミノの評価: 3.91/5点 レビュー 139件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(3pt)

スラップスティックの佳品

だが,筆者の他の作品から見た筆力ならもっと凝った構成ができると思う。
ドミノ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ドミノ (角川文庫)より
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No.22:
(3pt)

至って普通の群像劇

当たり外れの振れ幅が大きい作家さんではありますが、本作はまあまあ普通の出来。「読んでいる間は面白いが読んだあとになにも残らない小説」という評のレビューがありましたが読んだ感想としてはそれが一番近かったかな。別につまらなくはないけど普通。☆3くらいですかね。
ざっくり言うと本作の構成は群像劇です。伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」や「ラッシュライフ」に近い系統。しかしエンタメ度は低く、登場人物の個性は薄い。この群像劇という構造において登場人物の個性のなさは致命的です。3ページくらいに渡って登場人物がずらっと並ぶほど多いのに誰が誰だかわからない。伊坂幸太郎の群像劇と比べてキャラが立っていないので登場人物の名前と行動が一致しにくくぶつ切りの物語を読み進めるのが苦しかったです。
各々の行動がパズルのように組み合わさって結果的に爆弾魔の思惑を崩壊させるというストーリーですがそれにどれだけ興味を持てるかで本作の評価が変わるかもしれません。私は少し牽引力が弱く感じたので「ふうん…」で終わりました。
この手の群像劇を初めて読む方なら「おおっ!」と思う部分があるかもしれませんが、小説なら「ラッシュライフ」、映画なら「THE有頂天ホテル」を先に見ていた私としては全体的に弱いと感じて物足りなかったです。
しかしさすがに年季のある作家さんなので文章力はありスイスイ読み進められました。タイトル通り、まるでドミノ倒しのようにテンポよくパタパタ進んでいく物語は気持ちよかったです。勧善懲悪もしっかりしてましたしね。
何気に続編が作れそうな終わり方をしていましたが仮に続きが出てももういいかな〜という感じ。読んで損する作品ではないですが、続きが欲しくなるほどの引きはないですね。本当に普通の作品ですよ。
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No.21:
(3pt)

続編の面白さにひかれ

先にドミノin上海を読み終え、これは期待できるとこちらも読んでみた。
続編の人たちも登場し楽しめる一方、続編ほどのドミノ感のつながりは感じられず。
ちょっと登場人物多すぎて、ラストの色々な回収が優先されてしまった。
それでも一見バラバラの話をまとめるワクワク感は楽しめる。
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No.20:
(3pt)

終盤の邦画さながらの展開にがっかり

登場人物がとても多いですが、混乱することなく読めスッと物語に入ることができました。

それぞれの登場人物の物語が独立していたときは面白かったのですが、終盤に向かい集結していったあたりから退屈に思えました。
邦画やドラマでありそうな内容だったので、小説でこれはしょうもないと感じてしまいました。

初めて読んだときは疾走感がありとても楽しめましたが、二回目以降は新鮮味がないし奥行きがある作品でもないので
楽しさも8割減でした。
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No.19:
(3pt)

パタッとドミノのみで終わるドミノ

タイトルと登場人物の多さから、やりたい事はよく伝わってきました。
テンポも良く、それぞれのパートに今後の展開の面白さを期待させる種が沢山用意されているので、読み進めるのが楽しい作品です。
前半は人物の多さから読むスピードはどうしてもゆっくりですが、まさにドミノといった感じで後半はページを捲る速さが増していきます。

惜しむらくは、ドミノが単にドミノとしてパタッと終わったような軽さでしょうか。
ピタゴラのように大きな何かをラストに期待していただけに残念です。
勢いは良かったのにもったいないという気持ちが残ったため星三つ。
もう少し大きく厚みのある仕掛けが用意されていて、それが続いてきたドミノによって動かされていたらなぁと思います。
想定の範囲内、お約束に向けて上手くまとめた感が強い印象で
例えるなら三谷幸喜作品をライトに仕上げたようなお話と言ったところでしょうか。
とはいえ変な主張も説教じみた部分もなく気楽に読めるので、そういう物を読みたい時にはオススメです。
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No.18:
(3pt)

忙しい

読んでいて忙しい。好きな人がハマるのわかるのですが、私は疲れました。
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No.17:
(3pt)

読み落としの無いように。

締めのとなる最後のオチが些か無理矢理に感じたがそこを含めて恩田陸さんの特徴?の一つだからまぁいいかな(笑)

東京駅を舞台に様々なとこで様々な人が交錯しやがて面白いように皆が交わる。

買い出しに来たOL。
句会の集まりに来た元警官と遠方から農家の男性。
次期幹事長決定を決めてる学生ミステリ会所属の学生。
子役オーディション帰りの二組の母娘。
映画プロモーションのために日本を訪れている海外監督と霊感の強い日本人スタッフ。(それと一匹・・・)
何やら企んでる謎の集団。

その他にも面白い人たちが出てくるが
これらの人物たちの出会い方が本当に偶然過ぎて違和感がない。

主人公らしき人物はいない。作品を読んでいただければわかるが、よくもまぁ300ページ強の作品で
これだけの登場人物を出演させるとは。書く方も大変だったのでは・・・・・・・。
そして評価すべきとこは心理描写がうまいせいか人物像がうまく想像出来たとこ。
しかし、クライマックスは少々カオス気味になってしまったのは残念だった。

とは言え、めまぐるしく変わる場面。中盤から終盤にかけての盛り上がり。
前作の『MAZE』に比べスピーディでとても読みやすく、ちょっとした隙間時間に読める手頃な一冊であろう。
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No.16:
(3pt)

サクッと 読めました

最初に「登場人物より一言」があり こんなに登場人物(27人と一匹)がいるなら
こんがらがったりするかも・・と 心配しましたが、一人ひとり 詳しい説明がなくても
読み進んでいけました。

27人が それぞれの目線で同じ時間を進んでいきながら 最後にはひとつに集まっていく
物語です。
(私は、一匹の語りが一番楽しかった。)
クスッと笑えるところがあり 映像にしやすいだろうな なんて考えていました。

ただ、☆3 なのは 恩田さん独特の 灰色的な語りが個人的にすきなので・・・


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No.15:
(3pt)

登場人物の多さに・・・

冒頭で登場人物の紹介があるところに驚き、駄作の予感を感じながら読み始めた。
ところが、登場人物の多さはあまり気にならず各章ごとに数人がうまくグループになっていて
また、そのグループがすこしずつ絡んでいく。話の進み具合と人物像が頭の中で出来上がる頃に進むストーリー展開も心地よく、無理なく大勢の登場人物を消化できて、まるで出演者が多いあの有名脚本家の映画を見てるような気分(笑)単行本では人物紹介にイラストが使われていたらしいが、イメージを固定されたくないなら文庫版がオススメ。
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No.14:
(3pt)

もっと上手く出来たのでは?

恩田陸作品を読んだのは“麦の海に沈む果実”“夜のピクニック”に次いで3作目。
全部作風が違うので、その引き出しの多さにビックリです。

クライムコメディ的な群像劇というのかな?
最初はバラバラに散らばっている登場人物がラストに向けて、徐々に重なりだしてという
展開は単純に面白いです。
登場人物が多いと、誰が誰だか分からなくなる場合が多いのですが、作者の筆力なので
しょう、見事なまでに整理されているので混乱することはありません。

ただ最後の方で全てのピースがぴたりと嵌るというほどの展開になってはいないのは
残念です。恩田さんほどの作家なら、もっと上手く出来たのではないか?と思って
しまいます。

おそらく恩田作品の代表作にはならないであろうと思いますが、色々な作風にチャレンジ
しているのだなと感心しました。また、違う作品を読んでみようと思います。
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No.13:
(3pt)

映像化されたら面白くなるかも

どのレビューでも書いてある通り
ドタバタあっさりの視覚的な小説だと思います。
登場人物も多く、各場面ごとに経過に展開し
かーるく読むにはいいかもしれません。
映像化したら2時間くらいでちょうどいいかも。
逆にこれならテレビでみたら十分な感じですかね。
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No.12:
(3pt)

ごくごく普通の娯楽小説

様々な人物が現れ、それぞれに於いて各々の物語が展開し、
やがて一つに収束するという作品で、
各自のドタバタ劇が巧く繋がるところに面白みがあるかも知れない。
ただそのために無理な箇所がどうしても生じる為、
これを馬鹿馬鹿しいお笑い小説と捉えられればいいのだが、
真面目に期待して読むと肩すかしを食らう。
なぜならば、色々な人物がいる割には何処かで見たような、
或いは読んだようなステレオタイプな人物をよく目にするし、
やっぱりこうなるかと言った、安易に展開が読めてしまう点が存在するからだ。
そう言った意味で意外感はなく、
B級娯楽映画を、ポテチをバリボリ食べながら、
ワハハと見るイメージを詰め込んだような小説になっている。
ある意味、恩田色があるともいえる。
それはそれでとても愉しく安心して読めるのかも知れない。
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No.11:
(3pt)

ドタバタコメディー

勘違い劇というよりはドタバタコメディーといった感じか。伊坂幸太郎の作品を分かりやすく,もっとエンターテイメント的つまりはグロテスクな部分を無くした作品とも言えるまた,東京と言った劇場を使ったドタバタ劇と考えると面白い
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No.10:
(3pt)

風呂敷の広げ方は秀逸、でもたたみ方は・・・?

まず、登場人物の数に驚きました。
しかし、少しずつ読み進めていくうちに、誰がどういう性格で、どういう立場で、
どういう役回りをするのか、自然とわかるようになっているのはさすが恩田陸さんです。
そこから、丁寧に広げられる話が、どういう展開になるのだろうとわくわくさせてくれます。
・・・しかし、いざクライマックスへ!となったときの、高揚感がいまいちわきませんでした。
張り廻られた伏線、それの回収の仕方は素晴らしく上手なのですが、
すごくおもしろい!
という展開にはなりませんでした。
つまり、なんとなく背骨の話は、
結末が見えてしまっている、ということが大きな原因だったように思います。
巧く構成された、ドタバタ劇が読みたい人にお薦めです。
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No.9:
(3pt)

作者の力量発揮!!

表紙の雰囲気に惹かれて手にとりました。
27人と1匹の主人公をここまで描ききった恩田さんのすごさに驚きました!
たくさんの主人公の視点に飛ぶのでキャラを覚えるのが少し大変なところや感情描写があまりないキャラがいたりするものありますが、全部がまさにドミノ倒しのように繋がっていくすっきり感が◎
この話は主人公を何人かにしぼっても作品になるだろうけど、しぼらずに全員を平等に見ていくからこそ徐々に繋がっていく一体感がより一層強く感じられるんだろうな。
作品というより作者に感動!
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No.8:
(3pt)

まさしくドミノ

「夜のピクニック」が気に入ったので、他の恩田さんの作品を読んでみたいと思い、購入しましたが、全然違うのに驚きました。 年齢、性別、職業全てばらばらの27人(ドミノの駒)が、東京駅近辺を舞台に繰り広げるコメディーです。最後にドミノ倒しのように一つに繋がる面白さは、秀逸です。難しく考えることなく、一気に読めちゃいます。 話し変わりますがドミノってどんなゲーム?
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No.7:
(3pt)

ドタバタドタバタ…

「ドミノ」は「東京駅ドタバタ劇」である。この本の内容はこの一言に尽きます。東京駅に偶然集った老若男女たちが織り成すこのドタバタ劇は、オチが全然想像つきません。始めこそ誰が誰なんだか登場人物の把握が大変でしたが、慣れてしまえば一気に読み薦められます。1つの章が短いので、電車を待っている間とかちょっとした時間を使っても読めます。でも、意外にハマッてしまうと章の区切りがついても次の章次の章とどんどん読んでしまいます。20人以上もの登場人物の誰もが主人公であり、誰もが主役でないストーリーは、恩田さんならではです。ちょっとしたオチではありますが、登場人物のペットであり、作中唯一出てくる動物のダリオをず~~と犬か猫だと思って読んでいた私にとって、ダリオの正体が分かったときはちょっと電車でにやけてしまいました。
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No.6:
(3pt)

お手軽エンタテイメント

 東京駅周辺を舞台にしたドタバタ喜劇。特に主人公はいない。中心事件に向かって、それぞれのキャラクターが起こす事件でのあわてぶりを楽しむ小説だ。通勤電車の中やちょっとした暇つぶしに読むには、うってつけの軽さ。 小間切れの場面が集積された作品だけに、長い読書時間が取れないときにはちょうどいい。 ミュージカルの子役候補の二人の少女の交流が、ホッとする部分。軽~い気持ちで読み飛ばそう!
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No.5:
(3pt)

よくあるドタバタコメディー

『ねじの回転』で初めて恩田陸を知り、以来何冊か本を買ってみた。着目するモチーフにはいつも感心するものの、物語のエンディングにすっきりしないものを感じてきたが…本書では「エンディングがいまいち…」という不満は感じない。というのも他の恩田陸作品のように「ストーリー」ではなく、「ハプニング」を積み重ねて提示するエンタテイメント作品だからだ。なんとなく宗田理の小説を彷彿させるだろうか。さすがに多くの著作を持つ人だけに、最後まで一気に読ませる力は持っているように思う。尚、解説は米原万里。「な、な、何なんだ、これは!!」から始まる解説で『ドミノ』の小説形式の「新しさ」を評価しているが、その解説は全く当たっていないように思う。先に解説を読んで、「新しいジャンル」を期待して読む人は失望することになるだろう。
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No.4:
(3pt)

スピード感

この本のポイントはスピード感ただそれだけだ。何も関係なさそうなものが、あっというまに集積して最後にはドタバタ劇になっていく。まさにドミノのように。集積していく様子は、どこか宮部みゆき的で彼女のファンならきっと楽しめるだろう。しかし私はこういう本を読むと、どうしても「どうせ後でいろいろ情報が入ってつながっていくんだろ?」と思ってしまい、素直に楽しめない。この本はまさにそれで、しかもこの場合犯人を捜索しているわけでなく、ただ、それ"だけ"なのだ。そのため、確かに読んでいる最中は爽快な気分で読み飛ばすことができるが、読んだ後、なにも心に残らないといえる。いままでの恩田陸作品に全くなかった要素なので、彼女の多才さを見せつけらた、という意味でここは3つ星にしておく。
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