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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
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【この小説が収録されている参考書籍】
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 101~120 6/7ページ
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この3は全作の直後から始まります。ですので、2を先に読んだほうがいいか もしれません。この物語は全体を通して、冒険小説っぽいですね。 スリル満点で、なおかつ意表をつく展開が用意されています。 後半は法廷シーンがありますので、ただの冒険小説っぽいお話ではありません。 正義や公正とは何かを考えさせられますし、 スウェーデンという国の歴史にも興味を持たせてくれる 作品だと思います。 | ||||
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本当にすごい話ですね。物語の内容に圧倒されました。 最初から最後まで息つく暇もなく、読者を虜にする力を この作品は持っていると思います。 | ||||
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3部作のとうとう最後。最後の展開は読むものを引きつける程軽快で、陰謀渦巻く国家権力を相手にして正義が貫かれていく様は壮快です。また1部から3部を通して緻密に組まれたプロット、情景、人間模様、展開力は本当に見事でした。ここまで書き切った小説にはそうそう出会いないと思います。作者が亡くなられ以降の続きを読めないことが本当に残念でしょうがないですが、余韻を楽しむこともひとつの続編かも知れません。。ね。 | ||||
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ミレニアムシリーズの「最終話」です。はっきり言って、前半はあまり面白くなかったです。というのは、リスベットはずっとICUみたいなところにとじこめられていて、活躍の場があまりなく、背景設定のために多くのページが割かれていたので、もひとつと思ってだらだらと読み始めたのですが、いったんリスベットがネットへのアクセスツールを手に入れたとたん、急に読む速度が増しました。やっぱり、なんと言っても、リスベットがいいです。それにしても、一体、リスベットはいつになったらミカエルと再会するのか?もうずっと会わずじまいなのに、ずっとネットを通じてつながっているというのも面白いです。 | ||||
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上巻はリスベットが活動を始めるまでは、もひとつ、という感じでしたが、リスベットが動き始めたとたん、読むスピードが一気に上がり、特に下巻は読み終わるまで止まりませんでした。 でも、実は最終話を読む前に「どうなんだろう?」という気持ちがありました。何故なら、本シリーズは、当初は三部作ではなくて、5部作の予定で書かれたのが、三作目(つまり本書)の出版を待たずになくなってしまったと、第一部の翻訳者による後書きにあったので、中途半端な終わり方をするんだろうか?と心配していたのです。でも、それは杞憂だったと分かりました。それは三部作でありながら、一つ一つの物語が独立していて、もし前作をよんでいなかったとしても十分楽しめるように書かれているからだと思います。 第一部はごくオーソドックスな推理小説、第二部はアクションとネット戦を織り交ぜたサスペンス、という感じで、今回はそこに法廷劇まで加わるという、まるで予想不可能で面白かったです。 著者の早すぎる死だけが惜しまれる作品です。 | ||||
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何パターンも続編を考えました。私に文才があれば!パートナーの方は(愛読者なら続編と気付くような)新作として発表する気は無いのかしら?あ〜もったいない。 作者の生前のライフスタイルや没後の騒動を見てると…用意周到なんだか抜けているのか…全編通して感じた細かいツッコミ所は、さもありなんと思いました。 | ||||
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前置きが長すぎる。 登場人物が多すぎて、訳がわからなくなる。 それでも、下巻に入ってから、特に、裁判が始まってからの盛り上がりが異様。 P390 その事件の核心は結局のところ、スパイとか国の秘密組織とかじゃなくて、よくある女性への暴行と、それを可能にする男どもなんだ。 迷走していたかにみえた物語が一気に整理され、意味が見えてくる。 最初はイマイチだと思っていたサブタイトルが、がぜんカッコ良く見えた。 すべての組織の人間の思惑、策略、動揺が見えるのが面白い。 これこそ、作者視点で描かれた作品の醍醐味ですね。 そしてエピローグも良い。 大円団、大勝利。実に爽快だ。 リスベットが柔らかくなる。 解説にもあったが、やはりこれはリスベットの物語なんだなあ。 第1部から続いていた物語は、これでいったん区切りがつく。 第4部を読みたい気もするが、これで終わりというほうがすっきりしていい気もする。 いずれにせよ、この本に出会えてよかった。 | ||||
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シリーズを通読した率直な感想は、面白かった、堪能した、です。 確かに、コナリーやディーヴァー、ジャック・カーリィみたいな、プロットが緻密に構成された作品群と比べると、 バラバラなストーリーを継ぎ接ぎした印象を受けるのは否めません。 (ただし、「1」で放りっぱなしにされていた伏線が、「2」で生きてくるみたいなスケールの大きな構成は評価されるべきでしょう) ですが、裏を返せば、その錯雑っぷりがスウェーデンミステリーの魅力なんだと思います。 良く言えば「洗練」、悪く言えば「標準化(もちろんその技術的高さは刮目に値しますが)」されちゃった観のある欧米系ミステリーと比べると、 へニング・マンケルやこのスティーグ・ラーソンの強引ともいえる力技は、貴重な輝きを放ってますよ! (ただし、カミラ・レックバリの『氷姫』なんかだと、プロットがしっかり「洗練」されているので、こうした世代的変化はある意味興味深いですが…) | ||||
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遅ればせながら、全巻読みました。いや〜〜おもしろかったですw! まず各巻の冒頭に記される、スウェーデンの女性がおかれる立場に対するギョっとする統計。 「え?スウェーデンてそんな物騒なところなの・・・? あのお洒落家具の国が・・?」とまず思わせられます。 この統計がどこまで正しいのかはわかりませんが、本編に対してある説得力になってるのは確か。 登場人物の多さも、行ったり来たりする話運びも意外と苦になりませんでした。 リスベットのキャラクターは、一歩まちがえれば読者に反感を抱かせる様な性格ですが 筋が通っているのでむしろスウェーデン版ツンデレキャラとして素晴らしい出来でしょう。 スーパーハッカーぶりが荒唐無稽すぎ、という向きも見受けられますし その通りだとおもいますが、「ハッカー」が物語に出て来た段階で「魔法使い」と ある意味同義だとも言えますのでwそこはあまり気になりませんでした。 ミカエルのスーパーモテモテぶりも「魔法使い」的ですし。 ひさしぶりにワクワクしながら読みました。テレボリアン他、悪役が本当にイヤ〜な奴なところは 宮部みゆき的です。メジャーな力があるところも。 もうこれ以上読めないのが本当に残念です。 しかし・・・ミカエルがここまでモテモテな必要あるんですかねw? そこだけがひっかかります! | ||||
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ミレニアム6冊一気に「大人買い」し、夜中まで起きて一気読みしました。 中でも「3」は連日夜更かし。読み出したら止まらない面白さでした。 まだまだ続きがありそうなのに、読めないのが残念。 「4」の原稿はあるそうなので、いずれ出版されることを期待しています。 | ||||
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ミレニアム6冊一気に「大人買い」し、夜中まで起きて一気読みしました。 中でも「3」は連日夜更かし。読み出したら止まらない面白さでした。 まだまだ続きがありそうなのに、読めないのが残念。 「4」の原稿はあるそうなので、いずれ出版されることを期待しています。 | ||||
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高福祉国家とムーミンの印象しかなかったスエーデン。最近はIKEAとH&Mが加わったとは言え、遠い国でした。 男尊女卑的思想や人身売買、暴力に苦しめられている女性の問題、リスベットの裁判では少しスッとした気分を味わえました。 遠い国でも同じような問題があるのですね。 3部作の中では3が一番好きだったな。 あー続き気が読みたい。 | ||||
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面白い! すごく面白かったのだ!!! 権力に屈せず、信念をまげないジャーナリスト、ミカエル。 3部作を通しての真の主役、リズベット・サランデル。 彼女は華奢で、まだ成人を迎えてないかのように見える外見とはうらはらに その世界ではトップクラスのハッカー。 レオンのころのナタリー・ポートマンをそのまま成長させたよう。 人当たりが悪く、不適合者としてレッテルを貼られた彼女が見えざる敵 (終盤目に見えてくるのだが)に復讐していく物語。 ミカエルたちの雑誌「ミレニアム」が、警察や国家なども巻き込んでその彼女を助けていく話。 読み進めるうちに鳥肌がたち、 フィクションだとわかっているのに襲撃される場面ではひゃっと声をあげてしまうほどの場面描写、 知り得ない世界の話(たとえばPC、ハッカーなどの専門的な話)を書くときでも 読者をほったらかしにするのではなく、きちんと連れて行ってくれる筆運び。 スウェーデンを舞台に、スパイもの的要素も加え、政治、世界情勢、女性問題、 人種問題にも触れながら進むストーリーは 手に取りやすい装丁とは裏腹に、ずっしりと重みがあり、 かつ小難しくなく、まさにエンターテイメントな面白さの塊。 ダン・ブラウンの面白さなんて、なんだったんだろうとつい思ってしまうくらいの、この気持ち。 まだ読んでいない方に本当におすすめしたい!!!!! 第1作目を手にしたとき、たしかにちょっと小馬鹿にしたかも。 まあ、あるよね、こういう面白い本、って。 第2作目は、もしかしたらすごい読み応えがあったかも!とこの先の予感を抱かせた。 そしてそして、第3作目。繰り返すが、本当にこんな気持ちを抱くとは思わなかった! 作者が成功を見る前に亡くなってしまったという事実をつきつけられ、残念で仕方がない。 | ||||
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たくさんのレビューがあっという間に出ていますので作品自体については私など不必要かとも思います。しかし、誰も触れていないのであえてもう一単語入れさせてください。 <アスペルガー症候群> 大活躍のリスペット・サランデルは小児期からの精神科医に”彼女は明らかに偏執症的な統合失調性の妄想にとらわれており、双極性障害が見られ、共感能力が完全に欠如している。彼女ほど反社会的パーソナリティ−障害の定義にぴったり当てはまるケースはない”と言われる。しかし怪我で入院中の主治医はもっと単純な診断の例としてアスペルガー症候群をあげ、”彼女は殻には閉じこもっているが、妄想にとらわれているようにも、パーソナリティー障害を抱えているようにも見えない”と言う。 いままで何かとアスペルガー症候群が悪いイメージで捕らえられており、私は統合失調症も双極性障害も反社会的パーソナリティー障害も決して特異なもの悪いものとは思いませんが、それらとははっきり独立した症候群と認めてもらえた大変うれしい本でした。まるで著者自身がそうであるかのようにリスペットが描かれていましたし。 | ||||
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たくさんのレビューがあっという間に出ていますので作品自体については私など不必要かとも思います。しかし、誰も触れていないのであえてもう一単語入れさせてください。 <アスペルガー症候群> 大活躍のリスペット・サランデルは小児期からの精神科医に”彼女は明らかに偏執症的な統合失調性の妄想にとらわれており、双極性障害が見られ、共感能力が完全に欠如している。彼女ほど反社会的パーソナリティ−障害の定義にぴったり当てはまるケースはない”と言われる。しかし怪我で入院中の主治医はもっと単純な診断の例としてアスペルガー症候群をあげ、”彼女は殻には閉じこもっているが、妄想にとらわれているようにも、パーソナリティー障害を抱えているようにも見えない”と言う。 いままで何かとアスペルガー症候群が悪いイメージで捕らえられており、私は統合失調症も双極性障害も反社会的パーソナリティー障害も決して特異なもの悪いものとは思いませんが、それらとははっきり独立した症候群と認めてもらえた大変うれしい本でした。まるで著者自身がそうであるかのようにリスペットが描かれていましたし。 | ||||
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作品の面白さについては今更言及する必要もないだろう。上下巻共通の栞に登場人物の簡単な紹介がされているのは、昨今の外国小説には珍しいことではないがありがたいサービスです。強いてあげるなら本の冒頭に掲げた登場人物については細大漏らさず記載して欲しかったです(まあ紙幅の関係もあるのでしょうが・・・)。 それと地図が・・・この際はっきり申上げます。見難い!縮尺も緯度もない。スウェーデンの事情に通じてる人以外がこの本を手に取ることはない、あるいはその程度の知識は教養として当然の前提だということだろうか。不親切な感は否めない。地名についても非常にわかり難い。日本の行政区分の都道府県市区町村のどれに該当するのかといったところからして判然としない。警察機構の説明も本文にある説明から推測する以外なく、具体的な管轄区分も明確に地図上に表記されていないのでどこの事件がどの担当に本来なるべきなのかも判りづらい。そして本文に出てくる地名には実在のものだけでなく架空の地名もあるのだろうか?具体的な位置が知りたい地名に限って見事に地図から抜け落ちていたりする。この地図を作った人は本文を読んで作ったとは到底思えないのだが? 移動に要する時間の感覚が全く欠落してしまうのでスリルが半減してしまうのです。例えばストックホルムからイェーテボリまでの鉄道移動に通常要する時間がどの程度なのかや直線距離もわからない。これだけスウェーデン中を飛び回る話しなのに・・・。文庫にするときには上に挙げた問題点は絶対に改善するべきだと思う。 それとこの巻ではスウェーデンの政治事情が複雑に物語に影を落としてくる。冷戦時代における対ソ連防諜の役割と当時の政治思潮の変遷の前提知識があればより作品の魅力を存分に味わえるはずなのだが・・・。大まかな政治動向や本文で触れられる重大事件についての年表さえも付いていない。せめて最終巻にあたる第3巻からだけでもこれまでの複雑な事件の時系列が一瞥可能ならいいのに・・・と思うことがしばしばあった。1巻から読み進めてきた読者に対するサービスとして多少なりとも3巻目にはそのような配慮を考えては頂けなかっただろうか?という思いはする。何にしろ非常に面白いのは間違いないのだが、読み手のスウェーデンに対する知識のストックがないと本来の面白さを存分には味わえていないのではないかという口惜しさがある。この点を補強する注釈をきちんと付けてくれていれば更に本としていいのだが・・・。大いに改善を促したい。 | ||||
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面白い! 一気に読みきりました。 法廷でのミカエルの妹・アニカの雄姿。 全て終わってしまった後のリスベットのハチャメチャ振り。 忘れた頃に現れたニーダーマンとサランデルの死闘。 ラストはお決まりの再開! 素晴らしかったです。 | ||||
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この言葉がまさにピッタリだと思う。ミステリーでありながら人間くささも感じられる物語。 もうすでに3部作まで何度も読んでいるのに、ミレニアムの世界に浸っていたくてまた1作目から読み始めてしまった。何度読んでも面白いし展開がわかっているのに飽きない。スウェーデンでは映画化されドラマ化もされているらしい。ハリウッドが映画化を検討してるらしいが実現すれば日本でも公開されると思うので是非映像でもミレニアムに浸ってみたい。 続きが読めないなんて信じたくないので、是非ラーソンのパートナーの女性が続きを世に送り出してくれる事を希望する。 本当に素晴らしい作品だ。 | ||||
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最近、徹夜して本を読むことなどなかった自分だが、3巻の下は途中で止められず徹夜してしまった。 著者は伏線を張るところから主人公側の動きを開示しているのでその後の展開はおよそわかってしまうが、それでも読まずにいられないぐらい面白い。 スウェーデンの話なので登場人物の名前に馴染みにくく、しかも登場する人物が多いという点を克服できれば絶対に楽しめる。 このシリーズを読む順番は、1巻「ドラゴンタトゥーの女(上下)」、2巻「火と戯れる女(上下)」、3巻「眠れる女と狂卓の騎士」とした方が良いと思う。3−2−1と読んだのでは意味がわからないところが出てしまう。 なお、すでに著者が亡くなっていて後が続かないのが残念だ。 | ||||
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日本で全く無名のスウエーデン作家の、殆ど処女作みたいな本書を発掘し、出版するに 至った早川書房に敬意。 版権取得に当たっては、いったい何語の本書から面白みを理解したことやら、大変興味 あります。(翻訳はフランス語とスウエーデン語の両方を使ったと記述あります。 それにしても翻訳も素晴らしいと思います。サーと読んで行って、”ちょっと、これ どういう意味だ?”と引っかかる所が殆どありませんでした。) その決断あったからこそ、これだけ面白い3部作を堪能出来た訳で、ミレニアム3部、6冊 1万円以上払っても文句はありませんでした。 この作家は、精密な建築技師みたいなところがあり、何も疎かにしないというか、 たとえばミレニアム2で放置されたままだった、リスベットのホンダの車も、本書で ちゃんと使い道が用意されており、細かい所ですが感心しました。 というわけで、後書きにもありましたが、本書で解決されていないのは、リスベットの 妹の件だけであり、これが続編に繋がるはずだったのでしょう。 今度は何時、これくらい面白い本に出合えるのかと思うと、今読み終わったばかりなのに、 憂鬱になっています。評価は5☆までしかありませんが、6☆でもいいか、という感じです。 | ||||
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