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ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
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【この小説が収録されている参考書籍】
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 41~60 3/7ページ
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両親が持ってきた「ミレニアム1」の上下を読み、「こりゃはまりそうだ」という予想通りにはまり通して、AmazonにてKindle本の2と3を購入。Kindle万歳!小さなiPhone(しかも3)の画面で読みきった。その後、「Kindleっていいもんだ」と深く感じ入り、iPad miniを購入。iPad miniは快適で、ミレニアム1~3まで、この数ヶ月で数回読了。 ミカエルが「この事件の核心は結局のところ、スパイとか国の秘密組織とかじゃなくて、よくある女性への暴力と、それを可能にする男ども」と言った通りで、ミレニアム・シリーズをミステリーとして読むと物足りないかも知れない(途中で誰が黒幕だかわかるし)。でも、「女性(や弱者)の権利」を軸にして読むと、ずしりとくる内容。自由とは、権利とは、平等とは何だろう、と考えさせられた。しかも、舞台は21世紀のスウェーデン。行ったことないし、スウェーデン人の知り合いもいないけど、OECD諸国の中でもずば抜けて女性の権利が守られ、自由が尊重されているんだろうと勝手に思っていた。なのに(フィクションとは言え)、スウェーデンですらこうなのだと思うと、私の目の黒い内には私の周囲で女性の権利がここまで進むことはないんじゃないか、と少し落ち込んだ。反対に言えば、女性が自由に生きていける時代になったら、この本には歴史的価値しかなくなるんじゃないか、とも思う。私の娘がいつの日か「そういう時代もあったな」と思える日が来るといいのだけど。 年老いた我が両親はこのシリーズをミステリーとして楽しんだらしく、「ちょっとどぎついところがあるけど」と言っていた。マルティン・ベック・シリーズで、スウェーデン社会のあり方にはそれなりに馴染んでいたけれど、特にエリカとミカエルの関係はさっぱり理解できないらしい。まあ、ミレニアム・シリーズを読んでいると、スウェーデンでも決して受け入れられるようなことではないらしいが。が、自分が実行するとは思えないけど、私はああいう関係もありだろうと感じている。ミカエルは女たらしと言うか、一見したところ女性関係がルーズなように見えるけど、彼はあれで女性を尊敬しているし、対等に扱っている。イヤなことを無理強いする訳でもなく、リスベットに嫌われたと思ったらそれがなぜかはわからなくても受け入れようとする。 シリーズを読了後、すぐさまハリウッド版とスウェーデン版のミレニアムを観た。 ダニエル・クレイグが色男なミカエルにぴったりなハリウッド版と、ミカエル役がどうしてもハンサムに見えないけどリスベットが素敵なスウェーデン版。どっちも悪くはないんだけど、映像にしてしまうとどうしても物足りない印象が。それはやはり、本のように細かな描写がないと、ミステリーの底に常に流れている女性・権利・自由・平等といったテーマが感じられないからだと思う。当シリーズ(本の方)に対し「だらだらして不必要な描写が多かった」という感想も見られたが、上記理由により、細かな描写があってこそ深く入り込める本だったと思う。移民の私、女性の私、職業人としての私・・など、様々に自分自身に投影して考えさせられた。 スティーグ・ラーソンが故人であることがとても残念・・・ ミレニアム4や5を読みたかった。 ・・・話はズレるが、スウェーデン語ではHeとかSheに当たる言葉は廃止し、中性的な人称代名詞を使おうという動きがあるらしい。 子供の時から男女の違いを育ませないために保育園に預ける時も、園側に子供の性別を知らせないということもあるとか。 スウェーデン語は全然わからないけど、欧州系の言語には性別によって色々と語尾が変化する言語がよくある。例えばスペイン語で「ソイ・ハポネサ」というのは「私は日本人」という意味だけど、「ハポネサ」が女性形なので「私=女性」だとわかる。ロシア語で「ヤー・ウスタラ」というのは「私は疲れた」という意味だが、「ウスタラ」が女性形なのでやはり「私=女性」だとわかる。多分、スウェーデン語の文法にもこういうのがあるんじゃないかと思うんだけど、中性的にいこうと思ったらどうするんでしょうね。 | ||||
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第3部上巻の訳者あとがきに「第I部はオーソドックスな密室もののミステリー、第II部は警察小説・サスペンス、第III部はポリティカル・サスペンスだと言えるだろう」とあったけど、まさにこの通り。 第3部が面白いとは聞いていたが、実際かなり面白くて、あっという間に読み終わった。第1部、第2部の読後感はイマイチだったのに、いまや幻の第4部を読みたかったと思うくらい。 | ||||
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第3部上巻の訳者あとがきに「第I部はオーソドックスな密室もののミステリー、第II部は警察小説・サスペンス、第III部はポリティカル・サスペンスだと言えるだろう」とあったけど、まさにこの通り。 第3部が面白いとは聞いていたが、実際かなり面白くて、あっという間に読み終わった。第1部、第2部の読後感はイマイチだったのに、いまや幻の第4部を読みたかったと思うくらい。 | ||||
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相変わらず長い、でも、やっぱり面白かった。スティーグラーソンの描くピンチは、とてもピンチで手に汗握る。最終的には何とかなるんだけど、きっと何とかなるんだけど、でも、怖いのである。リスベット 逃げて―!!!と思わず心で叫んだ。 | ||||
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1円と安かったので買ってみましたが、忙しくてまだ手つかずです。 | ||||
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1円と安かったので買ってみましたが、忙しくてまだ手つかずです。 | ||||
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作者が亡くなっているため、続編が読めないのが非常に残念です!! | ||||
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作者が亡くなっているため、続編が読めないのが非常に残念です!! | ||||
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三年ほど前に、翻訳ものには珍しくハードカバーを新聞で大宣伝してたのを横目で見つつ、どうせ「ダヴィンチコード」みたいな、大風呂敷広げたあげくわりと粗雑に決着して拍子抜け、みたいなこけおどしモンでしょ(なんか浦沢直樹評に通じるね・・・)とタカをくくって手を出さず、映画も見ずに過ごしてきたの。 ま、スェーデンの警察小説「マルティンべック」ものも、そこそこ面白かったけどチョット地味な記憶もあったせいかな。 そしたら2週間ほど前に池袋サンシャイン通りのブックオフで、偶然第1部「ドラゴンタトゥーの女」文庫本上下が\105で並んでたので、何気なく暇つぶしにでも、と思って買ってみたわけ。そのあとは、この本をいっぺん読んでしまった人ならおわかりでしょ。 もうもう弩涛の一気読みだあ〜面白すぎる!細部から伏線を積み上げる周到な構成、読者を翻弄するスピード感あふれるサスペンスとアクション。とにかくいい意味での大衆性、娯楽性が最高だ。ハラハラドキドキさせて、最後は主人公たちに肩入れする全ての読者をスカッとさせる勧善懲悪ぶりは水戸黄門もはだしで逃げ出すカッコヨサ。 密室ミステリー、ゴシックロマン、サイコスリラー、エスピオナージュ、法廷小説・・・。すべてのエンタテイメントの要素をそれぞれ最高水準で妙にひねらず軽々と展開しながら、3部作上下全6冊に太ぶとと脈打つのは、権力の不正への怒り、フェミニズム。夭折したスティーグラーソンは写真を見るとイケメンだし、こんだけフェミニズムに対する理解があれば、そりゃもててヤリたい放題だったろうね(ゴメン、不謹慎でした) とにかく遥か40年以上前に岩波文庫の「モンテクリスト伯」全7冊を、蕩けるような悦びとともにむさぼり読みながら「早く読み進みたい、でも読み終わるのがもったいないので読み残しておきたい」と感じてたのを思い出しちゃった。 そういえばこの「ミレニアム」も、超魅力的な主人公リスベットが、ミカエルたちの助けを借りつつ、憎たらしくて巨大な悪役たちを最後はコテンパンにやっつける復讐譚だな、そういえば。 だから、まだこの三部作を読んでない幸運なみなさんに宣言します。これは現代の「モンテクリスト伯」です。小理屈なしに素晴らしい読書体験を楽しみたい方を絶対に失望させません、保証しま〜す。ただ翻訳もの登場人物を覚えるのが苦手な方はちょっとつらいかも。あと保守的な性的モラルをお持ちの方もね(笑) | ||||
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「ドラゴン・タトゥーの女(The Girl with Dragon Tatoo)」、「火と戯れる女(The Girl Who Played With Fire)」に続く3作目。英題は、The Girl Who Kicked The Hornet's Nest。 読むか読まないかと言えば、2作目まで読んだ人は必ず手に取るだろうし、内容としては、期待を裏切るどころか一回り大きな展開としてまとめる辺り、著者の能力はただ者ではない。 大きなテーマは、 ・ザラチェンコとザラチェンコ・チームはどうなるのか。公安警察の関与はどう解明されるのか。これに対しザラチェンコ・チームはどのような陰謀を張り巡らすのか? ・サランデルとブルムクイストの関係はどうなるのか ・「ミレニアム」では何が起こるのか ・サランデルのハッキング能力は何を暴くのか 辺りであろうか。 事件自体の詳細を語るのは野暮であるので、作品を通じて感じたことを少し書いてみると、 ・スウェーデンの憲法を守る体制が脆弱であるというのは少し意外 憲法裁判所が設置されておらず、オンブズマン等に頼るしかないという。 ・銃があちこちに出てくること スウェーデンは意外なことに銃大国であると、スウェーデン人が言っていて驚いた つい先日スウェーデンを訪問し、作品中の地名の位置関係が分かるようになったのは嬉しい。今回は、時間が取れず、ストックホルムのガムラスタンすら行けなかったが、次回はしっかり訪問することとしたい。 現地のスウェーデン人と話をすると、そのものではないが、モデルとなる事件があったということを言っていた。 しかし、この天才の新たな作品をもう読めないというのは、悲しいの一言である。 | ||||
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長い間いろんな本を読んできたが、これだけのものは滅多にない。 出会えた幸運にひたすら感謝。 同時に、同じ思いを共有できるはずの未読の読者にぜひ勧めたい。 第一部も第二部もそれなりの導入部分を必要としたし、 それはそれで興味深くはあったが、やはりのんびりはしてしまう。 一方、この第三部は、第二部のラストのクライマックスからそのままつながるから、 その意味ではまるで緩みがない。 いきなり盛り上がる感じ。 三部作で、それぞれが別々の味わいを持っているのもすごい。 第一部は、比較的普通のミステリーで、迷宮入りの、ずっと以前の事件に取り組むもの。 本格ものとして十分に面白い上に、何といっても初めて会うリスベット・サランデルの魅力が圧倒的だ。 第二部は、その興味尽きない歴史的なヒロイン、 サランデル自身の過去の秘密を探る展開だからたまらない。 そして彼女の危機に手を組む仲間たちの魅力。 そしてこの第三部。 敵は多少とも第二部の延長線上にあるものと思っていたが、違った。 第二部とは別の「組織」との戦い。 かなり早い段階で衝撃の展開がある。 スパイ小説風と呼ぶのが一番近いだろうか。 新たな敵。 そして広がってゆく仲間の輪(命の恩人でもある医師がイシオシか)。 見た目は派手なアクションなどはほとんどないのに、もう興奮の連続で覚めない。 これが物語の醍醐味だろう。 読んでいる時間が楽しくてしょうがない。 ダブルプロットのように、大手新聞社に引き抜かれたエリカの様子とその危機が描かれ そしてサランデルとも絡んでいくのも魅力だ。 新聞社、出版社にせよ、警察等の組織にせよ、 社会的な組織とか制度法律の内情がわかるのも興味深い。 そのために地味な解説的な箇所もけっこう有るのだが、退屈というほどでもない。 そして、結末部はスリリングな裁判小説の趣き。 英語版のレビューで、話が読めてつまらないというコメントがあったが、 たしかに話は驚くような展開ではない。 しかしそれが楽しめる不思議な身近さが魅力なのだと思う。 つまるところ、インパクトのあるストーリーの魅力であるより、 リスベットはじめ登場人物の魅力であり、 それを生き生きと描く出す筆の魅力ということではないか。 それにしても、この巻で話はいかにも気持ちよく完結しているとはいえ、 (何度も書いているが)予定ではまだ2巻あったわけだから、 作者の50歳での早すぎる死が惜しまれてならない。 | ||||
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エンターテーメント作品は現在と密接につながっており、現代をどう描くかがその作品の優劣を左右するといえます。その意味で本国スウェーデンではまさに今が描かれているのでしょう。その反面、エンターテーメントは旬というものがあり、どんなに優れた作品であっても同時代感が過ぎてしまうと、一部の例外を除いて、色あせてしまうものがほとんどです。西側の時代は911で一つの区切りができ、それ以前を舞台にした作品は何となく昔っぽさを感じてしまいます。 その意味で私たちにとってスウェーデンの今がどうなのかが分からない分、長く読まれることになるのではないでしょうか。冷戦時代のソ連のスパイとなるとすでに歴史上の人物に近いので今以降に読んでもそう違和感はないでしょう。 エンターテーメントして本当によくできているので作者が存命であれば20年はシリーズとして続くようなレベルなだけに、本三部作で終わってしまったのは何とも残ではありますが、頂点で終わったという意味では作品にとってはよかったのかもしれません。 | ||||
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「'@」でごく普通のミステリー性のあるstory だったのが、「'A,'B(続きもの)」ではその内容はガラリと変わり、リスベットの過去や公安の極秘機密、児童買春に裁判などなど社会派色の強いものになっている。が、著者が言わんとするテーマである「性犯罪と女性差別」は両方に共通している。 storyは感心するほど緻密に書かれていて、キャラ設定もしっかりしているのでブレ感はないのだが、逆にソレ(省いてもかまわないだろう場面が多い!)が邪魔で読みにくいのも否めない。 ・・・しかし。あまりに軽はずみなベッドシーンが多いせいで、せっかくのテーマも薄く感じられ、私にはかなり面倒臭い。 | ||||
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1巻から読みましたが、2巻から話が続いている3巻が一番面白くて、時間がたつのも忘れて読んでしまいました。 | ||||
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大ヒットするストーリーの定型がある。 「若者がさまざまな経験をかいくぐって、ようやく自己についての知識に到達する物語」 悪の権化である人間が、自分の父親であることに気づくまでのストーリーという点で、 ミレニアムは「スターウォーズ」と同じ構造をしてるんやなあ | ||||
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気に入った本の より詳しい内容にハマル。まずは ドラゴンタトゥーの女から・・・。 | ||||
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「早くページをめくりたい、だけど読み終えたくはない」 作者亡き今、もうこのシリーズには続編がないわけで、 ここまで読んできた人たちは皆、このように感じるのではないだろうか。 このシリーズの素晴らしいところは、1.2.3それぞれで趣向を変えているところだろう。 1では純粋なミステリー、2ではハードボイルドサスペンス、 3ではスパイ・ポリティカルサスペンス。 それぞれが読者の予想を裏切りながらも、満足度を下げることはない。 このあたりがマンネリ化しがちな他のシリーズものとは違う。 確かに my best ではないが、1〜3での累計3000ページ超を楽しませてくれた 本シリーズには感謝しているし、最大の賛辞を送りたい。 | ||||
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第1作の「ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女」に比べると続編の2,3はかなりクオリティが落ちると感じた。 読んで損をするというわけではないし、作者も死んでしまっていて続編も出ないので、第1作が好きならあまり期待しすぎずに読んでみると良いのでは。 | ||||
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人生66年で初めて、時間を忘れて一度目読みました 今二度読み始めてますが二度目でも夢中になるくらい素晴らしい、 この作家がもう亡くなったとは残念でなりません、生きていればどんなに素晴らしい作品が もっと読めたかと思うと。 | ||||
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手軽に読みたい本を手に入れることができました。 中古でも十分備品でした。 今後も活用していきます。 | ||||
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