キングの身代金

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キングの身代金の評価:

3.65/5点 レビュー 17件。 B ランク

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平均点3.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(4pt)

緊迫した人間サスペンス

87分署シリーズ初の誘拐もの。このシリーズでは珍しく、物語の視点が被害者側と加害者側の2つにほぼ固定しています。
 注目すべきは、被害者であるキングと、加害者たちが全く同じタイプの人間であること。彼らが剥き出しにするエゴイズムと、人生に対する怨み、悩み。これはもしかすると、この小説を読んでいる自分自身のものでもあるのではないか? 他人事とは思えない緊迫した心理ドラマに、思わず引き込まれてしまいます。
 身代金の授受方法にトリッキーな趣向が用意されていますが、それが邪魔に思えるくらい読み応えのある「人間サスペンス」。
 冒頭、あまりにも「登場人物紹介」然とした人物の出し入れには少々引いてしまいましたが、初期87分署シリーズの中でも屈指の佳作といえるのではないでしょうか。
キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)より
4150707618
No.5
(4pt)

緊迫した人間サスペンス

87分署シリーズ初の誘拐もの。このシリーズでは珍しく、物語の視点が被害者側と加害者側の2つにほぼ固定しています。
 注目すべきは、被害者であるキングと、加害者たちが全く同じタイプの人間であること。彼らが剥き出しにするエゴイズムと、人生に対する怨み、悩み。これはもしかすると、この小説を読んでいる自分自身のものでもあるのではないか? 他人事とは思えない緊迫した心理ドラマに、思わず引き込まれてしまいます。
 身代金の授受方法にトリッキーな趣向が用意されていますが、それが邪魔に思えるくらい読み応えのある「人間サスペンス」。
 冒頭、あまりにも「登場人物紹介」然とした人物の出し入れには少々引いてしまいましたが、初期87分署シリーズの中でも屈指の佳作といえるのではないでしょうか。
キングの身代金 (1960年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (1960年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JAP5ZQ
No.4
(4pt)

緊迫した人間サスペンス

87分署シリーズ初の誘拐もの。このシリーズでは珍しく、物語の視点が被害者側と加害者側の2つにほぼ固定しています。
 注目すべきは、被害者であるキングと、加害者たちが全く同じタイプの人間であること。彼らが剥き出しにするエゴイズムと、人生に対する怨み、悩み。これはもしかすると、この小説を読んでいる自分自身のものでもあるのではないか? 他人事とは思えない緊迫した心理ドラマに、思わず引き込まれてしまいます。
 身代金の授受方法にトリッキーな趣向が用意されていますが、それが邪魔に思えるくらい読み応えのある「人間サスペンス」。
 冒頭、あまりにも「登場人物紹介」然とした人物の出し入れには少々引いてしまいましたが、初期87分署シリーズの中でも屈指の佳作といえるのではないでしょうか。
キングの身代金 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3Q4
No.3
(4pt)

黒澤映画の原作にもなった異色作

87分署の10作目にあたる本作は、黒澤明の『天国と地獄』の原作としても知られています。誘拐団が金持ちの息子を誘拐しようとするのですが、間違えて金持ちの邸宅に同居する運転手の息子を誘拐してしまいます。しかし、犯人たちは当初の予定通りその金持ちに身代金を払わせようとします。「お前が身代金を払わなければ運転手の子供を頃殺すぞ。そうなったらお前の良心は耐えられないだろう」というわけです。なかなかうまい作戦であり、身代金を請求されるのは被害者の家族でなければならないという常識を打ち破るものです。
この物語の肝はその犯人の作戦にあり、それを巡る金持ちの心理的葛藤や誘拐団の内部対立などが中心的に描かれています。特に脅迫される金持ちの人物描写や、彼が経営に関わる製靴企業の内紛に多く筆が割かれています。その分、87分署の刑事たちの活躍はあまり目立ちません。刑事たちが脇役に回るという、本シリーズ中の異色作です。
キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)より
4150707618
No.2
(4pt)

黒澤映画の原作にもなった異色作

87分署の10作目にあたる本作は、黒澤明の『天国と地獄』の原作としても知られています。誘拐団が金持ちの息子を誘拐しようとするのですが、間違えて金持ちの邸宅に同居する運転手の息子を誘拐してしまいます。しかし、犯人たちは当初の予定通りその金持ちに身代金を払わせようとします。「お前が身代金を払わなければ運転手の子供を頃殺すぞ。そうなったらお前の良心は耐えられないだろう」というわけです。なかなかうまい作戦であり、身代金を請求されるのは被害者の家族でなければならないという常識を打ち破るものです。
この物語の肝はその犯人の作戦にあり、それを巡る金持ちの心理的葛藤や誘拐団の内部対立などが中心的に描かれています。特に脅迫される金持ちの人物描写や、彼が経営に関わる製靴企業の内紛に多く筆が割かれています。その分、87分署の刑事たちの活躍はあまり目立ちません。刑事たちが脇役に回るという、本シリーズ中の異色作です。
キングの身代金 (1960年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (1960年) (世界ミステリシリーズ)より
B000JAP5ZQ
No.1
(4pt)

黒澤映画の原作にもなった異色作

87分署の10作目にあたる本作は、黒澤明の『天国と地獄』の原作としても知られています。誘拐団が金持ちの息子を誘拐しようとするのですが、間違えて金持ちの邸宅に同居する運転手の息子を誘拐してしまいます。しかし、犯人たちは当初の予定通りその金持ちに身代金を払わせようとします。「お前が身代金を払わなければ運転手の子供を頃殺すぞ。そうなったらお前の良心は耐えられないだろう」というわけです。なかなかうまい作戦であり、身代金を請求されるのは被害者の家族でなければならないという常識を打ち破るものです。
この物語の肝はその犯人の作戦にあり、それを巡る金持ちの心理的葛藤や誘拐団の内部対立などが中心的に描かれています。特に脅迫される金持ちの人物描写や、彼が経営に関わる製靴企業の内紛に多く筆が割かれています。その分、87分署の刑事たちの活躍はあまり目立ちません。刑事たちが脇役に回るという、本シリーズ中の異色作です。
キングの身代金 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: キングの身代金 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8U3Q4