大いなる手がかり



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初公開日(参考)1960年01月
分類

長編小説

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大いなる手がかり (1960年) (世界ミステリシリーズ)

1960年01月01日 大いなる手がかり (1960年) (世界ミステリシリーズ)

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大いなる手がかりの総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


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No.2:
(4pt)

雨と花をモチーフにして男女の業を描いた佳作

「87分署シリーズ」第11作。街を擬人化して描くウェットな部分と、気心の知れた刑事達が交わす野卑な冗談口が醸し出すホットな部分を巧みに融合させ、そこにN.Y.の香りがする斬新な事件を織り込むと言う様式美で人気を博した本シリーズの中では平均点の出来か。本作のモチーフは雨と花のようで、冒頭から雨、雨、雨の日が続く。そこで見つかった旅行鞄の中の切断された人の手。キャレラ達に与えられた手がかりは以下のものだけ。

人種:白人
性別:男
年齢:18〜24歳

原題は「Give The Boys A Great Big Hand(Boys=刑事達)」なのだが、これを皮肉交じりに「大いなる手がかり」と題した訳者は巧い。ただし、本文の訳は今一つなのだが。手がかりが少ないため、キャレラ達も科学捜査に頼らざるを得ない。科研のグロスマン、検視官補のブレイニーの仕事が丹念に描かれるのは上手い趣向だと思った。失踪課の刑事とのやりとりもトボケタ味を出している。勿論、刑事達の足を使った捜査も従来通り描かれる。しかし、三作後の「クレアが死んでいる」を知っている身にとっては、クリングとクレアのシーンは切ない。事件はストリッパー失踪事件へと絞られるが、巨漢に似合わず心優しきホース、辛抱強さなら天下一品のマイヤー・マイヤー、生真面目なキャレラというキャラクターが過不足無く描かれる。事件関係者の数は少ないのに、人間模様は錯綜していて中々的を絞らせない。そして、執念深い捜査で簡潔な結末へ導く手腕は見事。昨今の本格ミステリ・ホラー小説より、ミステリ的趣向、男女の愛の業(狂気)を上手く描いている点が買える。本シリーズのレベルを示す佳作。
大いなる手がかり (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-12)Amazon書評・レビュー:大いなる手がかり (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-12)より
4150707626
No.1:
(4pt)

基本に戻った11作目

異色作だった前作『キングの身代金』とは打って変わって、今作ではシリーズの基本に帰って87分署の刑事たちの群像を描くことに焦点が当てられています。原題も『Give The Boys A Great Big Hand』というもので、“Boys”というのが87分署の刑事たちのことを指しています。キャレラが中心人物であることは確かなのですが、マイヤー、クリング、ホースなどの捜査陣にもほぼ均等に焦点を当てようとしていて、彼らのチームワークとキャラクターの描き分けが読んでいて心地よく感じられます。

但し、事件自体はバラバラ死体もので、結構気持ち悪いので、そういうのが苦手な人は避けた方がいいかも知れません。犯人の動機はよくあるものではありますが、その人物の心境はかなり悲惨なものであり、その心情が最後に刑事たちに伝染して、沈んだ雰囲気のまま物語は幕を閉じます。このエンディングの雰囲気はハードボイルド好きにお勧めしたいですね。
大いなる手がかり (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-12)Amazon書評・レビュー:大いなる手がかり (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-12)より
4150707626



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