白雪と赤バラ
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
白雪と赤バラの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある女性が故意に精神病院に入れられていると主人公の弁護士に助けを求め・・・というお話。 個人的な事ですし、言うのが恥ずかしいのですが、私も精神病院に入れられた事があり、部屋で寝てたら半社会勢力風の人が5~6人入ってきて手足を拘束し、首を絞めて部屋から引きずりだされ、そのまま4ヶ月逮捕監禁されました。 なので、この小説の主要キャラが謂われなく病院に閉じ込められている、という訴えは身に染みてよく判りました。日本でも世界でも逮捕監禁が合法になっていて恐ろしいけど、それが何処でも正統な考え方らしいので、しょうが無いですが。 と言う様な私事はさておき、この手の証言が食い違う展開のサスペンスでは、どちらの言い分が正しいか、間違っているか、で反転図形みたいになる面白さがあると思うのですが、この小説でも、最初の主要キャラの言い分が正しいか間違いかでその後の展開が大部変わるという感じですが、途中で謎が解ける様になっていて、そのまま最後の真相まで到達する、という風で人に依っては些か物足りなさを感じるかもとも思いました。個人的には良かったですが。 ただ、書かれたのが80年代中盤という事で、その後のミステリの心理面に肉薄した作品と比べると、少し古い、というか食い足りなさを感じたのも真実でした。つまらないという訳ではないですが・・・。 ただ、書いているのが巨匠エド・マクベインだけあってとんでもなく読み易く、小説を読む楽しさを味わったのも真実だったので、☆はこの様にしました。あまり気にしないでください。 シリーズ最高傑作に挙がる力作。機会があったら是非。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
依頼人サラは正気か精神病かどちらでしょうって物語。骨太で簡潔な文体はいつも通りで非常に読み易い。作者は無骨な男と勝手に思っていますが女性を書くのもうまいんだよなぁ。読み易いのは重要でして、かの福沢諭吉は「猿が読んでもわかる文章を書く」と言ったとか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書が出版されたとき、ホープ弁護士シリーズ初期の一人称で描かれた作品を高く評価されていた都筑道夫氏は、ミステリ・マガジンで「残念だ」というようなことを述べられた。むろん、マクベインの立場に寄り添うようにして。逆に、初期作品より本書を絶賛なさったのが池上冬樹氏。シリーズが完結してもいないのに早々と〈シリーズ最高傑作!〉と宣伝したのが早川書房さん。いずれにしても、『白雪と赤バラ』がホープ弁護士シリーズの転換点になったのは事実でしょう。私は、都筑道夫氏のお考えが正しいと思っていますが、本書が抜群に面白いミステリーであることには違いありません。シリーズ最高傑作との評価には同調出来ませんけれど――。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エド・マクベインの英語って本当に読みやすい。 こういうミステリーの基本な本っていいなあ。 最近ありがちな猟奇ものでもなく、 また主人公役の探偵のトラウマとか背景とかゴタゴタ書いてあるタイプの小説でもないし。 教科書的なミステリーじゃないですかね。正統派。 つかみが衝撃的なのであまり内容を書かないほうがいいと思いますから、 読みやすさを強調するにとどめます。 エド・マクベインもっと読みたいなあ、と素直に思えました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|