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キュレーターの殺人
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キュレーターの殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 21~23 2/2ページ
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ミステリーにおける謎解きの要素や、巧妙なトリック、犯人との手に汗握る攻防戦などなどにはあまり興味がない。 もっぱら文体や、物語にただよう雰囲気と、出てくる人物の魅力で作品を選ぶ。 ワシントンポーのシリーズは、まずイギリスの湖水地方というのが気に入っているし、主人公ポーの恋愛や女遊び、軽口でペラペラしていない孤独感が好きだ。 そして、天才ブラッドショーとの、時には自分の命を顧みないでも救出しあう関係性にもシビれる。 2人の関係性だけではない。 この作品には、徹底して弱いものイジメをゆるさない姿勢がある。 ストーリーに直接関係がない部分でも、 その哲学はしっかり描かれている。 弱いものとされている存在への、絶対的な味方感、 胸がすく、熱くなる。 ミステリー、サスペンスは純文学より地位が低い、ただのエンターテイメントで読み捨て、みたいな空気が一部あるが、全然。 シリーズ3作目なので、内容のレビューは他にゆずる。面白いのは確実だから。 早く読み進んでしまうのが惜しい。 | ||||
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「ストーンサークルの殺人」、「ブラックサマーの殺人」に続くポー&ティリー・シリーズ「キュレーターの殺人 ワシントン・ポー "The Curator"」(M W クレイヴン ハヤカワ・ミステリ文庫)を一気に読み終えました。 クリスマスイブ、或る運輸会社の事務所。職場の女性がシークレットサンタのプレゼントを開けるとそこには切り取られた二本の指が入っています。マグカップには、"#BSC6"の文字が残されています。二つ目の事件。郊外にある教会。そこでも洗礼盤に指が二本置かれ、"#BSC6"と書かれた紙が残されています。そして、引き続き第三の事件現場が・・・ 舞台は、英国、カンブリア州。カンブリア警察。ワシントン・ポー他、いつものNCA・重大犯罪分析課のメンバーがその捜査に駆り出されることになります。曰くありげな犠牲者たち。誰が、一体何故こんなことを?「犯人はどういう基準で被害者を選んだのか?」に始まる多くの何故?が分銅のようにブン回る前半まではまだ静かにストーリーが進行していきますが、『邪悪なジムおじさんにおまかせ』あたりから(笑)、物語は転調し、ダークウェブも仮想通貨も暗号化も使い捨てデバイスもほんの点景に過ぎないまま、想像を絶する展開へと向かいます。よって、これ以上ストーリーを語ることができません。何を書いても決して褒められることはないでしょう。 「どう考えても矛盾するあらたな情報が出てきても考えを変えない・・・」(p.323)私のような信念依存の強い人間は、唯々作者の術中に嵌まり、翻弄され続けることになります。 M W クレイヴンは、一作ごとにボアアップして見事なスリラーを構築しています。相変わらずチャーミングなティリー・ブラッドショーとともに。 | ||||
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読むのが本当に楽しかったので、すぐに読んでしまいました。 赤ちゃんが無事で良かったですが、フリンが仕事に戻れるか心配... ティリーの活躍はもうちょっと見たかったかな。 続きだしてほしい。 | ||||
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