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キュレーターの殺人
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キュレーターの殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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刑事(に相当する役職)の主人公が、警察の組織の中で探偵的な閃きで捜査を進展させるという、 よくある設定の半警察小説で、微かな手掛かりからの論理的な推理は面白い。 警察小説の、ときにまだるっこしい地道な捜査の描写無く名推理で一気に捜査が進展し、 普通の警察小説ならクライマックスに相当するような固定のシチュエーションへと展開を繋げるのだが、 さすがに全体的にちょっと薄味すぎると感じる。 推理の閃きや警察の作戦の数、場面やシチュエーションの変化の数も少ない。 犯人に絡んだサプライズも少し不自然で、あまり驚きは無い。 当然、読み易さを意識して、さらにシリーズものでバンバン出版するという計算の内なのだろうけども。 本自体は厚いのだが、実際は大した長さは無い。 とはいえ多作の三作目なので、デビュー作はきっともっと面白いはずと購入はした。 | ||||
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たしかに真犯人も動機も面白いが、最大の疑問はこんな大袈裟な曲がりくどい事をしなくても、キュレーターは本来のターゲットを拉致して事を成せばいいのではないかと。そうすれば簡単にキュレーターは目的を達せれたと思うのだが。 | ||||
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Craven のWashington Poeシリーズ3冊目の邦訳「キュレーターの殺人」も読んでしまいました。後半に入ると、ストーリーが急展開を始め、先が気になって、なかなか読むのをやめられなくなります。そして、驚愕の真相が明かされます。ただ、この話、確かに論理的には首尾一貫しているし、すごいのですが、ここまで来ると、「占星術殺人事件」みたいな、推理パズルの世界に近づいて、やや現実味が怪しくなります。好みの分かれるところかも。まあ、ぶつぶつ言いながらも、この先もシリーズを読み進めてしまう予感しかないのですが。。 | ||||
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最後の方までは大変楽しく読めたけど ポーとリティーが一生懸命 操作し推理していた事が 全てキュレーターの策略で不幸への導火線だったことを考えると虚しさしか 残らない。 大変魅力的な捜査の展開をもうちょっと別のプロットに載せることはできなかったのだろうか? 結果的にポーとリティーが導いてしまった という事実を噛み締めるポーは再起できるだろうか、、? | ||||
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長いけれど、全く気にならず一気読み!とにかく面白い! | ||||
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内容自体は面白くどんどん読み進みたくなるものでした。 ただ一部の登場人物の描写が何処かの海外ドラマで観た!既視感が拭えませんでした。どちらが先か?と言えばおそらくドラマが先な様な気がしていますがその方面に詳しくはないので違っていたらごめんなさいです。 また、「サークルストーン」でも感じましたが、偶然重要点に近づくのもなんとなく残念でした 単なる素人の感想です。冒頭にも書いたように内容は大変面白く読みました。 | ||||
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1巻目は面白かったけど徐々にそうはならんやろという展開が多くなってきた。海外ドラマ見てたら突然ワイルドスピード始まった…みたいな。指に含み待たせといて指はそんなに重要じゃなかったんだ あと毎回犯人大体分かる 次巻出たら買わないかな | ||||
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ワシントン・ポーシリーズ順に読んできました。 自分は1作目、2作目の方が面白かったです。 3作目のこの作品もテンポよく楽しく読めましたがかなり無理がある設定というか「そううまくいく?」「具体的にどうやって?」というちょっと信じられない感じが否めません。 入れ替わり的なネタもそれに気づく過程もちょっと無理があるかなぁ。 充分最後まで楽しく読めましたが、もう少し「ああ、そういう伏線ね」があったらよかったかなと思います。 | ||||
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物語としては面白いのだが犯罪手法に合理性が無いように感じた。 最後の犯人との対決も偶然に頼りすぎ。 登場人物(ポー、フリン、ブラッドショー)がこの困難な状況を今後どう乗り越えるか気になった。 | ||||
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ストーンサークル、ブラックサマーに続いて読んだ。読み始めは単調に感じたが、やがて一気読みした。やっぱり面白い。犯罪の内容も前作に続き、次第に凝ってきたが、この後はどのようなものになるのか、ちょっと心配してしまう。でも、4冊目が待ち遠しい。 | ||||
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1作目は優れていて、2作目は駄作だったので、本作を読むのは少し戸惑ったが、今回は当たりです。微細な手がかりにより、犯人を特定するのは、この作者がいちばんだ。ポー シリーズは母の復讐まで続くだろうが、次作が楽しみだ。 | ||||
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1作品目から読んでる読者の期待は裏切らない内容となってます。 | ||||
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はじめは盛り上がり、途中から盛り下がるミステリーの典型。 犯人の動機が全く理解不能、こじつけだらけでいいかげんにしろと怒りたくなる。 解説にあったが、マイクル・コナリーみたいになれるわけがない。 | ||||
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最後まで犯人分からず、びっくりする人が犯人で、また その上にびっくりすることが起こります。 | ||||
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タイトルの「キュレーター」は日本では博物館、美術館などに勤める(資格を持った)学芸員と訳されることが多いが、もともとの意味は「資料蓄積型施設で企画監督を司る展示企画者」らしい。もちろんこのタイトルこそが本作の大テーマなのだが、ネタの散りばめかたがほんとうに凄い。 英国ミステリーの王道である登場人物のほとんどが「頑固で偏屈な皮肉屋」たちであり、切断された指をわざわざ放置する「猟奇犯罪」で幕を開け、珍しく熱意をもって機能する「警察組織」と「科学捜査」。ごみの出し方で容疑者の生活パターンを読み切る「推理力」。そして「インターネット型劇場犯罪」に操られる側と巧みに罠をしかける謎の人物、さらに絶海の孤島と吹雪による「密封」。FBIとの「連携」、過去にさかのぼる「因縁」と「犬神家の一族」のような「マスク」と「すり替わり」。そしてまさかの犯人と対峙するクライマックス! 今年のベスト1に強く推薦させていただきます。 | ||||
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前半は事件を捜査すると云う当たり前のスタンスに前作のようにヒリヒリとした切迫感こそないが、次第に明らかにされていく犯罪を煽りたてる薄明のモニター…インターネットと云う泥沼に支配された社会の新しい犯罪の有り様が恐ろしい!そして、ティリーに支えられたポーに依って暴き出されたキュレーターの正体と目的が…彼の友人を巻き込んだ事実が、彼を闇の世界へと引き摺りこんでしまう。 | ||||
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翻訳されたMWクレイヴンの3作目。「ストーンサークルの殺人」、「ブラックサマーの殺人」、そして本作と連チャンで読んでしまいました。3作連続で読んだせいで、頭の中は暫くカンブリアの風景と羊で一杯になりました。彼の描く小説には実際の建物やお店が登場するので、読みながらグーグルマップをサーチするのが癖になって、なかなかページが進みませんでした(笑) アンソニー・ホロヴィッツに続き、久しぶりに新作が楽しみな英国ミステリー作家が現れて、英国ミステリーファンには嬉しいばかりです。 | ||||
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このシリーズの大好きなところは、何と言っても探偵役のポーのキャラクターなのだ。 他の登場人物も好きなのだが、今回はもう他が霞んでしまうほど強烈だ。物語もシリーズ最高にパワーアップ されていて文句なし。不覚にも最後の方で一瞬涙しました。ポーは必殺仕事人だねえ | ||||
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冒頭からおぞましいシーン。 2本の指が3カ所に置かれた事件。1本は生前に、1本は死後に切断されたことが検死によって判明し、3件の猟奇的殺人事件としてポーたちが捜査に動き出す(読み終わってから気づいたが、このシリーズ特有のカバーイラストが、今回は何とも不気味だ)。 今回もポーとブラッドショーの息の合った活躍ぶりが、読んでいて気持ちいい。ポーの冴えわたる推理力、ブラッドショーの徹底した調査と科学的分析力。私は特に危機時(海を渡って島にたどり着くシーン)に垣間見せたブラッドショーの人間性から、彼女は本当に魅力的だと感心してしまった。彼らに抱く好感度がこのシリーズの最大の魅力だ。 終盤は意外きわまる驚愕の展開。…先読みできる読者はおそらく少ないだろう。 若干のできすぎ感や端折りを感じるところはあるが、おもしろかった。 シリーズ3作目だが、ポーの出生に関わるごたごたが解明されていないため、これを小出しにして、シリーズは続くのだろう。楽しみだ。 翻訳について――「~した」「だった」「言った」等が連続し、特にセリフのない箇所ではそれが目立つ。文章の流れに滑らかさがなく、気になると内容に集中できなくなってしまう。とても読みづらい。 英語の“時制の一致”は日本語文章には適さない。最近はこのような翻訳が減ったと思っていたのだが。 東野氏もぜひ改めてもらいたい。 | ||||
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M・W・クレイヴンのワシントン・ポー&ティリー・ブラッドショーシリーズ第3作である。原題はThe Curator。 情けない話を書くと、第1作『ストーンズサークルの殺人』を読んで、発達障害傾向の分析官ティリー・ブラッドショーの活躍に大いに感動したのだが、第2作『ブラックサマーの殺人』はまだ読んでいない。予約注文までして買ったのに、読み始めるきっかけを失い、いまだ積ん読状態。 愚かな経験を繰り返さない(よくあることだが)ように、本書は早めに読み始めた。予想した通り、金曜の夜に読み始めると、面白くてやめられなくなり、夜明け近くなってようやく読了した。次の日は休日で、昼まで寝てしまった。 ストーリーと謎(たくさんある)については、よく考えられていて、何を書いてもネタバレになりそうな怖い本だが、ちょっとだけ書いてみよう。 ○ポーは一匹狼的な捜査官だが、友達兼相棒のティリーは女性、ボスの有能元気なレスビアン妊婦フリン警部も女性、その上司のナイチンゲール警視も女性、個性的な病理解剖医ドイルも女性、アメリカから来たFBI捜査官リーも女性で、まさに女性捜査官に十分な敬意を払った現代版警察小説シリーズである。 ○ティリーが仕事のためにやや強引にポーの家までついてきて、悪天候のために帰れなくなり、ポーの家に泊まっていくことになり、二階でシャワーを浴びるというウキウキ設定があり、「物音がしてポーは顔をあげた。ブラッドショーが階段のてっぺんに立っていた。ポーのドレッシングガウンをはおり、頭にタオルを巻いている。いままででいちばん、女っぽく見える格好だった」と喜ばせてくれるが、すぐにこのシャワーシーンがまったく別の意味を持ってくる。油断ならない本である。 ○本書のハイライトは、ポーとティリーが一刻も早く島に渡るために、車で海を越えていくシーン。運が良ければ、60%の確率で島の浅瀬までたどりつけるが、乗り捨てた車は100%流される。失敗してもティリーは泳げないが、ポーはそのことを知らない・・。 ○もちろん★★★★★。 | ||||
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