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テスカトリポカ
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テスカトリポカの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全249件 101~120 6/13ページ
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| めちゃくちゃ面白い。子供の時コインロッカーベイビーズを一気に読んだ時以来30年ぶりくらいに面白い小説。 | ||||
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| 迅速かつ完璧な丁寧な包装ありがとうございます。 若干ですが、思ったよりもシミがありました。 | ||||
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| 麻薬組織同士の抗争が新たなビジネスにより中断してしまう。禍々しい神々の描写は単調な作業の繰り返しに感じられた。登場人物の野心、心情描写も感情移入出来ない部分が数カ所あり低評価につながった。 期待が大きかった分、残念でした。 作者の次回作に期待したい。 | ||||
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| 【読書のきっかけ】 2021年の年末ミステリランキングで高く評価されているうえに、直木賞と山本周五郎賞をダブル受賞。 これは、読まずにはいられませんでした。 【率直な感想】 <ミステリというより犯罪小説> 本作品は、いわゆる「謎解き小説」ではありません。 探偵による推理や、意外な結末といったものは全くない。 ここに描かれているのは、現実に起きたとしたなら、正視することのできない、犯罪行為。 これでもか、というくらいの凄まじい殺戮や暴力の描写が続く。 本作品のひとつの大きな特徴は、題名の「テスカトリポカ」から分かるとおり、古代のアステカ神話がモチーフとなって、作品全体を覆っていることです。 「犯罪+神話」というこれまでになかった組み合わせで読者を圧倒します。 <面白くなるのは、中盤からだった> 物語は、メキシコでの麻薬戦争から幕を開け、東南アジアや日本へと舞台が移り、登場人物も次々と入れ替わっていきます。 起伏に富んだストーリー展開というのは、物語前半にはあまりなくて、最初はあまり物語世界に没頭できませんでした。 しかし。 物語中盤以降、前半で描かれた登場人物たちの物語が、交錯を始めるところから、本作品は、読者を惹きつけて止まない、魅力的なものへと変貌していきます。 彼らの犯した犯罪行為は、決して許されるものではないけれど、それぞれが「犯罪哲学」というか、ある信念をもって行動していることが分かります。 もちろん、それは「犯罪」を正当化するためのものであり、危険な思想です。 しかし、本作品は、あくまで虚構の世界。 そのように割り切っていくと、登場人物のそれぞれが、どんな運命を辿るのか、目が放せなくなり、物語に没頭することができました。 【全体評価】 本作品で舞台となる日本のある都市は、その近くに以前住んでいたことがあって、土地鑑があるので、個人的には、「あの場所か」と場面を想像しながら読むことができたことは、ラッキーだったと思います。 もちろん、土地鑑がなくとも楽しめます。 「犯罪+神話」という独特の世界を圧倒的な筆力で描いた傑作と感じています。 | ||||
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| バイオレンスな描写が多く、ディテールが詳細すぎる割には本編のストーリーは単純。もう少しシンプルな内容にしてページ数を減らした方が良かった。 | ||||
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| デジタルブックは、通勤時間や休み時間に読めるのでありがたいです。 内容は文句なしで面白かったです。 | ||||
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| どちらかと言えば、読みだすとぐいぐいと止まらなくなる前作『Ank』の方が好みと感じますが、本作は本作でなかなかのボリュームで読み応えがあります。 「麻薬密売人」「臓器売買」「闇医師」「古代アステカ文明」「神にささげる生贄」、そして「常識を超えたとてつもないパワーを持つ若者」といったキーワードが読者の好奇心をくすぐり、先を読みたいというワクワク感が生まれる。 しかし裏社会における命の軽さたるや。 いとも簡単に人の命が奪われていく場面が連発される。 それは巨大犯罪組織カルテルに君臨していたバルミロが幼少期に祖母から得た、アステカ文明に関する生贄の物語が身に沁みつき、アステカの教義を現代に再現しようとしているためだ。 「すべてはテスカポリカに支配されている。テスカポリカは暦の背後にいる時の超越者だ」 とバルミロはコシモに教え諭す。 「人間の群れが生きていくためには、神に生贄を差し出すほかない。人間が供犠をやめてしまえば、その日から暴力の伝染が始まる。たちまち人間どおしで殺しあうようになる」 一方、バルミロとは違う考えを持つパブロは、コシモにこう伝える。 「神が求めるのは憐みであって、生贄ではない」 生贄か憐みか。 物語の行きつく先にあるものは・・ | ||||
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| 世界を股にかけた犯罪組織、、みたいな感じなんだけど、一瞬途中で香港警察が何もしてない若者に発砲して殺したという表現があり、2年前のデモをきちんと調べてない感じでがっかり。あと、残酷といえば臓器、っていうのももう新鮮味がない。文体はずっと何かのあらすじを読んでるみたいで一つ一つの文章や単語にひねりがない。ストーリー盛りすぎで登場人物多いけどその誰にも入り込めなかった。 | ||||
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| タイトルに書いたとうり。買い替えようとしても、キャンセルもできないし、ヤダヤダ。 | ||||
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| コシモの話まではめちゃくちゃ面白くてこの小説は当たりだ!とテンション上がって読んでたけどバルミロの話が始まってからはいきなりアステカの難しい話になって暦の難しい知識とかそういう内容になって一気に興味失せて読むの辞めてしまった。残念。 すいません、根気がなくて。 | ||||
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| この数年で一番面白かった。グロテスクでいてリアル。理不尽な人間の凶暴性や暴力の描写力が圧巻です。またメキシコ、ジャカルタ、川崎などの各国の都市の裏社会やその背景の文化、宗教感についても非常によく調べています。アステカの神秘的な儀式のシーンなども不気味な神秘性が前面に出ていて、普段サスペンスのようなジャンルを読まない自分も、独特のスリルを楽しめました。 | ||||
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| 殺人が神様に捧げることで、殺人ではなくなり公定される必要事項となる。宗教・歴史というか、そんな世界もあるのかもしれない。 | ||||
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| ホラーも、暴力的な描写も、グロテスクなのも苦手なのに、先が知りたくてどんどん読み進めてしまった。 ずっとハラハラドキドキして、仕事中も続きが気になって仕方なかったです。 よく出来てるストーリーだった!面白い! | ||||
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| 直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞に期待して読みましたが、正直期待外れでした。 まず、正直スペイン語のカタカナ読みのルビが鬱陶しい。中にはルビ元の日本語と比べて非常に長いものもあり、細かいかつ恐らく雰囲気づくりのためだけという事を考えるとわざわざ読む気が削がれる。 また、各人物が登場する度その人物の詳細まで冗長に掘り下げる割に、人物像や行動の動機があまり伝わってこない。不必要と思う描写も多い。正直私には終盤のコシモの行動理由がよくわからないまま終わった。 アステカ関連の描写も初めは、心臓密売とアステカの心臓を用いた生贄の儀式がどう繋がるのかの展開に想像を掻き立てられたが、終盤になるにつれその冗長さと繰り返しに食傷気味になる。全体的にワードに馴染みがない中で何度も呪術的なフレーズを繰り返されても頭に素直に入ってこないので苦痛だった。著者はかなり綿密な取材を経た上で書かれているので、恐らく実際のアステカの儀式や文化に基づく描写なのだろうが、このストーリーに対してここまで繰り返す必要があるのか疑問。究極アステカ関連は斜め読みでも問題ないように感じた。 最後に、密度の濃いアステカ関連描写と比較して心臓密売を含めた犯罪組織関連の描写にはリアリティに欠けると感じた。ここがこの作品が自分に合わない1番の点だと思う。作中人物すら言及してるけど、メキシコ麻薬カルテルの幹部が言語•文化•何より民族の違いから裏社会の文脈も全く異なる日本にわざわざ来て、重火器揃え擬似家族作って捲土重来狙うかな? 寺の地下に最新手術設備を揃えたセキュリティ万全の保育施設を外部に情報漏らさずに建設できるのか?百歩譲っても提供者本人がパッケージとして移動できるんだから摘出設備は船で良くないか?最初の腎臓もそうしてたし。あと終始警察や公安組織の影がなさすぎ無能すぎ。 他にも細かいところ色々ありますが、総じて期待外れでした。 | ||||
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| どうやってここまで来たか。どんな奴らなのか。の説明に3/5を使って丁寧に背景を説明してくれる。ノンフィクションでもありえそうな組み合わせ。ストーリーが拡大せずに終わってしまっているので、うまくいったアナザーストーリーを読みたくなる。描写と背景と設定の細かさと丁寧さに、その人物の生々しさがあふれているように感じる。 | ||||
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| アステカの神話の話が、何度も何度もあります。 ストーリの雰囲気づくりに必要だと思いますが、 そこは流し読みで問題ありません。 どうしてもたれてしまうのが、アステカどうこうの話なので。 552ページあり、読む時間はかかりまが、 ストーリーは、テンポよく進みますし、読ませる力もあります。 | ||||
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| 文化や宗教、海外の下りも多いですが、文章が上手なのか読みやすいです。 よくここまで考えたな、プロットしたなと感心します。 | ||||
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| 大まかな話の流れとしてはいい。アステカ文明のことも知れるし、こういう闇社会があるのか…(フィクションとはいえ)という驚きもあったけれど、感動や考えさせられるような後に残る何かがない。なによりも虐待と暴力描写が多く、トラウマのある私としては辛かった。暴力や虐待の描写がある作品は今後あらかじめわかるようにしてほしいと最近よく思う。 | ||||
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| 犯罪小説も現代を反映して国際的ですね。アステカの神の生贄と臓器移植が微妙に関連が匂ってきます。私個人は、臓器移植は、好きではありません。臓器という単なる物質ではなく、それはスピリットに包まれた不思議な存在なのです。最後にその点も書ききっていると思います。アステカの神は、昔存在していて、多分エイリアンだったのでしょうね? | ||||
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| 佐藤究と言う男は元は純文学育ちらしい。 その証拠にデビューは群像新人賞からで、実際に群像新人賞をどんなジャンル、どんな作風の人が受賞するかと言うと純文学ではあるけれど、ちょっとオシャレな…言い方を変えれば「鼻にかけた」何かがある作品が多い様に思う。これは実際に応募をし、選考を進んだ事のある私が言うのだから強ち間違いではない。 しかし現代文学と言うジャンルの中で純文学は正直シンドイ。 現代文学ではどうしても推理、サスペンスが評価されるきらいがあり、純文学育ちの佐藤氏はデビューしたはいいものの鳴かず飛ばずで郵便局のアルバイトをしながら日銭を稼いできたらしい。 そんな佐藤氏の起死回生となるのがこちら。 私は氏の作品を広島新聞で知って、医療職でもあるので臓器売買を扱ったバイオレンス物と言う紹介から「どれどれ」と手にとってみた。 三島由紀夫は小説とはありえない物同士を言葉で繋げる事をするのが仕事と言うが、古代中南米+麻薬カルテル+臓器売買をよくぞまあ繋げたものよ…と関心をした。 再起を図る麻薬カルテルの幹部と臓器ブローカーに墜ちた闇医者が手を結ぶ辺りまでは、もうこのまま裏社会を牛耳ってくれよ!と思うのだが、散々中南米の宗教を繰り返してきて新約聖書の「私は生贄を求めているのではない、憐憫である」と言う一文で裏切り者が出て破滅に向かっていくのはどうだろう。 暴力暴力とやって来て、結局善人でありたいと佐藤氏は思ったのではないだろうか。 しかしテスカトリポカを書く前に「ダークナイトみたいのを」と頼まれたと言うから、そういう話なのかもしれないが、折角なら闇の世界を突き進むところまで突き進んでほしかった。 | ||||
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