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テスカトリポカ
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テスカトリポカの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全249件 81~100 5/13ページ
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| 全盛期の船戸与一を彷彿とさせる骨太の犯罪小説。序盤から丁寧に設定とキャラクターを描写していく。がそこに力を入れすぎた弊害が大きい。 起承転結のうち、起承に8割を割いてしまったため転結が2割。本読んでいて「これ残り少ないページ数でどうやって話終わらせるんだ?」と思っていたら不安的中。ひどく雑な展開でかけあしで終わらせた格好。 丁寧に下拵えした料理が最後で台無し。慎重狡猾で超有能キャラが話をリードしてきたのに、終盤でいきなり無能にしてミス→破滅という展開には萎えた。打ち切りマンガみたいな畳み方。 作者に力量があるのは分かるだけにページ数の都合でこんな風になってしまったのかな~と邪推。とてももったいない作品。 | ||||
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| いつか読んでみたいと思っていた一作。最初から引き込まれる筆力。容赦ない暴力、抜けられない貧困と闇。これでもかと迫ってきた。正義が勝つということではなく、欲望に身を委ねたものには報いがあるという点にフューチャーされた点が興味を注いた。面白かったっス。。。 | ||||
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| 古代メキシコの神についての記述が物語のキモだと思うけど、登場する人間たちのキャラが強いのでもっと盛り上がりが有ると期待したが、淡々と進んでいく感じ、コシモには何かもっと活躍できる所が欲しかった。 | ||||
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| 単行本とkindleと両方購入したけど単行本は字が小さいし重いし疲れた。今で4回読んだけどまだまだ飽きない。自分が住みたい町が舞台になってるので3回目からはgoogleMapや地図を見ながら楽しんでます。ほとんど架空の場所だと思うけどコシモとパブロが初めてステーキを食べたお店はここかなとほぼ特定できました。パブロが矢鈴に指示したルートを地図でたどるのも楽しかった。悪党だけどチャターラはなんとなく親しみがもてた。絶対にチャターラだけは怒らせてはいけないと思いました。ソモス・ファミリア、ビーバメヒコ、スペイン語にも親しみが持てました。まだまだ読み切っていないし、飽きていない、読む度に新しい発見がりそうです。 やっぱりおもろい!。この本には嫌な人間が誰も出て来ない。純粋なピカレスク小説ですね。組織再興と復讐を目指すバルミロも理解できるし21世紀の全く新しいビジネスと自身の復活を目指す末永も理解できる。両方とも目指す物のために恐ろしく純粋ですね。しかしやっぱりコシモの純粋さには敵わないです。コシモの黒曜石のような純粋さはエピローグにも出てきました。まさに夜と風なのではないですか。目頭が熱くなりました。Koshimo y Pabloと彫られたペンダントが思わず欲しくなりました。凄惨なピカレスク小説なのにエピローグを読んだ後は何度読んでも清々しい気持ちになります。今回は図書館で神奈川県道路地図を借りてきてgooglemapで確認しながら読みました。だいぶ土地勘が出てきて情景がハッキリと見えだしました。この街に住みたいな。まだまだ何回も読むつもりです。好きな本は何度読んでも新しい発見がある。単行本、電子書籍、スマホを駆使して読むのは楽しい。いい時代になりましたね。 | ||||
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| 作者の熱量が伝わる重厚な物語。裏社会の凄惨さや日常が伝わり興味深かった。エンタメ要素も多くあるがもう少しストーリーを早く進めてほしい。アステカの宗教儀式の説明が無駄に長い。キャラクター名が覚えにくい(Audibleだと特に)。 | ||||
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| 知人から半ば無理矢理に貸し付けられ内容も分からないまま読みました。自分の知らなかったメキシコの実態(だから某大統領は壁を作ったのだとか)や世界的に行われ所謂「普通に善良の人々」が遭わない日常がリアルに描かれており衝撃と共に勉強不足な思いに駆られました。無宗教ですが何かに入信してしまう瞬間を錯覚し目眩すら覚えました。日本でも有名密入国者(本人談)や外国人が増えましたが本当に恐ろしいものです。著者が言う通り消されるかもしれないくらい真実が描かれていると思います。個人的には最後の「正しい事をして疑わない」女性の行動の人間の業たるやなんやらが心に突き刺さりました。自分もそうかもしれない。でも分からない。私達は悪にも善にも加担して生きているのだと思います。 | ||||
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| ファミリー、麻薬、狂気、オカルトがてんこ盛り | ||||
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| 長編の大作、一流のクライムノベル。宗教描写を多くして量を水増しして、重厚感を演出しているが、その部分にはそれ以外に意味がないと割り切ってその部分を読み飛ばすと(読み飛ばしてもストーリー把握に全く問題ない)シンプルで良い小説です。 | ||||
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| 会社で読んでいたが、持ち運ぶには某ファンタジーRPGの武器なみなので(笑) 結局自宅で待ちきれず電子書籍購入、内容は他レビューで書いてあるのに譲るとして、 とにかくそれくらい引き込まれ圧倒された。 絶対悪しかいない中、唯一の良心は…見た目がリクドウの兵藤、中身がクライ・ベイビー・サクラみたいな感じかな。 | ||||
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| 暴力、麻薬、血、心臓と信仰。 コシモの人間でありテスカトリポカとなっていく過程がとても丁寧で細やかで最高だった | ||||
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| 主役の3人(バルミロ、末永、コシモ)に限らず、その他の伊川やパブロなどの生き様も躍動感を持って描かレていて素晴らしいです!戦闘や拷問シーンも臨場感あって好きですね。 一方、日本で資金と戦闘力を蓄えメキシコでのカルテル復活を目論むバルミロと、巨大な臓器売買ビジネスの成功を夢みる末永、手を組んだ二人が最後に袂を分つ箇所はちょっとあっけなかった気がする。末永の気持ちの変容をもう少し丁寧に書き込んでも良かったかも。 久々に重厚感があって面白い物語に出会えました。 | ||||
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| 麻薬、臓器売買、暴力など南米、アジアの裏社会を舞台にしたダークストーリー。 最後はダークヒーローみたいな感じです。この続きが読みたいです。裏社会のダークストーリーをシリーズ化してほしいです。コシモの今後が気になる。 | ||||
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| すごい小説である。良い意味でそう感じた。読んでいて飽きる箇所がなく、休日の土日まるまる2日間をこの小説を読むために費やした。読みながらうなりそうになることがしばしばだった。 それは残虐な殺戮シーンや臓器摘出の場面に驚愕することもそうではあるが、それ以上にこの小説の舞台の広さと、登場する街や事物についての詳細な記述、それに著者の優れた文章力に圧倒された。目をそむけたくなるような題材を扱いながら、著者は確実な筆致で淡々と文章をつづり、少なくとも一読者の私を終始飽きさせなかった。それどころか、食事や入浴、トイレもそこそこに続きを読みたくさせるほどの引力があった。 この小説を書くのに約3年かかったというが、実際、これだけの舞台構想を練り、登場する街についての詳細な描写、アステカ文明や麻薬産業、臓器売買、それに銃やナイフ等についてのディープな知識をものするためにはそれぐらいの年月を要しても不思議ではないと思った。著者の執筆態度はあくまでも真面目であり、残虐さを売りにした扇情的な小説とは一線を画す創作品である。 著者は、小説である以上、メッセージ性に寄りすぎないように留意しているとインタビューで述べてはいるが、強いてこの小説のメッセージを1つ挙げるとすれば、それはネグレクトについての警鐘であろうか。加害者のコシモも、被害者の子供たちも、いずれもネグレクトが生み出した不幸な人間であり、育児放棄する身勝手な大人たちがこの小説のような悲惨な出来事を起こさせる元凶になっているのではないか。 繰り返しになるが、この小説には本当に圧倒された。プロの作家の豪腕ぶりをまざまざと見せつけられ、目からうろこが落ちる思いがした。 | ||||
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| 恥ずかしながらアステカ神話をこの度初めて知ったのですが、 なかなかハードで、 かつ所謂「正解」とやらがないとなると、 神話に基づく正義で繰り広げられる裏社会は 果たしてなんなのか、と考えさせられます。 考えさせられる間も与えられつつ、 進んでいくストーリーに目が離せず、一気に読んでしまいました。 | ||||
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| 麻薬の密売や臓器売買などを扱った犯罪小説。 とにかく、一人一人の人物描写が細かくて、生い立ちから現在に至るまでを丁寧に描写している。 スピード感溢れる展開にページをめくる手が止まらない。 グロテスクな描写も多々あるが、ものすごい臨場感と迫力だ。 ボリュームはあるが、一気読みしてしまうくらい面白かった。 | ||||
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| グロテスクな描写連発、しつこい言い回し、内容に引き込まれる事が一度も無く、続けて読むことに耐えきれなくなり、途中で読むの断念。本当に受賞作なのか。 | ||||
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| 多くのいけにえを捧げるアステカ文明、あー、そんな感じの宗教だったのね。いきなり麻薬密売人を夜間襲撃するというフィリピン警察、密売組織の武装度が高いとやむ負えないとこがあるんだね。ふーん、臓器移植ってほぼほぼ血液型が合えばできるんだ。知らなかったよ。 人は死ぬんだよな。少なくとも小説の世界じゃ死んだ方が良い奴っているな。怖い怖い。 | ||||
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| 前半部、綿密だがくどくなく、それでいて手抜きでもない文章に圧倒された。さすが直木賞だと感嘆したものだ。それだけに後半部の展開が残念でならない。キャラクターたちには太平洋の両岸を支配する裏社会の帝国を築き、そこから転落して欲しかったのだ。あんな中途半端はないよ。 | ||||
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| 犯罪と神話。 身近なところで起こっていることなのか。遠くの話なのか。グロテスクな描写が多いがそれが苦にならないほどのボリュームとストーリー性に感服する。 | ||||
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| 参考文献の多さを見ても、如何に多くの事を作家が調べ尽くしたか、その情報量に圧倒される。物語もそういう土壌できめ細かにフィクションが綴られていて、残酷な描写でも勢いで読める。そうやって次第に数年の物語が進んでいくのだが、映画で言えば編集であっさり尺を縮めたように、唐突に山場が訪れエンディングになるのは残念。あと200頁は必要だったかもしれないが、読む側の体力も必要な大作であることに違いはない。 | ||||
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