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発火点



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【この小説が収録されている参考書籍】
発火点 (創元推理文庫)

発火点の評価: 4.48/5点 レビュー 21件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全19件 1~19 1/1ページ
No.19:
(4pt)

面白いが

人間のならまだ耐えられるが、他の動物が辛い目に遭う描写に心に負担を感じる系の人はこのシリーズはやめておいた方が良いかもしれない。
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No.18:
(5pt)

大変速やかな対応でした。

未だ読んでませんが 梱包も丁寧で本自体が綺麗です。この作家のシリーズを探してたので助かりました。
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No.17:
(4pt)

とてもよいシリーズもの

まだこのシリーズものを初めて読むが、とても
楽しめる内容だった。大自然の恐さと人間の恐さ
と暖かさが良く書けていると思う。ただおもし
ろくなるまで、少し読み進む必要があるかもしれない
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No.16:
(5pt)

山好きな人へ

大好きなシリーズです。今回も一気に読みました。今から次巻も待ち遠しいです。
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No.15:
(5pt)

ボックス沼へようこそ

いまアンリミテッドです。不用意に踏み込んだら「しまった、これ沼アンリミテッド」となりますよ、ええ、わたしのように。
もうあきらめてシリーズ最初から読みましょう。
シリーズ読み進めていくうちに、「アメリカ人と銃」に関する日本人一般的な考えがいかに表層的かに気づかされます。特に舞台となる中西部では生活の一部であり、外国人が外からとやかくいうものではないのです。捕鯨のように。
そんな、伝統と文化と現代の普段の生活をリアリティーもって読めるのはミステリーというジャンルが最適!
はまる価値ある沼です。ようこそ、ジョーピケット沼へ。
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No.14:
(5pt)

まさか読み放題で読めるとは

好みに合わない作品が出て、しばらく遠ざかっていたシリーズです。まさかの読み放題に出ていたので(こういうのがあるから契約解除できない)、読んでみたら実に面白かった。正直、謎解き部分は結果の重大性に比較して動機がしょぼすぎてどうかと思ったが、山火事から逃れるサバイバルシーンの迫力が白眉であった。シリーズ中では、銃撃戦で負傷してから山を下ったシーンとの双璧ではなかろうか。
 これでは続編「越境者」を買わざるを得ない。まんまとアマゾンの術中にはまってしまった。
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No.13:
(5pt)

息つく暇もない迫力で、たいへんおもしろい

すごい内容だった。もう一気読み!特に山火事からの逃亡劇、川下りのシーンは臨場感があって迫力満点。
やっぱりすごい作家だ。
今回ジョーは、妻メアリーベスに情報収集面で助けてもらうが、いつものホームドラマ色があまりなくてよかった(著者はセカンドテーマにしているし支持するファンも多いようだが)。
ただ…他のレビュアーも述べているが、この終わり方でよかったのかどうかと私も疑問が残る。果たして本人のためにもなるのか…?
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No.12:
(4pt)

事実起きたことをネタにして物語を書いている。

たまには毛色の変わったジャンルの本を読もうと少し前になるが、C・J・ボックスの『沈黙の森』を読んだ。
 一作だけで作者を評価することもどうかと思い、本書『発火点』を入手して読むことにした。
 広大な自然を背景にしたアメリカ西部ワイオミング州の猟区管理官ジョー・ピケットの仕事は、ニューヨークなどの大都会に住む人たちには理解を超えた存在だろう。
 まさにワイルド・ウェストの冒険物語なのである。
 森林火災で追いつめられ脱出できるサヴェジ渓谷での描写はクライブ・カッスラーのダーク・ピットシリーズを髣髴とさせる。
 事件捜査の州と連邦政府との縄張り争いは必ずこのような物語に出てくるが、合衆国環境保護局地区本部長フリオ・バディスタに軍の無人機でミサイル攻撃する権限があるのだろうか?
 まあ、本書は結構楽しめたことだけは確かだからミサイルに拘るのはやめておこう。
 ブッチ・ロバートソンが受けた環境保護局の不当な仕打ちがこの物語の事件発火点であったが、本書でも登場するアイダホ州ノードマン在住のサケット家が同じ問題で環境保護局の不当な仕打ちを現実に受けていることを著者あとがきで知り驚いてしまった。
 どこの国の官僚も同じようもんだなあ~と、怒りを覚えながら本書を読み終えたのです。
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No.11:
(5pt)

期待を裏切らない出来栄えで、今回は冒険小説的な味付けあり

講談社から創元推理文庫に出版社が変更となったが、シリーズ翻訳が続いてよかった!
本国では出版されていても日本での出版が終わるケースが多いのでこれで一安心。

今回も実際にあった土地収用に関わる事件をベースとしているようだが、ストーリー展開は比較的単純。

しかし、そこはボックス作品だけに陰影のあるキャラが多彩に登場(登場人物一覧の多さに驚く)するだけでなく、お馴染みのメンバーも揃って後半になるほど加速のつくストーリー展開は見事。

いつもながら会話に味があり、ユーモラスな味付けもある一方で男同士の切ないまでの信頼関係、そして友情が胸を打つ。
講談社より電子出版しかされていない『逃亡の峡谷』を読んでおくとより一層楽しめるようだ。
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No.10:
(4pt)

風物描写が魅力

犯罪小説の舞台と言えば、NYとかLAみたいな大都会が多いが、この作家はワイオミングを描く。アメリカにもこんな厳しい山岳地帯があったんだなと気が付いた。山火事の描写がリアルだ。クーガーやボブキャットが主人公のジョーに一瞥もくれずに火災から逃げていくなかで、見覚えのある黒い狼だけは一瞬立ち止まって、彼と目を合わせるシーンが印象的。
31ページと35ページに”三本柱の有刺鉄線のフェンス”が出てくるが、ひょっとすると、三本とげの有刺鉄線(3-point
barb)のフェンスのことではないでしょうか。
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No.9:
(5pt)

いつも新書が出るのを楽しみに待っていました。講談社から出なくなってがっかりしていたので、創元推理文庫から出て本当に嬉しいです❗️
続いて出版してくださいね
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No.8:
(5pt)

なぜこの家族だけに困難がふりかかる?

このシリーズを全て読んでおります。
家族の成長と共に、苦悩も増しているなと感じました。
海外作家の情報は取りにくいので、最新刊を知らせてくれると助かります。
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No.7:
(4pt)

切迫感は凄い

炎にあおられながら移動するシーンは、
切迫感が凄いです。
急流下りも、自分の経験と重なりました。
とてもリアルな描写です。

タイトルの「発火点」は、
文字通りの意味に加えて、登場人物それぞれの
岐路における感情の爆発を表しているんだと理解。
いろんな人がキレる場面が、あちこちにあります。

主人公の融通の利かなさは相変わらずですが、
理解者がいつもより多い気がするので
あまりヤキモキせずに読めました。

結末の大どんでん返しについては、
けっこう早いうちから読めていました。
で、そういう処理でいいのか、と疑問を抱いたまま終了。
これからどうなるんですかね。
とりあえず、次が楽しみです。
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No.6:
(5pt)

年1回の楽しみがまたやって来た

最近本を読むときは、Google mapでその場その場の風景や建物の内部を見ながらページを進めてゆくのを楽しみにしています。主人公と一緒にその場にいるような感覚はなんともいえません。たとえば主人公がベネチアの広場のカフェでエスプレッソを飲んでいる場面。描写が具体的で有れば主人公はこっちを向いてこの席に座っているんだ、
という事まで写真で確かめることができます。このような都会の小説の描写は、数メートル単位だと思います。
しかしジョー・ピケット シリーズでは、Google mapで調べてもビッグホーン山脈のどの地点なのか、探すうちに目印になる道路も人家も全くない数十キロメートル単位の空間をただただ彷徨っている自分に気付きます。美しいが油断が即生死を分ける厳しい大自然の中、着実に齢を重ねながら「鏡で自分をまっすぐ見られるようにいたい」という信条を持って泥臭く生き続けるジョー・ピケットがたまらなく好きです。
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No.5:
(4pt)

「薄くて量の多いアメリカンコーヒー」ではなく「濃くて度数の強いバーボンウィスキー」

猟区保護官という日本では聞いたこともない地方公務員が主人公。ありがちな「小役人巻き込まれ系ミステリー」かと思いきやさすがに大陸の圧倒的なスケール感を持つ大自然をバックにさまざまな陰謀から自分と家族の身は自分しか守れない、という古き良き「西部魂」が見事に開花しています。

ハンティング、山火事、川下り(お約束の激流、大岩、滝あります)、野生動物に加えてドローン、銃器など現代的な小道具、腐った官僚機構との対決、家族愛、あっと驚く結末など読み応えありました。しかも「この物語の前提は事実に基づいている。」という著者あとがきでさらにびっくりでした。
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No.4:
(4pt)

独特の世界観

アウトドアフリークの私にとって、この小説の中で活躍できるのはいたって楽しみな時間です
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No.3:
(5pt)

いつも通り

最初はゆっくり転回、結末は予想外の展開でオチ
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No.2:
(5pt)

興奮する作品、冒険小説の復権!

昨年『鷹の王』を<このミス>一位に投票したのは、大好きなこのシリーズの頂点を極める作品と感じたからのこと。しかし続く本書も、一歩も引かぬ快作であることに、ぼくは驚く。そもそも、どの作品も、高水準のエンターテインメントとして面白く読めると同時に、大自然をバックに愚かでちっぽけな人間たちのなすあらゆる悪と闘う、善良な猟区管理官、ジョー・ピケットとその家族たちへのキャラクター愛が素敵なシリーズでもある。

 ジョーは、どこにでもいる地味なキャラに見えながら、恐ろしいほど堅物で、徹底した頑固者で、ワイオミングの荒野を守る仕事を愛してやまない。銃は得意ではないが、勇気と良識は人一倍持ち合わせている。家族思いで、友人思いで、優しくタフである。

 妻メアリーベスを初め、二人の娘、一人の養女で構成されるジョーの家族たちの個性も明確に示され、長所も短所もそれぞれに異なるばかりか、活き活きとして血が通って見える彼女らの表情も、ジョーの家族へのいっぱいの想いや悩みについても、シリーズとしての魅力の重要な構成要素となっている。

 本書は、冒頭からショッキングなバイオレンスとアクションでスタートする。武装した男たち。死体。逃亡者。危険な追跡。ジョーの情感に満ちた仕事と家族への姿勢が、酷薄な様相で彩られる血塗られた現場で、読者の心を人間の世界に繋ぎ止める。けだものの方向にではなく。そう、いつもの構成なのである。

 冒険小説の復権、とぼくは本シリーズに触れる度に、この上ない喜びと共に思うことができる。すべての舞台が大自然。圧倒的な権力を持つ悪の横暴が見える中で、繰り広げられる命がけの冒険行は、次々と生じる危機と命の駆け引きのシーンが連続するたまらないページターナーぶりである。

 今回、講談社文庫から創元推理文庫に版元が変更となった理由は定かではないが、永らく本シリーズの出版を続けていた講談社が、本作の前に電子書籍のみという形ながら、これまで未訳だったシリーズ第二作『逃亡者の峡谷』(原題"Savage Run")を提供してくれたのは読者としてはとても有難かった。というのも当該作で舞台となる「サヴェージ・ラン」という名の極めて危険な地形、深く抉れ渡ることが奇跡としか思えない谷に、本書でジョーは本作でふたたび向かうことになるからである。

 大自然の持つ危険な要素をふんだんに使うのは今に始まったことではないが、今回はそこに新型殺人兵器や、作年のオーストラリア大火災を想起させるような大規模な山火事を盛り込むことで、さらに冒険小説の新しい時代の到来を肌にびしびしと感じさせてくれる。

 雄々しく、しかも家族愛、友情、なども優しく感じさせてくれる現代のエンターテインメント。荒野のディック・フランシスと呼ばれる本シリーズのうちでも、相当にスケールアップした冒険小説の世界に生き生きと甦る、馬上の等身大ヒーロー・ジョー・ピケットんの他を寄せつけない活躍物語に新しい読者がさらに急増することをぼくは願ってやまない。
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No.1:
(5pt)

男の哀しみなどどれほどのこともない

出版社が変わってワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズの新しい翻訳が刊行されました。信頼する訳者による翻訳ですので、出版社はどこでも構いませんね。ということで、「発火点 "Breaking Point"」(C.J.ボックス 創元推理文庫)を一気に読みました。
 娘の友人の父親ブッチ・ロバートソンと山中で出会ったジョーは、違和感を抱きながら別れてしまいますが、その後ロバートソン夫妻が持つ地所から米国環境保護局の捜査官二人の射殺死体が発見されます。その捜査官たちは、その地所の工事差し止め文書を送達しに来ていました。
 そして、ブッチが彼らを殺害し、山へ逃亡したことが疑われ、地元保安官事務所、環境保護局、FBI、(州知事までが馳せ参じて(笑))による大規模な「マン・ハント」が始まり、先兵としてジョーも積極的に巻き込まれていきます。
 著者あとがきによるとアイダホで起きた「権力対2人の民間人」によるある訴訟がベースになっているそうですが、ストーリーの骨格がしっかりしていると伺える所以だと思います。中盤からは、小体なスリラーからダイナミックな筋立てを持つストレートな冒険小説に変貌し、謎解きもあり、読ませます。いつものワイオミングの美しい自然、エルクを筆頭とする多くの動物たち、ドローンが飛び、高射程の狙撃があって、引き起こされる自然災害の果てに、「逃亡者の峡谷」(2002年刊行。翻訳は、2019/12月)の"Savage Run"でのエキサイティングな逃避行がプレイバックされます。ある意味、邦訳の順番も相応しい。
 ジョーは、メアリーベスと3人の子供たちを持つよき<家庭人>としての側面を見せつけながら、「自警の論理」に基づくウェスタンの伝統的な血脈を継承しつつ、いつも規則も法律も超えたところでしっかりと筋を通そうとします。物語の中で言及される「ワイルドバンチ」のような”滅びの美学”を見せることもありません。
 2018年11月に読んだ「鷹の王」に引き続き、あの"Falconer"も登場しますよ。(今回は、郡のあちこちに死体がころがることもありません(笑))不満があるとすれば、今回もまた少し「敵」側が弱く、カリカチュアライズされ過ぎているようにも感じますが、それもまた一つの技巧なのだと思っています。
 ワイオミングの大地、森林が一旦破壊されても多くの労苦を伴いながら再生していき、そのことが一人の少女の再生を励まし、寄り添うことを明確にシンボライズしています。
 これからを生きる少女たちの「再生」という名の大いなる希望に比べたら、ジョーやブッチやネイトの男の哀しみなどどれほどのこともない。
発火点 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:発火点 (創元推理文庫)より
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