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騎士団長殺し



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騎士団長殺しの評価: 3.46/5点 レビュー 721件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全721件 401~420 21/37ページ
No.321:
(2pt)

残念な作品

小田原に住んでいます。
この作品で彼のノーベル賞受賞はかなり遠のいてしまったと思います。
今まではそれほど気にならなかったのですが、この作品では表現がとても白々しいと思うことがしばしばでした。安っぽいメタファーが多すぎます。まるで現実の苦悩のようなものが感じられません。それから、伊豆高原の療養施設から地下通路を通って祠まで戻ってくる記載は、現実のものとして描かれています。これはいかがなものでしょうか。どんなにファンタジーが織り込まれていてもいいと思いますが、それを現実の世界の出来事と混同するのはどうでしょうか。この小説で一体何が言いたかったのでしょうか。本当につまらない小説で、その舞台に小田原を使うな、と感じました。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.320:
(5pt)

サザエさんに匹敵する偉大なるマンネリ

つまらないとか面白いとか、もうどうでもいいんじゃないでしょうか。
日曜日の夜になるとサザエさんを見るように、村上春樹の新刊が出たから買う。
サザエさん見ないと日曜日が終わらないように、村上春樹の新刊出てるのに買わないなんてありえない。
いつもどおりの光景、いつもどおりのストーリー、いつもどおりの比喩。
ああ、安心した。いつもの村上春樹ワールドだ!
それでいいじゃないですか。それ以上のことを期待してはいけません。ましてや「面白さ」なんて期待してどうする?
文学性とかエンタメ性を期待するなら、他をあたりましょう。
この本に期待すべきは「いつもどおりさ」です。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.319:
(5pt)

これぞ村上ワールド

最初のページから、いきなり村上ワールド。
一体どうなるかとハラハラしながら読んでいくと途中でやめられない。
やっぱり面白い。さすがの村上春樹でした。この作品を読んで、また過去の作品を読み始めました。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.318:
(4pt)

笑える小説

所々突っ込みを入れたくなるような場面や描写はあるけれど、笑える小説として読めば皆が批判するほど変な作品では無いと思う。
村上さんの作品て、可愛らしくて私は好きです。うん。可愛らしいという言葉が私の中では一番しっくりきます。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.317:
(2pt)

残念だった…

この本のテーマは、ドンファンが騎士団長を殺す話。ドンピシャではないの。監視団がいつもいる。その監視団長に命令され、大虐殺を書く。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.316:
(4pt)

面白かったし良かった!!

やっぱりというか、駄目だしをされている人が非常に多くてびっくりしました。だけど、あえて言わせてもらうと非常に面白かった、と思います。メタファーの部分なんかおおよその人が安っぽいということを言われていますが、私もメタファーが非常に多いなあとは、感じたけど、非常にわかりやすいし、面白い比喩だと思いました。それにそれがあった方が情景は浮かびます。一つ言えることは、作者も年を取り、円熟味を増してきているので、それ相応の書き方だと思うのです。それは、それでいいと思います。だから主人公を30代に設定するのではなく、もっと年上であっても良かったのではないでしょうか。
 最後にもっとも感動したメタファーですが、将棋の駒がドミノ倒しのように倒れるように、一つの理由が次の理由を引き起こして最終的な物事の結果となる。だけど、その最後の時には、最初の理由なんて、もうどうでもよくなっている、というような比喩があったのですが、その考え方とか書き方とか本当、素晴らしい、と思いました。年を取った今だからこそ、書ける思想であり、文章であるような気がします。今、手元に本がないので、正確な文章は記載できませんが、そのようなことが書いてありました。
 大きなストーリーの横っちょに、ちょっとしたそういう思想を感じ取って読んでいくと感化されるものは必ずあるし、いつも思うことだけど小説の中に出てくるクラッシック音楽なんか聴いてみると、非常に良いのが多いです。そういう楽しみ方が出来るのは、村上さんだけなんだよなあ。。。。だから私は星よっつだし、今後も必ず読むし、頑張って長編もどんどん書いていって欲しいと思う読者です!!
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.315:
(5pt)

満足です

満足。
久々に村上春樹の世界に浸ることができました。満足です。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.314:
(1pt)

こりゃ、ノーベル賞もらえるな!

日本大嫌いな、大江健三郎に与えられたノーベル賞。この小説の「南京大虐殺40万人」の語りで、受賞確実ですね。こういう作品にこそ権威を与えてしまう白人至上主義の狡猾さや、それをまた利用しかねない(いや、絶対利用する)中共など、ヘドが出てしまう。純粋な作品批評ではないという思われる方もいるかもしれないが、(少なくとも)著名な作家の作品が、書かれた時代背景と共に語られることは、多くの文学の歴史において当然であり、この先のこの作品のありようが、現代社会において、このような影響を与えるかもしれないことを予測的に、また批判的に書くこと自体は許されると思う。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.313:
(5pt)

調子イイほうの村上春樹

画家やってる結構いい年のおじさんが小田原の山中でてんやわんやする話。
離婚、失踪、穴、戦争、セックス、古い音楽等、お馴染みのアイテムがちりばめられ、往年の村上ファンには思わずニヤリとする場面が盛りだくさんです。
四次元射精というトリッキーな技が出たときは笑ってしまいました。
相変わらず旨そうなメシもでてきます。

メンヘラ大集合のノルウェイの森みたいな作品は受け付けないのですが、本作はいわば冒険活劇であり、世界の終わりとハードボイルドワンダーランド、ねじまき鳥クロニクル寄りの名作だと思います。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.312:
(5pt)

懐かしい

小学生の時読んだコロコロコミックのドラエもんが小説化された感じでした
80cmの騎士団長が出てくるくだりは、まさにドラエもん 
「どこでもドア」で家の床の穴から裏庭の穴に移動出来るようです
漫画の作者は「ドラエもんは子供たちの持つイデアだ」と言ったとか言わないとか
とにかく子供時代を思い出させてくれる名作です

ちなみに藤子不二雄のキテレツ大百科のコロ助が語尾に「~ナリ」をつけて話していましたが騎士団長は語尾に「~あらない」とつけて話すところもgoodです
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.311:
(5pt)

集大成かも

「騎士団長殺し」既に2回目下巻突入。
村上春樹を第一版のリアルタイムに原文で読めるのはホント幸せ。メタファー大好きな村上春樹の集大成のような作品。「穴」「喪失」「メタファーキャラ」「音楽」「車等のアイテム」などのお馴染みなものは健在。これらはミックジャガーがサティスファクションを今も歌うように村上春樹には無くてはならないもの。
画家の絵描き描写は流石、世界的な文学者、「ねじまき鳥」の皮剥シーンを思い出した。
ストーリーテリングは自分も体験、いつか感じたような懐かしい記憶を呼び起こし、スーッと本に入っていける。
「世界の終わり」のような読後感でとてもお気に入り
しかし、現実に戻るには山から帰ったときのように時間がかかりそうだ。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.310:
(3pt)

集大成的な最高傑作、、、は次作に期待!

第一部は素晴らしく、『おっ、これは集大成的な最高傑作になるか』と読み進めましたが、2部になって、ふわっとした話が増え、後半よく分からなくなりそのまま終わった感じです。

1部だけなら星5つ、2部が2つなので間をとって3つにしました。

構成力や表現力は、日本人作家としてはズバぬけてますが、過去の作品読んでない人にはよく分からない描写が多いですし、ファンには既視感が多く、後半の『イデア』や『メタファー』の連発はちょっと辛かったです。

あと、ムダな(に思える)性描写多いのも、ちょっとウンザリでした。

次作を楽しみにしてます。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.309:
(5pt)

間違いなく春樹の最高傑作

交錯する一見脈絡のない伏線の物語が徐々に織り成す全体像。ミステリアスな登場人物たち。まったく予想がつかないが展開に説得力のある語り口。1Q84のような大胆な飛躍的比喩表現は影をひそめたが、リズム感は健在。今回やや落ち着いた感のある文体は次のレベルに昇華された気がします。まだ前巻を読み終えたばかりですが、確実に春樹の最高作品だと言い切れます。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.308:
(5pt)

言葉の進化?

騎士団長殺しの第一部のサブタイトルは顕れると書かれてアラワレルと読ませている。従来アラワレルは「現れる」か「表れる」が普通と思うていたが、あえて「顕」を使用した理由は何故か?
検索すると善行が顕れる意味で常用外である。
将来の試験で「アラワレルの漢字を書け」という出題に「顕れる」が正解になるか議論されるだろう。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.307:
(5pt)

装丁の副題のフォントが周りと調和していないので違和感を感じる。まるで上下で色の違うブラとパンツのように。

私はプジョーに乗って近所の本屋に行くと発売されてまもない「騎士団長殺し」第1部、2部をまとめて買った。手持ちのお金がなかったのでデビットカードで支払いを済ませた。そして近くのスーパーに寄り妻に頼まれていた買いものをしてから帰宅した。
 「おかえり」妻はキッチンのテーブルに座り読書をしていた。棚にあるブックシェルフ型の小さなスピーカーからはビル・エヴァンズのワルツ・フォー・デビーがとても小さな音で流れていた。そんなに小さい音ではスコット・ラファエロのベースの音が楽しめないのに。と私は思ったが声には出さなかった。
 私はスーパーで買って来たハムとレタスとピックルスを冷蔵庫に入れ、カバンの中から「騎士団長殺し」を取り出し妻に誇らしく見せた。猫がどこかで拾って来た蛇の死体を誇らしく飼い主に見せるように。
 妻は本を手にするとぼんやりと表紙を眺めて言った。「意外と安っぽい装丁ね」。「意、外、と、安、っぽ、い、装、丁」と私は繰り返した。
 私は妻から本を受け取ると装丁を注意深く観察した。レンタルビデオ屋でアダルトビデオを吟味する青年のように。そこには確かに言葉では言い表せない違和感のようなものが感じられた。しかし、装丁のどこにその違和感があるのかはしばらくわからなかった。それでもずっと眺めていると、自然とその違和感が浮かび上がって来た。そう、違和感が「浮、か、び、上、が、って、来、た。」のだ。
 「第1部顕れるイデア編」という文字が浮かび上がっている。印刷の組版を学ぶ専門学生がフォトショップの授業で初めて文字に装飾を施したような安っぽいドロップシャドウが文字を浮かび上がらせていた。なぜ選ばれたのかわからないまま主役を演じる女性アイドルのようなフォントはドロップシャドウによりさらに存在感を増していた。
 そうなるといろんな部分に違和感を感じてしまう。丁寧に描かれた剣まで安っぽく感じてしまう。斜めに傾いた「殺し」まで安っぽい意図を感じてしまう。あんなに楽しみにしていた春樹の新作がとても安っぽいものに感じられる。
 「やれやれ」私は一旦、本をテーブルに置き冷蔵庫をあけて先ほど買って来たハムとレタスとピックルスでサンドウィッチを作り、コーヒーを淹れた。
 「私も食べる」と妻が言うので、サンドウィッチとコーヒーをトレイに載せてテーブルへ運んだ。するとテーブルにコーヒーを置こうとした瞬間に手を滑らせてしまい、コーヒーをこぼしてしまった。こぼれたコーヒーはテーブルに置いていた「騎士団長殺し」を濡らしてしまった。妻はあわてて本をテーブルから取り上げ、コーヒーで濡れた表紙を外した。妻はしばらく表紙の外れた本を眺めてから私の方を向いて笑顔を見せるとこう言った。「中身もイマイチね」。
 「とても悪いと思うけど、君と一緒に暮らすことはこれ以上できそうにない」私は静かな声でそう切り出した。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.306:
(5pt)

意識の深い部分に届く作品

春樹さんを批判するほうが、評価するより、ずっとカッコよく見えます。

実際に、いくらでも批判できる立ち位置の作家ですから。

特に最終盤は、見方が多様化しているので、
批判されても仕方がない、批判覚悟でご自身の考えを書かれているようにも思います。

芸人の方が、春樹さんを厳しく批判されているのをテレビで拝見して、
それは仕方がないと思いました。

春樹さんの作品を僕自身もどこまで理解できているのか、
未知数です。

ただ、芸人の方のような人気稼業でたくさんの人を合い、
わかりやすいコメントを求められ、
たえず意識の表層の顕在意識を要求されている方たちが、
意識の深い部分で通じて作品を紡いでいる春樹さんの作品を
どこまで深い意識で読んでいるのか、僕にはわかりません。

現在は、すぐに、面白い、面白くないと即断で
決める時代です。

だからこそ、何かの事情で、人と会えないような
状況の方が、この作品をどう読んだのか、
気になる部分はあります。

たとえば、入院されているような方が、
この作品をどう読んだのか、
孤独と向き合い、意識の深い部分でこの作品を
読んでいる方には、この作品の真意と深意が
読み取れるような気がします。

先ほどの芸人の方が、何かの事情で入院したりして、
面会謝絶の状態で、この作品を読んだ時、
どのような所感を持つのか、興味があります。

私もこの作品を読んでいる時、できるだけ最小限の人にしか会わず、
この作品と自分との対峙を試みました。

自分自身の心の井戸は、まだまだ浅いですが、
それでも、なるべく、井戸の深い部分で読もうとしました。

いくらでも人に対して横柄になれるような春樹さんが
日本で最も批判される作家でありながら、
いまだに心の雑味を付着されることなく、
ピュアにして、意識の純度の高さをより上げて、
共通無意識の井戸を深く、深く掘り下げている姿勢には、
私自身、共鳴しています。

年を重ね、老獪になるのではなく、
地味に誠実に作品を作り続けている姿勢に
強いあこがれを感じています。

時間を置いて、再び、この物語世界の深くを流れる
共通無意識の川を読み取りたいと思います。

できれば、人のいない孤独な環境の中で。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.305:
(1pt)

第1部だけでも辛かったが、第2部に至っては悲しくなってしまった。

第1部を、えっ、これは何だ?
本当に村上春樹さんの作品?とつらい思いで読み終わって、第2部を読み始めた。

きっと、第1部をひっくり返すような展開が待っているはず、ここで読み終わってはいけない。
そして、第2部を読み終わって、もう、悲しい気分しかない。

ただ、通り過ぎのようにに出会っただけの白いスバル・フォレスターの男に対して、かくも敵意を持って描かれるのか?
なぜ、あれほど少女の胸のふくらみに言及しているのか?
免色さんが描き切れていないから満足感がないのかも。

まったくもって残念としか思えない。
なんとか、村上春樹作品に期待を持っている読者に対して、第3部を書いてほしい。
あまりに、刹那的に描いたようにしか思えない第1部、第2部を救ってほしい。
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編より
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No.304:
(5pt)

68歳の村上春樹が語る「人と人との繋がり」の意味を問う深遠な物語

「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」を昨日(H29.3/24)に読了した。68歳になる村上春樹さんが、「人と人との繋がり」の意味を問う深遠な物語だというのが、第1部を読んだ印象だ。また、「私」という一人称になっていること、語り口が極めて静謐であることに、少しばかりの驚きを感じた。そして、語り手の「私」と主人公格の「免色」が、協調し協力している姿に、村上春樹の世界に新しい風が吹きこまれた気がしている。第2部への期待は高まる。

村上春樹 略歴
1949年(S24年)1月12日生まれ。現在68歳。1979年(S54年)30歳のとき「風の歌を聴け」でデビュー。「騎士団長殺し」は、14作品目の長編小説。他に、短編小説集・エッセイ集・紀行文集・絵本・主にアメリカ文学作品の翻訳書など、作家歴40年で170冊近い作品を残している。代表作に、「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「ねじまき鳥クロニクル」「海辺のカフカ」「1Q84」(長編小説)、「中国行きのスロウ・ボード」「TVピープル」「神の子どもたちはみな踊る」「象の消滅」「めくらやなぎと眠る女」(短編小説集)、「グレート・ギャツビー〔フィッツジェラルド〕」「キャッチャー・イン・ザ・ライ〔サリンジャー〕」「ロング・グッドバイ〔チャンドラー〕」「愛について語るときに我々の語ること〔カーヴァー〕」(翻訳書) など。(kurokuro編)
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.303:
(1pt)

南京事件、ありまあ~す!!(笑)

死体はなまずが食べたとかw 村上大先生の体を張ったジョーク、大いに笑わせて頂きました(笑)
しかし大先生、抽象主義も安倍公房の足元にも及ばず、エロ描写も三島由紀夫のエロティシズムどころかエロ同人以下。
むしろラノベ作家に弟子入りしては?

真面目な話、ライトノベルだってこれよりは内容が密だと思いますよ。読んでいる間、あまりの軽薄さに吐き気さえ覚えました。
ちなみに昭和の文豪と言うと谷崎潤一郎、川端康成、石川淳、安倍公房、三島由紀夫、遠藤周作、安岡章太郎など思い浮かびますが、これらの著作と騎士団長を読み比べてごらんなさい。
あるいはカフカ、サルトル、カミュなど海外の文豪、そして現在ノーベル賞候補とされるミラン・クンデラでもいい。あまりの内容の落差、文章の密度の違いに愕然とすることでしょう。こんな薄い内容でよく一冊二千円もふんだくれますね。お金返してほしい(笑)。これに高評価つけてる方々は共〇党や民〇党にお金でも貰っているのかな(笑)。同時に買った皆川博子コレクションのほうがずっと文芸小説として成立してる気がします。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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No.302:
(5pt)

村上春樹の最高傑作です!

1Q84が自分としては期待外れだったので今回はあまり期待せずに読み始めたのですが、、驚きました。
これまでの作品と比べると、けた違いに素晴らしかったです!
間違いなく最高傑作と言えます。
文体の美しさ、面白い比喩、人物の内面の描写、ストーリーの面白さや進行のリズム、どれをとっても文句のつけようがありません。
ユング派心理学者の河合隼雄からの影響も感じ取れました。
今回も同じモチーフの使い回しという批判をしている人もいますが、それは芸術活動において見当はずれな批判でしかありません。
それは例えばクロード・モネはいつも同じような風景を同じような感じで描いているからダメと言っているようなもので、「自分は作品の違いを感じとるセンスが無い」と言っているようなものです。
私は風の歌を聞けから今作まで全て読んできましたが、作品ごとに村上春樹の内的な世界、精神が確実に癒されていき、
成長していっているように感じました。そういう観点からも今作はひとつの重要な到達点のように感じました。
村上春樹の作品で何か1つオススメするなら、今後はこれを選ぶと思います。
そしてこれほど完成度の高い小説を書いた後、次はどんな小説を書くのだろうと気になっています。

アマゾンで低評価レビューがつけられていますが、これは
作品の中で南京大虐殺があったという話をしているから、
ネット工作員(彼らは自◯党が雇ってるバイトです)が仕事として低評価レビューをしているだけでしょう。
おそらく彼らは本を読んでないと思います。
騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編Amazon書評・レビュー:騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編より
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