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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 1~20 1/11ページ
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読んでいて色々と突っ込んだ中で、半分以上を占めたことは、「テメエ都合いいな」だ。そしてラスト50ページから圧倒的になったのは「気持ち悪い」だ。これは、テメエ都合いいなが一歩進んでの感想なので、テメエ都合いいなでもある。 登場人物たちが(主に主人公)客観的に物事を見ることができる人ですよ、的に思わせるように説明されるが、いやいや違うなあと思うし、リアクションに囲まれる現実世界ではそういうリアクションに囲まれた生活になるのに、まあ都合良い環境にリアクションに身を置き続けられるもんだ!主人公の妄想なのかな?、とも思うようにして最後まで読み進めた。読んですぐに否定的な感情だったが、こういう外に感想を言うなら最後まで読まないとダメだよなと思い、読み切りました。 ここからも批判的なことが続くので、少し補足です。自分は20年以上前の若かりし頃、春樹の小説で読書習慣がつき、多くの春樹作品を読みました。けっこうな数を読みました。そして、数冊を読んだ時、ほとんど何も作品のことを覚えていないし、なんか似たような感じだなと思い、10年ぐらい前に読むのを止めて、久しぶりの春樹でした。 ダメだと言われていたり売れてもいない小説なら、わざわざ書かなくても良いかと思いますが、真逆の状況ですので、こういう人もいると読み終わった感想を書いています。 で、小説ですが、いるんだかいないんだか?というおなじみの存在がいて、それが成り立つ手法と言えばそうなんですが、 細かく説明しているようで、そこはちゃんと言わなんだが多い。大きすぎず小さすぎずそこにあるべき大きさ、的な表現を大事なもので使い、他のものを具体的な数値など書く、そこまで細かくなくていいよとするのに。 大抵は見えないものの存在を明らかにしない、そういう行動をしない。都合よく自分解釈を展開し、そういうものなのだ!と自分解釈をひたすら展開し、周りも都合よく成り立っていく。 宗教勧誘のプロフェッショナルに「なんで神様は見えないの?分かるという痕跡を残さないの?」と聞いた時の返答のオンパレードといった感じだった。 何かを表現するときに完璧がしばしば使われるが、そんなこと使う人っている?特に自分は社会で優れていない普通だ的な立ち位置を言いながらなんですが、そういう人が完璧って説明するのって、すごく自己中心的な人だと思うんですが、その人を表現している状況は、慌てることが少なく 気取ってんなよ!というぐらいの人物。 それぞれはあっても変じゃないが、これとこれが同居するのは都合良いだろ!がすごく気になるし、高い文章力が、読んでいる側をケムケムさせることに費やされ、気にならない人はいるのかなあ?と思ってしまうし、そういうのが不快感につながる。 ケムケムは、もっと別な言い方がありますが、都合が良く、高尚でもなんでもない ケムケムぐらいがふさわしい。 文章は読みやすいし、イメージ湧きやすい例えもあるし、何より都合いいな!は、若い時には希望もあってありでは!とかもあるので、ある程度変わらない春樹作品では、自分が当たり屋なのかな とも思うので、また10年ぐらいは近づくことはない。あとは、短い絵本ならこういう不思議も自分には受け止められるのかな。 | ||||
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明らかに「積み残し」があるので、直接の続編ではなく、村上春樹という作家の歴史の中で、次にどう繋がるのかが気になります。 単体の小説としては、あまり人に勧めたいとは思いません。これを読むならねじまき鳥を勧めるかなと思います。 | ||||
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もともと、南京大虐殺は懐疑的だというのが根本にあるにもかかわらず、当初、中国でさえ30万人と言ってた数をなんで40万人に増やすんでしょうか。 アイリス・チャンが言い出した数に同調したんでしょうか?? 村上春樹は中国の回し者??? 好きだっただけにショックです。 | ||||
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4時間くらいで全編読めます。途中のクドクなりすぎた展開の説明と飽き飽きするようなジャズ、ロックやポップスにクラシックの引用、滑りっぱなしのつまらない比喩を多用する部分はすべて飛ばして読んだほうが健全です。飛ばされたところには何の意味もありません。 スプートニク辺りからガクッと力が落ち、1Q84では比喩がごみ溜めの反吐くらい臭くて耐えられなくなり、ライフワーク的に「妻に逃げられた男の奇妙な幻想譚」が、舞台の小道具を少し変えただけで何度も使い回して焼き直されるだけとなり、やたら縦穴と横穴を這いずり回って脳内幻想を飽きるほど書き連ね、あげくのはてに何種類もの女のクリトリスと男の射精(モロだしAV小説か)の虜になってしまった村上春樹さんの「もうこれ以上恥をさらすのはやめてー」の老害的駄作でした。 この人の初期の作品は、文体はグダグダですがプロットが新鮮なので、かえって英訳で読むとすばらしい!と感じてました。風のおとからの鼠三部作、ワンダーランド、クロニクル。どれも世界水準の傑作と言えます。ところがそのあとが転落の一途で涙涙涙!大江、夏目、谷崎、森などの文豪は筆致衰えることなく様々な展開の妙と思索をもたらしてくれる極上品でしたが、春樹さんはいつの間にか階段を踏み外し、頭と股間を何連発かで打撲したのか、二流作ばかり発表した結果、生涯打率は3割を切り「文豪」の地位を失ったのです。悲しい! | ||||
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村上作品が好きだから、こう思いたくないんだけど、やはり読み終わった直後に残るものがなかった。 短編くらいの余韻しか残っていない。 と言っても、ファミリーアフェアとか納屋を焼くとかUFO釧路に降りるとか、著者の短編で鮮烈なものは山ほどあるから、スケールとして短編くらいの余韻だったということになるんだけども。 1Q84の時にも、ん?と思う部分はあった。 けど、それはあくまで無視できるレベルで、今なんか聴こえた?くらいの小さな声だった。 それを上回って心が動かされるダイナミクスが絶えずあったから。 この、ん?は、多崎つくるで更に大きくなる。 多崎つくるで具体的に物語を信じきれないかもしれないと思った部分に、主人公がSNSから、友人たちを導き出すってことをしないまま今の歳になったということがある。 そういったことに疎いからと理由が描かれていた。 いくら疎くても、心の中の比重を大きく占めるものに対して、その疎さ何年も機能するかな、と思った。 こだわらなさすぎなような、と思った。 けど、それも一巻しかないわけだし、こういうのもいいと思えた。 1Q84についてはすごく良かった。 良かったけど、村上春樹が作者としての意図を放棄して、なんでも起こりうる無意識と対話して書くことによって、より深い物語の構造を掬い上げようとしていることがわかる分、ゆくゆく物語のもつディテールが溶けてしまうことが今後あるだろうなとも感じた。 ディテールが溶けるということは、現実の持つ不便さも同じ分失われてしまう。 そうするとゲームの難易度が低くなって行く。 でも、無意識の中で経験した物語がそうなのだとなってしまったら、読者はそれについて行くしかない。 1Q84がそういう作品だとは全く思わない。 ただ、世界の終わりや、ねじまき鳥クロニクルを浮かべて、比べた時に今後そうなって行くこともあるかもな、ないかもな、とうっすら思ったくらいだ。 全然問題にはならないレベルだった。 今回は、それが目立った。 ネジが程よく緩んだ点検前の乗り物に長いことのってる感じ。 決して駄作とは思わない。 特に病室からの道行はアグレッシブで力がある。 導入も好きだし、前半に出てくる絵画論もリアリティを感じられる。 免色さんの肖像画が、免色さんの描いてはいけない部分を描いているというのも共感できるものがある。 けど、どれもそれを過ぎると、本当に過ぎたままになる。 日常と同じで。 大体の謎は、現実では追い切れないままで終わる。 それと同じことが起こる。 別に伏線がフィクションの世界の中で回収されて種明かしして欲しいとは思わない。 だけど、想いは回収されて欲しい。 今回は食らいついた後に手離れして行ったものがたくさんあった。 その全てと引き換えにできる日常を手にしたからというのはわかる。 実際そうだと思う。 しかし、物語として読むと、根本的なこだわらなさみたいなものが感じられてしまって、結果としてネジが緩んだままの物語という印象を受けた。 そこかしこから、蒸気が漏れて上に吹き上がらないというか。 上下巻となるとファンはどうしても期待してしまう。 これが一巻に収まっていたら違ったのかもしれないけど。 とはいえ、これは通読して、読了した直後の感想だからもっと時間が経って心の中でこの物語を思い返してみたらだいぶ印象は違うと思う。 足りないと感じたところが補完されやすい物語でもある。 ただ、これぞ村上春樹!という感じではない。 | ||||
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海辺のカフカに続きタイトルに興味をもって読みました。カフカは少年の成長、騎士団長は青年からの成長物語をファンタジー仕立てにした小説なんでしょうが、異国での当時のストーリー展開でもあるやと思いましたが…得になく、長いだけで何の面白みも深さもなかったなと…カフカとか騎士団長とかの単語に乗せられて仕舞った!感 大!!。 | ||||
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「騎士団殺し」は4巻で構成されているが、自分は第1巻目でもういいやと次へ進めなかった。 これまで村上春樹の小説は一通り読んできて、好きな作家のひとりではあるが、今作は非常に残念。 1Q84までは楽しめたが、今作はニヤリとできる部分が皆無だった。 誰もがピークを過ぎることは避けられないけれど、主人公は36歳設定で、作者は当時70歳目前。 過去の作品に比べると、主人公に若さがなく、煌めきがない。 老いを認めないアイドルが残念なように、自分と同じくらいの年齢の主人公を書けないというのも 限界を感じざるを得ない。 | ||||
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1Q84と同じく、出だしは引き込まれ、ある程度まで一気に読めました。 ただ、途中から主人公にとって都合が良すぎる展開が続き、人間関係、出来事、回想、セリフ、必然性、関連性、全てに現実味が無い。 最も不可解なのは、この著者の世界の女性はなぜ痴女しか存在しないのでしょうか。女子中学生すらもです。 比喩とリフレインがクドくて、敢えて読む気を削ぐ作戦なのかと思わせる程(中には秀逸な比喩や背景描写もあるんですけどね) これが村上ワールドといえばそうなのでしょうけれども、 意味のない話を、さも意味ありげに煽っておいて、結果やはり意味のない 「騎士団長殺し」ミステリアスで狂気じみたタイトルを生かせる程深く練られた話ではなかったのが残念です。 | ||||
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村上春樹の長編小説は殆ど読んでます。 で、この作品、読んでいて 〇人が出てきて、またか! って思ったら、同じ様なストーリーの建付け。 いや、人物は皆魅力的だと思いますし、話自体面白くなくは無いですよ。 春樹さんの、人物描写、状況描写、メタファーならなんやら、これは小説で活字を読んで楽しむ話で、映像化したらちっとも面白くないんだろうなーってつくづく思います。 そうすると、商業的にどうなの!? って思います。1Q84然り。 しっかし、もうネタが無いんですかね。。。全然脈絡なく現れた人物がその後ずっと引きずったり、いやそういう人に意味付けするの、上手いとは思いますけど、ちょっと強引かな。 なんか、今までの話のピースを集めて再構築して、新たな人物を登場させて。。。 結局ストーリーの核心を表現の嵐でぼやけさせて、またまた消化不良で話は完結します。 世にも奇妙な物語風な、超自然的な性的事象が絡む、中途半端なファンタジー。。。 そう、性的描写は、オヤヂ向け週刊誌的で良いんですけど、そこから飛躍しすぎな点は相変わらずでございます。 もうお腹一杯かな。 | ||||
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商品が早く届いたので嬉しかったのですが、新品かどうか疑わしいです。本の角という角が摩耗していましたが、これに関しては仕方ないかなと思っています。ですが、ページをめくる前から開いた後がついていたり、本の中身に食べ物と思われるシミがあったり、カバーの淵全体に毛羽立ちがありました。中古を注文したのかな?とも思いましたが、購入時は新品との記載がありました。私の勘違いでしょうか? | ||||
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村上春樹の小説はよく読むけど、この小説はエンディングまで読者に面白く読ませるパワーが欠けてる気がした。というより、以前のパワフルさを考えると、ガス欠気味な感じがした。やはり小説を書くには体力が必要で(本人はよく走ってるけど)年には勝てないか。読み返す気もなくて、売った。 | ||||
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南京事件や南京大虐殺?もちろん不幸な出来事はあっただろう 戦争のルールを無視したゲリラ(便衣兵)が跋扈する市街を制圧するとなれば、市民の犠牲がゼロはありえない 喩えは悪いが、交通事故と同じでゼロにはできない (相手がゲリラではなくても虐殺は起こる。中国が故意に起こした通州事件や、チベットへの侵略もそうだ) だけど、40万? 中国でさえ(朝日新聞記者の本多勝一が、中国側から提供された情報と写真を裏付け取材せず発表した犠牲者数から、さらに盛って)30万なのに? どこから出てきた数字なのか・・・この本が翻訳されて海外で読まれて既成事実として広まったら「ショーセツのキャラの話ですからw」で済まないんだが・・・ というのが、免色の電話やイタリア料理店での会話を読んだ時によぎった感想 それまでは「1Q84より面白いじゃん」「まりえちゃんみたいな少女の描写はやっぱり上手いな」「雨の匂いとか空気感いいよね」「やっぱりスパゲッティだよなー」と楽しんでたけど、吹っ飛んだ 繊細なピアノ青年が戦争という災禍に巻き込まれて潰された。そういう悲劇性を書くなら他にいくらでも書きようがあるのに、なんであんな雑で偏った歴史考証で書いて物語の流れをブチ壊すのか・・・。「ねじまき鳥クロニクル」でのノモンハン事件の取り扱いと比べても、あまりにも雑な書き方 「南京大虐殺はあったんだ!」と主張しないなら、ちゃんと調べて書けばいい フィクションだから、架空のキャラが作中で言ったことだからという予防線で逃げ道を作って根拠のない風説を流布するのは歴史に誠実じゃないし、こんな形で作品を汚したのは失望した 過去の好きな作品は今でも好きだし、この作品も気に入ってる部分はあるけど、もう以前のような宝物ではなくなった。本当に残念。 | ||||
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1巻目から通しで読了したのでレビュー。 村上春樹の小説は有名なものはほとんど読んできたと思います。「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」あたりから作品の勢いを感じなくなりました。今作も、長いもののいまいち盛り上がりに欠ける印象です。 冒頭のプロローグの伏線が回収されるのがかなり終盤で、しかも回収というよりは辻褄合わせな感じで、そこまでの流れも長くてだれました。 井戸やメタファー等のシンボルも今までの村上作品に繰り返し登場してたテーマで、過去作品をバラしてつなぎ合わせた模造作を読んでる感覚です。 免色の謎はほぼ丸々残されており消化不良。この物語のキーマンと思われる人物なのに、内面に迫る描写があまりにも少ない。まりえのことも守ろうとするわけでもなく害をなすわけでもなく、その辺の葛藤も見えないので中途半端です。これじゃただの変態覗き魔でしかなくてかわいそうです。 免色以外のキャラもあまり生き生きと描かれてなくて愛着を持ちづらいです。 村上作品は特徴的で魅力的なキャラクターが多く、そこが気に入って愛読していたので今作は残念でした。 | ||||
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これまで、作者の本が好きで読ませて頂いておりました。 今回も、冒頭のワクワク感から、夜の東京から車に乗って旅に出るまで(本当に冒頭)は、読みやすく、すぐ場景が目の前に広がる、村上春樹作品でした。 しかし、ページが進むにつれ、細かに描写すべきところが省略される一方で、冗長な描写説明が続き、これは本当に村上春樹自身が描いている作品なのかと思いました。 第一部上下を読んで、あまりの話の稚拙さに、これは村上春樹風にした別の素人作家が書いたのではないかと思える非常に残念出来なので、第二部を購入するか非常に悩んでいます。 | ||||
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村上春樹さんの村上春樹さんによる村上春樹さんのための小説。それ以上でもそれ以下でもない。 彼は、いつかのタイミングでデタッチメント(なにごとにも執着しない、ただの視点)からコミットメント(行動)へと変わった?変わる?と言っていたが、本作の主人公はいつも通りの受け身だ。誰かが主人公になにかをする→主人公へ関連性が発生→主人公は行動せざるを得ない。これのなにがコミットメントなんだろうか? 村上春樹さん的に言えば「彼は肩をすくめ、やれやれ仕方ないといった様子で、嫌々な雰囲気を隠そうともせず、スツールから腰を上げた」程度のものだろう。 私は意識的、無意識的に関わらず行動には責任が付随するものだと考えている。 彼は、作中で「買い手責任」なる言葉を遂に発した。それは、彼の作品の読者が常々感じてきたことだ。言葉を代えるなら「読み手責任」を堂々と宣言した。どう読んで貰っても結構、私には責任はないと言っているのだ。 私は芸術家の類いに責任を取って貰うつもりもないし、取れる資質がないことはわかっている。 だが、それをわざわざ言葉にするのは、ヒトとしてどうかと思う。 ある側面では、彼は超えてはならない一線を超えた。 もしかすると彼の言うコミットメントとは、歴史の一端に触れることを示唆しているのかもしれない。本作もナチスと南京虐殺、そして物語とまったく無関係で被災者を不快にさせる可能性が高い東日本大震災を最後の最後で持ち出した。 歴史にはコミットメントしようもない。もう起きたことなんだから。それとも彼は歴史の責任を自らが負いますと言っているのだろうか? いいや、そんなことはない。 彼のモチーフが徐々にコミットメントへ向かっていることを匂わせているだけだ。 イメージ先行の政治家とほぼ変わらない。 次の作品を期待させることだけが、彼の目的なのだ。そして、見事にそれに成功している。 「伏線が回収されていないから、第三部があるかも」とか、巧妙に仕掛けられた罠に、見事引っかかっている読者が少なくない。 今回、コミットメントを匂わすために御都合主義的に「娘」かもしれない人物を登場させたが、育児のシーンの軽いこと、軽いこと。ペラペラ、というか、もはや嘘。 彼が子育てしていないことは、ほとんどの読者は知っているし、おそらく誰もそんなシーンを描くことを期待していない。 彼はストーリーテラーとして一級品だ。 それは疑いようもない。 中毒性も高い。 なぜか? 誰にも想像のつかない、突拍子もなく、壮大で、お洒落なマスターベーションを見せられているからだ。(滅多に見られないから希少価値がある) そして、いつか私とセックス(コミットメント)してくれるんじゃないだろうかと、読者は嵌まり込んでいく。 次は、どんなマスターベーションになるのか、本作が遺作になるのか。 私としては、そろそろ、彼自身の年齢通りの主人公が登場して欲しい。年寄りのマスターベーションをどうやってお洒落に描くのか…… まっ、どうでもいいか。 無責任でいることを、わざわざ宣言した作家に、あまり興味を持てない。 いや、それでも次作が出たら手に取るかもしれない。 私も中毒者だから。 ああ、もう、嫌だ。 | ||||
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村上春樹さんの物語は全て読んできましたが、何故なのか、この作品を手に取るのには、時間が掛かりました。おそらく「1Q84」の影響かと思われます。 この作品の全巻を読み終える前に、述べることなのかどうか…… 村上春樹さんは、同じことやモノを、角度や視野を変えて書き続けているのだなと。 自らが飽きたから、それらを変えているだけで「風の歌を聴け」から、なんの成長も感じないし、むしろ時代が進んでいる分、後退している感すらあります。 村上春樹さんの物語は優しいし、洗練されていますよ。だからと言って、作者自身の温泉浴のようなものを観せ続け、支持されているのは不思議に思いますが、ある意味で普遍性を提供しているのだから、それも必然かと納得してしまいます。 テレビドラマに喩えるなら「水戸黄門」や「相棒」の勧善懲悪。 村上春樹さんのスタートは「風の歌を聴け」であり、ゴールも「風の歌を聴け」。 メタファーを多用するのは、技量の無さの顕れであり、読者を絡めとる打算とさえ感じます。 メタファーは芥川龍之介の「河童」で始まり、そして、完結しています。 最後に、編集者は村上春樹さんになんの影響力もないんでしょうね。新刊を出す度に、彼の筆力は落ちている。「売れればいい」のかもしれませんが、志を持った編集者なら口添えするでしょう。 | ||||
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本屋さんを守りたいお気持ちは本当に良くわかりますが、目が衰えてkindle版を心待ちにしているファンを先に救済してください。 それが叶わなければ巨大文字版を出版してください。 お願いします。 | ||||
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「もちろん」個人的な感想です。 全く同化できない、映画化を意識、期待したかのような安易なファンタジーもどき。 一方、必要以上に詳細な性描写はポルノもどき。 胸の膨らみへの執着、脚美への期待はロリコンもどき。 何よりもいちいち「もちろんから始まる会話は鼻に付く。 何も見えない暗闇で自分の小便が土に吸い込まれるのが何で見えるの٠٠٠ 矛盾した表現、回りくどい比喩のための比喩も多々。 村上先生、手を抜いてませんか? | ||||
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古今東西の小説家は押し並べて政治的には白痴であるという定説を裏切らなかった。だからこそ、何万何十万もいる信者を盲信的に同調させる影響力がある村上春樹が、いつも通り「読み手の自由」で放り投げてしまうのはさすがに無責任であろう。 | ||||
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ずっと自分のパロディ書いてるんじゃないかと思える。 ねじまき鳥までは何かがあるようには思えたし、1Q84は少なくとも設定は面白かった。 これはあまりに空虚。 | ||||
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