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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 1~20 1/6ページ
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作品としてはおもしろい。 ただ、それなりの歴史学の頭を持ってないのか、凝り固まった思想なのか?勉強不足なのか? 南京虐殺の事が出てくるが、現在の歴史学では中国が作り上げて、左翼が利用しているというのが通説である。 日本軍が、中国市民を逃がすように、案内し時間を十分に待ったが、中の中国軍が市民を逃さなかった。日本軍は、それでも市民にできるだけ被害でないようにしたが、それでも少ない被害が出てしまった。これが現在の歴史学です。 みなさんも古い歴史観をお持ちの場合は、現在の新しい 歴史を学んでくださいね。 | ||||
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最後まで読んだということはそれなりに面白かったのでしょう。読み終わってもなぜかスッキリもモヤッともしませんでした。独特な表現がノーベル賞候補になる所以でしょうか。ただ、違う作品を読んでみようとはなりませんでした。 | ||||
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さすがの筆力で4冊読まされてしまったが、後半にさしかかるにつれて、予定調和のような残念な感じが拭えない。 こんなにページが必要な物語だろうかと思う。 ひとつ言えることは、男性というのは、こんなにも自分の遺伝子を分けた子供について実感がもてない、あるいは確信がないのだなということ。 村上春樹さんの作品はたくさん読んできたけれど、「1Q84」のほうがよかったと思った。 作者も読者も変化する。これが私にとって、いま、あまり面白くなくても、また面白く思うときもあるかもしれない。 しかし読み返すには長すぎる。 | ||||
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村上春樹の小説は読むたびに新鮮な感覚が得られたのだけど、この作品にはそれがなかった 自分の子どもかもしれない相手に執着する富裕な男と、それに協力することになった画家の話 村上春樹が好きな『グレート・ギャツビー』のアレンジなのだろうけど、かつての恋人を求める話と比べると共感できるところが乏しい いつもの暗いところに潜るモチーフやファンタジックな存在も登場するけど、小説の中でさほど機能していたとも言い難い これらは自己模倣の産物だ この小説を読んで村上春樹は創作者としてピークを過ぎてしまったのだな、と如実に感じられた 駄作と切り捨てるほどひどいわけではないけれど、この話にこれほどの長さは必要ないだろうし、読んでも何かが得られた、認識が深まったという感覚も得られなかった | ||||
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村上氏の作品はさほど多く読んでいるわけではないが、過去読んだ作品はどれも第一級のエンタテインメント小説であった。 本書は発売当時、過去の作品に比べてさほど評価が高くなかったと記憶しているが、実際に読み始めてみると予想もつかないストーリー展開にぐいぐい引き込まれ、やはり大したものだと思った。ただ、途中で読むのをやめようと思った部分があったのも事実。 そこは南京大虐殺と日本人兵士が捕虜の首を無理やり切り落とさせるという残虐行為を強いるという、極めて政治的な内容をいきなり挿入してきた箇所である。これは老画家とその弟の悲惨な戦争体験として描かれているが、老画家のナチスとの関りについては具体的な内容は一切描かれていない一方、ストーリーにほぼ関係のない弟が日本軍で体験した内容は妙に残虐性が強調されており、非常に違和感を感じた。 村上氏の作品は良い意味でも悪い意味でも無国籍でnon politicalな点に特徴があると勝手に思っていたが、この部分中国や朝日新聞の受け売りのような内容であり、「村上さんどうしちゃったの?」と驚くと共に、もしかしてノーベル賞がどうしても欲しいのか?と勘繰りたくなった。 | ||||
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村上さん、あなたは男女の交わりなくしていい本は書けないのですか そんなもの必要としなくても いいものが書ける作家になって下さい。あなたはそれに寄り掛かり過ぎてるし、そうである限り いい作品は生まれないと思う。 | ||||
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読むのが止められません。物語のベースにル・グインの世界観が流れています。懐かしい。 | ||||
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最近、遅ればせながら読了しました。 私は村上春樹の作品は、ほとんど読んでいる読者ですが、 正直な感想で言えば、過去作の焼き直しにしか感じられなかったです。 光るところとしては、免色なる人物を描いているところは、とても興味深く 読めるのですが、他の人物になると、なぜか表面的な感じがぬぐい切れない ところがどうしてもあり、この作者は自分以外の人物に興味がないのではないかと、 勘ぐりたくなります。 また絵の中の「騎士団長」や「顔なが」が現実世界に登場するくだりでは、 冷めてしまって、正直ついていけない感じがしました。 そういう非現実的なものが現実世界にあらわれる設定は嫌いではないですが、 なんというか下手だなと感じるところがあるところは、村上春樹らしくないと 思いました。 結局、村上春樹の箱庭を見せられているだけで、物語は子供の誕生という結末で 強引に閉じられてしまっているし、主人公が物語を通して成長したというところが 産道の比喩的な描写で描いているのだろうけど、なんだかとってつけたような感じが いなめず、これも下手だと感じるところです。 また主人公の精神のどの部分が成長したのか、読了後も消化不良です。 またナチスドイツのオーストリア併合や南京事件も描かれていますが、 こういう「悪」の描き方自体も、現代の結びつけようとしているのはわかるけど、 はっきり言って消化不良ですよね。 主人公が東北の港町のラブホテルで対峙した、自分の内部の「悪」と結局どう落とし前を つけるのか、何も答えが描けていないのと同じで、消化不良です。 まあ「消化不良」がこの作家の持ち味なのかもしれないけど、 いいかげん同じモチーフを一段上げて、自分の箱庭的世界から脱却して欲しいと 感じるのは僕だけではないと思います。 それだけ期待されている作家だろうし、日本で唯一国民的な作家と呼べるだけの 力量があるのだから。 | ||||
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発売当時よんでグレートギャッツビーのオマージュだと感じましたが それにしては今一歩だと思いました。 最近読み直してます。まだ途中ですが 物語の中に見え隠れする日本画家の雨田氏は村上さんの別の形ではないか?と 思いだしています。 | ||||
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新品との表記がありましたが、明らかに新品ではありませんでした。残念です。 | ||||
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どこまでも村上春樹っぽい本だった。 ・具体的な理由がない「そうあるべきなのだ」 ・想像もできないオペラやクラッシック、60〜70年代の洋楽 ・やたらと身体を鍛えている人の登場 ・ねっとりとして気持ち悪くなるような性的な表現 ・想像での妊娠 ・彼女をガールフレンドと表現する ・げんなりするページの長さ ・普段見ない漢字の使い方 ・都合の良い時に人が訪れるご都合主義 ただ、これまで読んだ村上春樹の本のなかでは、比較的主人公を身近に感じた。憶測するに本当は雨田貝彦のようの画家になりたかったが、肖像画を書くだけの能力に長けてしまった主人公(本の中には書かれてないので勝手な想像)。自分にはない魅力を持つ妻と生活することにより気を紛らわせていたが、イケメンと不倫されて離婚を切り出される。糧にするための仕事をする気がしない。現実社会からの離脱。そしたら自分より離脱している金持ち&品がありすぎる人登場。なんか色々巻き込まれる。試練的なものを乗り越える。あら、元気でちゃった。元妻が妊娠。あれ、夢ででてきたし俺の子じゃない?妻離婚届出してないしイケメンと別れている。よりも戻してちゃんちゃん、的な | ||||
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多くの作品がそうであるように、この作品はとても大切なことを描き出すために苦労して紡ぎ出されたものであろうし、そのことに対してはきちんと敬意を表したい。が、小説という一つの娯楽を楽しむものとしてどうしても出てきてしまう文句があり、「面白かった」という感想を持つことができない。 過去作品で目にしてきたモチーフの連続。ほとんどが謎のままに終わった免色。何も明確にならなかった雨田具彦の過去。わかるようなわからないようなスバル・フォレスターの男。やたらと濃いめの性描写。男の願望にとって都合よく描かれたように見受けられる女性たち。鮮烈なプロローグにたどり着かないエンディング。 明確にすることで、逆に失われてしまうものはあると思う。だとしても、あまりにも多くのものが霧の中に隠されすぎではないだろうか。読み終えたとき、一体何のために1000ページもの物語を読み進めてきたのかと思わざるを得なかった。村上作品を読みながら、途中で展開が読めてしまった、あるいは展開が自分の期待を大きく下回ってしまったのは初めての経験だった。物語によって表現される本質的な部分はもちろん大切だが、物語そのものに面白さがあることも同時にとても重要だと思う。 第3部が書き進められているのなら、そこでもう少し何かが明らかにされることを期待したい。でも、もうこれはこれとして新しい作品を書いて欲しいような気もする。 | ||||
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「小説とは物語とはこうやって書くもんです」と村上さんが長編小説の体裁で解説した本。歳を経た村上春樹は筆が冗長になったとよく言われるけど、それを差し引いてもわかりやすく説明するためにまわりくどくなっている。 村上さんの作品で謎解きがされる本(1Q84、色彩を持たない、あとはある意味ノルウェイの森)は、村上さんの作品としては異端であり、取ってつけたオチに加えて伏線の回収がない本作は、村上正統本と言える。 キャラとして要らなかったのが、別れてまたくっついた妻。いなくても物語は成立する。逆に物語との不協和音を感じた。 主人公とまりえの関係はよく書けていたと思う。いやまりえ単品でもある意味、ふかく魅力的な「気になる」女性として描かれていて最後までまで愉しめた。村上さんは、これから大人の女性になっていく(であろう)女の子を書くのが上手いね。なんでか知らんが。 | ||||
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ランキングが高かったので、購入。読んでみたが、いまいち面白くないし作品に没頭出来ない。つまらないお伽話みたい。 | ||||
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こんな訳の分からない世界をぐいぐい読ませるのは流石としか言いようがないけれど、読み終えた感想を率直に一言で言うと「気持ち悪い」になってしまう。 相変わらずの性描写とか、13歳の子の胸の大きさがどうだとか妊娠の下りとか。こちらの感覚が変わってしまっただけなのだけれど。 そういうことは置いておいて、細かいところの比喩や言い回しはやっぱり素晴らしい…と言いたいところだけれど、その点においても「焼きが回ったのかな」と感じた。ことごとく感心出来ないし、無駄じゃない?って思う部分も多かった。 個人的に村上春樹を読む理由って、そういうディテールへの期待だっただけに残念。 | ||||
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以前、自分のレビューで、春樹氏の文章には愛が足りないと書いたが、 具体的に何がたりないのかわかったので、追記しておく。 春樹氏はおそらく、日本人や日本人の国民性を嫌悪している。 それは自分の中にある日本人性もそうだし、日本人一般の国民性のこともそうである。 それだから最近の春樹氏の小説の中には、意図的に「日本らしいもの」が出てこない。 それがリアリティーの欠如を生んでいるように見えるし、一部のアンチの嫌悪感を生む原因だと思う。 たぶん本人の趣味が高尚なのは、一般的な日本人が好むものに、嫌悪感を感じているためだ。 その趣向が、最近の「日本ブーム」と逆行している。 ただ別に私は春樹氏に、日本を好きになってほしい、といっているわけではない。 (私だって、100%好きではない。) ただ逆に日本が嫌いな人も、一定数いると思うし、皆、日本には多少なりとも住みにくさ、暮らしにくさを感じているはずだ。 その証拠に、日本の幸福度ランキングは、世界でも最下位に近い。 そこで小説家なら、自分がなぜ日本が嫌いか、その理由をもっと掘り下げて、 その嫌悪感を共感のレベルまで落とし込むべきではないのか。 (もし私が一流の小説家ならばそうするだろう。) 最近の彼の小説は、あまりにも自分の中で自己完結していて、まったく世相を反映していないし、 ずいぶん独りよがりに見える。 もっと世の中の人が何を考えているのか、知るべきだと思うし、そこから他人に共感できる要素を探すべきだ。 あまり自分だけが、特別な人間で、孤独で、崇高だと思わないほうがいい。 それは天才ではなく、単なる凡人の発想にすぎない。 そして著者が日本らしさを小説に表現したら、それは自分の小説ではなくなってしまうと感じているとすれば、「あなたの持っている個性はその程度ですか」と問いたい。 一流のシェフは、どんな食材も自分の味にしあげるように、一流の小説家なら、どんな設定も自分の小説にできるはずだ。 私はそれを期待している。 もし著者がこの意見をスルーするようであれば、ノーベル賞が取れないばかりか、小説家としても、二流、三流に成り下がるだろう。 私は本当にそうなってほしくはない。 | ||||
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1Q84に非常に似通った作品かと思います。文庫だと冊数も同じなのでそれを感じます。ただ、今作のほうが引き込まれるものがなかったというか、それより早く読み切ってしまいたいという感情のほうが大きかった。時系列的な脚注がちょっと村上春樹らしくはなかったし、誰目線の脚注なのか最初戸惑ってしまった…。主人公が冴えないけれど女性を夢中にさせる人物であったり、大人になる前の少女を登場させたりがパターン化してる気がしますが、逆にもう賞とか諦めたんだなっていう潔さは伺えました。『ノルウェーの森』が大作で、その後の作品も人気を維持していけるのだから如何にそれが大作であったか痛感します。 今作はモノローグ的な文章が長すぎて、ちょっとくどかったかな。ファンタジーも度が過ぎた感じ。 | ||||
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村上春樹の作品は、ノルウェーの森を過去に読んだ記憶しかなく、久しぶりに読んで見よう、読むなら最新作品をと概要も調べる事なくAmazon購入。先ずは、一巻を読破、読み安さはイチオシだったのですが、とにもかくにも、この一巻は、回想シーンが多い様に思いました。確かに、主人公の経緯は読み手に情報や知識として必要ですが、話の進展が遅く内容が薄く感じてしまいます。さほどいらないであろう経歴短編エロスが所々に入ると物語ではなく、むしろ自己紹介。内容的には、次への期待感はあるのにそれが残念。☆を3個付けたのは、ついつい読んでしまう読みやすさとある意味、このストーリーで最後はどの様な仕上がりにするのかと思わせる不思議な怖い者視たさに他ならない。読み終えた一巻、免色、鈴、そして[騎士団長殺し]の画廊、どう展開する村上春樹、見届けるのは此を今読んでいる貴方かも! | ||||
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私はずっと長いこと、氏とノーベル賞について考えてきた。結論から言うと、このままではノーベル賞は取れそうにない。私は熱烈なファンでもないが、アンチではない。むしろノーベル賞を取れるなら取ってもらいたいと思っている。しかし現段階では難しいであろう。 以前、ユーチューブで、「カズオイシグロ氏と村上春樹氏の違い」という動画を見た。「イシグロ氏は社会的テーマを扱っているが、村上氏の小説にはそれが見受けられない」という論調だったが、私はそのテーマについて、もう少し自分なりに掘り下げてみることにした。 イシグロ氏がどんな人物なのかを知るために、氏のノーベル賞受賞式でのコメントが全文掲載してある本を読んだ。一番印象的だったのは、イシグロ氏の影響を受けた音楽に対するエピソードだった。イシグロ氏はトム・ウェイツなどから影響を受けたそうだが、彼の声や歌唱法に強くインスパイアされ、自身の小説にもその影響が反映されているそうである。他にも、ボブ・ディラン、ニール・ヤングなどから影響を受けたそうだが、そこには音楽家に対しての深いリスペクトがあると感じた。 一方の春樹氏はというと、音楽に対する知識や愛着などはあるのだが、何より感じるのは、それらを深く鑑賞することができ、目利きである「自分自身」である。イシグロ氏の他者に対する敬愛に対し、春樹氏の自己愛、それが一番の違いだと思った。 「社会的テーマ」に関しては、本作で取り組んでいるように見えるが、どうもそのテーマが上滑りしている。そこに書かれている事実の信ぴょう性だけが問題なのではないと思う。作者がそれを取り上げ、読者に何をどう訴えようとしているのか、それが問題なのである。確かに南京大虐殺やホロコーストは重いテーマである。ただそうしたものに対する「憎しみ」以上のものが伝わってこない。そのテーマを掘り下げた動機があまりにも軽い。作者のルサンチマンのはけ口としてそういったものを利用しているのにすぎないといった印象を拭えなかった。 彼の小説には総じて「愛」の要素がたりないと思う。「自己愛」、それはおおいに感じるが、「人類愛」、「世界への愛」、そして自己や他者に対する愛がたりない(全くないとは言わないが)。そのテーマを克服せずに、表面的にどれだけ社会的テーマを盛りこんだところで、多くの読者を納得させることはできないのではないか。かりに著者が真剣にノーベル賞を目指すなら(目指さなくても)、ぜひ全身全霊をかけて、このテーマに取り組んでほしいところだ。 | ||||
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安定の村上ワールドがあり、異次元?の世界を通ったり、人妻を抱いたり、普通の人には見えないコビトが居たり。のめり込んで読みました。 | ||||
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