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騎士団長殺し
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【この小説が収録されている参考書籍】
騎士団長殺しの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全407件 1~20 1/21ページ
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読破して1Q84とやや似た構想のある作品だと感じた。物語の点と点が繋がるところに、男女の交わりがあるというところが。昔の村上春樹作品は男女の交わりに特に意味を持たせてなかった印象があるが、二作品続けてそこが物語の軸になっている点で、前作とやや構想が似ていると思った。 体験として面白かったのは、文字で描写してある絵画を想像したということ。良質な体験で、心地よい時間の過ごし方だった。 | ||||
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この作品を読んで、宮崎駿の映画「君たちはどう生きるか」との類似点を発見した。 ・日常に住む家に象徴的な鳥が現れる これは何かを暗示しているのかも知れない、猫でも犬でもない鳥である理由は ・異世界へと旅立ち自分の精神世界と向き合う 日常から非日常へとストーリーは展開し、そしてそのストーリーも曖昧模糊としていて何を意味しているのか一見してわからない。あるいは読者に解釈を委ねている この類似性が何を意味するかはわからないが、同時多発的にクリエイターが似通った構図のストーリーを仕掛けるのはあるいは時代がそれを求めていたのかも知れない。 はっきりとしたストーリーではなく抽象画のようになにかを表現して、受け取り側にあたかもガラスに写った自分の顔を見るようにそれぞれが物語を解釈する。それは星座のようにはっきりしたものではない。 意味はなくていい。 むしろわかりにくくなったほうがいい。わかりやすいシンプルなコンテンツが消費される時代に、こういう物語がむしろ際立ってくる。 太陽の光が強ければ強いほど、また影も強い影となっていく。 | ||||
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…といっても「街とその不確かな壁」は未読ですが。(元々、80~90年代の作品が好きだった) 本作品について。 初期作品(例えば「象の消滅」)のようなコミカルさある。静かな物語だが、決して暗くはない。 絵描きの主人公の一人称視点で、淡々と物語がすすむのが心地よくて良い。 主人公の仕事(=絵を描く)のプロセスを丁寧に描写してるあたりが、共感を持ててすごく好きだった。 村上さん本人の仕事のプロセスの説明なのかもしれない。 まあ、最後のほう、意味不明な展開もないではない。 また再読したい。 | ||||
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尻切れトンボな感。 気が向いたら、続きお願いします。 もしくは、この本の登場人物や設定を使って別の作品でも良いんでなんとかお願いします。 | ||||
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ねじまき鳥から作者は穴にこだわっている気がする。 穴とは何か。 自分自身が陥る自分の中の罠かな。 正直、ねじまき鳥はあまり意味が分からなかったし、ノモンハン戦線の描写はグロテスクであまり好きになれなかった。 私が氏の作品で一番好きなのは、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」だ。完成度の高い小説と感じる。次に好きなのは、「風の歌を聴け」若き日の氏の青春時代を瑞々しい筆致で描いていおり、初めて氏のものを読んだのも、この作品ということもあり、印象的だ。次に好きなのは「1Q84」これは今までの氏の作品と違ってハッピーエンドだった。若者へのエールと感じ、氏も歳をとったのかなと感じたが、月が2つ出る世界というのはすごいなと思った。 この小説は私の中でその次くらいにランクされる。 以下は自分なりの解釈なので、正しいかどうかは分からないが、 人は皆納得できない事柄や、処理しきれない感情、やりきれない気持ちを抱えながら生きて自分探しの旅に出る。意識しようとしまいと。そしてそれらを克服し、納得できた時に環は閉じる。それは容易なことではない。自分、いや、自我と言った方がよいかもしれないーとの闘いでもある。 その結果得られるかもしれないのは、自己完結だ。それは妥協とは全く意味合いが違う。 自分を愛し、信じて、自分はこういう生き方をしていくのだ、という決意。 いわば自己満足ともいえるかもしれないそういう状況になった時、人は幸福を感じるのだろう。 そういった単純な事柄をこの作品はとても洗練された形で表していると思う。 この年齢まで生きてきて、それは何物にも代えがたい貴重なものだということが、私には分かる。そして、それは自分という人間の総決算だということも。 | ||||
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メリット ・所定の着地場所に落ち着いた ・読後の爽快感が比較的ある デメリット ・伏線回収が完璧かと言われると… | ||||
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物語りの展開が面白いので一気に読んでしまいました | ||||
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結末は淡々としていたが、村上春樹の小説には結末は必要ないのかもしれない。そんな不思議な感じを持つのは私だけだろうか。あ〜次は何を読めばいいのだろうか。。。 | ||||
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3冊目に突入したが、混迷するストーリー。どうなる?気になって次を買ってしまう。。。 | ||||
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上巻から話は大きな展開を見せ始めたが、どうなるのか全くわからない。そしてドンドン惹き込まれていく。。。 | ||||
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1Q84に続き手に取った一冊。謎めいた登場人物たちのやり取りに惹き込まれていきました。もう続きが気になってしょうがありません。。。 | ||||
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第1部が非常に興味深かったので、すんなり第2部に入れました。 | ||||
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息子のために購入 春樹ワールド全開 | ||||
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面白いけど、長くて、ストーリーを途中で忘れてしまう | ||||
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息子のために購入 借りて読みましたが、長い | ||||
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息子のために購入 のらりくらり長くて飽きちゃうと思いました。面白いですけど。 | ||||
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新しい試みは多々あったけど、骨組みとしては「過去作を読み込んでパターン掴んで書いてみた!」というような感がしました。それが嫌って人も中にはいるかもしれないけど、個人的にはうれしかったですね。もう同じようなのばっかり読みたいのでこちらは。 で、物語にほぼ関係ない腰掛け法律相談事務員とか予備校教師じゃなく、珍しく画家というガッツリ専門職。仕事が物語に深く関わってる。そのもの…と言ってもいいのかな。だから少しハラハラしたけど、絵をガッツリ描く人が読んでもおそらく「こんなんじゃない」とはならないのではないかというさすがの完成度。 でもさ、肝心なところが足りないよね…ピアニストであった雨田画伯の亡き弟と、メンシキがピアノ弾いてることって関係あんのかな?? なんにせよもうちょっと悪さ出てた方がいいんじゃない…!?もちろん猫殺せとは言いませんよ。そういうわかりやすい悪ではない得体の知れないところがメンシキの魅力だもんね。でも、ちょっとね。人の屋敷買い取って軍の望遠鏡でのぞきやってるやばいおじさんではあるけどさ。 さすがにまりえも家にいただけかい!?!?っていうのとかさ、、例えば屋敷に案内された時にはみなかった謎の地下、謎の部屋…があってそこで迷ってたとかじゃなくて、めっちゃ現実的な場所に普通に隠れてたのも驚いた。騎士団長殺して、メタファーとかじゃなくてほんとにナイフで刺して殺すけど、まあ主人公はよく物理攻撃してるのでそれはいいとして…なんていうかそれが何かの出口になったとか、あんまり感じられなかったなあ…。 あと他の人も言ってるけどまりえ(13)が開口一番「ムネがない」とか言うか!? 書きながら思ったけど、もしかしたら今から体をデッサンされるにあたり、どうせお前私をぺたんこで書くよな。でもそれは言われんでもわかってるから。めっちゃ気にしてるから!って先手を取って言ったのかなーとは少し思った。言わないけどね笑 気持ち悪かったのはこの箇所よりも女子高生になったまりえを見て「充分とは言わないがかなり大きくなった」とかいう部分ね… まあ、記者会見でそのニット着た方がいいよ(真顔)のテンゴとふかえりよりはずーっとマシな関係性だな。テンゴとふかえりの箇所がキモすぎて1Q84は苦手です… 話を戻して個人的に雰囲気とかがめちゃくちゃ好き。小田原で隠居して、超金持ちの素敵なおじいさんとか色々な人が遊びに来て。 でもまりえやショウコとつながったらメンシキが遊びに来なくなったのはウケました笑 2000年以降の作品では1番好き。 | ||||
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単純にみれば、えー、そんな結末っていいのかよーだったけど、逆に、新しい家族像を描いたのかなって思ったら、色々な既存の枠組みを飛越して行く問題作なんじゃないの?!って、思って、ビックリだよ、さすが、村上春樹さんだよってなりました。 井戸掘り、妹、それほどかっこよくないけど、"話をよく聞く"からモテるんだろうな、な受け身男、、などなど、村上さん作品ではお馴染みコンテンツを用いながら、新しい家族、つまり、ひとの新しい繋がりを見せましたね。 親子である理由が、物理的な理由を飛び越えちゃってるあたりが、「それはいいのかよ」ってなったし、怖いけど、近い未来なのかも。人の肉体的結びつきが軽くなり、精神的結びつきが重くなる未来を描いたの? ただ、 お父さんが、生物学的に自分の本当のお父さんじゃないかもしれないって思い悩む子供には、割り切れない話なんじゃないかな、とも。いや、希望をみせたのかな。そんなの飛び越えていけって。 オーディブルで俳優、高橋一生さんの声で物語を聞いたけど、耳で聴く芝居って感じで、続きが気になるエンタメストーリーでした。 騎士団長の「〜あらない。」と、相手が1人なのに「諸君」と呼ぶあたりとか、高橋一生さんの声色が絶妙に、存在のおかしさを含めていて、騎士団長の登場が楽しみでした。 高橋一生さんには実写化したら、主人公と、免色さん、一人二役演じてほしいと真剣に思うくらい、素晴らしい表現力を持った読み手でした。 | ||||
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氏の小説を読んだのは久しぶりです。 20年ぶりくらいかな。 パン屋再襲撃あたりから同時代作品として15年くらい接していました。 もちろん遡るように初期三部作、短編集、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドなども読み、ノルウェーの森の騒ぎあり、その後自分が小説というものに興味を失ったというか、他にすべきことがたくさん出てきて距離が出来ました。 そして2023年の夏、まとまった時間が出来て、1Q84、色彩を持たない…、本作と読了しました。 本作は、翻訳もされたギヤッツビーも一部想起させられました。親しんだモチーフが色々顔を覗かせ懐かしい感じもしました。 相変わらずの部分もありましたが、氏の円熟味というものを感じました。 日本語表現に深みが増していて、人物がリアルです。色彩を持たない…では、主人公の1人である女性の放尿描写を入れています。 昔の作品にはなかったと記憶してます。 性描写の具体性は、初期三部作の中で書かれていた「人は放っておいても勝手に死ぬしセックスするから書かない」という方針から、かなり書くようになったのは周知のことと思いますが、これもなんだか旨そうな料理描写と動機を一にしているのかな、もしくは人物にリアリティーを賦与するためか。 今回3作を読んで、過去の作品のことも思い出して考えたんですが、氏の著作は童話みたいというのが正直なところです。 昔の作品よりリアリティーは増しています。 変わったところもあります。 クラシック音楽がかなり多くなっているなと思いました。こうなってくると、映像化がふさわしいと思いました。もともと氏は学生時代に映画脚本を多く読んでいたということですし。 人称にも変化が見られます。氏というと「ぼく」のイメージでしたが、この3作では「オレ」「私」も出てきて少し驚きました。「私」というと、世界の終わりと…の計算士ですが、世界の終わりでは人物にリアリティーは薄くて、どこかに滑稽というかふざけている(良い意味で)ような印象でした。人物の厚みが違うなと。 しかし、今作の主人公は会話では「ぼく」と良い、語りでは「私」と語っています。 相変わらず、ニート(整っている)で清潔で「絵になる」言葉(物を指し示す言葉)が散りばめられていますが、時代と共に変わってきたなと私は思いました。 それは多くの人が使う言葉が変わってきてるからだろう、と。 昔なら氏は「メルセデス」一択でした。おそらく当時のベンツという言葉が想起させるイメージが、氏のニートな世界にそぐわないとして嫌ったのでしょう。 それを「メルセデスベンツ」と書くようになったり。つまり、氏の選ぶのは、多くの人が使う表現の少し上(ハイソ)な言葉であると感じました。比喩にしてもそうですが、その嗅覚というか感覚が秀でているんだろうなと思いました。 ファンゴッホと書いても、おそらくココアブランドをファンハウテンとは書かないだろうなと。なぜゴッホと書かないのだろう? ジャガーと書いてもジャギュワとは書かないのはなぜだろうかとか。 ズボンとは書かず、(コットン)パンツ、でもトラウザーズとは書かない。 ジャックダニエルズとは書いても、テネシーウィスキーとは書かない、など。 衒学(ペダンティック)やスノビズムになるとカッコ悪くなるわけで、かといって人口に膾炙する表現では、氏はあきたらない。 買ったものを紙袋に入れてくれるような極限られた人しか行かないハイソなスーパーマーケットのイメージが醸せない、ということでしょうか。 その微妙な加減がカッコ良く見えてハルキストとかいう人種を生み出してるんでしょう。 氏が好んでいたというVANのアイビールックは、当時はカッコ良かったのが、時代と共にかえってその「意識しすぎ」、表面的な猿真似感自体がカッコ悪くなってしまい、またしばらくたつと「一周回ってアリ」みたいなね。 日本が成熟し、多様化したということかもしれません。 私は自分が歳を取り、物のイメージを借りて自分を飾るようなことに(元々それほど興味はなかったのですが)興味を失ったというか、懐疑が大きくなってきたせいもあって、氏のまあ簡単にいうとオシャレな描写には魅力を感じなくなったようです。 でも、物語を紡ぐ、表現する力には感嘆しました。 まあ単純に「ああ面白かった」、ということです。 | ||||
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包装もしっかりしていて、綺麗な状態で送られてきました。満足です。 | ||||
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