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予言の島



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【この小説が収録されている参考書籍】
予言の島
予言の島 (角川ホラー文庫)

予言の島の評価: 3.21/5点 レビュー 121件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全121件 81~100 5/7ページ
No.41:
(5pt)

騙された!

ホラー小説風ミステリーと言うか、ミステリー小説風ホラーと言うか…。とにかく驚きのラストでした。
何を言ってもネタバレになりそうなので…。
かなり面白かったです!
予言の島Amazon書評・レビュー:予言の島より
4041067693
No.40:
(5pt)

ホラーでミステリー

ホラー要素を取り入れつつも、あくまで現実的なミステリーという作風が好きなので、私には合いました。
 閉鎖的な村での非現実的な展開…めっちゃ好みで、登場人物の一人の心情に共感しました。その後の展開を読んでいくと、そういった人々に向けた皮肉のような流れもあって、それを含めて面白かったです。
 あと、叙述トリックありきとして読んでいなかったので、最後の方のしかけに驚かされました。色んな部分で良く出来ていると思います。一読の価値あり。
予言の島Amazon書評・レビュー:予言の島より
4041067693
No.39:
(2pt)

仮面同窓会を思い出した作品

澤村さんの本は、全て読んでいます。好きな作品は、ずうのめ人形、などらきの首です。

今回の作品は、ミステリということなのですが、ミステリと言うより小説故に可能な言葉遊びに思えました。
作中で何度か出てくる京極さん、三津田さんの土着風俗による特殊な因習を、違う形の現代版因習なものにしています。
作品中のトリックも、微妙な文脈の変化や、違和感そのものを提示してみせてきます。
かなり苦労して作ったんだろうなぁ、と感心もしたのですが、残念な事に物語じたいが面白くない。
理由としては、唐突に始まる独白、用意した舞台の貧弱さ、感情の発露にいたった経緯などの希薄さ、など色々とあります。
上記の部分も、ちゃんと提示はしているのですが、それぞれがうすいため魅力がないです。
京極さんも三津田さんも、そこら辺をしっかりと書いているからこそ面白い作品になっているわけで、そこら辺をしっかりと書いて欲しかったなと。
特に島民達に対する描写は、柄の悪いチンピラにしか見えなかった。島民達の苦悩も有ったはずなのに、チンピラにしか見えないのはどうなの?

鈴木光司さんのリングをモチーフに作ったずうのめ人形は面白かったのですが、横溝先生の獄門島モチーフは残念ながら面白くないです。
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4041067693
No.38:
(5pt)

違和感のある、怖さ。最後にえっ!っとなります。

文章に違和感があり、それも話の構成だろうと、主人公にキリカの様な二重人格でもあるんだろね、と勝手に予想して読んでいたら、まさかの・・・・!!!!、そう来るんすか、まあ現実社会でもあるかもしれない出来事かや?。
比嘉姉妹シリーズではありませんが、予言の島も必読です。
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4041067693
No.37:
(4pt)

読み返したくなる作品でした。

子供に勧められて購入しました。この作者の他の作品も読んでみたいと思いました。
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4041067693
No.36:
(2pt)

1度目は「へ?」2度目は「イライラ」

2回聞くと全く違う作品に聞こえるという話だったので2回聞きました。朗読は上手です。関西弁は所々おかしいですが。
 ただ、2回聞くと作品としての完成度の低さに意識が行ってしまいます。本作品はフィクションですから、予言が当たるストーリーにでも外れるストーリーでも自由自在な訳です。だから、そこは本来こういう作品の命はそういう部分ではなく、登場人物の心象描写にあるのではないかと思います。ただ、この作品からは登場人物の心の動きも、ストーリーが展開される舞台も映像を伴って浮かんでは来ません。端端に使われている言葉も、プロの物書きが使うにしてはあまりにも稚拙です。設定も非科学的で妄想の域を出ていません。
 何よりも頂けないのは「トリック」です。確かに、ストーリーの所々に「アリバイ」は散りばめてありますが、全体としては辻褄が合わず、完全に破綻しています。
 1度目は妙な展開に「へ?」となりますが、2度目は世の中のことをあまり知らない無学な人が妄想を膨らませて書き殴ったような雑な展開にひたすら「イライラ」します。
 星2つ分は、Audible版で頑張っている朗読者さん分です。
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4041067693
No.35:
(5pt)

再読、必至

記述のはしばしにちりばめられた違和感や居心地の悪さが終結部で見事に収斂し、とてつもない逆転劇となる。
不気味な孤島での殺人と怨霊騒動もそれなりに着地するが、それだけではないうすら寒いこの真相!
予備知識なしでまず一読されたい。そのうえで、再読されたい。
作者の周到で大胆な手掛かりにかならずうならされるはず。奇作、怪作、そして傑作。
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4041067693
No.34:
(2pt)

ただ長い文章を読ませるだけの稚拙な出来。

確かに最後のドンデン返しは「なるほどそう来たか」と思わされますが、別に孤島の島や霊界の予言に絡める必要性は無いですよね。
序章の意味深な2人の若者のやり取りも全然ドンデン返しに関係してないし。
各々のキャラが個性あるのに最後が尻切れすぎてそれぞれがどうなっていくのかも不明瞭。
ヒロイン(?)の女性もだけど無駄に気性荒げてあーでもないこーでもないって喚き散らす描写が多いのにも辟易。
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4041067693
No.33:
(4pt)

構成力が素晴らしい

作者はこれまでもトリッキーな構成に挑戦してきましたが、本作はその中でも白眉。叙述系のしかけとしても相当上手い部類に入る。

あまりにも鮮やかかつ、堂々と、フェアにやっているので、真相を明かされたときに、「いや、それはないでしょ...」と面食らうが、読み返してみると、とてもフェアな描写がされているのに気がつく

トリックと構成、叙述のフェアさは素晴らしい反面、メインの話自体はそれほどなので☆4つ
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4041067693
No.32:
(4pt)

賛否両論あるのも分かる結末

デビュー作から追いかけている作家です。
今作もいつも通りの怪談めいたもの、それを説明するための民俗学的な話がベースにはなっていますが、帯にある通りミステリー色が強いです。
そもそもホラー小説は対抗策などを見つけるためにミステリー要素と相性が良く、その要素が入りがちですが。

今作はとある島の怨霊が…というのが主なホラー要素となっているはずなのに、その正体が分かった時点以降のページ数が多いな…という違和感がありました。
また正体もかなり分かりやすいです。

そして結末を読んで、なんてこった!全然分からなかった!と驚き、とりあえず冒頭から少し読み返してみたら、ああなるほど。と納得できました。

ただこれを一読して分かる人はかなり少数だと思いますし、この結末を否定する人がいるのも理解できます。
それを踏まえても私にとってはアリな結末でした。

もう一度読もうと思います。
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4041067693
No.31:
(1pt)

三津田氏、京極氏の作風を目指したらしいが、全体として作者の見識不足が際立つ愚作

幽子という昔の著名な予言者(霊能力者)が「霧久井島=むくい島=6人を喰う(殺す)島=報い島」である日付に6人が殺されると予言したその島で起こる惨劇(?)を描いた民俗学的ホラー。主人公三人組は"うつ病"の幼馴染みの気分転換のために、この島を訪れるのだが、"うつ病"を軽々に扱ったり、島の名前がダジャレだったり、上岡龍太郎という実在の個人名を出して非難したり、東日本大震災や阪神・淡路大震災を予言したと断言したりと、余りにも不謹慎・軽薄過ぎる。特に、上岡龍太郎の場合は名誉毀損の疑いがあり、良く出版出来たと思う。三津田信三氏などを引用したりして、作者の本気度・良識が疑われる。

作者は「推理小説は作家のご都合主義のお伽噺」と言うが、本作は一体どうなのか ? 幽子の予言は三行詩。如何様にも解釈出来て、それこそご都合主義の権化である。これに関し、幽子の孫娘がこの島を訪れていて、幽子の能力、怨霊を否定するのは常識とも言えるが、本作の方向性という意味では暗示的である。そして、この島の怨霊の源である「疋田山」が「ヒキガエル」の様な音を響かせる(これもダジャレ)とあってはホラーというよりコメディだろう。また、前半で「***」の話題を出しているので、怨霊の正体が「***」というのは想定内。怨霊よりも人間の心の方が怖ろしいというのは京極夏彦氏のモットーである。

もう一つの仕掛けは、上述した通り、作者自身が述べた「作家のご都合主義」の極みであって、恥を知った方が良い(この仕掛けは無くても大した影響はないが)。全体として作者の見識不足が際立つ愚作。三津田氏、京極氏の作風をなぞりながら、それを越えようとしたらしいが、全くの徒労に終わっている失敗作だと思った。
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No.30:
(4pt)

到着が遅くて心配しました

予定より到着が遅くて心配しました。商品は満足いくものでした。ありがとうございました。
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4041067693
No.29:
(4pt)

映像化不可能

1回目読了しました。
真っ先に浮かんだ感想は「映像化不可能」でした。(いや誰かが頑張ってされるかもしれませんが)
読み始めると程なくして感じる軽い違和感。不自然すぎない程度に織り込まれた違和感です。
ところどころに感じていたそういう違和感を最後最後でスワッと回収されます。ミステリなので一応あれこれ犯人予想をしてみましたが「なるほどね!それはわからんわ!!」となりました。
他の著書と同様、根底を流れているのは「呪い」です。いえ、もう全体が呪いです。
殺人事件は起きますがおどろおどろしいものではないのでそういう描写が苦手な方でも大丈夫かな?と思います。読み口は軽やか。なかなか風刺もきいています。民俗・土俗信仰などの題材がお好きな方にもいいのではないでしょうか。
2回目読み始めます。
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No.28:
(3pt)

期待外れ

本の帯に「著者初の長編ミステリ」とあったので期待して読んだのですが、
残念ながら期待はずれでした。

第1に、キャラがひどく浮いている感じがしました。
初め、私はコメディかと思いました。
主要登場人物3人が、なんだかドタバタしていて現実味がないです。
ある重要な登場人物も、初めのシーンではみっともないことこの上ない。
ここは笑うところなのか、判断に迷いました。
世にホラーコメディみたいな映画がありますが、この小説もその線を狙っているのだろうか?
それならそれで、もっとはじけて、笑わせてほしいものだ、と思いました。

そのうち、だんだんと不気味な兆候が表れ、ホラー色が強まり、本のなかばを過ぎるとミステリとなり、最後は壮大なトリックで終わります。
この壮大なトリックというのがまた、どうにも私には苦しい感じがしました。
もしかすると、本格ミステリの好きな人にとっては「驚嘆のトリック」ということになるのかもしれませんが。
私には、やられた、という爽快感はありませんでした。

先にも描いたように、人の好き好きですから、本格ミステリの好きな人ならば楽しめる本かもしれません。
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4041067693
No.27:
(4pt)

ホラーなのかミステリなのか?

島のなかで起こる連続殺人。6人死ぬと過去に予言された通りに人が死んでいきます。ホラーなのかミステリなのかよくわからないまま物語が進んでいき、最後には叙述トリックもありで、印象がどんどん変わっていく盛りだくさんのお話でした。
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No.26:
(3pt)

囚われた人々

瀬戸内海に浮かぶ霧久井島を舞台にしたホラーミステリー。偏屈で閉鎖的な島民、非業の死を遂げた罪人の怨念の言い伝えや不気味な魔除けなど、おどろおどろしい雰囲気満載ですがホラーとしては弱め。一方、予言を主人公が切れ味良く切り返すのは、ミステリーファンとしては好ましい感じです。

そして怨霊の正体も暴き、事件のあらましも明らかになってから更に、確かに違和感が持ち伏線があるとはいえ些か強引な気もする、大きな仕掛けが最後に待ち受けています。
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4041067693
No.25:
(2pt)

最後の最後で残念な結末

瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言《霊魂六つが冥府へ堕つる》を遺した場所だ。
彼女の死から二十年後、天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。
果たして20年前の予言が本物なのか?

何故か、途中まですっかり三津田信三(失礼)の作品を読んでいる気分になっていた。作中の言及で目が覚めたようなものだ。
三津田作品とちがい、とてもホラーとは思えない明るい感じで話は進んでいく。
それでも、破綻はしないだけのストーリー展開なのだが、最後に待っていた「驚きの結末」というのが、なんとも・・・。
私がこの作者と波長があわないのかもしれないが、作者がこの結末のために相当な仕掛けと努力をしていたのかと思うと、なんとも残念だ。
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4041067693
No.24:
(4pt)

二度目必読

一度目は正直なんじゃこりゃ、と思った。つまらん、失敗したと。
【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】内容紹介に書かれたこの文を思い出して
二度目。
うわっ、キモッ。
ホラーだわ。めっちゃホラー。
こんなにハッキリ書かれてるのに気づかんかった。
「カメラを止めるな!」を小説でやられた感じ。初読が前半、二度目が後半。
初読の違和感、なぜ其所に拘る? なんで言い直す? といった部分が二度目でスッキリ解決。
つまらなかった部分がおもしろくなる。
なによりその情景を思い浮かべると、コントのような場面が見えてニヤニヤが止まらなくなる。そして怖い。そのことに誰も触れられない異常性が怖い。
二回読まないと評価が全然違っちゃうし、もったいないです。
予言の島Amazon書評・レビュー:予言の島より
4041067693
No.23:
(2pt)

んー、、、

最後の落ちが、、がっかりだったかも(-_-;)
高いお金だして買ったのに(>_<)と、思ってしまったー!
人により、面白さは違うから、仕形がない、、、
予言の島Amazon書評・レビュー:予言の島より
4041067693
No.22:
(5pt)

やっぱりこの方はすごいと思う。

初作品からずっとわくわくして読んでいます。
自分は三津田信三さんが大好きなのですが、この方の作品を読んだときに雰囲気が似ていてすごくはまりました。
今回、その三津田さんがほんの一瞬でてきてすごくうれしかった!
土着的、田舎の風習なんかを題材としねっとりした怖さのある三津田さんと同じようで違うのは、より現代的で読みやすさにあると思います。
短編集は正直あまりしっくりきませんでしたが、今回の作品はよかったです。
途中でミステリ好きであれば、なんとなく先は読めるのですがそこで終わりません。
最後まで読まなくては絶対ダメですし、もう一回読み返すと思います。
すべての文章に意味があって最後に納得します
予言の島Amazon書評・レビュー:予言の島より
4041067693

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