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国宝



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国宝の評価: 4.56/5点 レビュー 393件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全393件 221~240 12/20ページ
No.173:
(5pt)

映画鑑賞の後でも読むべき

映画鑑賞後、あらすじがわかっているので、読むのもあっという間。
映画とは違い、登場人物それぞれの物語が事細かに描かれていて、映画の答え合わせにもなる。
映画とは違う結末だけれども、最後は本の方がしっくりきた。でもこれは映画では描けない。
文庫になるのを待ってすっかり忘れていた吉田修一氏の国宝。
失念していた自分を悔やむが、映画の後に読むのもありかな。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.172:
(4pt)

一気に読んだら衝撃が大きすぎて脱力感になった。

映画を見る前に上下巻買いました。個人的には下巻のほうが楽に読めます。上巻は喜久雄が父親を失い、いろいろあって逃げるように長崎を出て、大阪に出て先代の半二郎と自分と年が変わらない俊介と出会うことで人生が上向きになりますが、自分が半二郎を襲名し、義理の父親となった先代の半二郎でもある白虎の死後立場が悪くなるというヘビーなストーリーから切磋琢磨して国宝になるんだけど、その代償があまりにも大きすぎた。この物語を読んでなぜ歌舞伎の世界がスキャンダルやハラスメントの問題があるのかわかるような気がした。それを言うのが私は怖い。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.171:
(5pt)

秀逸です

映画も良かったが原作も秀逸でした。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.170:
(5pt)

素晴らしい

オーディブルでやっと聴き終えました。尾上菊之助の朗読で、歌舞伎の演目は歌舞伎を観ているような世界が広がります。本で読むのもいいですが、この本はオーディブルでぜひ聴いてほしいです。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.169:
(5pt)

歌舞伎を知らなくても面白い、歌舞伎も見に行きたくなる

映画を観たあとに、原作とは違う部分があると聞き思わず買って読みました。
確かに違う。ここがああなるのか、と比較しながら2日で一気に読み終えてしまった。
次々に起こる出来事からは、悪魔に魂を売る、その代償がいかに大きく悲しい未来を強いられるものなのか思い知らされる。
なぜ喜久雄の生き様を美しいと感じるのか。歌舞伎なんてとんでもないが、一つのことに魅力され貫き通す姿勢は中々真似できるものではなく、自分の日常や感覚とも改めて向き合える小説だと思う。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.168:
(5pt)

絶対面白い

先日映画で感動してしまって
原作読んでおこうと思って購入しました。
映画は3時間クラスの長い映画だったので、本が楽しみです。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.167:
(5pt)

国宝を読んでみて

映画鑑賞も致しましたが、映画では描けない詳細な箇所が、確認でき読みがいのある文庫本です。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.166:
(5pt)

凄いラスト

下巻は上巻よりもスピード感があり一気に読んでしまった。
ラストが映画とは全く違うが、小説の終わり方の方が私は好きだった。
歌舞伎に魅せられ歌舞伎の世界で頂点に立つ
喜久雄の人生。素晴らしかった。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.165:
(4pt)

国宝が映画館で見れない方へ

映画が観に行けない恩師に贈りました。本当は原作にしたかったのですが自分が映画を観て是非同じ思いをと思いプレゼントしました
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.164:
(2pt)

読後の気持ち良さはないかな・・・

きっかけは、映画化されたタイミングでポイント率が高くなったので読んでみた。
小説というよりは物語という感じです。そのため、映画としては良いのではないかと思いました。(見てませんが。)
著者は書き上げるまでに知識を習得するべく大変な時間を要したのではと思いますが、歌舞伎の知識がない私にはそれほど歌舞伎の内容は入ってこず。
よって、ほぼ人間模様のみ認識できる内容であった。
「悪人」もそうであったが、負のオーラが強すぎて著者の作品は自分の好みではない。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.163:
(5pt)

どちらも良い

とにかく迷ってる方はとりあえず映画みてほしい。そして、その日のうちに原作読みたくなるので本屋があったら買って読んでください。一瞬、迷ってしまい買わずに帰り、
夜には本屋に行く時間も待てず、初めて電子書籍で購入。スキマ時間に読めて、最高です(笑)原作は映画とはまた違って登場人物も多く、ここのセリフが映画ではこんな風に使われたのか!と楽しみもあります。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.162:
(5pt)

充実した読書体験でした

映画を見て興味を持ちました。読みやすい文体で一気に読むことができた。内容もおもしろい←最大の賛辞です。
通俗過ぎず、深刻ぶることもなく。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.161:
(5pt)

なぜ、歌舞伎をやるのか?

本書は、2018年に刊行された作品である。今話題の本作をオーディブルで聴いたが、その最大の魅力はナレーターが尾上菊之助であることである。

 本書の文体は丁寧で芝居がかっており、「であります」という口調が特徴である。この語り口の独特さは、オーディブルの朗読に非常に馴染んでいる。さらに、菊之助の声が実に良く、実際の歌舞伎役者が朗読している臨場感をもたらす。歌舞伎の舞台を観ているかのような気分になり、物語の軽快なリズム感や劇的な場面が直に伝わってくる。義太夫の俊介の練習風景や、劇中劇である曽根崎心中、仮名手本忠臣蔵の場面は特にドラマチックである。菊五郎の父親は七代目菊五郎であり、人間国宝としても知られている。

 なるほど、吉田修一は長崎出身であり、長崎を舞台にした物語を書いているのだと理解できる。本作は、1964年の長崎を背景にしている。これは1964年、東京オリンピックが開催された年であり、日本が高度経済成長の兆しを見せていた時代でもある。

 物語は、元旦の長崎の老舗料亭「花丸」で始まる。立花権吾郎が主催する立花組の正月の宴会には、雪が降る外の風景と、舞台に咲く桜の圧倒的な存在感が印象的に描かれる。その席には歌舞伎役者の二代目半二郎も参加していた。その宴会で、喜久雄たちが演じたのは『寿曽我対面』であり、幼く8歳の喜久雄は曽我五郎を演じた。その後、喜久雄が風呂に入っていると、宮部組の襲撃があり、権吾郎は銃撃されて重傷となり、そのまま病院で亡くなる。

 喜久雄の母親、千代子は喜久雄が2歳のときに結核で亡くなっており、その後、添えのマツが喜久雄の世話をしていた。喜久雄はマツを大事に思っており、マツも苦しい状況の中で、半二郎に対し喜久雄への仕送りを続けている。立花組の徳次は、喜久雄の下働きをしていたが、抗争による事件で鑑別所に入る。

 中学校に進学した喜久雄は、恋人の春江と仲良くなり、春江の家にも入り浸ることになる。中学3年のとき、宮部組長の挨拶の場でナイフで刺そうとしたが、腹部に札入れがあったため重傷には至らなかった。体育の先生の仲介により、宮部組長も処分を軽くすることに同意し、喜久雄は問題にならなかった。父の仇を討ちたいという熱い思いを抱きつつも、喜久雄は、父親を失敗したまま死なせたくないとの思いが強い。喜久雄の背中には刺青も施されており、まさに極道の子である。

 喜久雄は、15歳のとき、鑑別院を脱走してきた徳次とともに大阪へ向かい、丹波屋の半二郎の家に逗留する。そこには、大垣俊介もいた。俊介は喜久雄と同い年であり、半二郎の実の息子、すなわち四歳から舞台に立つ梨園の御曹司である。半二郎は、俊介があまり熱心でないのを見て、喜久雄が来れば競争心が湧くだろうと考え、喜久雄の潜在能力を見抜く。半二郎は、上方歌舞伎の名門であり、代表作は『曽根崎心中』である。そうか、中村鴈治郎なんだ。

 喜久雄は俊介の稽古に参加し、次第に稽古にのめり込む。喜久雄も女形を演じ、その演技は印象的だ。演じることの本質について、「女形というのは、男が女を真似るのではなく、男がいったん女に化けて、その女を脱ぎ去った後に残る形」という。まさに禅問答のような表現である。女形の難しさを表現する。二人は、当代一の女形・万菊の舞台を観る。そこには、女より美しい女、まさに異次元の妖怪ともいえる万菊の姿があった。確かに、坂東玉三郎の歌舞伎を見ると、怪しい世界に引き込まれ、美しいって、こんな世界があるのかと驚いた覚えがある。

 喜久雄は20歳となり、大抜擢で『二人道成寺』を踊ることになる。花井半弥(俊介)と花井東一郎(喜久雄)の共演である。半二郎は、「俊ぼん、お前は生まれた時から役者の子や。他の子らと野球をするのも我慢して稽古してきたはずや。何があっても、お前の血が守ってくれる。喜久雄、いままで何年ここにいる?五年になるやろ。その間、一日でも稽古を休んだことがあるか? ないはずや。この『道成寺』も誰よりも稽古してきたやろ。だから心配はいらん」と、半二郎は本音を吐露する。京都で俊介と喜久雄はスターとして登場した。

 劇中劇『曽根崎心中』の一節を菊五郎が朗読するシーンは、まったく異なる世界を映し出す。
 「この世の名残り、夜も名残り、死に行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそ哀れなれ」

 やがて、二代目半二郎が交通事故に遭い、その代役として喜久雄が指名される。これは大きな波乱となるが、喜久雄は堂々とその役を務めあげる。一方、そのことが原因で、俊介は春江を連れて失踪する。

 半二郎は、先がないと感じ、喜久雄に三代目の襲名を託す。襲名披露の挨拶の際、半二郎は血を吐く。また、病床で『忠臣蔵』のセリフを呟く場面も描かれる。やがて死去する。彼の遺した借金は一億円を越え、そのため家の立ち退きを命じられるが、喜久雄は自らの借金にして、半二郎の家を守ることに成功する。このことにより、喜久雄は半二郎の妻・幸子の居場所も確保した。これが喜久雄の半二郎と幸子への感謝と決意の表れであった。

 その後、歌舞伎人気の衰退や、地方巡業を余儀なくされる中、喜久雄は徳次の勧めで映画出演を果たす。しかし、男臭い現場で女形の兵隊役に徹したことが批判を浴びる。ところが、映画はカンヌで高く評価されるも、喜久雄は何の喜びも感じず、やがて病に倒れる。

 喜久雄は、苦労して歌舞伎と演技を積み重ねている時は流れ、10年後、俊介がふらりと姿を現す。復帰に、俊介は万菊に指導を受けて、明治座で『加賀見山再岩藤』を演じることとなった。喜久雄は、万菊が指導していることに嫉妬を覚えた。喜久雄の心に、あのころの思い出とともに、複雑な感情が蘇る。俊介はただ謝るだけで、10年の経緯について語らず、春江との間に3歳の娘がいることが明らかになる。喜久雄は、ここから再び這い上がろうと決意する。

 本作において、重要な役割を果たすのは、徳次である。彼は無骨で粗野に見えるが、喜久雄に対してリスペクトを持ち、喜久雄の危険を取り除く存在である。打算のない純粋な男だ。

 歌舞伎の血筋があっても、卓越した芸の持ち主でなければ親に認められない。芸があっても、血筋がなく、強力なスポンサーを持たなければ成功は難しい。歌舞伎社会では、「親がいないのは、首がないのと同じ」とも言われる、非常に厳しい世界である。その中で、喜久雄は狂わんばかりの稽古を重ね、演技を深めていく。何を求めているのかも定かではない、その境地に至る。

 最後に、歌舞伎役者が起こした事件が巧みに散りばめられ、昭和の記憶を刺激する場面も見られる。この作品の巧みな編集力と、吉田修一の卓越した筆致によって、魅力的ば物語となっている。
 数年前中国雲南省から日本に戻って、日本のこと知らず、まして歌舞伎も見たこともなかった。友人と歌舞伎を見たり、歌舞伎ソムリエの奥田健太郎さんの観る会にも参加して、歌舞伎を見ていたことが、こんなふうに、あらためて豊かな世界があることに感心した。さて、下巻に行こう。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.160:
(5pt)

映画も凄いが小説はさらに凄い

映画を見た後読みました。映画は素晴らしい作品で、おそらく今年一番の映画となると思います。しかし、小説はその上を行く。映画では描ききれなかった喜久雄の内面、精神の破壊。喜久雄が観る心象風景。俊介の凄まじい生き様。万菊が喜久雄に投げかける言葉や死の意味は小説を読むとよく分かります。改めて吉田修一の凄さも感じました。再度映画を観るつもりで居ます。
国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (下) 花道篇 (朝日文庫)より
4022650095
No.159:
(5pt)

即 映画館へ

とても読みごたえがありました。即 映画館に行きました。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.158:
(5pt)

久々に映画館で泣きました

映画を見終わった足で本屋に飛び込みましたが取り寄せか品切れ中で手に入らず即Amazonでポチりました!!映画は素晴らしかったので原作を読んでからまた行こうと考えています。本当に魂を揺さぶられ心を抉られる映画でした。これは映画館で見るべき映画です。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.157:
(5pt)

舞台の景色がみえる

連載中読んでいたんですが、映画を観てまた読みたくなっての購入です
古典芸能好きなのでもうね
たまりません
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.156:
(5pt)

本も映画もどちらも感動

購入後、2日で読み終えました。映画も観たのですが、映像が浮かび上がるようによめました。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.155:
(5pt)

ウワサ通り

面白い
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087
No.154:
(5pt)

思いもよらぬ展開に驚きっぱなし

エンターテインメントとしての面白さと歌舞伎についての教養がほどよく混在して、楽しく読めました。おすすめです。映画を見るのが楽しみです。
国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:国宝 (上) 青春篇 (朝日文庫)より
4022650087

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