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共喰い
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共喰いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全192件 141~160 8/10ページ
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内容自体はどこかで読んだことのあるようなありふれたものだったけど、琴子さんという登場人物がとても良かった。 | ||||
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個人的には、話自体には魅力を感じました。 パッと見、人間関係が簡単なようで、実はかなり複雑な様子がひしひしと伝わってきました。 作者が伝えたかったこともわかりはしますが…… 正直、これだけ? って感じです。 比べるわけではありませんが、自分が過去に読んできた作品に比べると、どことなく物足りず、自分に影響を与えた……とまでは言い切れない、暇潰しになったという作品でした。 ただ、一読する価値はあるかと思います! 最後に、性描写がヘンに生々しいので、そういうのが嫌いな方は読まない方がいいかと | ||||
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批判的なレビューを書くのもいいが、批判するならするで、正確に書く(あるいは書こう)とするべきだ。「中上健二がいるからいいやん」みたいなことを言って批判しているらしきものがあったが、「中上健二」というのは一体誰だ?もしかして、「中上健次」と書きたかったのだろうか?「中上健次」と言えば、かつて村上龍が同賞選考委員の時、中上のある作品を挙げ、自分はこれを基準にしているから、という理由で、ある作家を落選させたことがあった。しかし、実際のところ、こういうロジックは「カラマーゾフの兄弟」があるから、「1Q84」はいらないと言うのと同じで、あまり意味のある批判ではないと思う。 | ||||
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性と暴力がテーマといえば聞こえはいいですが・・・斬新な切り込み方もなく、また登場人物の設定も平凡、かつあまりに「生身の人間」が感じられない・・・。質の悪いVシネマの脚本のような作品です。 「小説を読んで小説を書いた」作者本人が言っているとおり、上記の作家の文章や設定を切り貼りしたような出来です。 石原慎太郎の「読む価値ない」発言も納得してしまいます。 | ||||
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授賞会見での発言が作者と作品に興味を持ったキッカケです。自分の中に流れる血が実父と同じである事への恐れが現実のものになった時の心の動きを鮮烈で真直ぐに描き出している。芥川賞に相応しい作品だと思います。 | ||||
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なんというか濃密な作品にしようとして詰め込み過ぎて、結果としてなんか薄っぺらになってしまったような印象を受けた。長編にしてもっとていねいに描いた方が良かったのかも。読んで時間の無駄とは思わなかったが、1050円も出して買うほどの価値はないかな。古本屋で買うか、図書館で借りるなりして一読する価値はあるが二度読む作品ではない。 | ||||
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受賞時のなんともユニークな会見には笑いました。 久しぶりに喝采でした。 こんな人物がどのような作品を書き芥川賞を受賞したんだろう。 期待と興味で読み進みましたが、正直難解な作品でした。 性の描写も理解できず、この作品で優しさは感じませんでした。 セリフが方言のせいでしょうか、文体に不思議なリズムと抑揚を感じました。 主人公が潰れた鰻の頭で欲情するのも女性としては理解できず。 この著者の長編を期待しています。 読んで損はない作品であることは間違いないと思います。 既に20万部売れたそうですね。 高校卒業後、職にもつかず毎日毎日書き続けたとか。 こういった苦労・信念が報われることもあることに希望を見出しました。 | ||||
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淡々と読めた。 育った環境も近く、どこか共感する気持ち、人間の汚さが見えた、が読書後の感想。。 | ||||
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芥川賞受賞ということで本書を手にしたが、一回読んでよくわからなかったので、 2回読んでみました。 多少の抵抗感のある内容であるが、表現は作者が推敲に推敲を重ねた結果なのだな、 と感じる。 記者会見での発言や振る舞いは、そのような場に慣れていない作者自身の世間と の接し方なのだなと思うし、そもそも記者会見の内容と作品の内容そのもの評価 は別々に捉えても良いのではないかと思う。 もう一遍の「第三紀層の魚」の方が作品としては良かったように思う。 | ||||
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芥川賞の受賞作品ということで読んでみました。ロンドンブーツの田村淳さんと同じ 下関の出身ということもあり私も山口県のど田舎の出身だからなんとなく気になっていました 「共喰い」は昭和の片田舎のドロドロ感がよく出た小説だと思いました。女性を殴らずにはいられない父と息子の物語都会よりも人口は少ない割に嫉妬深さがあったりする独特のコミュニティーだと大人になってからも感じさせれれることがある… この作品ですけど週刊新潮に実際の殺人事件を基にした 小説風の作品が掲載されているのですがあの作品に似た感覚を受けました。割と具体的で過激な性描写は近年の芥川賞では「蛇にピアス」にもやや似ている気がします。川と鰻 生臭さなどが性と生などの感覚を鮮明にさせてる気がします。ややグロテスクな印象も受けましたが… 私は普段政治関連本やエッセイのような作品は読むのですが こういった純文学に近い文章を読むのは久々なせいなのか やや難解の作品に感じられました しかし作者の腕なのか割と苦も無く淡々と読めました。 もう一遍の「第三紀層の魚」は性描写は見られず曾祖父と孫の交流の話でした。こちらは割と短く読みやすいです 記者会見の態度が酷評されますが照れと田舎者という部分がいい意味で出ていてよかったと思う 同じような作家ばかりじゃつまらないでしょ この作品は立派な純文学だと思うけど | ||||
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著者自身も話題になっていたので、どんな作品かとわくわくして読み始めました。 が、なんでしょ、これ。 女性の描き方や、登場人物がステレオタイプすぎ。浅いし。 いやぁ、駄作すぎ。ありがちな展開。文章も普通。 私は最後まで読み通しましたが、両親は読むのも時間の無駄…と途中でやめていました。 | ||||
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この話、母が義手なのだが、その描写がやたらにすごい。 現在は、義手もいわゆる「手のかたちに似せたものではなく、使えるように」 デザインされ、マイノリティーの人のためにも やさしいデザインがあらわれる世界になったが、 60年代の世界にも、日本にはそんなマイノリティーの人々へのやさしさはなかった。 最後もその義手が鍵になる。、、、犯人が特定されて母は逮捕されてしまう。。。そして。。 今回の芥川賞は「ばかみたいな作品ばかり」と石原都知事は言ったそうだが、 やはり石原さんは、「やさしくない時代をつくった代表選手」なんだろうなあと思いました。 マイノリティーな人々を認めない、社会をつくった張本人たちには この作品の深みはわからないと思います。 | ||||
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私もどなたかが書いていたレビューと同じく、この作品はダメでした。生理的に受付けなかったです。読んでいると、受賞者の会見での様子が思い浮かんできたりして、ちょっと気分がよくありませんでした。そして、短い。短すぎて濃いところが一瞬で、描写はともかく、「え???」という感じです。これが美学なのだとしたら、私にはまだまだわかりません。後の「第三紀層の魚」の方がよかった気がします。今回はこういう作品が選ばれたのだと思うしかないのですが、うーん。なんかどんよりとすっきりしない感じがまだ残っています。 このような受賞作品は【この作家の、受賞した作品以外の作品も読みたくなるか】ということになってくる思うのですが、私の答えは「ノー」です。もういいかな。(中島京子さんの「小さいおうち」は読んですっかり虜になり、他の作品もすぐ読みたいという気になりました) | ||||
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本作は田中慎弥氏による第146回芥川賞受賞作。 全体的に暗鬱でグロテスク。 読んでいる間中、常に臭気が立ちこめるという印象が強かった。 それも海に近い川や魚など、どちらかと言うと生臭さが強い。 しかしそれはこの作品の重要な個性の一つだと思う。 性に関する描写も不必要さを感じず、ストレート且つ冗長感が無くてよかった。 (たまにサービス的に性描写を用いる作品もあるので) 舞台も登場人物もコンパクトでわかりやすく、余計なエネルギーを使わずに読める。 また、大雨と共にクライマックスへ向かう終盤はなかなか迫力があった。 「もらっといてやる」と大口を叩くだけのことはあるかも知れない。 陰気臭さ、泥臭さが目立つこともあり、好き嫌いがはっきり分かれる作品の典型だと思う。 爽やかな読後感を求める人には向かない。 個人的には結構好きな作品である。 | ||||
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一応、芥川賞の受賞作品はよむのですが、この作品は、ムリでした。文章は上手いのでしょうね。情景がリアルで何度も、気分が悪くなりやっと読み終えました。途中で放棄しなかったのは、私が偉い。 高校生の娘が、読みたいと言ってたけど、どうしよかな。 | ||||
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父親の性癖が強烈に印象に残りました。鰻を釣ってさばいて食べる描写は、グロテスクで気持ちが悪くなった。だから父子とも性欲が旺盛なのか・・・。 文体にはなんとなく癖があり、読みづらさがあった。詩的描写は優れていると思うが、しつこい気もする。 暴力的で暗くて陰湿で、でもこういう世界は嫌いではなく、読後の充実感はあった。独特な物語だと思う。 | ||||
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芥川賞受賞時の田中氏の印象は、個性的でむしろ自分としては好ましく思えたのだが、本作の中身は、期待に反して何のサプライズもなかった。 宮本輝氏の選評にもあったが、何故、今この小説を書く必要があったのか?石原氏が長年主張して来た「文学の毒」とも云える”らしきもの”は感じるが、それだけの印象。ただ”きもい”だけだな。「鰻」と「ペニス」や「義手」と「刃物」などのイメージの短絡性も既視感があった。 これ以上、中上健次への祖先返り的作品は、いらない。もうそろそろ日本文学も、”陰惨なもの”、”惨たらしいもの”を地縁血縁的土着性と結びつけて同工異曲的な再生産を繰り返すことから、脱却しなければ未来は無い。新しいものを書こうよ。 | ||||
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女性を殴らずにはいられない父と息子の物語。男の暴力に向き合う女性たち が存在感があり魅力的である。 二人の母を持つ主人公、父との関係、セックス、筆者の構成の上手さもあり 一気に読める一冊です。 | ||||
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読むのが苦痛で挫折。 切実さがない。 どうでもいいやん。 中上健二がいるだろう。 二番煎じはいらないとおもう。 | ||||
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話題作で、何かを期待して読む人も多いだろう。 その「何か」とは、人生のヒントであったり、現代社会をあぶり出すような何かであったり、あるいは人間社会の真理だとか、はたまた強いカタルシスを持った感動であったり、人それぞれだろうが、芸術作品に触れる際に人は何かを期待する。そうでなければ、時間とエネルギーを割いて、文章を読むなんてことをするわけがない。 で、芥川賞は純文学の賞で、新人・中堅向けの賞であるからそこまで完成度の高い作品ばかりでもないが、日本で一番有名な文学賞でもある。純文学とは芸術で、それを読めば何かある。自分の中に何かが起きる。といった期待が出てしまう。 期待していたものが得られず、反動でレビューで低い点をつける人もいる。これは毎回の芥川賞受賞作に言えることだろう。いつものことだ。 ただ、作者自身「それまで本というのは役に立つものだと思っていたのに、役に立たなくてもいいんだとわかった。」と川端、谷崎、三島の作品に出会った感想を述べているように、別に文学というのは何の役にも立たない(=読んでも何も得られない)としてもいいものなのだ。もちろん、そんな作品が世間で持てはやされることに腹が立つというのは分かるが。 個人的には、日本の純文学らしい端正な文章に触れられたということで満足。ただ、物語内容は80年代くらいまでの日本っていう感じで、岡崎京子とかが出てきたのは何年前だったかな、と古さを感じた。コンビニと大型ショッピングモールが進出する前の地方という感じか。 | ||||
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