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羊と鋼の森
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羊と鋼の森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 381~400 20/29ページ
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最初は「お?なかなか良いな」という感じでしたが、途中から「ん?」となり、最後は「え?」という感じでした。本屋大賞の本は森見さん以来ですが読みましたが、好みが分かれますね。 | ||||
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透明な雫のような、文字の表現としての可能性を久々に感じました。 In the beginning was the word... このまだ雫ながらも真に澄んだ志を、僕はこの本から受けとめさせて頂きました。 辛口コメントの皆さんとはおそらくは異にする視点なのでしょう。直木賞系のストーリー有りきの作品を鑑賞しようとする方や日々のカタルシスの対処法としての「読書」をご所望の方々には物足りないかと思います。 作者の可能性に大いに期待して以後待つことにします。どうぞ末永く♪ ありがとう。 | ||||
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音楽を趣味でやっていますが、ピアニストが何を考えて演奏するのか、少しわかった気がしました。それにもまして調律師の方の思いを溢れるほどに伝えてもらいました。映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」の中に散りばめられている、珠玉の言葉と共通するものがあると、感じました。 | ||||
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昨今の文学賞の低レベル化は皆さんもご存じのことだと思う。 その中では比較的よくかけていると思う やりたい事もはっきりしているし丁寧な文体も好感を持てる それなのになぜか読後何も残らない まるで好きでも嫌いでもない人と数時間一緒にいた様な感覚 ただ同じ空間にいたというだけの印象なのである 一人称小説というのは個人の内面にスポットを当てる作品に採用が多い形態 私小説や心象小説なんて言われてきた この物語も主人公の私小説的な書きかたがされている だから違う人間である以上どうしても多少の違和感は生じるし多少の反論や共感は生じるものであるはず それが一番の疑問だった たぶんこの小説は感情論だけなんだとおもう 理由はあるかもしれないけど理屈がない だからとても薄く感じるんだと思う きっと男性には絶対にかけないと思う 正に子宮で書いた小説 僕はダメでした | ||||
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話題の本でしたので購入しました。 忙しいときに本まで届けていただけるのでありがたいです。 | ||||
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ページを閉じれば、静謐な森の音楽が聞こえてくる。そういう小説だ。 目を閉じればあたりの喧騒が消え、しんとした静けさの中で、周囲の風景までも変えてしまうような。 おだやかだけれど、激しさはないけれど、でも沈黙の中に強い力を秘めた小説だ。 どのような話なのか、全く知らずに読み始めた。そのタイトルからも中身が全く見えてこない。 だから予備知識なしに読んだのだが、最初の数ページを手繰っただけで、その独特の小説世界に引き込まれていった。 どうしてだろう。 本当に不思議だ。 力強いキャラクターがいるわけでもない。 圧倒的な躍動感の物語が展開するわけでもない。 あるいはほっこりと、心が温まるわけでさえない。 ただページを繰るたびに、静かな音楽が聞こえてくる。そんな不思議な読書体験。 本当に、周りの気圧を変えてしまうような、ひたひたとした情感。 実際、ここで描かれるドラマ自体は、さほど劇的ではない。クライマックスらしいクライマックスはあるが、それがなくても十分に名作足り得たろうと思う。 こういう小説はどうやって生み出されるのだろう、と思う。 それは作家の持つ、nature(本質)なのだろう、と思う。企(たくら)んで書けるものではない、と思う。 その人の人間性が、このように静謐で真摯であればこそ、このような物語世界は生み出されるのだろう、と思う。 小説、という表現形態の可能性は本当に広いのだな、としみじみ思う。 強い力でなくても、ひとは圧倒されうるのだ、と分かる。 傑作の証し。 | ||||
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私がこの本を読んだ理由は2つ 1つ目、本屋大賞であったため 2つ目、読みやすそうな本だと感じたため (暇潰しにさっと読めそうだと感じた) 結論を先に述べると、 買って損はしてないかなって思える程度の満足度 所感 ストーリーの展開が早いので飽きないけど、少し内容が薄い気がした。 ただし、主人公の仕事(調律師)に対する熱意は私も見習いたいと感じた。また、音楽の魅力を感じた。 印象的な言葉 絶対とか正しいとは世の中に存在しない 才能を気にせずに、根気があるやつが勝つ | ||||
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面白かったです!読み進めるのに時間はかかりましたが、ほんとうによかったです | ||||
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つまらなかった。直木賞候補になり本屋大賞をとった作品であるが、安手の作り話としか感じられなかった。 しょっぱなから、リアリティがない。高校3年生の主人公が放課後に教員から、教室に来る人を体育館に案内するようにと頼まれる。主人公は、進路も決まらず熱中することの見つからない、よくいる高校生として登場している。そんな高校生が、どうでもいいことを頼まれるのは自分のように存在感のない人間だなどと、いちいち考えたりするのだろうか。大体高校3年生はもっと大変なことがいろいろあるので、この程度のこと頼まれたときは、たまたま自分がそこにいたから頼まれたんだろうなー早く帰りたいのになーくらいにしか思わないでしょう。主人公が、どうでもいい人がくると思っていたら、案内した相手が調律師で、その仕事に魅せられ、調律師として修業をはじめることになるという話の展開。 修業中にいろいろあるのだが、音楽の描写が雑駁で心に響いてこない。調律に行った先で『子犬のワルツ』の演奏を聴く箇所では、ゆっくり弾かれた子犬のワルツを聴いてゴールデンレトリバーが浮かび、こんな『子犬のワルツ』もあると感心するという具合。著者と自分の感性のちがいすぎるのか。『子犬のワルツ』をあまりにゆっくり弾かれたら、単純に遅すぎるという感想になるだけで、ゴールデンレトリバーなんて浮かんでこないです。 双子のエピソードは、都合よくできてた物語。双子の片方がピアノが弾けなくなる。(ピアノが弾けないだけで他のことはできるという設定)原因はわからず手は治らない。そのために調律をキャンセルされる。ピアノを練習している人にとって、原因不明でピアノが弾けなくなったら、それは大変なことで、病院で調べたり、音楽関係者に相談したりして、どうにかして必死で治そうとするだろうに。そのへんのことには触れられず、数か月のたって調律を頼まれて会ってみたら、ピアノがひけなくなった方がもうひとりのために調律師になる決心をしていたのである。ピアノだけが弾けないのなら心因性だろうし、手そのものに原因があったら調律のような細かい作業はできないだろう。こんなことを考えてしまう私にとって、一番知りたいところが書かれてないこの作品には、欲求不満がつのるばかりであった。双子のひとりは絶対にピアニストになれると皆は確信し、ピアノがひけなくなった方は調律の世界に弟子入りする・・・ ピアニストになるのは、すごく大変なことだし、調律師として生計をたてるのもすごく大変なことだと思う。そのへんが伝わってこない。筆者は美しい話を書こうとしたのかもしれないが、筋書き先にありきの空疎な話に感じられた。 | ||||
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調律師のことも、ピアノを弾く人のことも、とってつけたようで読み進んでも音楽の美が見えてこなくて、読み終わるまでずっと違和感を感じた。これまで世に出ている作品などから取材して印象的なところを引っ張ってきたのではないか、作者本人の中から出てきたものではないのでは。 でもピアノを弾くことと調律することの「奥深そうな」魅力を伝えているので、多くの人に読まれるのは良いことだと思う | ||||
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レビュー。 調律師や演奏者の方々が、「何かを求めている」ことが、よく表れています。 皆、何を求めているのだろう。 真剣すぎる。余裕がない。 | ||||
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調律師という珍しい職業をとりあげ、クラッシックピアノという、ある意味あこがれだけどあまり知らないジャンルで、ピアノという壮大な楽器を羊と鋼の「森」と比喩して、なーんとなく、草食系でフェミニンでちょっと知的な読者をターゲットにした、つまりは、例えば本屋さんで働くような人の嗜好にマッチした作品。kindleで読んでいると、文章中で多くの人が線を引いたセンテンスが表示されるが、なんだか、日々迷っている若者の為の名言集みたいな、もっと言えば、平穏系少女漫画のような。で、なーんもおもしろくない。クラッシックピアノファンとしてもつまらん。せめてもの慰みは紙の無駄遣いとして、手元に残らなかったこと。 | ||||
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非常に良かったです。また機会があれば、よろしくお願い申し上げます。 | ||||
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私は宮下奈都さんのことも知らないし、ピアノのなんたるかも知りませんが、 この小説はすごく気持ちよく読めました。 この本を買ってよかったなと思いました。 小説の中の登場人物のように、世の中には厳しい見方をする人もいれば 優しいあるいは易しい見方をする人もいると思います。 私は何となく宮下さんと主人公が重なるような気がしました。 いろんな反響の影響を受けて、宮下さんがさらに素晴らしい物語を紡ぎだされることを願ってやみません。 | ||||
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本屋大賞ぽい作品だなというのが最初の感想でした。 美しい作品で、淡々と進むストーリーですが、飽きさせません。 ただ、良い雰囲気を醸し出してるけど、 何かが違う。淡々と進むストーリーに美しい言葉をたくさん重ねてるけれど、 何かが足りない。 受賞する直前に読んだ「神さまたちの遊ぶ庭」のエッセーが秀逸で、作者の筆力に魅せられた後だったので、 期待が高まりすぎたのもあったし、そのエッセーで「本屋大賞がとりたい」的なことが書いてあったので、 良かったね、と思った反面、なんとく、物足りなさを感じました。 作者なら、もっとちがう作品で本屋大賞とってほしかったな。 とはいえ、本屋大賞でなかったら、なかなか良い一つの作品かもしれません。 | ||||
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静かに澄んだ端正な文体で、等身大の人間を描く。そこに作り込まれた絶妙なトリックや派手な事件は入り込みません。描かれるのは、当たり前の人間で、いわば平凡で、普通で、時には退屈とさえ感じられるかもしれません。 しかし、それこそが宮下奈津さんの持ち味だと思います。面白く書けないのではなく、狙ってそのような内容を描いている。複数の作品を拝読して、そう感じます。作者はヒーローを描こうとしていない。 映画で言えば、流行のエンタメ作品を『ハリウッド映画』だとすれば、宮下奈津さんの作品は、『小津安二郎』作品です。料理で言えば、『一流のフランス料理店』ではなく、『家庭料理』です。現実離れした天才を描くのではなくて、描かれるのは等身大の人間です。 小津安二郎監督は、どんどん派手に、過激になっていくハリウッド作品を見て、『俺は豆腐を作る』と言ったそうです。宮下さんの多くの作風にも感じられることですが、作者はヒーローを描こうとしていない。どんどんと過激で刺激の強い小説が増えていく流れの中で、『豆腐を作ろう』としているのではないでしょうか。 ともあれ、スコーレNo.4の方に比べると、本作はやや劣るように感じます。序盤、中盤の引き込みは相変わらず見事。しかし、後半で飽きが来ます。職業小説の魅力は、知らない職業の世界を覗き見ることだと思いますが、後半に入る頃にはほぼ職業世界は書き終えており、新しいものが出てこないせいか、推進力が失われているように感じました。ラストにもうワンアクセントが欲しかった。 それでも、充分な読み応えのある良作。特に感動したのは、孤独に暮らす青年の調律シーン。良かったです。また、要所要所に挟まれる圧倒的な『音』と『感情』の描写は震えが来るほど。 誰もが漠然とした不安を抱える世相に、猟奇的、暴力的、安易なコメディ的なテーマではなく、こうした温かみのある小説を求める層はこれから増えていくことと思います。宮下さんもまた、羊と鋼の森(亜鉛とパルプの森?)を歩き続け、素敵な小説を描き続けてください。僕はずっと、読み続けていきます。 | ||||
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10ページほど読んだ頃「どう?」と聞かれ「ピアノを殆ど知らない高校生が、調律師と出会い 調律師を目指す本」と答えた。 240ページ読んでも それだけだった… | ||||
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期待外れの作品だった。 調律師見習いの話しなんだけど、 作品自体にも 登場人物にも深みを感じられないし、 感情移入できる場面は皆無。 いま、この御時世でウケるのは、 きっと“共感”なんだと思うんだ。 フェイスブックのイイねにしても、Twitterのファボにしても。 なぜそこまで共感がモテ囃されるかって 個々で生きることばかりが先行して 繋がりが希薄になってきてて ときどき、情報に忙殺されて わからなくなるときがあるんだと思うんだよ、 “私は必要とされている人間なのか?”と。 そこで共感、共鳴は微かな手綱、に私は思える。 私は本に、そういうのを欲しちゃう側の人間だから、この本は受け入れられなかった。 | ||||
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希薄な内容、単調で深みのないストーリー、陳腐で抽象的な形容句の繰り返し....読んでいて苦痛になる作品でした。 こんなものが本屋大賞に何故選ばれた?それほど今年は不作なのだろうか? | ||||
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同じような言い回しが多用され、比喩表現が薄っぺらい。そういう印象を受けました。 ピアノの音色から森の情景が浮かんでくる、という表現はすごく良いと思うのですが、それを表すための言葉のパンチが足りない。 また、ストーリーも良い意味でも悪い意味でも、もたつくことなくすらーっと流れていくようです。私には話が薄いように感じました。 主人公の青年があまりに無個性すぎて物語が上手く掴めないところもあり、こちらの評価です。 | ||||
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