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羊と鋼の森



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【この小説が収録されている参考書籍】
羊と鋼の森
羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森の評価: 3.87/5点 レビュー 563件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.87pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 1~20 1/4ページ
No.78:
(3pt)

若い調律師のアツい姿勢。周囲に磨かれつつ良き仕事人へと至る成長小説

本作、大まかに言えば、特にあてもなくぼんやりと生きていた高校生が、とあるピアノの調律師と出会い、道がひらけ、良い調律師を目指して頑張っちゃうという話です。

・・・
このような特定の職業・専門職の話というのは、やはり面白いものです。

警察、探偵、弁護士、家政婦、等々。一億総サラリーマン、とは言い過ぎですが、日本では何でもやる(やらされる)サラリーマンが多数派であろうかと思います。その一員たる私からすれば、かような専門職は実に自分からの絶対値があるなあ、ちがうなあと感じつつ興味深く読ませて頂きました。

だってですよ。
ピアノが弦楽器とかハンマーで弦を叩くとかは知っている人も多いとは思いますよ。でも、そのハンマーの先っちょが羊毛でできており、その羊毛に針を刺したり刺さなかったりすることで微妙な音加減を調整するなんて、知りませんよね! そういう細かいところの調整ってちょっと素敵じゃないですか。自分の納得感の為にひと手間を惜しまない。賞賛します。

あ、ちなみに私は合格点主義の仕事の仕方なので(受け入れられるギリギリを狙い、完璧を避ける)、憧れるわりに本作とは対極の仕事の仕方であります。

・・・
このような専門性のある職種は、その詳細が面白いのですが、他方で、人の営み、頑張ること、悩むこと、困難を乗り越える等は仕事に関わらずあることだと思います。

これらの要素をストーリーに振りまくことで、読者が全く異なる職業であっても共感が持てる形になっているように思います。

特にピアニストを諦めて調律師になった秋野さん。また双子の姉の音を「作る」ためにピアニストではなく調律師を目指すことになる妹の話などです。道を諦める、そのうえで自分で道を選ぶ。若い時にはある話かと思います。

実際にはやりたいことが決まらない・分からないことが多いとは思いますが、こうして道を選べる人は応援したくなりますよね。

・・・
ということで宮下氏の作品を読むのは二作目でありました。

ぼんやりした高校生の外村が、調律の世界に触れた途端、調律に対してのみならず、言葉や表現についても繊細になった(もともと表現力が素晴らしいという設定?)はやや出来すぎな印象がありましたが、物語の構成やキャラ設定は楽しめました。

また音楽がやりたくなる本ですね。埃をかぶったままのうちのマーティン、娘が日本に帰ってそのままになった河合のピアノ。触ってあげたくなりました。
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No.77:
(3pt)

続きが読みたい!

外村及び双子の姉妹の、その後が知りたい。
是非、続編を書いてほしい。
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No.76:
(3pt)

抑揚の少ない調律師の成長物語

題名だけを見て、猟奇的な怖い小説かと思ったら、なんとピアノ調律師の仕事小説だった。
とても読みやすい文章ではあるが、全体的にメリハリがなく、はっきり言ってつまらなかった。
まあ、調律というものについて知ることはできたが。
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No.75:
(3pt)

抑揚の少ないストーリー

何か話の展開に盛り上がりがあるわけではない。淡々と調律師としての日常、出会い、感受的な内容が描かれている。穏やかなストーリーが好きな人にはおすすめ。ダイナミックで刺激的な内容を求めている人には不向き。
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No.74:
(3pt)

クラシック曲を題材にしたオーディオブックはもっとほしい。

アプリがiPadでダウンロード出来ず鑑賞出来なかったので、作品を評価出来なかったが、クラシック曲を題材にした小説のオーディオブックには今後も期待している。
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No.73:
(3pt)

サラダみたいなお話。

言葉選びが繊細で丁寧なので詩を読んでる様な気がしました。
これといった事件が起きないので、スラスラ安心して読めるので
休日のランチと一緒に読まれるといいかもしれませんね。
具沢山のサラダと焼きたてパンの組み合わせみたいです。
なので、ちょっと喰い足りない。
個人的には主人公や双子の人間味のある葛藤やドラマの描写がほしかったです。
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No.72:
(3pt)

ピアノの音が聴きたくなりました

ピアノはピアノでも、それぞれの弾き心地や音が全然違いました。小さな頃ピアノを弾きながら思っていました。こんな風にそれを文章で表現できることは、すごいことだと思います。
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No.71:
(3pt)

人間の根源は承認欲求であり、行き着く先は自己実現である事を思わせる作品

これまで音楽とは無縁だった少年が、伝説的な調律師に出会い、そこから人生を変えていく。
全編を通じて静かで、情緒豊かな表現は、とても美しく感じました。
一方でストーリーとしての起伏は少なく、物足りなさを感じたのも確かです。
とはいえ、本作の根底に流れているものは、人が人らしく生きていくために必要な「欲求」の変遷であるように思えてなりませんでした。
自分がどうありたいのか、というのは、自分をどう見て欲しいのかという「承認欲求」からはじまり、最後は、自分がどうありたいか、という「自己実現欲求」に行き着く。
本編ではその変遷が見事に描かれておりました。
人を選ぶ作品かもしれません。
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No.70:
(3pt)

ぼくには何がいいのか全くわからない

外村さんの調律師は後々素晴らしかった。
和音のピアノと外村さんの調律が見事に加わった瞬間。
外村さんの師匠との出会いを初めに果たし、調律の専門学校に入り腕を磨いていくストーリー
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No.69:
(3pt)

根底にあるものが個性を放つ

主人公のピアノに対するひたむきさ、真摯に取り組む姿勢は とても爽やか。
続けていくことで 彼本来の持っている個性が光っていくのは読者としても誇らしい。
情景も見えてくるし 流れるように読みやすかったですが もう少しパンチが欲しかったかな。
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No.68:
(3pt)

少女漫画を読んでいるよう

とてもサラッと読める作品でした。
印象としては少女漫画を読んでいるような気分です。
文章ならではの繊細で柔らかな表現が散りばめられていました。心理描写や比喩がここまで丁寧な作品は少ないのではないでしょうか。
主人公は現実には存在しない純粋無垢な、少女漫画に出てくるようなタイプです。
その辺は好みが分かれる点かなと思います。

ストーリーはピアノの調律師がテーマです。主人公の心の変化や成長が話の中心ですが、仕事を通して音楽の魅力や登場人物の生き方の理想が語られていきます。

ピアノ自体、仕事を極める事、田舎の風景、それぞれが森として関連している点は素晴らしい発想だと感じました。

数時間で読めます。読んで損は無いと思います。
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No.67:
(3pt)

優しい気持ちになれる

ピアノや調律の繊細さ・奥深さに驚き、非常に興味深く読めました。
仕事や人間関係に対する姿勢も考えさせられたり、心に響く部分もありました。
ただ個人的には文体があまりにロマンチックな感じというか、まわりくどいというか、やや気取った印象すら受けてしまいました。もっと現実のようにたしかな文体だと善いな。
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No.66:
(3pt)

本自体はきれいで安く入手でき良かったです。

本そのものの状態は大変良かったのですが、内容は思ったほどの感動も印象もなかったので少しがっかりでした。個人的な好みでしょうか。
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No.65:
(3pt)

読んでいるごとに「作業」が気にかかりすごいテーマなのに浸れない。

私は友人のおかげで楽器をいじる楽しみを覚えた。正直、どの楽器も満足には演奏できない。でも、昔は銀座のヤマノ楽器でクラリネットやフルートを短い期間借りて夢中な時を過ごした。だから、わくわくして読み始めたのだが、乗り切れない。ジャンクリストフなどとは及びもつかない。夾雑物がおおすぎる。調律で目指したいとする「理想の文体」がそもそも散漫で、この作を読んでも、わからない。文章をいじりすぎている。終わりが作り物に見える。そして、目が悪いのでキンドル版で大きな字で読んだが、後に続く佐藤多佳子の「解説」も書き落としがない「ネタバラシ」で不要物だ。ただ、不満をここまで書いたのは、素晴らしいシチュエーションがたくさんあり、もう年を取って何度も涙が出ているのにすかされたからである。間違いなく敬虔な心持ちの人が書いたのだと思う。
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No.64:
(3pt)

Good

It was good. I had read this story in the train on the way to my office.
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No.63:
(3pt)

「コンビニ人間」に似ています

たまたまですが、「コンビニ人間」と連続して読んだら主人公の造形が似ていました。

友達も恋人もいない(興味がない)、周りにも溶け込めない主人公が唯一興味を持てたピアノの調律を仕事にします。ピアノを演奏したことも聴いたこともほとんど無いのに、異様なまでに調律に打ち込みます。

ファンタジーのようで現実感がないお話ですが、フワフワと柔らかな雰囲気で、読後感は悪くありません。
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No.62:
(3pt)

音が聞こえない・・

しばしば村上春樹作品と比較されるようです。しかし,村上氏の文章からは,ピアノの音が聞こえます。彼が,知らない演奏家を紹介する時,演奏された音がぼんやりと姿を現すかのようで,今度そのCDでも買ってみようという気になります。本作品では,調律の細かな手順がわかります。しかしその描写からは(少なくとも私には)ピアノの音が聞こえませんでした。ピアノをアイテムとする小説として,そこがどうしても気になってしまいました。
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No.61:
(3pt)

まずまず

山で育った青年調律師の物語。
周囲の人たちの人生観や生き様に触れながら、調律師としての成長が描かれていきます。
なかなか心に染みる作品ではあるのですが、
先に映画版を見ておかげで、どうしても役者の顔が浮かんでしまい、
イマイチお話に没頭できませんでした。
やはり、映像作品から先に入るのは、自分は駄目だなと改めて思った一冊でした。
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No.60:
(3pt)

【どちらでもないし、どちらでもいい。】

本屋さんでよく見かけていたので購入しました。
文体が瑞々しくて読みやすかったです。
あまり◯◯大賞とか、映画化された作品は読まないので、興味本位です。

感想としては、タイトル通りかな??
おもしろくないことはないけど、話の後半がくどくなっているように感じました。
あと、和音に入れ込みすぎじゃないかなぁ。。?和音の音色より、恋愛小説だっけ?って感じました。
後半の文章は良いこといいたいのか、言い換えた似た内容がつらつらと。。
和音に入れ込みすぎてるあたりから退屈でした。
でも総じていうと、可もなく不可もなく。
時間潰しにはいいかも。
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No.59:
(3pt)

森から仙人がやって来て下界でお仕事しましたって物語。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。
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